2019-07-23

SIGMA fpはDP Merrillとほぼ同サイズの驚き

LマウントのSIGMA fpが発表されました。
コンパクトと言っていますが、ちょっと実感がわきません。
そこでいつものサイズ比較をしてみました。

ご覧の様になんと、DP Merrillとほぼ同サイズなのです。
ボディーの幅、高さ、厚みが、驚くほど近いのです。
最新の技術を詰め込んで、このサイズは驚きです。

パンケーキレンズがあれば良いのですが、フルサイズのLマウントはそういう線を目指していないので、それは許されなさそうです。
45mm F2.8を付けると、DP3 Merrill換算70mm F2.8とほぼ同サイズです。
DPのセンサー位置(φマーク)は一番奥なのに比べて、fpはものすごく前(つまり、マウント面からのフランジバックが極端に短い、調べてみると20mmしかない)です。
これ以上短いコンパクトなレンズを開発するのは不可能でしょうね(せめて収納時パンケーキで実現してほしいのですが)。

あと、Foveonに関して。
この短フランジバックでは、RGB層が奥行き方向に重なっているFoveonセンサーだと、画面の端の方で、光が斜めに入ってしまって、うまく撮影できないのではないか、と想像しています。
レンズ設計を工夫して、できるだけ平行な光がセンサーに当たるようにするなどの、合わせ技(Foveon対応レンズ)が必要なんじゃないでしょうか。
あるいはセンサー前に置く、光の平行化偏光フィルタみたいなもの(ローパスフィルタみたいに粒状性が出来てしまうと本末転倒ですが)。
(広角レンズなのに長いレンズは、レンズの前の方で広い光を集めた後、ほぼ平行にボディーに導く設計なんですよね。)

[2021-04-19] Canon EOS M6 Mark IIもまたSIGMA fpとほぼ同じボディサイズで、驚きです(比較サイトの画像から)。
EOS MはAPS-Cセンサーで、SIGMA fpはフルサイズなのにです。
私は、フルサイズ用のレンズは大きく好きじゃないので、できればSIGMAさんには、LマウントでAPS-CサイズのFoveon(Merrillで十分)を作ってはいただけないでしょうか。