2018-08-29

Microsoft Surfaceシリーズのこんなところが気になって気に入らない

Surface Goの販売が開始されました。
店頭で一堂に展示されているのを触ってきました。
それぞれ見た目はかなりいいのですが、ちょっと触ると気になる点がポツポツと感じてしまいました。
  • Surface Go:やはりキーボードはフルサイズじゃないと。

    せっかく物理キーボードが付くのなら、補助的なモノじゃなくてフルサイズが少なくとも選べるようにしてほしいです(フルサイズのSurface ProのキーボードをSurface Goで使おうとしても、Surface ProとSurface Goのコネクタに互換性はないとのこと)。
    窮屈な物理キーボードを使わせられるくらいなら、オンスクリーンのソフトウェアキーボードの使い勝手をもっと改良してくれた方が良いと思います。
  • Surface Pro:たわみがやはり激しいです、フルサイズのキーボードは良いのですが。

    手前と奥の中心線が数ミリもへこんでしまいますね。
    それと、右側のキー、特に一番よく使うかもしれないBackspaceキーが小さいのがさらに不満です(日本語キーボード)。
  • Surface LaptopとSurface Book:画面をタッチすると、激しく揺れてしまいます、タッチパネルになっているのは良いのですが。

    ヒンジが全体的に緩いのだと思います。
    揺れすぎて隣接したボタンを正確にボタンを押せないくらいです。
    また、画面を立てた状態ではSurface Penで筆圧コントロールは不可能ではないかと思います。
    その点、Surface ProとSurface Goのキックスタンドは理にかなったよくできた作りで、筆圧やタッチをしっかり支えてくれます。
  • Surface Go、Surface Pro、Surface Laptop:ファブリック仕上げの表面は、汚れないか、擦れてしまわないか、気にしながら使うことになってしまいそうです。

    独自性は良いのですが、ずっと手が触れる場所の表面に何かを張り付けたり塗装したデザイン仕上げは、必ず剥げたり汚れたりしますよね。
  • Surface Go、Surface Pro、Surface Book:タブレットは時には縦で使いたい。その時キーボードやスタンドも使いたい。

    縦位置でも、キーボードが接続出来たり、スタンドが使えたり(縦位置用のもう一つの補助足がついているとか)してほしいですね。
    でもまだそういうことを実現できている製品は存在しないですね(タブレットまたはスマホ+独立したキーボード+独立した縦でも使えるスタンドくらい)。
PC用のOSをタブレット用としてとか、かつてはスマホ用として使おうとして、今一つ最適化しきれていないソフトウェア面が、そのままハードウェア的な詰めに鏡写しになっているんじゃないか、と思います。
タブレットモードの時は強制的にメトロモードしか使えない(従来のデスクトップアプリもシーンがメトロのように切り替わって、UI部品が強制的にデカくなるとか、メトロアプリをマルチウィンドウで使えるようにできているのだからもう一歩でできるはず) みたいな割り切った対応があったらよかったのかもしれませんね。
マウス操作を、補助的にタッチパネルでもできるようにしました、というのはあくまで補助的な代替操作でしかなくて、 PCの操作体系と、スマホの操作体系は、近いようでかなり違っていて、かゆいところほど手が届かないのではないでしょうか。
(Windowsのメモ帳アプリをタッチパネルで使おうとしたら、文字列選択・コピー&ペーストが、何度何度も失敗して全然できなかったです。
逆もしかりで、スマホ用の地図アプリをマウスでスワイプスクロール操作は不可能です(スクロールバーが必要)。
タッチパッドなら2本指操作とかでうまく類似操作に割り当てられます。)

すべからく、ソフトウェア面の割り切りの悪さ、追い込み切れてなさが、ハードウェア面のデザインにそこはかとなく出てしまった、という感じです。

2018-08-26

iPhoneのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)はやはり正義

あと数週間でAppleの2018年の新デバイス(iPhone、Apple Watch、iPad、MacそれにiPod touchも忘れずに)が発表されようとしています。

去年発売されたiPhone Xのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)は、やはり見れば見るほどうっとりします。

デバイスの正面に全く無駄なスペースがないというのは美しい・カッコいい以上にとても理にかなっています。
以前は上下の辺の余白が均等でしたが、ベゼルレスデザインでは4辺が均等です(ノッチは4辺均等化のためにはかえってよい発想)。
他社もどんどん真似しています。
最初のiPhoneでのスクリーンキーボードが革新を起こして、その後標準になったように、ベゼルレスデザインもスマホの新たなスタンダードになるのではないでしょうか。

さて今年のモデルはすべてベゼルレスデザイン(4辺均等ベゼル)になるのでしょうか。
iPadはどうなるのでしょうか。
iPod touchもお忘れなく(せめてARKitが動くように)。

2018-08-20

日本でAndorid 9 Pie対応実機をいち早く手に入れるには

5月のGoogle IO 2018で予告されていたAndroid 9 Pieが8月に正式リリースされ、Google Pixelデバイスにはファームウェアの提供が開始されました。
ところが日本ではPixelが何年経っても販売されません。

Sonyなどは海外では順次対応していく(それでも早くて秋)らしい(参考:ファブレット.jp さんの記事 Android 9 Pie へのアップデート対象モデル 2018-08-17)のですが、われわれの日本での開発用の実機テストはどうすればよいのでしょうか。

まずは、日本でもちゃんと手に入るAndroid Oneの機種が候補ですね。
つぎには、Android Goの一部のメーカー、Doogeeなどが日本で販売を始めているので、これが狙い目ですね(参考:マシュマロネーション さんの記事 TeclastとDOOGEEがひっそりと日本参入へ。今後も中華メーカーの日本参入は増えるか –  2017-10-21)(参考:ギズモード・ジャパン 低価格スマホ向けAndroid Go、最新のAndroid 9 Pieへアップグレード 2018-08-19)。
Android OneもAndroid Goも安価なのが良いですね(Android Goは1GBに制限されているかもしれませんが)。

以前はNexus 7、Nexus 7 2013、Nexus 5Xを開発用にキープしていたのですが、今後用の機種を考えなければならない時期になったようです。

いずれにせよ、焦らずに、実際に正式のAndoroid 9 Pieのファームウェアが出てから、順に候補として検討していくしかなさそうです。

[2019-05-08] 参考リンク
https://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_Android_Go_products
https://en.wikipedia.org/wiki/Android_One
すでにハイエンド機種でAndroid 10 Qのベータが始まっていますね。
Pixelに関してはハイエンドの3/3 XLが2018年10月に、ミッドレンジの3a/3a XLが2019年5月にやっと発売されました。
単なる開発用なら、Android Oneのローレンジ(Nokia 3.1 Plus)などを1.5年ごとに使いつぶしていくのがやはりよさそうですね。

2018-08-04

Windows 10 1803とOutolookの相性で文字化けする問題がようやく解決か KB4340917 17134.191

Windows 10の春秋の定期バージョンは、新機能は少なめだけれども昔に比べれば安定してきていたので、わたしはリリースされるとすぐに適用するようにしていました。

ところが、Windows 10 version 1803 (April 2018 Update / Redstone 4 / RS4)に限って言えば、致命的な問題のために他の人には到底勧められない状態でした。

先日、ようやくこの問題に対する修正パッチがリリースされました。
おおよそ3ヶ月かかりました。

ご参考のため、どんな問題なのかを説明しておきます。
Outlookで日本語を入力中に、文字列が勝手に確定してしまい、さらにその文字列が重複して入力されて、入力が完全に崩れてしまうのです。
再変換(マウス右クリックや、アプリキー)すれば入力が無駄にならない部分もありますが、重複して入力されるタイミングがランダムなため、崩れ具合がまちまちで、多くの場合は全部入力しなおしになってしまいます。
非常にゆっくりと入力すれば起こりにくくなったりすることもあり、動作が一貫しません。
予測入力の開始文字数を長くしたり(デフォルト3文字を5文字など)、予測入力自体をOFFにしても完全には改善しません。

日常的に一番よく使うかもしれないアプリであるOutlookでこの有様。
それも、常に問題が出続けるのであれば、完全に使い物にならないのでバージョンを元に戻すのですが、Outlookを再起動したりすると出なくなったりするのが厄介者。
問題が激しくなったにはメモ帳やWordで入力してコピペとかで、ぐっと我慢して使っていました。

Microsoftは早い段階でこの問題(不具合)を公開していました。
ところが、待てど暮らせど一向に修正されず、3ヶ月経ってようやく修正プログラムが公開されました。
  • 対処方法 (2018/7/25 update) Windows 10 の修正プログラム KB4340917 (OS Build 17134.191)  を適用することで、本現象が回避いたします。
    https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4340917
    Windows 10 2018-07累積更新プログラムその2 KB4340917 - Microsoft Outlook などのアプリケーションで、日本語入力中に文字列が意図せず確定される IME の問題を修正します。 2018-07-27
早速、今日適用し、様子見を開始しました。
パッチは、問題が修正されたり、新しい機能が提供されたりするうれしい面もありますが、新たな問題を引き起こす可能性もあります。
そういえば、Windows 10 1803はリリース直前に問題が見つかり、何度かリリースが延期されたりしていましたね。
もしも追加の情報が見つかったらここでお知らせしたいと思います。

[2018-08-10] パッチを適用して一週間経ちました。その間、文字化けの現象は起こっていません。