2021-12-30

わたしのミニマルデスクをご紹介

このブログの2021年の最後を飾る記事として、私のミニマルデスクを紹介したいと思います。

ケーブル嫌いの Go Andoさんの『デスクをすっきりさせるマガジン』や、もっちゃんさんの『デスクスッキリ・作業環境を作るnoteマガジン』に触発され、また例にもれずわたしもテレワークの継続が決まったので、今年は私もデスクスペースをセットアップしました。 

コンセプトは、

  • シンプルに、目に触れるモノを出来るだけなくす
  • 過剰にこだわらず、リーゾナブルに(手段が目的にすり替わらないように)
  • Windows PCとMacをなんとか両立

の3つです。

まずは写真をご覧ください。

わたしがこだわって取り入れたモノやコトをつらつら挙げてみます。

  • デスクは白い100 x 70cm(サンワサプライ)。床掃除の邪魔にならないシンプルな直立足のものを選びました。奥行70cmは少し贅沢ですが、元はラップトップのディスプレイを平らに広げたい状態で外部ディスプレイを使用するのに十分なサイズを基準として決めました。写真ではサイズ感がちょっとわかりにくいかもしれません。
    [アイテム情報:サンワサプライ 100-DESK077W]
  • ディスプレイは大きめのものを1枚だけ。ながら作業を避けるためこうしました。少し大きめ32インチ、4K、 USB C対応ディスプレイ。LG 32UL750-W、2019年に購入したものです。このサイズだと、作業時は没入でき、映画やビデオは椅子を少し後ろに下げて観ています。
    [LG 32UL750-W]
  • ラップトップの縦置きスタンドでデスクスペースの占有面積を最小限に。ラップトップは仕事用の14インチWindows PCとパーソナル用の13インチM1 MacBook Airの2台を立てています。このスタンドはまだ前後にもデバイスを立てかけられる余裕があります。
    [VAYDEER ノートパソコンスタンド 2台収納 アルミ合金]
  • 一組のキーボードとトラックパッドを差し替え切替で使用。どちらも最高にお気に入りのApple Magic Trackpadと、Logicool MX Keys (for Mac/US配列) をデスク上に1セットのみ置いて、WinとMacで切り替えて使っています。Magic TrackpadはWindowsに接続するため、かつ切替使用のためにUSB接続しています。
    両方同時に使いたいときにはMacからリモートデスクトップでWinを表示しています。ちょうどいい具合にRetina表示されます(10%くらい縮小される)。
    [Apple Magic Trackpad スペースグレーモデルは現在販売終了]
    [Logicool MX Keys for Mac/US]
  • USB Cケーブル1本でDKMを物理切替(昔Mac miniが出た時にBYODに先駆けてJobsがBYODKM (bring your own display, keyboard and mouse) と言っていましたね)。ディスプレイをUSB C接続し、キーボード(のレシーバ)とトラックパッドをディスプレイのUSB Hubポートに接続することで1本の物理差し替えでの切替を行っています。USB Cケーブルを差し替えるワンアクションだけで切替完了します(ディスプレイやキーボードでの入力切替のための操作は一切必要ないです)。
    従来からUSBやVGAの切替機はありますが、DisplayPort Alt Modeも含めてUSB C対応のものはまだです。
    キーボードとマウスはBluetoothでの接続も考えたのですが、BluetoothレシーバをUSB切替機の先に接続する方式だと、USBを認識した後にBluetoothを認識する2ステップになってしまうためとても時間がかかるらしく不採用としました(Magic Trackpadがマルチペアリング対応だったら考えが変わっていたかも)。なので入力デバイスはBluetooth接続のみのものは私のこの環境ではダメで、Magic TrackpadとMX Keysはこの点をクリアしています。
    この方式ではMacBookは必然的にクラムシェルモードでの利用になり、スリープ解除はMagic Trackpadから行います(不思議なことにMacとの間はBluetoothモードなのでスリープ解除できます、スリープ解除の後にしかUSBが起動しないのでこの順番は重要)。
    切替機の代わりではないですが、USB Cはパソコンに直挿しせず、ポートの劣化対策も兼ねてUSB C 3.2対応の短い延長ケーブルの先で抜き差しするようにしています。
    ところで、ケーブル類は無にこだわらず必要最小限で多少は露出していた方がザクの動力パイプっぽくて良くないですか? どちらに接続しているかが一目でわかるメリットもあります。
    [Basesailor USB 3.2延長ケーブル0.2m 2本組]
  • ヘッドホンの切替も3.5mmオーディオケーブルの物理差し替え方式。
    [RIKISOIN 4極イヤホン延長ケーブル1.2m]
  • トラックパッドは左置き。キーボードがフルキーボードのため右側にトラックパッドを置くと遠すぎます。それに前々から、キーボード操作はEnterやカーソル操作がある分、右手の負荷が高くて、右肩の方が凝りやすい感覚がありました。トラックパッドやマウスを左手操作にすれば左右の負荷が均等化されて良いのがこの環境での発見です。ひとによりけりとは思いますが、左手でのトラックパッド操作は1~2週間で慣れました。なお、コンパクトキーボードは、カーソルキーが小さい(これも右肩が凝る一因)のと、Page-Up/Dwnキー(ブラウザや読み物でよく使う)が無いものが多いので、あえてフルサイズのMX Keysにしています。
    Magic TrackpadとWindows PCはディスプレイのUSB HUB経由のUSB接続ですが、ケーブルがデスク上に出来るだけ露出しないようにL字のケーブルを選びました。
    Magic TrackpadをWindowsで使用する際のデバイスドライバはgithubに公開されている mac-precision-touchpad を使用しています。
    [UGREEN Lightning USBケーブル L字 2m]
  • 小物の収納はデスクの左側。お財布やスマホや外付けHDD/SSDなどこまごましがちなものは、視界に入らない左側に、百均のメッシュかごをマグネットフックで張り付けて収納しています。動力パイプもメッシュかごにマジックテープで止めてケーブルマネージメントしています。最初はデスク面の裏面に隠すのが良いと思っていろいろ考えていたのですが、椅子の肘置きや膝がぶつからないようにしようとすると結局制約が多くて、デスクの横の方が良いという事に落ち着きました。
    [Tohoer マグネットフック 水平耐荷重3kg] [アイリスオーヤマ メッシュパネル] [メッシュパネル バスケット] [メタルラック バスケット] (いずれも私の場合は近所のダイソーとキャンドゥで調達)
  • 会社ケイタイや書類や外付けHDD/SSDやマグカップなどは、必要な時にはデスクの上に置いて作業しますが、出来るだけ速やかに片付けて何も無いクリーンな状態を維持するようにしています。
    [ケンタッキー 冬のマグ 2021 期間限定ww]

このブログは歴史的理由からnoteではないので冒頭で紹介したマガジンへの参加はかなわないとは思いますが、いかがでしょう、クリエイティブにはすっきりした環境が必要、ですよねきっと。
お買い物リストはのちのちで追記していきたいと思います。

[2022-01-06] 使用しているそれぞれのアイテムについて、amazonのお買い物リンクを追記しました。

2021-12-09

M1 MAX DuoとQuadroのうわさが登場、でも倍々ゲームはそう長くは続かない、その先の進化はソフトウェアにかかっている

Apple Siliconは、1世代前の7nmのA12X/A12Zから、5nmに正常進化してA14/A15/M1/M1 PRO/M1 MAXになりました。
次のM2は5nm+、M3は3nmといった感じでロードマップがある程度見えてきました。
M1 MAXでやったような大規模化はさすがにもう限界でしょうから、規模の拡大はマルチダイになると思います(私のApple Siliconを予想した書き込みと、搭載Macに関する予想)。

この予想と同意見のうわさがプロ?のリーカーからも出てきました(iPhone Maniaさんの12月4日の記事「M1 Maxには既に、マルチダイやチップレット構成のための仕組みが用意されている?」とネタ元の @VadimYuryevさんのtweettweetもう1件)。
これで、Intel世代から、2倍、4倍、8倍、16倍の4年分の倍々ゲーム(実際には多少ペースダウンしてリリースされるかもしれませんが)が保証されました。

でも、その先はどうでしょうか?

プロセスルールの進化には数年以上かかります。
3nmの次はまだ話も出てきていないと思いますし、もっと先の0.5nmとかは物理的に無理なような気がします。
Intelチップもそうでしたが、最初の頃はペース良く進化できても、テクノロジの後期にはペースがガタ落ちします。

Apple Siliconの技術で、5年、10年持てばもうそれだけでとても立派なことでなのですが、やはりさらにその先がどうなるのかを見てみたくなります。
ハードウェア、特にCPUに関してはここ数年分の倍々(1年ないし2年毎)の進化が約束されましたが、ソフトウェアの方はどうでしょうか。

静止画の処理は、何年も前からすでにストレスなく顔認識も含めてできるようになっています。
動画は、最初ドット画のようなQuickTimeで感動(30年近く前?)した頃から、今後の4K/8Kの編集・エンコーディングをこなすためにはM1 PRO/MAXに追加されたメディアエンジンの出番が出てきました。

コンピューテーショナルフォトはカメラハードウェアの限界を画像処理やニューラルエンジンで補って、人の目で見たままの写真を再現するのもです。
LiDERスキャナは3D物体の撮影を進化させました。
マシンラーニングの結果を利用するのは一般ユーザでも日常になってきましたが、機械学習処理は専門家の領域です。

こう考えてみると、もうソフトウェア的にできることが出尽くしてしまっていて、パーソナルコンピュータとしてのこれ以上のハードウェアの進化はもう不要な領域に達してしまったようにも思えてしまいます。
ハードウェアを進化させるモチベーションが、個人利用の分野ではもうなくなっている(ゲーミングだけは良い課題なのかもしれませんが、ゲームに興味のある人はそれほど多くないと思います)。
あるいは逆に、コンピュータの機能・性能の底上げ、ムーアの法則の打破は逆にソフトウェアにかかっている、のではないでしょうか。

純粋にソフトウェアの処理の分野で考えると、プログラミングの作成をもっと手間のかからない誰でもできる作業に、例えば「Webサイトからデータを取ってきてグラフを作成して、色合は暖色系で」と指示したらいい感じでやってくれるとか。
ショートカットAppはAutomatorに比べるとかなり敷居が下がりましたが、まだプログラミング脳が必要な感じから抜け出せていないと思います。
普段のGUIの操作が、もっと直感的に、ユーザが次にやりたそうな事を予測して提示してくれるとか。
今は、まだ、必要悪の操作が多いというか、コンピュータに使われている(コンピュータに指示しているつもりが、コンピュータに動いてもらうために操作させられている)という感覚です。
一つ可能性として、メタバースが数年後にはありふれているかもしれません(電脳コイルのような)。

余りあるパーソナルコンピュータのCPUパワーを何に使うべきか、タスクが思いつかないです。
なにか解決すべき大きな課題、目的がないと進化が止まって陳腐化してしまいそうです。
個人的な用途でパーソナルコンピュータを買い替える理由が少なくなっています。

こういう面も含めた未来を是非ともAppleさんには提示してほしいですよね。

2021-11-30

Microsoft Officeがようやくダークテーマに対応


新UI


従来のUI、白テーマ

Windows 11がリリースされて、UIデザインはまた新しいものに移り替わりつつありますが、MS OfficeはOSの影響を受けながらもずっと独自UIツールキットを貫いてきています。
そのせいもあって、MS Officeは長らくWindows 10のダークテーマに対応できていなかった(手動で、白、黒、濃い灰色、カラフルを選ぶしかできなかった)のですが、ようやくダークテーマ対応のバージョンが、手元に反映されてきました。
なお私のOffice 365は、「最新チャネル」のバージョン2100、ビルド14527.20276です(ビルド番号とはあまり関係なく、新UIが使える(反映される・降ってくる・下りてくる、落ちてくる)ようになっているのかもしれません)。

タイトルバーの最小化ボタンの左の [近日公開機能] を押して、[新しいエクスペリエンスを試す] をONにすると、Officeテーマの選択肢として [システム設定を使用する] が選べるようになます。
右の画面キャプチャがそれを選んだ状態です。
従来のどのOfficeテーマとも微妙に違う配色で、Windows 11で使うとよりフィットするようになっています。

ということで結局、また新たなUIツールキットが追加されてしまったことになります。
スクロールバーは、従来の四角いグレーではなくて、濃いグレーの角丸直線になりました。
UI全体が薄いグレーに統一されたのに、スクロールバーだけがやけに黒くてかなり目障りです(iOSやmacOSのように平常時に消えたりしてくれません)。
不統一感という観点では、このスクロールバーは、MSWordではフォーカスのない時には消えますがExcel/PowerPoint/Outlookでは出たまま、オプションのダイアログとPowerPontのメインウィンドウでは昔ながらのスクロールバーのまま、とまあ好き放題な感じです。

アクティブウィンドウ全周の枠2ピクセルだけがアプリごとのカラフルカラー(MSWord深めの青色、Excel緑色、PowerPoint赤色、Outlook青色)になるのも、MS OfficeだけのUIです。
アクティブじゃなくなるとカラフルカラーから濃いグレーに変化するのも微妙過ぎてちょっと気付かない独自動作です(特にMSWordは深めの青色との色の差が少なすぎる)。

リボンの間隔が少し詰められていますね。
リボンエントリ一覧の [ファイル] だけはリボンではなくていわゆるスタート画面が開くのは変わりなく、動作としては百歩譲って許せるのですが、ビジュアルは、全体的にせっかく薄いグレーに統一したのに、スタート画面だけ左メニューがカラフルカラー、右の表示エリアが真っ白色のバックグラウンドなので、全くもって目に優しくなくないです。
[ホーム] リボンを選ぶつもりでまちがって左端の 「ファイル」 を選んでしまった時になどには、光過敏性的なショックがあまりにも大きいと感じます。
[ファイル] も通常のリボンにして、配下に [新規] [開く] [上書き保存] [アカウント] [オプション] などを置いて、そのうちのひとつを選んだ時に、現状のスタート画面スタイルが開くようになっていれば、より優しいUIになって、従来のメニューバーとの親和性も良くなりますね、Microsoftさん是非ともご検討願います。
あるいは、最低限、[ファイル] リボンもカスタマイズ対象にしてもらえれば、一番右に追いやるとかで事故を防ぐことができます。

この新しいデザインは、最初、2021-07-15付けのMicrosoftのブログで発表されました。
そこから首が長くなる道のりだったように思います。

[2021-12-01] スクロールバーの色はやはり気になりますね。
半日使用して、アクティブウィンドウの枠色と、スタート画面について追記しました。
それと、比較用に従来の白テーマの見た目も載せました。

[2021-12-20] この件に関して、Officeのヘルプ情報が更改されていました:「新しい外観のOffice - Officeサポート (2021-12-01更新)」。

2021-11-10

MacBook Pro 14/16に遭遇、ノッチ位置でのポインタのインテリジェントな動作を発見、デスクトップポインターモードとメニューバーポインターモード(仮称命名)

先日、店頭でApple Silicon MacBook Pro 14/16を見てきました。
ノッチは確かに気になります。
それよりも、iPhone X世代に匹敵する(iPad Proよりも狭い)ベゼルの狭さが際立っています。
MacBook Pro/Air 13と並べると、ベゼルの太さで、もう13には戻りたくなくなります。

細ベゼルにするとどうしても発生してしまうのがノッチ(カメラよりベゼルが細くなっているため)。
iPhone X世代でも最初は気になりましたが、もう慣れましたよね。
Face IDが入っていないのに、と思いますが、最大限までベゼルを狭くすると、やはりノッチは必要になってしまいますね。

しばらく触っていると、ポインタをノッチの近くに移動したときの挙動が、他の記事(たとえばJA All Things ITさんの記事)に書かれているような単純な作りではないことに気付きました。
とってもインテリジェントな動きをするようになっていますよ!!

  • 通常の、デストップやウィンドウにフォーカスがある状態では、マウスポインタは線形に、ノッチの後ろを通過します
    何の引っ掛かりもありません。これが他の記事で紹介されている動きです。
    [デスクトップポインターモード](仮称)
  • メニューバーの項目を一つ選んで、マウスを横に動かすと、メニュー項目が順々に選ばれていくと思います。
    この状態で、ポインタをノッチのところに移動していくと、ポインタがノッチの左から右へ一気にジャンプします(ワープします)
    最初不思議に思いましたが、よく考えるとこういう理屈だと思います。
    メニュー項目が沢山あって、ノッチの左側に収まりきらないような場合は、項目がノッチの右側にも振り分けて配置されます。
    このような場合に、ポインタを移動させた時、ノッチ部分でメニューがトンネルに入ったように無選択状態になると操作の連続性が保たれません。
    メニュー項目が、あたかもノッチがないかのようなタイミングで連続的に移り変わった方が自然で使いやすいですからね。
    [メニューバーポインターモード](仮称)

このようなノッチ周りでのポインタのインテリジェントな動きを、仮にデスクトップポインターモードと、メニューバーポインターモードと名付けておきたいと思います。
手元にMacBook Pro 14/16がある方は、是非とも注意深く試してみてください。
こういうあまり誰も気付かないこだわりの作り込みが本当にいいんですよね。

 

ところで、前の記事に書いた本体の厚み問題ですが、やはり14は13より0.5mm~1mmくらい厚いようです(横に並べて手で触れて比較した感覚)。
記事の図をより実際に合わせて直しておきました。
キーボード周りの謎は、つや消しで今までにない真っ黒い色で、別部品をはめ込んでいるのではなさそうでした。
熱を伝えない特別な素材で塗装されている可能性はまだぬぐえません。
キーボード自体は、気のせいか少し高級感が少なくなったというか、押し下げ圧がより軽くなったように感じました。
ボディーが厚くなったための感覚違いのせいか、キーストロークが少し深くなったのかもしれません。
私が普段LogicoolのMX Keysに慣れてしまっているせいでそう感じただけかもしれません。
powermetrics コマンドは実行し忘れましたが、そもそも管理者コマンドなので、試していたとしても結果は得られなかったと思います。
是非とも手に入れた方の結果を教えてほしいところです。

それと蛇足ですが、14/16の横と後ろにある通気口が、単純な大きな細長い穴とは当然違って、複雑な形のフィンが付いていて、どういう形状になっているのか、外から見ただけでは構造がわからないくらいでした。
これも現物の底蓋を開いてしげしげと眺めてみたい点です。
ふたを開けてもメモリもSSDも交換できないので実用的な意味はもちろんなにもないのですが。

[2021-11-17] キーストロークですが、2020年版は 1.0mmなのに対して、2021年版は 1.3mmとの記事がいくつか出ていますね。
全体の厚みの差(2021年版が厚いはず)もこの差から来ている可能性もあります(かのキーストローク 0.5mmのパンタグラフキーボードのMacBook 12とMacBook Airの厚みの差のように)。

2021-11-03

Apple Silicon M1シリーズmasOSのCPUコアやGPUの使用率/使用電力を詳しく見るには powermetrics コマンドと、ちょっとした工夫で見やすく

本記事の最後に、何ができるかを掲載しましたので、お急ぎの方はそちらへどうぞ
Apple SiliconがM1/M1 PRO/M1 MAXとシリーズ化されてきました。
パーソナルコンピュータとしては画期的なSoCになって、たくさんのCPUやGPUを積んでいます。
それにもかかわらずアイドリングじの電力消費はスマホ並です。

macOSはLinux系のOSなので、システム稼働状態を見るのに一番有名で手っ取り早いのはtopコマンドです。
ターミナルアプリを開いて次のコマンドを打ちます。

% top

OS全体およびプロセス毎のCPU使用率、メモリ使用量が動的に表示されます。
1秒毎の表示間隔で書き換えられますが、これが早過ぎる場合にはキーボードから s5<Return> と打つとたとえば5秒毎に変更できます。

次に、macOSでもっと有名で老舗なのが Menu Meters です(Menu Metersの最新版の公式サイト)。
ダウンロードしたzipファイルを展開して、/Applications フォルダにコピーして使用します。
Menu Metersではコア毎のCPU使用率、メモリ使用率、ネットワーク使用量をメニューバーに常駐したグラフで見ることができて便利です。

でも、高性能コアと高効率コアにそれぞれどれくらいの負荷がかかっているのか、動作周波数がどうなっているのか、消費電力がどうなっているのか、もっと詳しく知りたくなりますよね。
はい、そんな場合には、macOS専用のコマンドの powermetrics があります。

powermetrics も top と同じように、ターミナルアプリです。
次のコマンドで起動します。

% sudo powermetrics

powermetrics は管理者向けの特権コマンドなので、前に sudo というおまじないを付けて、(私は管理者ですよ、と宣言するために)パスワードを入力して起動します。
他にコマンドオプションを何も指定しないと5秒毎の状態が繰り返し表示されます。
止めるには Ctrl/C を打ちます。
もっと手早く1度だけ表示したい場合は、次のようにします(-i 1000 の部分は表示間隔のミリ秒指定、-n 1 は繰り返し回数です)。

% sudo powermetrics -i 1000 -n 1

このままでは情報量が多すぎて追っかけられないですよね。
内容をCPUとGPUの情報に限定するには次のようにします。

% sudo powermetrics -i 1000 -n 1 --samplers cpu_power,gpu_power

これでなんとなくわかるレベルになったと思います(最後に出力を加工した実際の表示結果を掲載しています)。
E -Clusterのところが(省電力の)高効率コア、P-Clusterのところが高性能コア、それとGPUの、それぞれの動作クロック数、使用率%、使用電力が表示されます。

少し長いですが、次のようにすると繰り返し表示でも一目瞭然の内容に絞り込んだ表示になります。

% sudo powermetrics -i 5000 | \
sed -u 's/(\(.*\) \([0-9]\{1,\}\) MHz:[ 0-9.]\{2,\}%)/<max \2 MHz>/' | \
grep -E 'active freq|[0-9] active resi|GPU active resi|Power:|Sampled|Machine model|OS version'

<> の中のMHzには、それぞれのコアの最大クロック数が表示されるようにしています。
最大クロックに対して、現在の動作周波数はactive frequencyのところのMHzなので、コアの使用率%はこの動作周波数に対する%と考える必要があります。

何度もこのコマンドを入力するのは大変(もちろんコピペでOKなのですが)なので、次のように定義しておけば p5 と打つだけで同じことが実行できるようになります。

% alias p5="sudo powermetrics -i 5000 | \
sed -u 's/(\(.*\) \([0-9]\{1,\}\) MHz:[ 0-9.]\{2,\}%)/<max \2 MHz>/' | \
grep -E 'active freq|[0-9] active resi|GPU active resi|Power:|Sampled|Machine model|OS version'"
% p5 

この定義は、次のように .zprofile ファイルに入れておけば、ターミナルを次回以降起動したときにすぐに使えるようになります。

% touch ~/.zprofile   # 以下の手順がエラーしないようにおまじない
% less ~/.zprofile # 事前の内容確認
% cp ~/.zprofile /tmp/.zprofile.backup # 念のためにバックアップコピーを作成
% # 次のコマンドで .zprofile ファイルにaliasコマンドを追記します
% cat >> ~/.zprofile
alias p5="sudo powermetrics -i 5000 | \
sed -u 's/(\(.*\) \([0-9]\{1,\}\) MHz:[ 0-9.]\{2,\}%)/<max \2 MHz>/' | \
grep -E 'active freq|[0-9] active resi|GPU active resi|Power:|Sampled|Machine model|OS version'"
ここで Ctrl/D を入力
% less ~/.zprofile # 追加内容の確認

最後に、p5コマンド(powermetrics コマンド+上記のα)の実際の表示内容を付けておきますM1 MacBook AirでIntel Windows 10を動かして最大負荷をかけた状態です)。

% p5
Machine model: MacBookAir10,1
OS version: 21A559
*** Sampled system activity (Wed Nov 3 11:22:25 2021 +0900) (5019.73ms elapsed) ***
E-Cluster Power: 1221 mW
E-Cluster HW active frequency: 2064 MHz
cpu 0 active residency: 98.32% <max 2064 MHz>
cpu 1 active residency: 97.68% <max 2064 MHz>
cpu 2 active residency: 97.23% <max 2064 MHz>
cpu 3 active residency: 97.12% <max 2064 MHz>
P-Cluster Power: 11246 mW
P-Cluster HW active frequency: 2988 MHz
cpu 4 active residency: 99.72% <max 3204 MHz>
cpu 5 active residency: 99.62% <max 3204 MHz>
cpu 6 active residency: 99.64% <max 3204 MHz>
cpu 7 active residency: 99.41% <max 3204 MHz>
ANE Power: 0 mW
DRAM Power: 435 mW
CPU Power: 12468 mW
GPU Power: 409 mW
Package Power: 13620 mW
GPU active frequency: 396 MHz
GPU active residency: 40.17% <max 1278 MHz: 0%>
GPU Power: 409 mW
%

ほんの少しマニアックですが、Apple Silicon M1シリーズの動作状態がよく分かるようになると思います(M1の最大クロック数(E-Core/P-Core/GPU)が、2.06GHz、3.20GHz、1.28GHzであることもこれでハッキリしますね)。
自分が普段使っているアプリの中のどの操作がどういう負荷になるのか、色々調べてみると面白いと思います。
M1 PRO、M1 MAXをお持ちの方は、表示結果をコメント欄で共有していただけるとありがたいです(匿名可能です)。

[2021-11-03] 初出に追加して、機種名とmacOSバージョンも表示されるようにしました。

2021-10-24

MacBook Pro 14/16の厚みは減っていなくて増している、はず

出荷直前のM1 PRO/MAXの物理スペックを見ていて、ちょっと気になりました。

MBPモデル厚み奥行横幅
13 202015.6212.4304.1
14 202115.5221.2312.6
16 202116.8248.1355.7

データによると、14インチモデルが13インチモデルよりも薄いとなっているのです。
そんなことってあるのでしょうか。

そこで、サイトに掲載されている写真から、いつもの比較図を作ってみました。 

写真からはどうやっても、14インチは16インチと同じくらいの厚みになってしまいます。
数値が実際の値だとすると、もしかすると14インチだけ、ゴム足部分が数値に含まれていないのではと思います。

13インチは上下とも、端に向かって細くなるような形状をしていて、感覚上の厚みが薄くなるようになっています。
14/16インチは、昔のMacBookのように平らです。
13インチと14インチを横に並べると、13インチのディスプレイを閉じた状態の横のエッジの高さ(最小高さ)と、14インチのディスプレイを開いた状態キーボードの面が、ほぼ同じ高さになるようです。

公開されている数値では、13インチより14インチの方が厚みが0.1mm薄いとなっていますが、そうではなく、最大高さは14インチが1.0mmくらい高い、と予想できます。

かつてMacBook 12で、キーボードを新型バタフライパンタグラフにすることで0.5mm薄くして、全体の高さを稼いだくらいのこだわりをAppleは繰り出してきます。
もしかすると、M1 PRO搭載モデルと、M1 MAX搭載モデルで、違う厚みの筐体を使うという事も考えられます。
つまり、写真はMAX搭載モデルで厚みが16.8mm、PRO搭載モデルでは写真より1.0mm以上薄い15.5mmになっている、とか。

[2021-11-10] 実機見分に基づいて、図を微調整しました。

2021-10-23

M1 MacBook Pro 14/16の気になる点、キーボード周りがなぜか黒色、断熱素材の可能性? - 結局はアクセントカラーのようです


なぜか黒いキーボード周り

MacBook Proのロゴが見当たらない

M1 PROとM1 MAX搭載のMacBook Pro 14と16ですが、とっても気になっている点があります。
誰もまだ指摘していないようなのですが、
キーボードの部分がなぜか黒色です。

従来のMacBookシリーズは、キーボードの部分、キーの一つ一つの穴までアルミの削り出しで、本体と同一素材、同一カラーのユニボディーでした。
なのに今回なぜか、キーボードの部分が黒くなっています。

Appleさんがやる事なので、ツートンカラーの単なるデザインアクセントとして、黒色に着色しているなどとは、どうしても考えにくいです。

きっと何かの機能を持たせているに違いありません。
本体のアルミとは違う素材の黒い何かになっていると思われます。

MacBook Pro 14/16の紹介ビデオを見ていると、ちょうどキーボードの位置にM1 PRO/MAXがあるようです。
16インチのM1 MAXではハイパーモードで、Apple Siliconに最高に電力を与えて、MAXのパフォーマンスを出すようになっているとのこと。
という事は、キーボード部分がものすごく熱くなるわけで、何らかの対策が、今まで以上に必要になります。

そうです、あの黒い素材は、カーボンファイバー(炭素繊維)ではないでしょうか、あるいは、表面をマット処理したスペースグレーのガラス素材。
カーボンファイバーもガラスも、アルミなどの金属に比べると熱伝導率がとても低くて、断熱性に優れています。
手のすぐ下で、MAXなApple Siliconが動作しても、やけどしないような対策としてとても良いのではないでしょうか。
トラックパッドも表面がガラスで、そう言えば熱くなってしまう印象はないですよね。

 

疑問なのは、なぜこの説明が無かったか、というところです。
実際に高負荷をかけても、全くキーボードが熱くならない、というサプライズとしてあえて残しているでしょうか。
実機レビューが楽しみです(私はAirがあるのでポチっていませんので)。

もう一点、些細な点ですが、画面の下にMacBook Proの名前が書いてありません。
すでにiPhoneでも名前が書かれていないのでその流れかと思いましたが、思い立ってARで見てみると、ありました、なんと底面に深くMacBook Proと刻んでありました。

[2021-10-24] コメントにて、アイブがいなくなったのでデザイン性よりもコスト削減のために単に別ユニットに分けたのではないか、とのアイデアをいただきました、ありがとうございます。
確かにキーボードはUS、JP、UKなど複数あるのでまとめて製造できない問題がありますよね。

最初、長方形の部分全体が大きくくりぬかれていて黒い別の部品と考えていました。
それよりも、キー毎の穴あけは従来通りユニボディー加工として行うけれども、本機ではキーの周りの枠の部分を従来よりも少し深くしておき、別の黒色の断熱性のユニットを上にかぶせるという方法もありそう、と思い至りました。
これなら全体の剛性を損なわずに、遮熱・耐熱を実現できると思います。
ガラスは細く加工するのが難しいので、この方式なら樹脂(ポリカーボネート)でも良さそうです。

[2021-10-31] iFixitの分解レポートが出ました。
キーボード周りの黒い部分は、残念ながら機能性があるようではなくて、単なる着色(anodized finish;アルマイト処理による着色)とのことです。
ユニボディーを強調するために従来はあえて色を変えてこなかったのか、新たにユニボディーに部分的に色をつける技術を確立できたのか、どちらなのでしょうね。
確かにシルバー色の格子がないほうがスッキリ落ち着いています。
部分的な着色は、他の製品にも広がっていくのか、ちょっと考えてみましたが(意匠的なツートンカラーにあえてする以外は)あまり思いつきませんでした。
MacBook Pro 14/16の底面の製品名刻印は部分着色の活用にちょうど良かったはずですが、掘り込みですし。
アップルロゴは多くの製品で通信アンテナのために物理的に穴を開ける必要がありますし。

2021-10-21

Apple Silicon M1が巨大化してM1 PROとM1 MAXに

半導体不足をものともせず、AppleはM1チップの巨大化バージョンを出してきました。

私の予想したような単なるクロックアップで性能1.5倍などでは、ぜんぜん飽き足らなかったのでしょう。
高性能コアを2倍、GPUを2倍と4倍、その上メモリバス帯域も倍倍で上げてきました。
(高効率コアは減っていますが、実際に広く使ってもらってみて4つも必要ないことが分かったのでしょう)

それにしても巨大なチップです。
製造歩留まりもかなり悪くなっているかもしれません。
それでもプロ用のMacBook Proは、どれだけ高価になっても良いのかもしれません。
さすがに台数も爆発的に出ることもないとの読みもあるのかもしれません。
(予想に反して品薄、チップ不足になったりした場合には、次のM2やM3はやはりマルチチップになると思います)
(今回M1にサブネームを付けてきたので、この後もM2とかM3ではなくて、アーキテクチャを変えない限りは、M1 2nd genとかM1 2022 modelと呼ばれる可能性も考えられますね)

Mac Proがどういう形になるのか、M1 PRO/MAXの後の高性能化の進化がどうなるのか、もう分からなくなりました。

今回のMacBook Proではディスプレイも頑張っていると思います。
iPhone 13 ProやApple Watch 7の可変ProMotionのような、高機能ディスプレイも含めたトータルシステムとして考えると、次はiMac Proになるのではないでしょうか。

MacBook AirとMac miniは軽負荷用と位置付けるなら、すでにM1チップで十二分ですね。

あとそれと、Intelコードエミュレーション用でRosetta 2で独占使用しているインストラクションセットも公開して欲しいですね。
VMwareやParallelsやKVM上でのIntelエミュレーションがより現実的な速度になれば、Wintelマシンを併用する必要も無くなります。

[2021-12-03] 高効率コアとパフォーマンスコアのバランスは、M1で4+4、M1 PRO/MAXで2+8ですが、同時期のA15では4+2と逆転させているのは興味深いですね(ITmedia EE Times Japanの「A15 Bionicはシリコンパズル 2021-11-29」の記事の情報より)。

2021-10-12

次のApple Special Eventのスケジュールは10月12日25時に告知されるはず - されました、Unleashedは10月18日月曜26時から

先月、2021年9月14日火曜日深夜に無事、iPhoneとiPad miniとApple Watchが発表されました。
Apple Watch Series 7の発売日が未発表でしたが、先週金曜日に予約開始、今週金曜日2021年10月15日に発売開始となりました。

Apple Siliconの新チップと、それを搭載したMacの新機種の発表も秒読み段階で、今月10月に発表されるともっぱらの噂です。
macOS Monterey(プレビューのサイト)の正式リリースも。
今週かと言われていましたが、Apple Watchの発売開始スケジュールが入ったので、日程をずらしたのだと思います。
なので、発表日の本命は、来週火曜日2021年10月19日深夜ということになります(月曜日の深夜で正式発表されました)。

当然Apple Special Eventでの発表になり、Special Event自体の告知は、ほとんどいつもちょうど1週間前です。
なので、明日火曜日2021年10月12日深夜25時にユーザへのメール告知とサイトでの告知あり、と予想されます。

Apple Siliconの予想はこのブログで散々書きましたので、今回は趣向を変えて、発表日と発表日の告知日の予想です。)
(さらに次の週、10月最終週はいつも第4四半期の決算発表があるのでその週ではないはず。)

Apple Special Eventのサイトは https://www.apple.com/apple-events/ です。
過去のSpecial EventはPodcastにまとめられていて、Webからも https://podcasts.apple.com/us/podcast/apple-events-video/id275834665/ で視聴することができます(右のロゴはPodcastのロゴです)。
 

[2021-10-12] 現在25:25すぎです。
Apple Eventのサイトが(私の)予想通り、更新されました。
今回は日本時間の来週月曜日深夜の2021年10月18日26時(02時)開催です(開催曜日の予想は1日ずれました、まさか五・十日を避けたのでしょうか)。
右上のイメージも早速入れ替えました。
Appleのnewsroomのカレンダーデータでは2時間枠です。
とにもかくにも楽しみですね。

Macお宝鑑定団Blogさんには、右上のサイトのイメージとは別の招待状のイメージ「Unleashed」(解き放て!)と、マーケティング担当Greg Joswiakのtwitterの動画が早速掲載されています。
ワープするくらい高速化したマシンなのでしょうか、それとも未来のパーソナルコンピュータの姿かたちを示してくれるのでしょうか。

2021-10-07

Steveを思い出すには、MacBookのディスプレイを開け閉めするだけで十分

Steve Jobsの比類なきデザインへのこだわりは、Apple製品の普段触れる部分にも存分に受け継がれています。

それは、MacBookを使い始めるとき、使い終える瞬間にも感じることができます。

角度によって適度なテンションがえられるように絶妙に調整されたディスプレイヒンジ。
閉じた状態は、あたかも磁石で吸着しているかのように、ピッタリ隙間がありません。
開けるときも、閉じた状態が適度な硬さで保持されていて、力を少しずつかけていくとディスプレイが無理なく開いて、どの角度でもピタリと停止。
閉じるときは、閉じ切る寸前の数ミリになったところで、ディスプレイが自動的に消灯し、システムと連携して安全にスリープし、その後、隙間もガタツキもなくピタリと閉じます。

他社のラップトップでは、さすがに開いた状態ではグラグラはしなくても閉めた時にぴったりと閉まらないものや、最後の隙間が微妙にフラフラ固定されないもの、そもそも硬すぎたり柔らかすぎたりするもの、など最後の追い込みがどうしても甘いものが多いです。

システムの本質的な機能としては、軽視されどうでも良いともいえる部分までいかに作り込むかが、製品の質的な完成度や、愛着を持って所有されるものになりえるか、の鍵を握っているのだと思います。
まさに製品体験(UX)とは何か、を表現しているのではないでしょうか。 

Celebrating Steve (YoutTube)

[2021-10-10] Celebrating Steve - October 5 のムービーがYouTubeにも公開されました(https://www.youtube.com/watch?v=CeSAjK2CBEA)。

2021-10-01

またまた飲食系だけれどもどんな展開か予想すらできない「スナック キズツキ」が、テレビ東京系で10月8日(金)深夜枠で

いとしくてたまらない原田知世さんが主演のドラマが始まります。
もう本当に貴重ですよね。
テレビ東京系で10月8日(金)深夜枠です(テレビ大阪は少し遅れてスタートのようです)。
番組ページはこちら

わたしは原作は知らなかったのですが右下のような感じ(マガジンハウスさんの、ここの試し読みページから引用させていただきました)。
第一話の飲食メニューは「カレー」で決まりですね。
どんなカレーか楽しみです。
カフェオレ(ソイラテ)も出るんですね(笑)。

でもこの展開だと、スナックが登場するのは後半だけ? うーん。

2021-09-26

iPad min 2021のサイズ感

最新のA15チップを積んで、iPad ProデザインになったiPad miniが発売されました。
サイズ感を知りたくていつものように比較図を作ってみました。
iPad mini 2021の縦・横、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチの比較です。

ランドスケープで置いた場合に11インチの横幅に比べて9%しか違わなくて、とてもコンパクトです(mini 2枚と11インチ1枚を並べた時のサイズ差が1割弱しかない)。
重量も、Wi-Fiモデルが293gで、11インチに比べて1/3以上減で、大幅に軽くなっています。

画面の縦横比は、オリジナルiPad 9.7インチとiPad Pro 12.9インチはキッカリ4:3ですが、iPad Pro 11インチでは4.29:3、今回のiPad mini 8.9インチ2021では4.57:3と多少縦長になりました。
スピーカーはiPhoneと同じように、ランドスケープモード時にステレオになりました、これも大きな進歩ですね。

オリジナルのiPadサイズ感にこだわるか、圧倒的な軽さを享受するか(2割縮小表示が許容できるかどうか)、あるいは12.9インチの大画面の快適さをいつも持ち歩くか、悩ましく、3つとも買いなさいというメッセージでしょうか。

iPad mini 2021が爆発的に売れれば、iPad Proもminiサイズに広がってくれるかもしれません。
キーボードはiPad本体のサイズにこだわらずに外付けにすればよいと考えると(ポートレートでも使えるメリット大、あるいはiPadにはキーボードはそもそも不要と考える)、iPad Pro mini 8.9インチというのは最高でしょうね。
MacBookではフルキーボードを収めるために12インチが限界ですが、iPad miniのような形であれば打開できますね。

今のうちにM1 Apple Siliconの次バージョンを予想してみる(M1X、M2)、その2

M1とA12X

2021年9月のApple Eventでのハードウェアの発表は、iPad、iPad mini、Apple Watch、iPhone 13でした。
4月にM1 iMacが発表されてMac Pro以外のApple Silicon Macが出揃ってしまったので、今年の新製品はいよいよもうM1の次のバージョンのMacを残すのみです。

今回は去年の12月の書き込みをもう少し押し進めて予想してみたいと思います。

その前に、M1の一つ前のApple SiliconはA12X/A12Zと言えると思いますが、右の写真を見ると、チップの構造がすでにその時からM1と全く同じになっていたことに気づきました(写真のサイズ比はほぼ合っていて、M1が少し細長いようです、A12X/A12Zのヒートスプレッダを外してシリコンダイが見える写真がどうしても見つからずこれで我慢)。

A12X/A12Z以降のチップ構成をおさらいしておきたいと思います。

  • A12X/A12Z:高性能コア4個、高効率コア4個、GPU 7/8個、ニューラルエンジン8Core、メインメモリ4/6GB、プロセス7nm
  • M1:高性能コア4個、高効率コア4個、GPU 7/8個、ニューラルエンジン16Core、メインメモリ8/16GB、プロセス5nm
  • A14/A15:高性能コア2個、高効率コア4個、GPU 4/5個、ニューラルエンジン16Core、メインメモリ4/6GB、プロセス5nm

今後のiPhoneとnon-Pro iPad用のAシリーズチップは、MacとiPad Pro用のMシリーズから、高性能コアとGPUとメインメモリを減らした構成になっていくと予想できます。

さて、本題のM1Xですが、わたしは2バージョン出ると予想しています。

ひとつめは、M1のTDPを上げて、クロックアップしたバージョンです。
現状のM1 MacBook AirとM1 MacBook Proでは、冷却ファンの有無だけで差をつけていますが、TDPも15Wを30Wくらいまで上げてやれば、さらに性能を上げることができると思います。
M1の基本設計をそのままで、高性能化できる余地があるからです。
しかしながらこれだけでは、GPUコア数とメインメモリが不足しているアプリへの対応にはなりません。

そこで、ふたつめ、M1のシリコンダイをファブリックで接続して2つ搭載する、いってみればM1X-Dualが考えられます。
現在のシリコンダイの中にさらに多くのGPUを詰め込むのはサイズ的にもう無理なので、M1Xをそのまま2つ接続して搭載する発想です。
M1の更なる使い回しです。
TDPも単純に60Wくらいになるでしょうか。
メインメモリはもともと独立して接続されているので、単純倍増でなくてもよく、バリエーションも自由に設定できますが、とりあえずは16GB/32GB/64GBくらいが良さそうです。
まとめると以下のようになります。

  • M1X:高性能コア4個、高効率コア4個、GPU 8個、ニューラルエンジン16Core、メインメモリ16/32GB、プロセス5nm、TDP30W
  • M1X-Dual:高性能コア8個、高効率コア8個、GPU 16個、ニューラルエンジン32Core、メインメモリ16/32/64GB、プロセス5nm、TDP60W、M1Xシリコンダイ2個搭載

さらにその先、Mac Pro用になるであろうM2チップは5nmから3nmプロセスに進んで、シリコンダイ当たりの集積度が2倍くらい上がり、処理性能当たりの消費電力が何割も下がる、のではと思います。

iPad+Magic Keyboardと見まがいそうなSurface Laptop StudioでMicrosoftも攻めてきているので、MacBookもそろそろ新しいデザインが必要です(もうiPad ProのサイズにM1が搭載できることが実証されているので、これがM2になれば、今月頭の書き込みのように、iPad Pro Plusも夢物語ではないですし、GPUの拡張だけならThunderboltで余裕で外付けドッキングできる時代です)。
10月に行われるであろうMacのApple Special Eventがやはりとっても楽しみで待ち遠しいですね。

2021-09-23

ノッチの時間で~す

iPhone 13とiPhone 12のノッチ比較です。
上から、iPhone 13、12、12 mini、13 miniです。
iPhone 13とでは12に比べて、ノッチの幅が2割ほど狭く、高さが数ピクセル高くなっています。

写真では、明度レベルを調整して通話用スピーカーが目立つようにしています。
13では、通話用スピーカーをノッチの上のベゼル部分に追い出すことでノッチ幅を稼いでいることが分かりやすいと思います。
miniはちょうどいい写真が無かったので、miniじゃない方の写真から幅を詰めて作りました。 

どれも、不思議とそれぞれ違和感がないです。
カメラをピンホールとかディスプレイの奥に中途半端に隠すのではなくて、機能的にもデザイン的にもアクセントとして目立たせるAppleのセンスは流石だと思います。

アウトカメラの出っ張り(この部分がガラスの削り出しのユニボディーだと思っているのは私だけ?)は面積も高さもますます巨大化しているのに、インカメラやFace IDのセンサーを搭載したノッチは小さくなっているのは、ちょっと面白いですよね。

2021-09-14

2021年9月、今夜のApple Special Eventは、本当にiPhoneなの?

Apple Special Event、つまり製品発表会まで、いよいよ秒読み段階に入ってきました。
今回は、絶対に「答え合わせ会」にしたくなくて、有名リーカーによる事前の予想記事は一切見ないようにしてきました。
記事のタイトルだけ見ていると、あたかもiPhone 13で確定のようになっていますが、本当にそうでしょうか?
去年は、9月にApple WatchとiPad、10月にiPhone、11月にApple Silicon Macでした(Wikipediaの記事)。
準備が整った製品から発表されるとは思うのですが、今日ははたして何が飛び出すのでしょうか。

2021-09-07

パーソナルなコンピュータは自然と自宅に馴染むもの、Macintosh Plusのように、そこからiPad Pro Plus(仮)を妄想

あるWiredの記事に出ていたMacintosh Plusのピンナップイメージを見て、なぜかとても感動してしまいました。
パーソナルコンピュータが自宅の一角にあまりにも馴染んで、いつでもあなたのお供です、と微笑んでいるように見えました。
パーソナルなコンピュータは、コンピュータ然としているよりも、家族の一員のような、あたたかな愛着のあるものでいて欲しいです。
そういった意味で、Macintosh Plusは初代Macにして、完成された最高のパーソナルなコンピュータだったのではと思い至りました(私はSE/30から)。

現代に目を戻してみると、パーソナルな体験、いつでもどこでも、机の有り無しに関わらず、窮屈せずに使えるマシンといえば、iPadだと思います(iPhoneはサイズ優先の良さがあるけれど窮屈さは我慢している面)。
iPadは、文字通りいつでもどこでも、例えば玄関先やトイレの中でも(お風呂はまだ無理だけれど)、快適にずっと使っていられます。

最新のiPad ProはMacと同じApple Siliconをとうとう積んでしまいました。
日常の多くの作業ではiPadOSで十分軽快で使いやすいのですが、たくさんの書類やアプリを並行して扱おうとするとmacOSのユーザ体験が欠かせません。
Handoffを使えば、iPadOSとmacOSの間で双方向に作業を引き継げて、とても良いのですが、書類がiCloudにないといけないなど、お膳立てが面倒です。

さて、ここからが今回の妄想です。
iPad Pro Plus(仮)」は単体ではiPadOSとして稼働し、Apple Pencilなどもふくめて全く変わらず使えます。
「iPad Pro Plus」をUSB-Cで20インチ以上のディスプレイに直接あるいはDock経由で接続(キーボード、トラックパッドも一緒に)すれば、あら不思議、macOSモードに切り替わります(macOSのクラムシェルモードのように)。
画面はミラーモードではなくて、独立したSidecarのような2画面になります。
引き継げるアプリは、iPadOSネイティブなアプリか、Mac Catalyst APIを使って書いたmacOSアプリに限定されますが、Big Sur世代(macOS 10からステップアップしたmacOS 11以降)では多くのアプリが対応済みなので何も心配ありません。
1台のマシンが、使い勝手の良いパーソナルなタブレットと、作業の柔軟性の高いデスクトップの2役をこなせるようになるのです。
1台の「iPad Pro Plus」さえ持っていれば、軽作業から重い作業まで全てこなせます。
将来的には「iPhone Pro Plus」にも同様の機能が搭載されるかもしれないし、あるいはiPhoneはもっと別の方向に進化して、巻き取り型や立体投影型のディスプレイ、あるいはARメガネと組み合わせた新しいフォームファクターになるのかもしれません。

そういえばこのブログで、初代iPhone OSを積んだiPod touchに感じ入るものがあって「iPhone OSは5年後のコンピュータの姿」という記事を2008年と2013年に投稿していたのを、ふと思い出しました。

と、そんなことまで思いめぐらせてくれる、ひさびさに見たMacintosh Plusの、あまりにもうっとりする佇まいでした。

[2021-09-09] 初出では「Mac Plus」と書いてしまいましたが、モトローラCPUのコンパクトMacシリーズはMacintoshの表記でしたので、訂正しました。
そのなかでもMacintosh Plusは中期のバージョンです。
拡張性のない初代Macintosh 128Kと512Kに続いて、HDDやCDを接続するためのSCSIポートとメモリスロットを備えたのがMacintosh Plus、さらにADBポートと内蔵拡張スロットを備えたのがMacintosh SEとSE/30でしたね。
Macintosh SEとあの巨大(Mac Proに匹敵)なMacintosh IIは同時リリースで、その後長くMacのデザインを担当するフロッグデザインに切り替わりました。

さらに、写真を見て無意識にPlusと思ってタイトルにしたのですが、Plusは初期モデルのみベージュ、後期はプラチナホワイトに切り替わっています。
ベージュ色に見えるし、アップルロゴも消してあるので、写真の元は128K/512Kだったのかもしれません。
おっと、キーボードがテンキー付きなのでこの写真はPlusで確定ですね(Vintage Computerさんの記事)、よかった(無意識の感覚が正しかったです)。 

[2021-09-13] 「iPad Pro Plus」とは逆に「MacBook 12 Plus(仮)」が、液晶側にCPUが入っていて(去年の私の妄想記事)、キーボードがデチャッタブル、というのでも良いかもしれないですね(iPadOSにmacOSの機能を付け加えるよりも、macOSでシングルウィンドウモードをやる方が実際に現実味がありますね)。
デタッチしたキーボードユニットを、デスク作業の際にそのまま使用できるとか(ワォ、これずっと欲しかった理想の省スペースキーボード「純正Magic Keyboard+純正Magic Trackpad」です、さらにこのキーボードを他のマシンにマルチペアリング出来たら最高)。
(結局、機構的にはMicrosoft Surface Pro、シングルウィンドウモードはWindows 8と同じになってしまうみたいで、そういう点では、厳しいかも。)
昔のPowerBook Duoが、デスクトップとラップトップを行き来できたように(単なるドッキングステーションとも言えますが、当時はドッキング用の外部ポートはおそらく他になかったし、USB-CやThuderboltのような高性能インターフェースももちろんありませんでした)。

[2021-10-03] 「魔法の板」のiPadがさらに強化されて、何でもできるようになる。
それさえ持っていれば、ドックにつなげてデスクトップ作業もできる。
メインメモリも、ストレージも、CPUも、もう充分パーソナルな一生分の用途をこなせてしまうようになりました。
普段使いに便利なサイズの画面単体(魔法の板のフォームファクタ)を中心に、構成にまとめてくれたら大変良い。
これを折り畳み画面で考えた場合は、Surface DuoやSurface Neoくらいのサイズ感ももしかして良いのかも。
いよいよAlan KayのDynabookが体現するのかも。

2021-08-18

おうちでオリパラ パラリンピックの番組表です

オリパラは、やはりオリンピックとパラリンピックがセットものです。
来週からいよいよTOKYO2020パラリンピックが始まりますね。
競技によってはオリンピックよりも記録が良かったりするのは驚きですよね。

先日の投稿と同様、パラリンピックの全番組一覧を作成しました。
元データは、NHKはここ民放はここです(NHK BS1/BS4K/BS8Kも多くの番組がありますがここでは省略)。

インターネット配信については、残念ながら民放のgorin.jpは放映権がないらしくて、NHKのスポーツサイトの動画のみです。

競技日程は、NHKのスポーツサイトの日程表が見やすいと思います。

話題の動くピクトグラムもパラリンピック競技も全部含まれていますね(先日の投稿と、ピクトグラム集ページの直リンク)。

巣ごもり生活がまだまだ続きますが、パラリンピックを「おうちオリパラ」してみんな各自で盛り上がろうじゃありませんか。
zoomでつないで鑑賞会もいいですね(ただしパラリンピック中継はヘッドホンで聞かないとハウリングしますね)。

2021-08-05

オリンピック、パラリンピックの動くピクトグラムを集めてみました

別ページに明瞭版あります
TOKYO2020オリパラ、見ごたえありますね(先日のテレビ・ネット動画の見方の書き込み)。
オリンピックの開会式でも紹介されていた動くピクトグラムを集めてみました。
量が多いので、ブログとして表示に耐えられるか、公開ボタンを押すまでどうなるか分かりません。
==>
やはり表示に数秒かかってしまうので、別ページに分けました
表示には少し時間がかかりますが、なかなかの壮観だと思います。
同じ競技でもオリンピックとパラリンピックではピクトグラムが違っていたり、かと思えば競泳はほとんど同じだったり(よくよく見ると少し違う)、かなり細かく作り込まれていますよね。

2021-07-29

2021年、今年のiPhoneはiMacのようにベゼルがライトグレー(白色)になるかも

暑い夏、ことさらオリパラでアツいナツ本番ですね。
そんな中でも、秋のiPhoneは(半導体不足とは言え)いつも通り発表されると思います。
著名リーカーが事前開示して、答え合わせ、というのはワクワクがスポイルされるので、私はまったく面白くないと思うのですが、無名なマニアの突拍子もない予想と言うか期待なら許されるかな、と勝手に思っています。

そこでずばり、2021年のiPhoneのベゼルはProなしモデルはライトグレー(現在のAppleは白色とは言っていない)になるのではないでしょうか。
絵にしてみると、結構似合いますし、そもそもTouch ID iPhoneでは白ベゼルモデルと黒ベゼルモデルがiPhone 8までずっと共存していました(iPhone SE 2nd genで黒のみに)。
今年のApple Silicon iMacも、平板&垂直な側面&ライトグレーベゼルになったので、それと同じ感じです。
とは言いつつ、6月締めの四半期決算でも、AppleのなかではiPhoneが断トツの売上&伸び率なので、流れとしては逆なのかもしれません。
Appleらしい、所有欲を満たしてくれる製品をこれからもどんどん出してほしいですね。

脱線してしまいますが、決算の中でiPadがそれほど多く売れていないのが意外でした。
iPhoneとMacに挟まれて立ち位置が微妙なのかもしれません。
iPhone Pro MaxとiPad mini、iPad Pro 12とMacBook Air、だと確かにiPadじゃない方を選んでしまいますね。
iPhoneとMacの2つを持つのはいいけれど、iPadも合わせて3つも持つ人は少数派ですね。
iPadとは何なのか、何に使うのか、のキラーアプリが必要ですね。
外に持ち歩いて落ち着いて座って作業できない場合のMacの代わりとか、iPhoneでちまちま見るのが合わない使い方とか、片や外での使い方、片や巣ごもり生活での使い方の、両面に合いそうなんですけどね。
あるいはiPhone+iPad、Mac+iPadの組み合わせ(Apple Watch+iPadでもいいと思います)を買いたくて仕方なくなるような機能・サービスの充実を期待したいですね。

2021-07-23

さらにこんどは劇場版「∀ガンダムⅠ地球光」「∀ガンダムⅡ月光蝶」がプレミア限定公開です

Gレコ(Gのレコンギスタ)もものすごくいいのですが、∀(ターンエーガンダム)が明日7月24日土曜日21時からまたまたプレミア公開です。

∀は、宇宙戦争に明け暮れた宇宙世紀の数千年後の、人々が文明を封印して地球と月に分かれて生活している時代の物語です。

もうずっと目を離せないですね。

[2021-07-30] 後編「∀ガンダムⅡ月光蝶」のプレミア公開も7月21日土曜日21時から24時間行われます。
前編「地球光」はTV放送のまとめ的な流れでしたが、後編「月光蝶」はきちんと物語の結末まで描かれているので、見ごたえがあると思います。

そう言えば、今はもう普通に使われている「黒歴史」という言い方は、実は富野監督が∀ガンダムの中で創作した言葉なんですね。

それと、この劇場版は、前編と後編を半年とか1年の期間を置いて公開するのではなくて、同時に1日おきに交互に公開するサイマルロードショー方式で公開されました。
土日2日間連続で観るのはさすがにきつくて、土曜日2回かけて観に行った記憶があります。

2021-07-21

またまた飲食系の良番組『お耳に合いましたら。』、みんな知ってるチェーン店グルメ

このご時世、外食にもなかなか行きづらいですよね。
そんな中、外食チェーン店大好きな内気な主人公が、大好きなチェン飯の話でポッドキャストを始めてしまうというストーリーの『お耳に合いましたら。』が始まりました(番組ホームページ)。
単純明快、好きさがあふれる、スカッとする内容で、見ていて(と言うか聴いていて)いやなこともすっかり忘れてしまいます。
放送は、地デジではテレ東木曜24:30、BSテレ東と4Kでは翌週火曜24:00、TVerではここです。

番組ハッシュタグは #お耳に (TwitterInstagram)です。
テレビ番組と同時に、主人公のポッドキャストがそのまま公開されていて、こちらだけでも満足の内容。
さらに、番組中で主人公が大ファンで聴いている氷川きよしの自炊ポッドキャスト『kiiのおかえりごはん』も並行して公開されています。

これはすごいと思います、満腹になりますね(いやいや逆に飯テロで空腹にw)。
三大欲求のひとつと言うまでもなく、食欲に直接訴えてくる快感があります。
一発で大好きになりました、おすすめです。

[2021-07-23] 来週7月29日木曜夜の放送は、テレ東のオリパラ担当日(ちなみにステレオサラウンド放送、以前の投稿)のためスキップ、第4話は7月5日木曜夜です。

[2021-10-01] #お耳に 12回、終わりました、心に染み入る、大好きな番組になりました、ありがとうございます。
チェン飯香港編と、テスト録音の公園編のポッドキャスト公開も期待していますよ!
続編も、まだまだ続々作れそうですね、切望!
作ってくれないなら、買収しちゃうぞ!

2021-07-19

おうちでオリパラの計画は出来ましたか、いまさらかもしれませんが地上波の全番組一覧です、壮観です、さらにネットでの配信も大盤振る舞いです

コロナ禍でのオリンピックがいよいよ始まりますね。
くれぐれも大事無き事を祈ります。

さて、今回は日本開催ですが、いわゆる「おうちでオリパラ」です。
どんな感じでテレビ放送されるのかピンと来ていなかったのですが、NHK(6/28告知ページ)民放協会(6/21告知ページ)それぞれから発表されているのを見つけました。
まずはオリンピックに関して、NHK(PDF直リンク)民放(PDF直リンク)ともPDFで番組表が公開されています。

これを元に全体を一覧図にしてみました。

色のついているところが全部オリンピック番組です。
NHKは総合とEテレのほぼ全時間、民放は交代で一日中放送のすごいスケジュールになっています(さらにNHKはBS1、BS4K、BS8Kでも別々の競技を放送)。
なお、民放の方の図の色分けは、ピンク色がTBS、青色がNTV日テレ、オレンジ色がCXフジ、黄色がEXテレ朝、黄緑色がTXテレ東です。

お気に入りの競技は事前にチェックして見逃さないようにしなくちゃいけないですね。
在宅だとおそらく仕事にならないです(もともと東京にある会社はオリパラ期間は在宅を計画していた、というのはもう懐かしい話)。
これだけあると到底録画は不可能、NHKの「デイリーハイライト」22:30~23:55(土曜だけ23:00~23:30)か、民放持ち回りの「東京五輪プレミアム」23:00~26:00は毎日見ないといけないですね。

番組一覧のテキスト版は、MYJCOM番組表の特設サイトにありました(BS含む、長大なテキストです)。

[2021-07-26] いよいよ始まりました、テレビ放送だけではなくて、インターネット配信も充実しています。
日程の進捗、試合スケジュールに応じて結構柔軟に対応して放送されているようです。 

NHKプラスでは、地デジと同じ内容のライブ配信と、1週間の見逃し視聴(例えば開会式)、それと各競技のハイライトの視聴ができます。
NHKのスポーツサイトでは放送枠に入らなかったたくさんのライブ動画やハイライトを配信しています(こちらでは開会式がまだ見れます、お宝ですね)。

民放共同のgorin.jpでは、テレビ放送中の人気のある試合と、(撮影しているけれども)放送枠に入らなかったたくさんの試合(NHKとの重複はほとんどない)も競技場のコート毎に20チャンネルくらいでライブ配信(実況解説が付いていないものも多いようです、配信スケジュールはこちら、午前・午後・夕方に一覧が分かれています。
もちろん各競技のまとめハイライトと、なんと民放で収録した主な競技の見逃し配信もあります。

どちらも毎朝チェックして最新のスケジュールを確認しないといけないですね。

[2021-08-01] 日本選手・チームの出場する競技はインターネット配信を含めると、ほとんどが生で視聴、主な競技は見逃し視聴もできますね。
今日はどの競技をやっているのかなという、競技全体の日程は、例えば読売新聞の特設ページが分かりやすいと思いました。
あまりなじみのない・なかった競技でもタイミングが合って見てみると、見ごたえのある改めて興味を持てる競技が結構ありますね(スケボーやセーリングなど)。
少し残念なのは、日本が進めなかった決勝戦(例えばラグビー決勝、卓球シングルスの中国vs中国の頂上試合など)が見逃し視聴できないことくらいです。

2021-07-09

藤井聡太さん、最高段位の九段に昇段するも、藤井九段と呼ばれる日はおそらくずっと先

将棋の藤井聡太さんの活躍が目覚ましいことは、このご時世にあって、かけがえのない明るいニュースであることは間違いないです。
ラグビーの2019年ワールドカップ日本大会の時の「にわかファン」は、大会期間前後の期間限定でしたが、将棋は年中ずっとタイトル戦をやっているので、にわかファンであったとしても、継続的に楽しめるのではと思います。

将棋の最高段位は九段です。
これはおそらく将棋盤が9x9で、9コマ目に進んだら敵陣の最深部なので、だと思います。
最高段位に昇段したのであれば、藤井九段という呼称になるのでは、と思っていました。
ところがどっこい、そうではなくて、王位や棋聖などの8つのタイトルが段位よりも重きに置かれて、タイトルホルダー、それも二冠の藤井さんは、藤井二冠と呼ばれるのが正しいそうです。
逆に言えば、タイトルを保持している間は九段という呼称にはならないのです。
藤井さんの勢いを見ていると、当分はタイトルが増えることはあっても、減ること、ましてや失うことはないと思えるのです。

毎月のように記録を塗り替え続けている藤井さんがすごいことは確かなのですが、それ以上に、藤井さんに破られるまで人生のほとんどの間最年少中学生棋士だったひふみんこと加藤一二三さんや、歴史上はじめて全タイトルを制覇して七冠(当時は叡王がなかった)になった羽生善治さんは、もっともっと上を行っていると思えます。

この時代に生きていて、歴史的な瞬間を何度も見られるのはハッピーと言うかラッキーです。
21世紀は本当にワクワクしますね。

このご時世、せめてテレビで酒場に行きますか、『今夜はコの字で』がTverで再放送開始

コロナに対処できるきちんとした治療薬はまだまだ出てきそうにないので、なんとか全世界の人類の大多数がワクチンを接種して集団免疫を獲得するまで、もう少しの辛抱でしょうか。
感染力が高いので、会食は、たとえ緊急事態やまん延防止がなくても、非常にリスクが高いというか、自爆行為なのではないでしょうか。

こんな中、テレビ東京の名作ドラマ『今夜はコの字で』が、TVerでの再放送が始まっています。
7月5日から毎週月曜日24時、1週間ごとの配信です。
全12話、再放送なのでその気になれば予告編も番組ページですべて見れます。
このドラマ、初回放映が2020年1月とコロナの申し子のようなタイミングというか、緊急事態前ギリギリに収録したと思しき、そういう意味でも非常に感慨深いです。

ほっこりするドラマを自宅で見て、もう少しだけ我慢しようじゃないですか。

2021-07-07

M1 iMac 24inchにやっと遭遇、感想とその先への希望

5月に発売されたApple Silicon M1 iMac (24inch) を先日、店頭でやっと見てきました。
第一印象は、11.5mmというスペックの割には結構分厚いな、でした。
以下デザイン面に関する感想と考察です。

  • 意外と実際よりも分厚く感じました。
    M1 MacBook AirとMacBook Proの最厚部はそれぞれ、16.1mmと15.6mmでM1 iMacより厚いはずなのですが、これらは端に向かってなだらかに細くなっていて、実際よりも3割以上薄く感じるようになっています。
    これに慣れてしまっているがために、M1 iMacを分厚く感じてしまったのだと思います。
    極限まで細くしたIntel iMacの端面(3mmくらい?)の記憶のせいもあると思います。
    もちろん、たまたま横に置いてあったPro Display XDRの27mmに比べると半分の厚みだったのですが。
  • 厚み比較で感覚的に合うのは、iPad Pro 2枚分。
    iPad Proはフラットな形状で5.9mmなので、ちょうど2枚分になります(11inch版)。
  • 前面の素材は質感的にプラスチックのようです。
    側面のアルミニウムボディーと全面パネルの境界にわずかながら隙間があります。
    前面パネルを立体整形してうまくはめ込んでいるのだと思いました。
    画面の輝度がとても高いのもあって、反射は全く感じられませんでした。
  • あごなしデザインに納めて欲しかったと。
    写真で見ていると、下のあごの部分は、iMacのデザインアイデンティティになっていて良い感じです。
    でも、実物を見てみると、とても邪魔に感じてしまいました。
    きれいなパステルカラーなのでなおさらかもしれませんし、普段使っている外付けディスプレイに慣れているからかもしれません。
    iPad Proは1枚分の厚みの中に全て納めているのだし、電源をACアダプタに外出ししているのだから、M1 iMacもあごなしにできる可能性は大いにあったはず、と考えてしまいました。
  • 雑味の無いスピーカーは確かに良いようです。
    ヘッドホンジャックがきちんと付いていることからも、このマシンをサウンドを入出力するメインのマシンにして欲しいことが伝わってきます。

2021-06-28

パソコンの未来はペンタブレットと考えているように見えるWindows 11

 右の写真は、それぞれ

に掲載されているものです。

Windows 11ではデスクトップが無くなって、ラップトップと2-in-1、それとペンが明確に登場しています。
Surfaceではペンはオプションで、かろうじてSurface Pro Xに収容されています。
Windows 10ではラップトップ、2-in-1と共に真ん中にデスクトップがありました。

スマホやタブレットのように、携帯性のためにキーボードを完全になくしたデバイスは、確かに見た目のデザインが洗練されていて、閲覧中心なら使いやすいです。
指先での入力では細かいところに無理があるので、ペンを使用するのも、理屈としては正しいです。

しかしながら、パソコンはあくまでパソコンであって、タブレットが主流になると考えるのであれば、洗練されたタブレットOSを出してほしいです。

正確な入力にはまだまだキーボードが欠かせません。
デスクでの作業には、ペンやタッチパネルよりも、タッチパッドやマウスの方が(悔しいかもしれませんが)適しています。

Windows 11をペンやタッチパネルに寄せていくのなら、(Vistaではなくて) Windows 8の轍を再び踏むことになると思います。
真ん中にスタートメニューがあると使いやすくなるのは、スマホの縦長のポートレートディスプレイの時のみであって、マウス操作で画面下中央をクリックするためには、より注意く正確なポインタ操作が強いられます(その上、なんということでしょう、スタートボタンは中央ですらなく、タスクバーに都度一覧されるアプリアイコンの左先頭なので、常に位置が動きます!!)。
スタートボタンは画面の角にあるから押しやすいし、そしてなにより、スタートメニューが表示されても作業中のウィンドウを極力邪魔しないように隅っこにあるべきなのです。
集中して作業している最中に、補助的なアプリや参考ドキュメントを起動しようとすると、真ん中に表示される新しいスタートメニューに視界を遮られて注意力がそがれてしまいます。
スタートメニューが主役と思う・思わせるのは、根本的な大きな間違いです。

Windows 10XはSurface Neoのような(私の過去記事)、タブレットに寄せたマシン用だったので、スタートメニューが中央にあるのが理にかなっていたのですが、目新しさのためだけにWindows 11にその機能を持ってくるのは、明らかに間違っていると言えます。
2-in-1のような、パソコンとタブレットの合いの子で、現状ではどちらの用途にも中途半端のデバイスを「何とかして主流に据えたい」のなら、もう一段階のなにかの革新がないと、再び後退してしまうだけのように思いました。

そういえば、Windows 8ではタブレットモードでのタッチパネルジェスチャ(当時の私の記事)が多数定義されていましたが、どれも直感的とは言えず、かつ新たに操作を学習する必要があって自然消滅しました。
そもそもWindows 8にそういうジェスチャがあったことや、スタートボタンがなかった(代わりにスタート画面、そしてスタートボタンはWindows 8.1で復活)ことすら、きっと誰も覚えていなかった・忘れていましたよね。

(今回、本BlogにWin11のタグを作りましたが、短命に終わらないことを願うばかりです。)

[2021-09-23] Surface Laptop Studio入りのイメージが出たので追加しました。

2021-06-25

Windows 11開発者向けイベントがまた突然の告知(今度は急すぎて後で見ることに)

新しい書き込みをするほどでもないか(以前の書き込み)、とも思ったのですが、一点だけメモしておきたい情報があるので、投稿します。

Windows 11の一般向け発表イベントに追加して、わずか4時間後に、開発者向けのWindows 11イベントがありました。
ビデオは、YouTube上の
Join us to see what’s next for developers(約1時間)と、
Blog記事が、
What Windows 11 Means for Developers - Windows Developer Blog (2021-06-24) です。

これもなぜ事前に告知してくれなかった・できなかったのでしょうか(急に言われても、見たくても見れないこともありますよね、私も後で見ます)。
発表イベントの中の後半で突然これが告知されました(リンクも一般的なMicrosoft Learn TVのもので、直リンクが準備できなかったのかと勘ぐってしまいます)。

発表イベントも開発者向けイベントも突然の告知の割には、結局は答え合わせの内容になってしまいました。
また、内容以前に、ストリーミングが安定して繋がりませんでした(やり遂げるためのクォリティが十分ではないと言われても仕方ないと思います、逆説的にそれだけWindowsへの人々の興味が高いという説明では納得できないですよね)。
私は即座にラッキーなことにcnetがYouTubeでミラーしているライブ配信(Microsoft Windows 11 Reveal Event (Crashing / Broken Version) - Original Livestream:更新されたタイトルが泣けます)を発見できたので、そこから視聴しましたが、そこでさえ、時々いわゆる「ピー」状態に(Microsoftからcnetへの送信でさえ不安定)なっていました。

内容的にはWindowsが欠かせないものであることを感情に訴える場面もある、そういう点では分かりやすい内容だったと思います。
しかしながら、いかにも作り込まれたビデオであり、ライブイベント感は全く感じられませんでした(舞台上から居間への瞬間移動効果が、ブラタモリの函館方式の背景画像切り替えで、人物移動をAR的に制御している、というのなら実際にライブなのでしょうが、どう見ても別々のスタジオで収録したビデを編集してつなぎ合わせたようにしか見えませんでした)。
これなら深夜の放送時刻に見る必然性は全くなくて、完成ビデオをBlogやメールで送ってくれれば(早送りとか繰り返しとでじっくり見られて)良いのにと思いました。

Androidアプリ、Amazon Fireアプリが動きます、のところだけはサプライズ(PanosがOne More Thingと言っていましたね、全体的にオマージュを狙っていると言うか。。。)でした。
そこまでできるのなら、

  • Raspberry PiをWindows 11がGUIを含めてサポートします、とか
  • Apple Silicon Mac用Windows 11を出します、とか

まで、すそ野を広げて、頑張ってほしかったです。
AMDやArmには触れられませんでした(Intelに忖度か?)
11は単なる改善版ではなくて、Windows 10を後方互換のために継続し、それとは別の全く新しいコンパクトなOSを出す、でもよかったのでは、と思います(この点は冷静に分析して、後方互換が必要不可欠と判断したのでしょう、Windows Updateをなんとか高速化するので実現したら許してねという仕切りでしょうか)。

結局Windows 10 22H1レベルのもの、もともとはWindows 10の定期アップデートで提供してほしかったような内容を、わざわざWindows 11と名前を変えて、従来のシュリンクラップ(MS Officeも2022を出す)と同じ発想の中で出してきただけですね、という少し残念な結果となってしまいました。
革新にはもう少し時間が必要なのかもしれません(Windowsが現在の生活の中で不可欠な面はお認めしますが)。

[2021-06-26] 新しいユーザインターフェースが特徴と言われていますが、従来のアプリ、たとえばメモ帳(Notepad)やMSOffice、APIとしては古いWin32/WinRTと現行のUWPに頑張って追いついてきたアプリが、そのまま「新しいユーザインターフェース」で表示されるのなら、ものすごく良いのですが、そうはならなさそうです。
現在のWindows 10でもUWPアプリと、Win32アプリ、それと独自UIのMSOfficeでは全然見た目や操作性(タイトルバーの色が付いたりつかなかったり透明だったりや、クローズボタンのサイズがバラバラなどなど)が統一されていなくて、寄せ集めのOSを日々使わされている感覚でガッカリと言うかイライラします。
Linuxでもウィンドウマネージャを入れ替えたらウィンドウを操作する基本のタイトルバーは統一されるのに、Windowsではあえてバラバラにできるのが不思議なくらいです。
Windows 11では新しいユーザインターフェースをWinUI3で提供と言っているので、これを使うようにアプリを書き換える必要があります。
またユーザインターフェース系統のバリエーションが増えてしまって、画面がますます混沌とするだけですね。

[2021-07-07] みなさ~ん、デフォルトのたった1枚のデスクトップピクチャ(壁紙)のカッコ良いイメージだけに惑わされちゃだめですよ。

2021-06-19

Android 12デバイスとしてPixel 3aを手に入れた

Android 12は久々のワクワクするAndroidと思い、お手頃価格になってきたPixel 3aを手に入れました。

Material Youと銘打ったGUIのパーソナライズ機能ですが、以下第一印象です。

  • まだベータ2なので、粗削りなのかもしれません
  • Google製も含めてアプリがMaterial Youに対応していないので、統一感のメリットがまだわからないですね
  • GUI部品が角丸長方形なのか、円なのか、楕円なのか、統一感が取れていないと感じました
  • Notification Panel(iOSでのControl CenterとNotification Centerを合わせたもの)のボタンも大きすぎてスペースが無駄と感じました(ボタンの大きさはカスタマイズできるといいのですが)
  • OS全体のUIの色合いをカスタマイズできるのが最大のウリですが、iOS/iPadOSで言うところのアプリごとのキーカラーに当たると思います
    すべてのアプリのキーカラーが同じ色になってしまうと、LINEしているのか、メールしているのか一目で判断できなくなりますね。Googleアプリのアイコンがすべて同じ色合いにそろえられて、いわば改悪されましたが、これをもっと推進する感じなのかもしれません。色ではなくてUIの形で区別させるのでしょうか

Material YouはAndroidにとどまらずChrome OSやWebにも広がっていくのだと思います。
よりよい形で発展していってほしいものです。

単なる答え合わせの会になってほしくないWhat's next for Windowsイベント、ところでなぜBuildと別枠で発表することにしたのでしょうね、期待が膨らみますね

「窓から見える外の世界、未来へ飛び出そう」、私にはそんな風に見えました。

近頃の発表イベントは事前リークと言うか漏洩が多くて、答え合わせのようにしかならなくて、ライブで見ていてとても残念な思いばかりです。
来週の「Join us to see what's next for Windows」にはそうはなってほしくないものです。

とは言え、私からも予想をひとつ(やはり予想する誘惑にはあらがい難いですね)。
Chrome OSのような、Edge OSの予感がします。
もしそうなればEdgeは先見の明のあるネーミングというか、最初からそう見据えられていたのかもしれません。
MSOfficeもすでにスマホOS版もあるし、クラウド版もキッチリ動くようになっています。
WindowsもPCのOSとしての形に固執することが無くなっていると思います。

ところでなぜ直前のBuildイベントで一緒に発表しなかった、あるいはできなかったのでしょう。
わざわざ独立したイベントになっているからには大きな話題(大きな変化?)を期待してしまいます。
Buildの元々の内容へのしわ寄せを気にしたのでしょうか(そんなことはなくて、どちらも周到に準備してるはず)。
Satyaの会長就任後の初仕事として、華を持たせたかったのでしょうか。

ほとんどの人が、家に金庫や水道のタンクを持ったりしない(でも持とうと思えば持つことは何ら難しくない、持とうと思えば自由に持てる)という、人の世のインフラ機能。
人とコンピュータの関係性も、そういう感じに確実にシフトしてきています。
金庫製造者は金融業者に、コンピュータ製造者はクラウドサービス提供者に仕事を取られる、という側面はあるにせよ、この流れが一度始まってしまうと、だれにも止められません。
人が同じことをするのに、全く違う業界の提供物・提供サービスを使うようになる、そういう流れの中でWindowsもワクワクする進化を見せて欲しいと思いました(MicrosoftもPCパッケージソフトウェアと周辺機器・PCから、サーバアプリへ、そしてクラウドサービスへ業態を広げてきました)。

発表されるのがWindows 11だとしても、それはいくつか発表されるもののうちのひとつであってほしいものです。

[2021-06-25] 発表イベント後の所感を投稿しました。

2021-06-09

Linuxアプリのグローバルメニュー化はUbuntu Unityでしかできないと思っていたけれど、Kubuntuでもできるんですね

少し前のKDEのブログから
Linuxでのグローバルメニュー表示
自分用のメモを兼ねています。
WindowsやLinuxの各アプリのメニューバーは、それぞれのウィンドウのタイトルバーの下に配置されます。
これって、貴重な画面スペースの無駄だとずっと思っています。
さらに悪いことに、MS Officeではメニューバーの代わりにリボンというまた別のメニュー方式を持ち出してきています。

どのOSでもmacOSのように、メニューバーは画面の一番上の共通エリアに表示されればいいのに、とずっと思っています。

Ubuntu Linuxでは、5年ほど前にUnityというGUIツールキットで、このグローバルメニュー (global menu) を独自に実現していましたが、現在は独自路線からより多く使われているGnomeに移行しています。
主流から外れたのはとても残念だったのですが、コミュニティーの力で、Ubuntu Unity派生 (https://ubuntuunity.org/) として提供が継続されています。

さらに先日知ったのですが、KDEの最近のバージョン (最近のバージョンはKDE Plasma 5というらしくて、すっきりしたデザインに好感が持てます) ではUnityと同じようなグローバルメニューの機能を提供しています。
Ubuntu Linuxの主流の派生のひとつであるKubuntu (https://kubuntu.org/) でもこの機能が使えるようです。

これは安定してそうで、時間を見つけて試してみたいと思います。

WWDC2021 - Apple Siliconについて一切触れられなかったのはなぜ、顔出しなしのミー文字なのはハードウェアの発表ができなかったお詫びか?

いつもながら内容盛り沢山なWWDCが今年も始まりました(developer.apple.com内のページ)。
え、本当にみんなそう思ってます?
確かに5つの全てのプラットフォーム(iOS, iPadOS, watchOS, tvOS/HomeKit, macOS)での盤石な更新はありました。
しかしながら、ハードウェア、特にApple Siliconについて何も触れられなかったのはなぜなのでしょう。
いつもなら最低でも、Apple Siliconは発売からxx%もxxしたとか、アプリの移行が50%以上進んだとか、キーノートスピーチでしか聞けないような成果や予定があって然るべきだし、当然期待しています。
もしかして、半導体不足がかなり深刻で、ハードウェアの生産見込みが業績に影響が出るほどで、需要をトーンダウンさせたい意志が働いているのでしょうか(iPhoneは多少遅れてでも出さない訳にはいかないので全ての生産をそこだけに集中させている)。
それとも、新製品の発表が直前のバグか何かで出来なくなってしまったのでしょうか。

矢継ぎ早だったApple Silicon版 MacBook Air / MacBook Pro / Mac mini / iMac / iPad Pro の発売開始のペースに慣れた私たちユーザにとって、一切何も話がないというのは期待外れというか、お預けにされてしまった感が強いです(他のサイトではこの気持ちをなかなか代弁してくれていないも不思議ですが)。
私などは、Appleサイトの役員ページがミー文字に入れ替わったのは、ハードウェアが発表できなかったお詫び、遺憾の気持ちから顔出しできなくなったのかと、真っ先に勘繰ってしまいました。

とは言え、事前予想の答え合わせ会をうまく回避した、とも言え、その点はとても素晴らしかったというか、本来のキーノートらしさを取り戻した嬉しい誤算だったと思います。

さて、私にとって気になったWWDCキーノートの5大トピックは以下です。

  • FaceTimeがAndroidやWindowsでも使える、FaceTime Link(ミー文字作成まではwebでもできたとしても動かすのはFaceTime Cemeraとアプリじゃないと無理ですよね)
  • MessagesにはMessages LinkやiCloudサイトでの扱いは無し、あくまでインタラクティブにやりとりするショートメッセージとしての位置付けからか?
  • Walletが運転免許証などのライセンスカードが扱えるように
  • iPad(とおそらくmacOS)のSwift PlaygroudからApp Storeにアプリをリリース可能に(じつは私もSwift Playgroundのリリース当時にこの機能は予想・期待していました、なお当時はまだiOSとiPadOSが分かれていませんでした)
  • ShortcutsがmacOSにも(私はまだ全然活用できていないので、今後の研究課題です)

それと私からのOne more thingです。

macOS Monterey(モントレー)のバージョン番号はmacOS 12になるようです。
developer.apple.comのページに”macOS 12 SDK”とひっそり書かれているのを見つけました。
iOSのようにどんどん数字を大きくしていくんですね。
これでバージョン99まで70年以上は番号の心配がなくなりましたwww。
(ところで、去年のEngadgetの記事に『アップル、Swatchに「One more thing」の商標を取られる』というのがあって気になりました)

2021-05-21

憧れのBang & Olufsenのサウンド、Beoplay A2をやっと手に入れた、と思ったのも束の間、新製品Beosound Exploreがちょうど発売

こちらがBeoplay A2
新発売のBeosound Explorer
高さがA2の短辺とほぼ同じ、
Beosound A1よりかなり小柄、
シルエットのサイズは
Beoplay P2に近いかも

書斎用に、中古ですが、かのBoeplay A2を手に入れました。
これが私にとっての初B&Oです。
Beoplay A2はBang & Olufsen社の歴史上、初のポータブルスピーカーで、販売台数を最もあげた製品とのことです。
Beoplay A2の初代モデルの発売は2014年です(AV Watchの記事)。
寸法から事前にiPad Pro 11インチと同じくらいかと予習していたのですが、実際に手に取ってみると厚みがあって結構なサイズです。
とはいえ、比較的大きな7.6cmのバススピーカー2個、1.9cmのツイーター2個、それにパッシブラジエータが収まっていることを考えると、むしろ小さくまとまっていると思います。
M1 MacBook AirにBeoplay Software Updaterアプリを入れて、mini USB to USB AケーブルとUSB A/C変換アダプタで接続し、ファームウェアを8.xから9.3.4にアップデートして、無事にiPad/iPhoneのBang & Olufsenアプリでイコライザ設定ができるようになりました。

※1:Beoplay A2の前面カバーの中にメンテナンスポートがあるのですが、microではなくてマイナーなmini USBなので注意が必要です。古いケーブルのを引っ張り出してきました。
※2:スマホ用のアプリでもファームウェアアップデートできるようですが、スマホ側をホストモードで接続するUSBケーブルが難しい(iPad/iPhoneだとカメラアダプタ)のと、Bluetooth経由のアップデートは怖いし、そもそもファームウェアが古くてアプリから認識されなかったので、素直にパソコンでアップデートすることにしました。
※3:iPad/iPhone用にはB&O AR Experienceという仮想お試しアプリもあるので、購入前に自分の部屋にBang & Olufsenのスピーカー、ヘッドホン、テレビを置いてみることができます。ただしBeoplay A2は旧機種なのでARには入っていませんでした。

サウンドは素人の耳にもパソコンの内蔵スピーカとは全然違うことがわかります。
音量を下げてもバランスが崩れません。
最新のM1 iMacと勝負させてみたい気分です。

と、感慨に耽っていたところ、今日ちょうどBang & Olufsenから、ポータブルスピーカーの新製品が発表されました(リリース情報(英語)製品ページ(早速日本語あり))。
新製品Beosound Exploreは4.6cmスピーカー2個(ステレオかどうかは期待薄、Beoplay P6でもステレオという情報がないので)、IP67防塵防水の円筒型ボディー、US$199で、USオンライインストアでは今日、日本では5月24日から発売です。
私が探していたのとはちょっと違うので、なんとかギリギリセーフです。

なお、今後のB&Oの製品名は、Beosoundがスピーカー、Beoplayはヘッドフォンになるように思います。

[2021-06-05] 新製品はBeosound Explorer (エクスプローラー) ではなくてExplore (エクスプロア) ですね、訂正しました。

2021-05-05

Apple Silicon Mac上でIntel版Windows 10をインストールする手順(UTM app)

このブログではUTM appを使ってIntel版のWindowsを動かす話題を取り上げてきました。
もう一度言います、UTM appを使えば、Arm版のLinuxやWindowsだけでなく、Intel版のWindowsを動かすことができます。

今回はApple Silicon Mac上でIntel版Windows 10をクリーンインストールする方法です。
少しコツが必要でしたので、その手順を紹介します。
UTM appはLinuxの世界では有名なCPUエミュレータであるqemuを、macOSやiOS/iPadOSで簡単に使えるようにしたアプリで、ここ(App Store版、またはフリー版)から入手できます。

Apple Silicon MacBook Airの8 Coreを全て使えばIntel CPUの実機の1/2〜1/4くらいのパフォーマンスで動作します。
以前の検証では1/4〜1/8くらいのスピードしか出ず、実験程度にしか使えない状態でしたが、今回改めてWindows 10をクリーンインストールしたら俄然速くなりました。)

以下、Apple Silicon Mac上にIntel版Windowsをインストールする手順です。

  1. 準備物は3つ。
    UTM app(App Store版、またはフリー版をあらかじめインストール、現在のバージョンは2.0.27です)、
    Windows 10のインストーラISOファイル(わたしが試したのはWindows 10 version 2004 日本語版)、
    追加ドライバISOファイル(UTM appのサイトのもの)です。
  2. UTM appを起動します。
  3. + ボタンで新しいVMを作成し、以下の設定を行います。
    [Information] タブの [Name] でVMの名前をつけます(あとでも変えられます)。
    [System] タブの [Architecture] で [x86_64]、[Memory] を 4096MB(わたしは余裕を持たせて6GB)に指定、[Show Advanced Settings] をチェックして、[CPU Cores] で 8Coresを指定します。
    [Drives] タブで、[New Drive] ボタンを押して30GBのシステムディスクを作成します。さらに [Import Drive] ボタンを押してWindowsのISOファイルを指定します。再度 [Import Drive] ボタンを押してダウンロードしたspice-guest-toolsのISOファイルを指定します。3つとも [Interface] は [IDE] です。
    [Display] タブの [Emulated Display Card] に [vmware-svga] を選びます(vmware-svgaがいちばん安全と思います)。
    [Sound] タブの [Emulated Audio Card] に [Intel HD Audio Controller (ich9)] を指定します(デフォルトの [Intel 82801AA AC97 Audio] ではドライバが見つからないため)。
    以上を指定したら、[Save] ボタンを押します。
  4. 右三角ボタンで、作成したVMを起動し、Windows 10のインストールを行います。
    インストーラの中で2回のリブート(「ファイルのコピー」の後の「再起動します」のところと「準備しています」の後)がありますが、インストーラ中の自動再起動はうまくいかないので、画面が真っ黒になって、アクティビティモニタで見ていてCPUが約100%で一定になったら(処理中は300%とか500%とかの高負荷)、Windowsの表示ウィンドウのボタンで強制停止したのち起動させます。
    インストーラの最後の方でのシステム更新は、わたしはインストーラを早く終わらせたいので行わないです。
    ユーザの設定等の後、最後の「現在準備中です」のところで「予想よりも少し長くかかっています」と出ますが、無事完了して、Windows 10が起動すると思います。
    インストールは約1時間で終了します(実機に比べてそれほど遅くないですね)。
  5. 起動したWindows 10にログインします。
    最初は実機でも同様なのですが、デバイスの自動構成([QEMU USB Keyboard] など)やWindows UpdateやSearch Indexerが動くので負荷が高いです。
    いつも動いてしまうOneDriveは、わたしはタスクマネージャの [スタートアップ] タブで [停止] にしています。
    デバイスマネージャを見ると [PCIシンプル通信コントローラ] が警告状態になっていると思いますので、[ドライバの更新] で E: ドライブを指定してドライバをインストールします([VirtIO Serial Driver] (Red Hat, Inc.) がインストールされます)。
    それと、ライセンス認証を行います。
    システムが落ち着いてくると、30秒ほどで起動、1分で停止するようになりました。

むかしはWindowsのインストールといえば半日仕事でしたが、上記手順は2時間もあれば完了します。

Apple Silicon Mac上では、ParallelsもVMware Fusionも、もちろんBoot ChampもIntel Windowsへの対応の望みが薄い中、今UTM appは現実に動作する解です。
実行速度の不利さもM2 Macになればすぐに解決すると思います。
いかがでしょうか。

[2021-10-31] CPU Cores数の設定は、初期のM1では全コア数の最大の8がおすすめです。
M1では高性能コアが4つですがM1 PRO/MAXは高性能コアが8つなので結果はかなり違うと思います。
10に設定すると多少でしょうがさらに上がると思われます。

[English version of this post]

2021-05-02

私のMacBook AirのUS配列のキーボードをカスタマイズして、左端の一番の特等席をCtrlに

カスタマイズ後の私のM1 MacBook Airのキーボード

MacBook Air/ProのUS配列キーボードや、外付けコンパクトキーボード(テンキー無しキーボード)でどうしてもしっくり来ないのが、左下端のfnキーです。
この位置は、手探りでも間違いなく確実に押せるいちばんの特等席なのに、通常のタイピングでは全く使わないfnキーが置かれています。
ターミナルでのコマンド操作や、リモートデスクトップでのWindowsへの接続ではCtrlキーをよく使います。
この場所はWindows機でよくあるようにCtrlキーになっているべきです。
JIS配列(日本語配列)のキーボードの場合、Ctrlキーは文字Aの左(US配列でのCaps Lockの位置)にあってとても優遇されているのに比べると、ひどいものです。

MacBook Air(とMacBook Pro、それにテンキー無しの現行のMagic Keyboard)をよく見ると、都合の良いことに、fnキーとCtrlキーのサイズが同じなので、入れ替えられそうに見えます。
キーの手前の左右の角に精密ドライバを差し込んで、注意深く持ち上げてやると、パチンと爪が外れ、そのまま手前にずらすとキートップを取り外せます。
この要領で、MacBook AirのfnキーとCtrlキーを入れ替えたのが右の写真です(ちなみにMicrosoft Lensアプリで写真を長方形に綺麗に補正しました)。

最初はどことなく違和感を感じますが(どうでしょう、あなたは違いに気づきましたか?)、目はすぐに慣れますし、なによりCtrlキーの押しやすさに雲泥の差が出ます。

物理的にキートップを入れ替えただけではもちろん動作は変わりません。
キーカスタマイズアプリの定番、Karabiner Elementsを使って、キーを押した時に入力されるキーコードを入れ替えてやる必要があります。

【fnとCtrlを入れ替え】
設定は簡単で、2番目の画面のように、[Simple modifications] タブで、fnをleft_controlにお互いに入れ替えるだけです。
[Target device] のところは、規定値の [For all devices] でも良いのですが、他の外付けキーボードを接続した時のことも考えて、私は [Apple Internal Keyboard / Trackpad (Apple Inc.)] を指定しました(本体のキーボード以外ではこの入れ替えを実行しない)。

物理的なキートップの入れ替えまでやらないにしても、Karabiner ElementsのfnとCtrlの入れ替え設定は、Ctrlキーを多用するUS配列の方には是非とも試してみていただきたい設定です。


以下、長くなりますが、私がKarabiner Elementsで設定しているあと3つの便利な設定を紹介したいと思います。
いずれも [Complex modifications] で設定するものです。

【Ctrl+DeleteをDelに】
WindowsではBackspaceキーで左の一文字が削除、Delキーで右の一文字が削除されるので、カーソル位置の文字を消したい時に一発で行えてとても便利です(カーソルを消したい文字の右側に移動してから削除とやらなくて良い)。
もしかすると、それほど知られていないかもしれませんが、Macでは、fn+DeleteでWindowsのDelのように右側の一文字削除を行えます。
今回fnとCtrlを入れ替えたがために、fn+Deleteが押しにくくなってしまいました。
これをカバーするために、Ctrl+DeleteでもDelが実行されるようにしたいと思います。

この設定は Karabiner Elements にテンプレートとして用意されています。
[Complex modifications] の [Add rules] ボタンを押した後、
[Import more rules from the Internet (open a web browser)] を押し、
開いたブラウザの中で "backspace" を文字列検索し、見つかった [Map Ctrl+Backspace-Delete to Fn+Backward-Delete (suppr current character)] を
[Import] します。
すると一覧に [Map Ctrl+Backspace-Delete to Fn+Backward-Delete (suppr current character)] が表示されるので [Enable] します。

【Caps Lockキーで日本語英語入力切り替え、ただしリモートデスクトップでは何もしない】
US配列キーボードで日本語を入力するには、メニューで [あ] を選んでも良いのですが、M1 Macではfnキーに地球儀マークがありこのキーで切り替えることができます。
さらにキーボード環境設定の [入力ソース] タブの [Cpas LockキーでABC入力モードと切り替える] にチェックを入れると、Caps Lockキーを日本語英語切り替えに設定できます。
このCaps Lock設定を行うと、リモートデスクトップで接続先のOSに対して本来のCaps Lockキーが送信されなくなってしまい、とても不便です(WindowsでもCaps Lockキーを日本語英語切り替えに設定している場合には動作しなくなる)。
Karabiner Elementsを使うと、この悩みを解消することができます。

Karabiner Elementsの [Complex modifications] では、対象アプリを絞ったり、除外したりしてキー割り当てのカスタマイズを行うことができます。
テンプレートとして用意されていない設定は、設定ファイルを作成することで対応します。
フォルダ /Users/your_user_name/.config/karabiner/assets/complex_modifications に以下の内容のJSONテキストファイルを作成します。

{
  "title": "For Japanese",
  "rules": [
    {
      "description": "Caps_lock to Toggle ja/en unless RDC",
      "manipulators": [
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "frontmost_application_unless",
              "bundle_identifiers": [
                "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$"
              ]
            },
            {
              "type": "input_source_if",
              "input_sources": [
                {
                  "language": "ja"
                }
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "caps_lock",
            "modifiers": {
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "japanese_eisuu"
            }
          ]
        },
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "frontmost_application_unless",
              "bundle_identifiers": [
                "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$"
              ]
            },
            {
              "type": "input_source_if",
              "input_sources": [
                {
                  "language": "en"
                }
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "caps_lock",
            "modifiers": {
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "japanese_kana"
            }
          ]
        }
      ]
    }
  ]
}

このJSONファイルを作成したのち、[complex modifications] の [Add rule] ボタンを押すと、一覧に [Caps_lock to Toggle ja/en unless RDC] が表示されるので、[Enable] します。

【リモートデスクトップの中では右CommandキーをApplicationキー(ポップアップメニュー表示)に】
Windows機でスペースバーの右の方にあるポップアップメニューのキー(正式にはApplicationキーと言う)は、わざわざマウスに持ち替えて右ボタンを押すのを省けてとても便利です。
Macのキーボードにはこのキーがないので右のCommandキーで代用したいと思います、ただしリモートデスクトップを使っている時だけ。

一つ前の設定と同様に、フォルダ /Users/your_user_name/.config/karabiner/assets/complex_modifications に以下の内容のJSONテキストファイルを作成します。

{
  "title": "Windows context menu",
  "rules": [
    {
      "description": "RDC right_command to context_menu",
      "manipulators": [
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "frontmost_application_if",
              "bundle_identifiers": [
                "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$"
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "right_command"
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "f10",
              "modifiers": [
                "shift"
              ]
            }
          ]
        }
      ]
    }
  ]
}

このJSONファイルを作成したのち、[Complex modifications] の [Add rule] ボタンを押すと、一覧に [RDC right_command to context_menu] が表示されるので、[Enable] します。