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2024-11-04

わたしのデスクトップ環境にマシンが1台追加

長く面倒な内輪の対応処理にようやく完了の道筋が見え、久しぶりにブログに戻って来ることができました。
めったに出来ない体験ではあったのでお役立ち情報になる部分は改めて整理してお知らせしたいと思いますが、今日は趣味の分野のブログに復帰させてください。

わたしは以前からデスクでは、MacとWindows機をUSB-Cのオスメスケーブルの物理的な差し替えで、切替えて使っています(以前の投稿「わたしのミニマルデスクをご紹介」)。
物理切替えにしているのは、USBの切替え機は周辺機器用のものはいろいろありますが、USB-C DP Altまで対応したものはほとんどないし、あったとしても業務用的な超高価なものだからです。

今回、この切替え運用にもう1台のマシン、iPad Proが加わりました。

というのも、Apple Intelligence 対応の iPad mini の発売を期待して待っていたのですが、ふたを開けてみると chip が A17 Pro で外部ディスプレイはミラーリングのみと、わたしの期待に一歩足りませんでした。
ならばということで、このタイミングで M2 iPad Pro の中古をイイ感じの価格で手に入れました。
なお、後で知ったのですが、Apple SiliconのM1/M2/M4 iPad Proにはメモリサイズが8MBと16MBのものがあり、ストレージ容量の1TB以上を選ぶと16MBになるので、絶対的なパフォーマンス重視の方は間違えないよう注意が必要です(もちろん差額はかなり大きめです)。
わたしのiPad Proの遍歴は、初代 9.7inch 2016、第1世代 11inch 2018と来ていたので、今回のM2第4世代11inch 2022のベースモデル8MB 128GBでもかなりのジャンプアップで、十分に高い満足度です。

物理的なUSB-Cの切替えではありますが、MacとWindows機とiPad Proの3台のマシンに対して、外部ディスプレイとお気に入りのキーボードとトラックパッドそれに有線LANアダプタを、瞬時に同時に切替えて使用できるようになりました。
Bluetooth接続のキーボードやトラックパッドだったり、ディスプレイ側の入力切替えでは、こう簡単にはいかないですよね。
外部ディスプレイがUSB-C対応ではない場合でも、パソコン側が対応していれば、HDMI出力付きのUSB-Cドックを各マシンに差し替えるやり方でも同じように切替えができると思います。

iPadのアプリをパソコンと同じように外部ディスプレイに広く表示できるのは、iPadとしては驚きの革新的な高機能ですし、作業に集中できるすっきりした画面はWindowsにもぜひとも見習ってほしいなと思いました。
わたし自身の経験としても、ここ数年まえから、文章を書くのにWindows機(のごちゃごちゃした画面で集中できず)で煮詰まったときは、続きをiPadでやることでうまく行って助けられたことが実際に何度もあります。

Apple Intelligenceは、OSの言語設定を英語にすれば、もう使えるようになっています。
これって昔々、Mac OS System 4に漢字TalkとかSweetJAMを入れていたころのような感覚を思い出します。
さらに、アプリ毎に表示言語を日本語に設定できるようになっていて、その状態のアプリでも英語の内容に関してはApple Intelligenceが効くので、皆さんもぜひお試しください。
3月に出るであろうiPadOS 18.3/macOS 15.3でのApple Intelligenceの日本語対応がますます楽しみですね。

 

[2024-11-09] MSWordで下書きしたものをそのままwebのBloggerに貼り付けたら、Officeの余分なhtml tagがついていたのを、手で削除しました(いつも困りますね、プレーンテキストコピーがほしい)。

2022-06-02

iPad Pro専用のiPadProOSがmacOSと共通化すればよいはず

Apple Siliconへの移行の仕上げの年のWWDC22開催までいよいよ1週間を切りました(キーノートのページ、WWDC22の全体目次ページ)。

前回の書き込みで指摘したように、Apple Silicon M1になったiPad Proは、処理性能面では完全にMacBook Airと同じものと言えます。

iPadに対してiPad Proのプレミアを付けて、iPadOSから派生してiPadProOSだけをmacOSと統合すればよいのです。
あるいは、むしろ逆にmacOSにiPadOSのタブレット由来機能を統合して、MacBook AirとiPad Proを共通化すればよいのです。

MacBook Airのディスプレイ部分とボトムパーツが分離できるようにして、あるいはiPadにフロ-ティングMagic Keyboardを付けた状態がMacBook Airみなしの状態になって、分離した状態では純粋はiPad Proタブレットモードとしての利用状態になり、一体化した時または外部ディスプレイとキーボードを接続した時にはmacOSモードでマルチウィンドウの動作になる、という仕組みです。

このiPad ProとMacBook Airのハイブリッドマシンは、あえて安価にしなくてもよいので、是非とも実現して欲しいものです。
iPad ProでもMacでもない、Apple Siliconによって生み出された新たなカテゴリの製品としてでも良いかもしれません。

さらに、iPad miniサイズやiPhone Pro Maxサイズで、ポケットに入るMacというものもとてもあこがれます。
これ、最高にわくわくしてしまいますね。


2022-05-23

iPad ProのmacOSモードは永遠の夢物語か

MacRumorsの記事Apple Patent Suggests Future iPad Could Transform Into macOS-Like Experience When Attached to a Keyboardから

Apple Siliconの登場後、とうとうiPad ProとiPad AirにまでM1チップが搭載されました。

macOS側は、Mac CatalystによってiPadアプリとmacOSアプリのソースコードを共通化できるし、実行環境としてはiOSとiPadOS用のアプリをそのまま実行できるようになっています。

MacBookシリーズが電源と外部ディスプレイとキーボードを接続するとクラムシェルモードになるように、iPad Proもドッキングステーションに繋げたらmacOSモードになったら、とてもスムーズですよね。
これ、見ようによってはSurface Proと同じなのですが、タブレットとしてはiPadOSの方が断然使いやすいので、別物として忘れてよいと思います。

以前のわたしの書き込みでも、MacBook Air(あるいは12インチMacBookの復活版)の新筐体デザインとして、ディスプレイ側にロジックボードを組み込む方式を妄想しました。
そもそも、すでにMacBook AirとiPad Proのロジックボードはほとんど同じサイズなのだし、どちらもファンレス、CPU+メインメモリも共通、SSDストレージオプションも全く品揃えです。

現在のMacBookシリーズで一番嫌いな点は、ディスプレイを最大限開いた時の角度が少なすぎて、とうてい水平にならない点です。
このせいで、外部ディスプレイを接続する時に内蔵ディスプレイがどうしても邪魔をしてしまうので、せっかくのとても使いやすいキーボードとトラックパッドを使うのを泣く泣くあきらめて、外部キーボードと外部トラックパッドで使わざるを得ないことになります。
外部ディスプレイを接続してクラムシェルモードにしてしまうと、せっかくの良質の内蔵のディスプレイ、キーボード、トラックパッドがすべて無駄になってしまいます。
iPad ProにキーボードをつないでmacOSモードで使えるようになるのであれば、一組のキーボードとトラックパッドだけを所有していればよいことになるし、iPad本体もセカンドディスプレイあるいは超大型のタッチバーあるいはペン入力デバイスとしてそのまま活用出来て無駄がありません。

iPadOSにも、マルチウィンドウ操作用の3つのドットが画面上部に出るようになって、もうゴテゴテしてきています。
この際ですから、macOSと共通化してしまった方がすっきりしそうに思います。

2021-09-26

iPad min 2021のサイズ感

最新のA15チップを積んで、iPad ProデザインになったiPad miniが発売されました。
サイズ感を知りたくていつものように比較図を作ってみました。
iPad mini 2021の縦・横、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチの比較です。

ランドスケープで置いた場合に11インチの横幅に比べて9%しか違わなくて、とてもコンパクトです(mini 2枚と11インチ1枚を並べた時のサイズ差が1割弱しかない)。
重量も、Wi-Fiモデルが293gで、11インチに比べて1/3以上減で、大幅に軽くなっています。

画面の縦横比は、オリジナルiPad 9.7インチとiPad Pro 12.9インチはキッカリ4:3ですが、iPad Pro 11インチでは4.29:3、今回のiPad mini 8.9インチ2021では4.57:3と多少縦長になりました。
スピーカーはiPhoneと同じように、ランドスケープモード時にステレオになりました、これも大きな進歩ですね。

オリジナルのiPadサイズ感にこだわるか、圧倒的な軽さを享受するか(2割縮小表示が許容できるかどうか)、あるいは12.9インチの大画面の快適さをいつも持ち歩くか、悩ましく、3つとも買いなさいというメッセージでしょうか。

iPad mini 2021が爆発的に売れれば、iPad Proもminiサイズに広がってくれるかもしれません。
キーボードはiPad本体のサイズにこだわらずに外付けにすればよいと考えると(ポートレートでも使えるメリット大、あるいはiPadにはキーボードはそもそも不要と考える)、iPad Pro mini 8.9インチというのは最高でしょうね。
MacBookではフルキーボードを収めるために12インチが限界ですが、iPad miniのような形であれば打開できますね。

2021-09-07

パーソナルなコンピュータは自然と自宅に馴染むもの、Macintosh Plusのように、そこからiPad Pro Plus(仮)を妄想

あるWiredの記事に出ていたMacintosh Plusのピンナップイメージを見て、なぜかとても感動してしまいました。
パーソナルコンピュータが自宅の一角にあまりにも馴染んで、いつでもあなたのお供です、と微笑んでいるように見えました。
パーソナルなコンピュータは、コンピュータ然としているよりも、家族の一員のような、あたたかな愛着のあるものでいて欲しいです。
そういった意味で、Macintosh Plusは初代Macにして、完成された最高のパーソナルなコンピュータだったのではと思い至りました(私はSE/30から)。

現代に目を戻してみると、パーソナルな体験、いつでもどこでも、机の有り無しに関わらず、窮屈せずに使えるマシンといえば、iPadだと思います(iPhoneはサイズ優先の良さがあるけれど窮屈さは我慢している面)。
iPadは、文字通りいつでもどこでも、例えば玄関先やトイレの中でも(お風呂はまだ無理だけれど)、快適にずっと使っていられます。

最新のiPad ProはMacと同じApple Siliconをとうとう積んでしまいました。
日常の多くの作業ではiPadOSで十分軽快で使いやすいのですが、たくさんの書類やアプリを並行して扱おうとするとmacOSのユーザ体験が欠かせません。
Handoffを使えば、iPadOSとmacOSの間で双方向に作業を引き継げて、とても良いのですが、書類がiCloudにないといけないなど、お膳立てが面倒です。

さて、ここからが今回の妄想です。
iPad Pro Plus(仮)」は単体ではiPadOSとして稼働し、Apple Pencilなどもふくめて全く変わらず使えます。
「iPad Pro Plus」をUSB-Cで20インチ以上のディスプレイに直接あるいはDock経由で接続(キーボード、トラックパッドも一緒に)すれば、あら不思議、macOSモードに切り替わります(macOSのクラムシェルモードのように)。
画面はミラーモードではなくて、独立したSidecarのような2画面になります。
引き継げるアプリは、iPadOSネイティブなアプリか、Mac Catalyst APIを使って書いたmacOSアプリに限定されますが、Big Sur世代(macOS 10からステップアップしたmacOS 11以降)では多くのアプリが対応済みなので何も心配ありません。
1台のマシンが、使い勝手の良いパーソナルなタブレットと、作業の柔軟性の高いデスクトップの2役をこなせるようになるのです。
1台の「iPad Pro Plus」さえ持っていれば、軽作業から重い作業まで全てこなせます。
将来的には「iPhone Pro Plus」にも同様の機能が搭載されるかもしれないし、あるいはiPhoneはもっと別の方向に進化して、巻き取り型や立体投影型のディスプレイ、あるいはARメガネと組み合わせた新しいフォームファクターになるのかもしれません。

そういえばこのブログで、初代iPhone OSを積んだiPod touchに感じ入るものがあって「iPhone OSは5年後のコンピュータの姿」という記事を2008年と2013年に投稿していたのを、ふと思い出しました。

と、そんなことまで思いめぐらせてくれる、ひさびさに見たMacintosh Plusの、あまりにもうっとりする佇まいでした。

[2021-09-09] 初出では「Mac Plus」と書いてしまいましたが、モトローラCPUのコンパクトMacシリーズはMacintoshの表記でしたので、訂正しました。
そのなかでもMacintosh Plusは中期のバージョンです。
拡張性のない初代Macintosh 128Kと512Kに続いて、HDDやCDを接続するためのSCSIポートとメモリスロットを備えたのがMacintosh Plus、さらにADBポートと内蔵拡張スロットを備えたのがMacintosh SEとSE/30でしたね。
Macintosh SEとあの巨大(Mac Proに匹敵)なMacintosh IIは同時リリースで、その後長くMacのデザインを担当するフロッグデザインに切り替わりました。

さらに、写真を見て無意識にPlusと思ってタイトルにしたのですが、Plusは初期モデルのみベージュ、後期はプラチナホワイトに切り替わっています。
ベージュ色に見えるし、アップルロゴも消してあるので、写真の元は128K/512Kだったのかもしれません。
おっと、キーボードがテンキー付きなのでこの写真はPlusで確定ですね(Vintage Computerさんの記事)、よかった(無意識の感覚が正しかったです)。 

[2021-09-13] 「iPad Pro Plus」とは逆に「MacBook 12 Plus(仮)」が、液晶側にCPUが入っていて(去年の私の妄想記事)、キーボードがデチャッタブル、というのでも良いかもしれないですね(iPadOSにmacOSの機能を付け加えるよりも、macOSでシングルウィンドウモードをやる方が実際に現実味がありますね)。
デタッチしたキーボードユニットを、デスク作業の際にそのまま使用できるとか(ワォ、これずっと欲しかった理想の省スペースキーボード「純正Magic Keyboard+純正Magic Trackpad」です、さらにこのキーボードを他のマシンにマルチペアリング出来たら最高)。
(結局、機構的にはMicrosoft Surface Pro、シングルウィンドウモードはWindows 8と同じになってしまうみたいで、そういう点では、厳しいかも。)
昔のPowerBook Duoが、デスクトップとラップトップを行き来できたように(単なるドッキングステーションとも言えますが、当時はドッキング用の外部ポートはおそらく他になかったし、USB-CやThuderboltのような高性能インターフェースももちろんありませんでした)。

[2021-10-03] 「魔法の板」のiPadがさらに強化されて、何でもできるようになる。
それさえ持っていれば、ドックにつなげてデスクトップ作業もできる。
メインメモリも、ストレージも、CPUも、もう充分パーソナルな一生分の用途をこなせてしまうようになりました。
普段使いに便利なサイズの画面単体(魔法の板のフォームファクタ)を中心に、構成にまとめてくれたら大変良い。
これを折り畳み画面で考えた場合は、Surface DuoやSurface Neoくらいのサイズ感ももしかして良いのかも。
いよいよAlan KayのDynabookが体現するのかも。

2021-07-29

2021年、今年のiPhoneはiMacのようにベゼルがライトグレー(白色)になるかも

暑い夏、ことさらオリパラでアツいナツ本番ですね。
そんな中でも、秋のiPhoneは(半導体不足とは言え)いつも通り発表されると思います。
著名リーカーが事前開示して、答え合わせ、というのはワクワクがスポイルされるので、私はまったく面白くないと思うのですが、無名なマニアの突拍子もない予想と言うか期待なら許されるかな、と勝手に思っています。

そこでずばり、2021年のiPhoneのベゼルはProなしモデルはライトグレー(現在のAppleは白色とは言っていない)になるのではないでしょうか。
絵にしてみると、結構似合いますし、そもそもTouch ID iPhoneでは白ベゼルモデルと黒ベゼルモデルがiPhone 8までずっと共存していました(iPhone SE 2nd genで黒のみに)。
今年のApple Silicon iMacも、平板&垂直な側面&ライトグレーベゼルになったので、それと同じ感じです。
とは言いつつ、6月締めの四半期決算でも、AppleのなかではiPhoneが断トツの売上&伸び率なので、流れとしては逆なのかもしれません。
Appleらしい、所有欲を満たしてくれる製品をこれからもどんどん出してほしいですね。

脱線してしまいますが、決算の中でiPadがそれほど多く売れていないのが意外でした。
iPhoneとMacに挟まれて立ち位置が微妙なのかもしれません。
iPhone Pro MaxとiPad mini、iPad Pro 12とMacBook Air、だと確かにiPadじゃない方を選んでしまいますね。
iPhoneとMacの2つを持つのはいいけれど、iPadも合わせて3つも持つ人は少数派ですね。
iPadとは何なのか、何に使うのか、のキラーアプリが必要ですね。
外に持ち歩いて落ち着いて座って作業できない場合のMacの代わりとか、iPhoneでちまちま見るのが合わない使い方とか、片や外での使い方、片や巣ごもり生活での使い方の、両面に合いそうなんですけどね。
あるいはiPhone+iPad、Mac+iPadの組み合わせ(Apple Watch+iPadでもいいと思います)を買いたくて仕方なくなるような機能・サービスの充実を期待したいですね。

2020-10-31

iPad Airの広告の画像を見ていると、やっぱりMacBook 12を思い出す

この広告の画像を見ると、あなたにもそう見えますよね。
あの狭いベゼルで、限界まで薄いiPad Airなので、それを2枚重ねれば、MacBookの出来上がり、でしょ。


[2020-10-31] 最初タイトルにティザー広告と書いてしまいましたが、もう発表済みのiPad Air 2020なので、ティザー(teaser)してチラ見せしている訳では全然ないですね。
言葉の使い方を間違えてしまいました。

2020-10-26

Apple Silicon MacBookはiPad Airにキーボードを足しただけで、開発完了なのかも、いや違うのかも

iPad Air 2020は実機をまだ見られていませんが、今日もまた妄想をつづってみたいと思います。

iPad Air 2020は、5nm A14 Bionicを積んでいて(今回iPhone 12シリーズとも共通)、現時点で最高につよつよのCPUとなっています。
Apple Silicon MacBookは従来のMacBookスタイルでもよいけれども、もういっそのこと、iPad Airにそのままキーボードを付けたようなスタイルでもよいと思えてきました。
iPadOSよりもmacOSではやるべき処理が多いと考えて、iPad Airではなくて次期iPad Pro+キーボードでも構わないのですが、それだと必然的に価格が上がってしまって面白くありません。
やはり、お手頃な価格のMacBookを実現するには、iPad Airレベルのグレードに落ち着くのではと思います。

なので本当に、iPad Air+キーボードで、OSだけをmacOS Big Surに入れ替えたものでも構いません。
少なくとも内部的に、iPhone 12、iPad Air、Apple Silicon MacBookのロジックボードがほぼ共通、というは大いにあり得ると思います(まずはiPad AirのTear Down記事が楽しみ)。

ただ、ラップトップやデスクトップとしてメモリが4~6GB、ストレージが64~512GBでは心もとない、ということもあります。
メモリは8~16GBに増強(汎用的なSO-DIMMスロットになっているならなおさら良い)、ストレージはより汎用のSSDを使用して、コストダウンする道もあります。

そこで問題になりそうなのが、ローエンドのApple Silicon MacBookの位置づけです。

iPad Air+MagicKeybordでは満足できなくて、ラップトップとしての使い方を追求したいユーザ。
ラップトップに近いOSとしてではなく、iOSの良さを取り入れたラップトップOS (macOS)。
Windowsに嫌気がさしているけれども、ラップトップやデスクトップの安心感が捨てきれないユーザ向け。

あるいは、もっと割り切って、WindowsやmacOSと親和性を持ち、将来はiPadOSで全ての処理を片付ける前提での、橋渡し的な存在なのかもしれません。
そう考えるとむしろ、iPhone/iPad用のCPUを、一番上はMac Proやサーバ的な使い方、中くらいはWorkstation的な使い方、その下はデスクトップとラップトップの使い方、にまで広げるのが、macOSの役割なのかもしれません(CPUは下から上へ、OSは歴史的にmacOSから派生させてiOSへと上から下へ守備範囲を広げました)。

Apple Silicon MacBookは、次世代のラップトップとして、長時間バッテリ、超軽量、それと低価格が期待できそうです。
併せてApple Silicon MacBook ProやApple Silicon iMac Proは、超高性能CPU/GPU/MLが期待できます。

ひとつのデバイス、例えばiPhoneやiPadに拡張パーツを取り付けて、デスクトップのように使えるようにするのは一見ベストのように見えますが、拡張性が重荷になって、小型化や低価格化の妨げになってしまいます(本体にあからじめ拡張分に必要なコードやメモリを持たずに、拡張パーツ側に内蔵できるような仕組みがあれば良いのですが、現在のOS技術ではまだ無理です)。
なので、スマホとして最適化したiOS、タブレットとして最適化したiPadOS、デスクトップとラップトップに最適化し最高の拡張性を持たせたmacOSのすみ分け成立するわけです。

Apple Silicon MacBookの見た目とロジックボードのハードウェアの話のつもりが、OSの話とごちゃ混ぜになってしまいました。
iPad Air 2020はiPad Proと同じく、デザインとしてiPadの完成形のたたずまいをしています。
このデザインテイスト(デザイン言語というのでしょうか)をうまく生かして、以前のMacBookとは一味違うApple Silicon MacBookを見せてほしいものです。

2020-09-28

iPhoneやiPadでBluetoothヘッドフォンやUSB-C経由ヘッドフォンの最低音量が大きすぎる時は、サウンドの「大きな音を抑える」で調整できる

iPhoneでの「大きな音を抑える」設定
iPadでの「大きな音を抑える」設定
BluetoothヘッドフォンやUSB-Cアダプタ経由でヘッドフォンを使用する場合に、最低音量が大きすぎて使用に耐えないというケースがamazonのレビュー等で良く聞かれます。
互換性の問題としてそのヘッドフォンやアダプタの使用をあきらめてしまう、あるいは追加でアナログのボリュームを挟むで使うのは、エンジニアとしてはあまりにも残念です。

次の方法で、大きすぎる最低音量を調節することができます。

  1. iPhoneまたはiPadの設定アプリを開く
  2. メニューの大きな2つ目のグループにある「サウンド」を選ぶ(iPhoneの新しめの機種の場合は「サウンドと触覚」を選ぶ)
  3. ヘッドフォンオーディオのグループにある「大きな音を抑える」を選ぶ
  4. 「大きな音を抑える」のスイッチをON(緑色)にする
  5. ヘッドフォンを最低音量の状態にして、ここのスライダーを好みの音量に調整する

ようするに「大きな音を抑える」機能がヘッドフォンのマスターボリュームのように働いて、最大音量と最低音量を好みのレベルに調整することができるのです。

この方法は、ほとんどのアプリで有効ですが、ごくごく一部のアプリ(私が試した中ではradikoのみ)では効きませんでした(おそらくオーディオの扱いが古いiOSの方式)。


別の簡易的な方法、ただし音量を絞り切れずに十分ではない:
じつは、この「大きな音を抑える」機能に気付くまでは、音量ボタンで最低音量(無音から、1回音量アップボタンを押した状態)よりも音量を下げる方法として、

  • 画面上の音量スライダーで、無音までの間のさらに細かい位置に調整

すれば多少は可能な事に気づいていました。
それでも音量が絞り切れなくて満足できず、さらにあれこれやっている中で今回の「大きな音を抑える」を見つけることができました。


以下は、この件の背景に関するうんちく話:
最初iPodに、その後iPhoneでもそのまま引き継がれた3.5mmヘッドフォンジャックは次の2点をAppleが独自に拡張したものでした。
ひとつめはオーディオ出力とオーディオ入力の両対応の4pin仕様、それと、音量や早送り、電話着信などのコントロール信号への対応です(iPodのクリックホイールの機能の一部をヘッドフォンのボタンで実行可能に)。
この仕様はすぐに業界のデファクトスタンダードになりました。

iPhone 7で3.5mmヘッドフォンジャックが廃止されました。
しかしながら、Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタやその互換製品を使えば従来のヘッドフォンが完全に使用できますし、最近のiPhoneに付属しているLightningコネクタ付きのEarPodsを使用することもできます。
なぜならLightningポートはApple独自のコネクタ規格で、従来の3.5mmヘッドフォンジャックのアナログ信号や、コントロールスイッチの信号をサポートしていいます。
3.5mmヘッドフォンジャックがないiPhone/iPadではLightningコネクタを3.5mmに変換し使用するのが最も互換性の高い接続方式です。

次に出てきたのがBluetooth接続のヘッドフォンおよびヘッドセットです。
これらもAppleの3.5mm規格の機能(音声とコントロール)の一部を模して使用できるようになっています。
しかしながらBluetoothヘッドフォンの仕様はよりオープンな仕様のため、音声信号の伝送方式(AACやAptX)やコントロール信号での互換性に問題が出ることがあります。
その最たるものが、音量のセッティングで、Buletoothでのいわゆる最低音量が大きすぎる問題です。

さらに時が進んで、Face ID付きiPad Proと、ホームボタン無しで電源ボタンにTouch IDを組み込んだiPad Air 2020では、インターフェースポートがUSB 3.1 Gen2 USB-Cのみになりました。
USB-CではLightningのようなApple独自拡張はありません。
ヘッドフォンを接続するには、USB-Cから3.5mmアナログへのアダプタを使用しますが、これはUSB接続の単なるデジタルオーディオデバイス機器としての接続になります。
なので、音量調整も、Siri起動も、着信応答もできず、すべて本体側の機能を使用する必要があります。
ここでもBluetoothの場合と同様に、最低音量が大きすぎる問題が発生します。


このBluetoothとUSB-Cでの音量に関する互換性問題の解決策が、今回ご紹介した、サウンドの「大きな音を抑える」をマスターボリュームとして使用する方法です。

この解決策、気付いてしまえばなるほど納得の方法かと思いますが、いかがでしょうか。
最近のアプリ(特にスマホの一般ユーザ向けアプリ)では、全機能があらかじめ説明されていなくて、触ればわかる、触って判れ、の風潮があるように思います。
今回のようなあるものと別のものを組み合わせた場合については特別だとしても、ソフトウェアとしてそれでよいのかは悩ましいところだと思います。

2020-09-24

Mac min late 2012をmacOS Mojave 10.14.5からやっとCatalina 10.15.6に上げたお話

この秋のmacOSはバージョン11.0 Big Surで、macOS/iOS/iPadOSの大規模な共通化が果たされます。
手元のMac miniはLate 2012なので、11.0へのバージョンアップの道は絶たれています。
なので今年の私は、Big SurはApple Silicon Macでお迎えするつもりです。

先日書いたように、このタイミングでiPad Pro 11 2018を手に入れ、iPadOSを最新の14.0にクリーンインストールすることにしました(OTAではなく、いつも気持ちよくクリーンインストール)。
手元のMac miniは、過去なんどかバージョンアップを検討・トライしていたのですが、自家製Fusion Driveのせいもあってか、一度もMojave以上にバージョンアップが成功していませんでした。

ここから、macOSとiPadOSを最新にする、連休中の物語が始まります。

iPad Proが文鎮化:
最初、Mojave 10.14.5のiTunes上で、iPad Proを14.0クリーンリストアしようとすると、追加モジュールのバージョンアップが必要です、と言われました。
iTunesの追加モジュールが自動的にバージョンアップされ、iPad Proのクリーンリストアをなんとか開始できました。
ところが、iPad Proが起動時にリンゴマークの表示が数秒と、暗転を繰り返すようになり、いわゆる文鎮化してしまいました。
こういう時は、リカバリモードやDFUモードにして、クリーンリストアするのが定石です。
しかしながら(Mojaveの母艦では)何度やっても同じ状況を繰り返すばかり。
これには正直、焦らされました。

古いmacOSが新しいiOS/iPadOSを扱えない可能性:
WindowsマシンにiTunesを入れてリストアしようかとも考えました。
古いmacOSを使っていると、最新のiOS/iPadOSとの連携ができなくなることが過去にもありました。
2018年のMojaveと2020年の14.0ではさすがにmacOSが古すぎると判断し、意を決して、Mac miniをバージョンアップすることにしました。

Catalinaへのバージョンアップのあいかわらずの失敗、復旧:
Catalinaのインストーラをダウンロードして、システムディスクから起動してバージョンアップする通常の方法をまず実行しました。
過去トライした時は、Catalinaがリリース直後でしたが、現在はCatalinaも10.15.6とバージョンアップして改善されているハズです。
しかしながら、期待通りいかないもので、過去と同様、バージョンアップに失敗し、何度やってもMac miniが復旧モード(ディスクユーティリティやOSインストールの選択肢が出るモード)になるばかり。
この状態に一度なると、電源をOFF/ONしてもその状態を抜け出せません。
メニューから起動ディスクツールを呼び出して、元のシステムディスク(Macintosh HD)を選んで起動して、何とか復旧できました。

macOSのバージョンアップがうまくいかないときは、外付けUSB起動で:
次は、サポート情報を参照し、USBメモリにインストーラを作成することにしました。
以下のコマンドです。

% sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia  \
–volume /Volumes/usb-data

コントロールパネルの起動ディスクからUSBメモリを選んで、再起動したところ、無事Catalinaへのバージョンアップが出来ました。
Mac miniはクリーンインストールではなくて、インプレースのバージョンアップにしました(なお、macOSをクリーンインストールしたい場合は、システムディスクを消去するのが手順)。
ボリュームはバージョンアップによって、SystemとSystem - dataに分かれて保存されるように変更されました。

後はCatalinaのFinderからiPad Proのクリーンリカバリ:
バージョンアップ後は、MailとiPhotoのデーターベースの変換に10分以上必要でしたが、新OSで快適になりました。
はれてCatalina上で(iTunesではなくて)Finderから、リカバリモードにしたiPad Pro 11のクリーンリストアを実行し、やっとのことで文鎮状態から復旧できました。
先代のiPad Pro 9.7のバックアップから復元して、何事もなかったかのように環境も復旧しました。

残る課題:
現時点の残課題は、Time Machineバックアップが、容量不足で完全には完了していない点です。
いちどTime Machineのディスクを初期化すればよいのですが、過去のバックアップをできるだけ残したくて、思案中です。


以上、長々と書いてしまいましたが、また同じような状況になった時に思い出して復旧できるように、記録として残しておきたいと思い、書きました。

2020-09-21

iPad Pro 11はiPad Pro 9.7よりも何もかも良い、という訳ではなかったというお話

https://www.apple.com/jp/ipad/compare/ のイメージから作成

2020秋冬のApple Special Eventロードがいよいよ始まりました。
9月のコレクションで発表されたのは、Apple WatchとiPad Air/iPadとApple Oneでした。
iPad Proは、2020年は既に3月にLiDAR付きのFace ID第二世代が出たばかりですので、今年はもう出ないことが確定です。

ということで、今更ながらですが、安心してiPad Pro 11” 第一世代2018年モデルの中古をポチっとしました。
(ずっとiPad Pro 9.7” を愛用していたのですが、先日強く床に落としてホームボタンの効きが悪くなってしまいました、パーツが少しずれてしまったようですが、iPad Proの修理は不可能)
2020年モデルと2018年モデルディスプレイテクノロジは全く同じなので、出来るだけ安く手に入る2018年モデルにしました(整備再生品はなかなか出ないですし)。

10.5” を挟んで、11"は9.7"と2世代の違いがあるので、当然進化しているのですが、特に気に入ったのは次の点です。

  • 120Hzのディスプレイはとてもスムーズで、どれだけ速くスクロールしても表示が途切れなくヌルヌルと追従します。
  • USB-Cで直接4K HDRディスプレイに出力できます(試したのは LG 32UL750-W )。
    次のアプリではビデオ出力がフル4Kになります(iOS 14.0、2020年9月時点):iTunes (Movie)、Amazon Prime Video。
    ミラーモードでしか出力できないアプリ:NHKプラス、TVer、ABEMA TV。
    外部ディスプレイを接続していると「Chromecastを使用すること」のエラーで表示が停止するアプリ:GYAO!。
  • キーボードとタッチパッドはUSBでキッチリつながりました。
    試したのはMicrosoft All-in-One Media Keyboard(今は廃盤)です。2本指スクロールも大丈夫です。
  • 画面の縦横比が、他のiPad、iPad Proは3:4ですが、11” だけ3:4.3と7%ほど縦長です(iPad Air 10.9 2020も、縦横とも28px狭いですが)。
    長手方向を16とすると、通常iPadが16:12.0で、11” は16:11.2です。
    ビデオを見る時や、iPhoneアプリを拡大表示するときにレターボックスの黒帯部分がかなり少なくて済みます。

逆に、実際に触れてみて驚いた点なのですが、不便に感じた点、改悪されてしまった点は以下です。

  • スピーカーがラジオっぽい音しか出してくれません。
    9.7” では高級ラジカセ的な音が出ていました。
    ボディーがさらに薄くなったうえに、液晶が端まで迫っていて、スピーカーの容積を確保できず致し方ないとは言え、なんとも残念でたまりません。MacBook Proではやっているサブウーファーでの補完するなどしてほしいところです。
  • 入出力ポートがUSB-Cひとつなのはやはり不便です。
    3.5mmヘッドホンジャックがないので、USBドックかUSBオーディオアダプタがないと、音声はBluetoothでやるしかないです。
    iPhone XR用にLightningオーディオアダプタは持っているのですが使い物になりません(毎日充電が必要になるワイヤレスヘッドホンやついでにApple Watchにはまだ馴染めないでいます)。
  • 薄すぎて、たわむれに力をかけたり、変な角度で踏んづけたりすると、折れ曲がってしまいそうです。
    9.7” やiPhone Xシリーズのように端がラウンドしている方が力学的に強度があるのかもしれません。
    以前の書き込みで全ての製品でのフルラウンドシェープ採用を予想しましたが、そうなっている方が実際は良かったのかもしれません。



[2020-09-29] YouTubeアプリは当初フルビデオディスプレイできたと書いてしまいましたが、今日改めて観てみるとミラーモードでしか出力できませんでした。
もう少し調査して確定したいと思います、それまでYouTubeアプリは保留とさせてください。

[2020-10-04] iPad Pro 11" Wi-Fiモデルの右側面中央の樹脂スリットですが、よくよく考えてみると、Apple PencilのQi充電エリアでした。
iPad Air 2020でも同じです。
SIMトレイスロットは右側面下の別の位置なので、元の書き込み(Wi-Fiモデルですが、SIMスロットの穴が開いていて樹脂でふさがれています。Cellularモデルの方が出荷数が多いのかもしれませんが、妥協が見えて嫌な点です)は全くの濡れ衣でした、ごめんなさい。

2020-07-28

macOSとiOS/iPadOSの統合で考える、どの入力デバイスが結局プライマリたるべきなのか:キーボード、タッチパッド、マウス、タッチスクリーン、スタイラスペン

iPadOSのアプリがmacOS上で動く(あるいはその逆も)可能になると、それぞれのOSの入力デバイスを、お互いに何らかの方法でエミュレーションしてアプリに伝えることになります。iPadOSはトラックパッドとマウス入力ができるように拡張されて、iPadOSアプリをmacOSで動かすのは既に難なくなっています。

パーソナルコンピュータの入力デバイスの歴史を振り返ると、
  • 一番最初に登場したのがキーボード。そのころはパーソナルコンピュータでは文字情報しか扱えませんでした。
    (さらにはパーソナルコンピュータの登場する前には紙テープやパンチカードで文字やマシンコードそのものを入力していましたね。)
  • 次に登場したのがマウス。グラフィックディスプレイを扱うために発明されました。
  • 業務コンピュータではスタイラスペン(CRT用)もありました。
  • ノートPCと一緒に発明されたのがタッチパッド(Appleではトラックパッドと呼びます)。
  • 小型の電子手帳はタッチスクリーンをスタイラスペンで操作する方式でした(Windows MobileやWindows Tabletも)。
  • iPhoneで出てきたのが指で操作するタッチスクリーン(タップやピンチ操作)とスクリーンキーボード(ソフトウェアキーボード)。
  • さらにiPadではスタイラスペンが再登場しました。
  • SiriやAlexaやGoogleの音声入力も、検索など定型用途では実用化されてきています。
文字入力は(物理)キーボードがプライマリデバイスであることは議論の余地はないと思います。
手書き入力も徐々に可能になってきていますが、ボタンの一押しで文字が正確に入力できる点は、ストローク入力が必要な手書き(Palm Pilotの一筆書きのGraffiti入力はかなり良かったらしい)よりも明らかに効率的です。

ポインティングデバイス(ポインティング入力) の方はどうでしょう。
自然さとダイレクトさを考えると、タッチスクリーンの指操作なのですが、細かなものを操作しようとすると指に隠れてとたんにやりにくくなります。
マウスやタッチパッドは、確かに直接操作している訳ではないですが、ポインタが指の動きに追従してスムーズに動くので、実際には操作感的に99%くらいは直接操作と遜色ないのではないでしょうか(スムーズに動かないマウスやタッチパッドでは途端にイライラしますね)。

人が機械を操作する際、直接操作がいつもベストかというと必ずしもそうではないです。
例えば自動車の運転のハンドル操作は回転操作が左右の方向展開に変換されますし、アクセル操作で速度を指示します(自動車への速度の指示が、自転車のようなペダルの速さだとするとやがて息が切れて、長時間運転できないですよね)。
人型ロボットの操縦(かなり飛躍)も、まれに、モーションキャプチャで身体動作を直接入力する方式もありますが、圧倒的にレバーやボタン操作の方が実用的なようです。

タッチスクリーンに表示されているものが2次元上に配置されているのなら確かに直接操作かもしれません。
2次元でもウィンドウが奥行きを持って配置されたり、ましてや3次元オブジェクトが表示されたりする場合は、結局はすぐに直接操作ではなくなってしまいます。
(3次元空間で直接ポイントできるのはVRの両手に持つ入力コントローラくらいでしょうか。)
直接操作と思っていたタッチスクリーンですら、コンピュータの世界では、知らず知らずのうちにすぐに間接操作になります。

これらを考え合わせると、マウスとタッチパッドの、間接操作だけれども感覚的には直接的、というのが実はパーソナルコンピュータにとてもよく合っていて、とても応用範囲が広いのではないでしょうか。
タッチパッドの、ピンチ操作やスワイプ操作や長押しは、おそらくタッチスクリーンから逆輸入です。
二本指スクロールはタッチパッド独自の斬新な発明です(AppleのMagic Mouseはこれらの操作も取り込んでしまっています)。

そういう意味で、スクリーン、キーボード、タッチパッドのすべてを一体化したノートPCは、現在および近い将来における、究極のパーソナルコンピュータの形なのでは、と思います。

2020-07-14

Apple Silicon MacBookが出たらiPad Pro+Magic Keyboardはもういらない

ITmediaの記事から
衝撃のiPad Pro用のMagic Keyboardですが、重量バランスのためにあえてウェイトが仕組まれているらしく、よくよく考えるとどうも合理性に欠けているように思えてきてしまいました。
その上、さらに衝撃的なApple SiliconのMacBookが出てきたら、iOSアプリも動くし、合理性に疑問のあるiPad Proはもういらないんじゃないでしょうか。
立って使うとか、寝転んで使う時以外、文字を気持ちよく入力したいとか、検索したいとか、タブレットよりノートPCというかMacBookの方が明らかに圧倒的にまだ使いやすいですよね。
Appleのトラックパッドの出来が良すぎるのも原因かもしれません。

MacBookに比べて、iPad Proが、半額以下とか(そういう意味でProなしのiPadはよい)、重量が半分以下とか、なにか大きなメリットがないと、ますます操作性が近づいてきているiPadOSとmacOSの傾向を考えると、なぜあえてiPadを選ぶのかが分からなくなってしまいます。
最初に書いた重量バランスについてもMacBookのようなノートPCの方が合理的です。
ずっと変化が少なくて、もう枯れてしまったかのようなMacBookでしたが(MacBook 12は良かったのですが)、新しい楽しみが出てきました。

iPhoneでもいい(もちろんiPhoneはポケットに入る特長がある)のですが、iPad Proにしか出来なくて、MacBookには出来ないこと、って(Apple Silicon Macを持ち出されてしまうと)ちょっと思いつかなくなってしまいました。

MacBook 12サイズの外付けキーボード+トラックパッドの合体したの(Lonovoで言うところのThinkPadトラックポイントキーボードみたいな)のはずっと前から欲しくて(つまりiPad ProのMagic Keyboardの下の部分だけを切り出したもの)、もしそういうのがあれば、無駄な重量ウェイト無しでiPad Proを気持ちよく持ち運べるのになと思います。
あえて繰り返します、ディスプレイとCPUナシのMacBook 12は、本当に欲しいです。

画面いっぱいに、さらに複数画面に、アプリアイコン、ショートカットアイコンがびっしり並んでいるiOS/iPadOSのホーム画面よりも、Dockに必要なアプリがコンパクトにまとめられ、デスクトップは作業の主体である文書アイコンだけのmacOSの方がいいですよね。

キーボードが不要になる実用的な入力方式が進歩しない限り、ノート型PC、MacBookが一番ベターである地位は変わらないですね。

2020-03-27

iPad Proの「フローティング」Magic Keyboardは90度でも使用できます、図を訂正し再掲

"Floating" Magic Keyboard、待ちきれないですよね。

先日描いた図では、90°の角度での使用はどう考えても無理と思っていました。
ところが、Engadgetの松村さんの記事で、カメラでまっすぐ被写体を撮影できるように90°での固定ができると書かれていました。

なるほど、そうなんだと思なおし、修正したのが右の図です。
どうでしょうか。

微妙に安定度に不安がありますが、 90°も何とか成り立ちます。

併せて、130°が安定の限界だろうということがわかります。
ここから重心の位置を考えて新しいMagic Keyboardの最低重量を計算で求めらるかもしれませんね。
というよりも、130°の時、本体の中心、つまり重心がヒンジのちょうどギリギリ真上に来てバランスを保つんではないでしょうか(ヒンジの方は重力に耐えて角度を保てるだけの硬さ、強さは必要そうです)。
そうすると、Magic Keyboardをあえて重くして本体を支える必要性はない、ということになりそうです(iMacも小さな足で安定して支えています)。
これは朗報ですね。

2020-03-23

iPad Proの「フローティング」Magic Keyboardの隠れたスペック:使用角度の最大仰角130度、ポップアップ高さ+20%、キーストローク1mm、キーピッチ19mm or 18mm

iPad Proの新しい ”Floating” Magic Keyboard with trackpad and backlightの発売は2020年5月。
もし、いま発売開始なら、現物を見ずにiPad Pro本体とともに即座にポチっていたと思います。
ひさびさのAppleらしい革新的なワクワクするプロダクトですね。

キーボードが浮かぶ、もとい、キーボードから画面が浮かぶ配置は、そういえばデスクトップでは自然でしたが、ノートブックやタブレットでのヒンジを中心に折りたたむ定番のクラムシェル構造の中からは今まで生まれてきませんでした。
(iPad用スタンドではありましたが、コンパクトではないものばかり。)

ヒンジ部分に本体を支えられるだけの強度を持たせ、もう一段の折り曲げ構造を加えることで画面をフロートさせる新しい構造です。
水平まで広げられれば一番良いのですが、バランスの問題から、ある程度の角度が限界になります。
Appleのサイトの説明によれば、最大130度となっているので、最近のMacBookシリーズの最大角度とほぼ同等です。

実際の写真を元にどんな感じなのかを描いてみました。
公開されている写真の角度は120度の状態でした。
逆方向の最小角度は100度になります(100度で本体がキーボードにぶつかる)。

次の図は、より概念的にわかるように、模式図にしたものです(キーとトラックパッドの位置も記入してあります)。
通常のノートPCの構造に比べて、テーブルの上で、かなり小さな奥行スペースで操作できそうです。

これは、描いてみてはじめて気づいた疑問ですが、ヒンジ部分を自由な角度で停止できるように強度を持たせるまでは良いのですが、iPad本体側の折り曲げ部分の方も、一定角度で止まるように作られていないといけません。
Microsoft Surfaceのキックスタンドの折り曲げ部分は金具が入っているのですが、iPad Pro Magic Keyboardはソフトカバー構造なので、どのような仕組みになっているのか、現物を見てみないとちょっとわかりません。
重力に頼っているにせよ、一定角度で止まる仕組みが組み込まれているはずです。

フロートすることによる最大のメリットは、見た目よりもおそらく、iPad本体というか画面が視線により近くなることです。
特に小画面のノートPCを使う際には背中を丸めた姿勢になってしまいがちですが、それが大幅に防げそうです。
フロートで得られる量は、真ん中の図を使って測ってみると、高さ方向で約32mm、画面に沿った方向で約43.5mmです(12.9インチモデルでの想定)。
画面の高さ(214.9mm)サイズ比から2割もポップアップすることになります。
12.9インチなのに、画面の上端が16インチMacBook Proよりもすこし高い位置まで引き上げられます。

デメリットもおそらくあります。
この構造ではおそらくヒンジを360度まで回転させることができなくて、キーボードを裏側に折り畳むいわゆるタブレットモードにはできないと思われます(いわゆる2in1 PCみたいにヒンジがぐるっと回る構造をさらに付け加えるのはおそらく無理)。
せめてSmart Keyboardを畳んだ状態で、外側にもiPadをくっつけられればよいのですが。

さらに欲を言えば、画面をポートレートモードでも使えたらもっと最高でしたが、Smart Connectorの接続位置を考えると、(縦ではフロートしなくてもよいのですが)現状では無理そうです(私はずっと前からお願いしているつもりですが)。

キーボードのメカニズム自体はMacBook Pro 16やMacBook Air 2020と同じキーストローク1mmの新しいシザーキーボードになったとのことで、やっときちんとしたキーボードがiPad向けに提供されることになります。
キーピッチも今回写真から計測してみました(3つ目の図は、11インチ、12.9インチ、日本語版、英語版です、今回日本語版でも英語版でも主要キーの大きさは変わらないことも分かりました)。
12.9インチ用が19mm、11インチ用が18mmと、フルサイズが確保されています。

さて、フロート構造で稼げる高さもできるだけ大きく取りたい考えると、12.9インチが一押しになりそうです(Magic Keyboardを選んでから本体を選ぶことに、本体は第3世代の整備再生品か中古でよい)。
販売開始までの時間が待ち遠しい限りです。

2019-03-19

iPadシリーズが充実したけれど、iPad Proがやはり良い

新しいiPad AirとiPad miniがA12プロセッサを積んで登場しました。
この比較的安価な新機種で、すべて満足かと一瞬思ったのですが、もし買い替えるとしたら、やはり私の場合はiPad Proシリーズから選びたいです。
わたしの気付いた大きな違いは、以下です。
  • Proシリーズだけが4スピーカーシステム。横置きでの迫力が全然違います!!
  • 倍速リフレッシュのProMotionもProシリーズだけ(除くPro 9.7)。
  • インカメラの、ポートレートモードと、アニ文字・ミー文字(これはFace IDカメラを使用)。
なお、アウトカメラのポートレートモード(シングルレンズ)はiPhone XRの独占機能ですね。

それと忘れがちなのが、Microsoft Officeの無料アカウントでの利用が10.1インチ以下限定なこと。
新しいiPad Airは10.5インチ、現行iPad Proは11インチなので、この点とても残念です(何か配慮されると良いのですが)。

2018-11-18

きつきつ、ふにゃふにゃ、うすうすのキーボードはもう欲しくない

これだけコンピュータが進歩してきたのですから、人がコンピュータの不自由さを我慢して使うのはもうやめましょう。

先日、新宿アップルストアで新しいiPad Pro、Mac mini、MacBook Airに触れてきました。
(ところで新宿アップルストアは平日昼間の受付待ち時間が7時間だそうです、TDLなみですね。)
それぞれ、本体(iPad Proの全方向Face IDは手前に向けておけば机に置いていても反応、MacBook AirのTouch IDは余計なTouch Barがない分使いやすい)はとても良いのですが、すべからくキーボードがどうにも我慢して使うレベルなのが気になって仕方ありませんでした。
先日のSurface Goと併せて、苦言を並べたいと思います。
  • iPad ProのSmart Keyboard Folioはカバーとしてはしっかり全面を覆えるのでとてもよくなりましたが、キーのフィーリングがフニャフニャで、まるで子供向けのホビーパソコンみたいなのが全く改善されていません。11インチの方はさらに窮屈さが加わって、ちょっと触った感じでは使うのが嫌です。
  • MacBook Airの第3世代のバタフライキーボードは、薄型MacBookの最初のキーボードよりは改良されましたが、他のPCのキーボードが同様の薄薄デザインに追従してこない限りは、他との違和感が大きすぎて、慣れたとしても他とのギャップが激しすぎます。今回MacBookの第2世代(ゴミ防止膜なし)も触ってみると、こちらはやはり旧世代を感じてしまいます。ずっと昔のPowerBook Duoのキーボードが同一モデルの販売中にパーツ交換でキーボードを改善していったのを思い出します(Rev.AからRev.Dくらいまでの改良バージョンが出ました)。
  • Mac miniもしかり、薄くなったMagic Keyboardも、他とのギャップが大きすぎます。昔はWindows PCにAppleのキーボードを付けて使いたかったのに、今は逆です。時代がついてきていないだけかもしれません。
  • Surface Goは10インチまでつめて小さくしたのは良いのですが、キーボードが犠牲になっています。このサイズでは我慢して使うことになってしまいます。モバイルPCの限界サイズはMacBookの11インチですね。※1
UI/UXに関しては、MicrosoftのFluent Design Systemや、AppleのFluid Interface、GoogleのMaterial Designが出てきていますし、ローカルに備えたAIチップやセキュリティチップをパソコンの動作の質に活用する(AppleのA12チップ内の8 Coreニューラルエンジンや、Google PixelのTitan Mチップ)など、コンピュータが人に仕える仕組みが技術の進歩によって出てきています。
それに反するかのように、最近のキーボードに関しては人に我慢を強いるようなものばかりが出てきてとても残念でなりません。

[2018-11-19] ※1 Surface ProのTypeCoverのキーピッチは18.5mmと標準サイズなのに対して、Surface Goの英語版では16.5mm、そして日本語版では15.5mmとさらに狭くなっていることがわかりました。記号キーを狭くしてメインのキーの幅を確保した方が打ちやすいはずなのに、残念ながらそうしてくれなかったようです。

2018-10-21

iPhone X世代の画面サイズの決め方は既存との統一感がとれていてアプリ開発者にとって非常に優しい

iPhone XRは6.1インチで今までにない新しいディスプレイサイズです。

実際にwebサイトやアプリがどのように表示されるのかは、DPIとRetina比に従ってiOSが制御します。
最初のiPhoneやiPadはRetinaディスプレイではなくて、これらがiOSでの画面表示の基準になっています。
Retinaディスプレイでも非Retinaでも、文字やイメージは同じ大きさで表示され、Retinaではより滑らかにきれいに表示されます。
Retinaディスプレイになっても、意味なく極端に縮小して表示されるようなことがないのは、Retina比に従ってOSレベルでスケーリングをきちんとしているからです。
なお、物理的な画面のドットはPixel、あるべきサイズにスケーリングした後の仮想的なドットはPointと呼ばれます。

図の左側が主なiOSデバイスの物理的な画面サイズの比較、右側がPoint数でのサイズ比較です。

左の物理比較では8種類の違うまちまちのディスプレイサイズになっていますが、右のPoint数でみると、縦は6種類、横幅は4種類に集約されています。
iPhone X世代で新たに3種類のディスプレイサイズ(5.8/6.1/6.5インチ)が出てきましたが、X/XSは6/7/8に縦方向だけを追加、XS MaxはPlusに縦方向だけを追加(横は同じで16:9から19.5:9へ)という、とても整合性のある設計になっていることがわかります。
画面サイズのバリエーションはできるだけ少ない方が、アプリ開発者にとっては都合がよいです。

面白いことに、XS MaxとXRは、Pixel数も画面サイズも違うのですが、Retina比が@3と@2になっていることで、ぴったり同じPoint数になるように設計されています。

なお、図ではiPadも載せましたが、XS Max/XRのPoint数で見た表示エリアのサイズは、横は54%と半分強ですが、縦はなんと88%にまで迫っています。
iPadじゃないと見にくかったコンテンツが、XS Max/XRで見やすくうまく表示できるものが増えてくると思います(iPadでしかできなかったカラム表示がXS Maxでできるのはその先例)。

蛇足ですが、PlusだけRetina比が整数でないのは、画面サイズを4.7インチから5.5インチにアップし同時にDPIを326DPIから401DPIに細かくしようとした時に、Retina比が整数になるようなちょうど良い液晶デバイスがなかったための苦肉の策と思われます(DPIのアップはPlusのインパクトのためには譲れなかった)。
6/7/8はRetina比@2で、Plusは@2.608 = 3/1.15です。
X/XS/XS MaxではOLEDで解像度が更に上がって458DPIになることできれいに@3となり、この課題を見事に回収しています。
この件、じつはAppleがOLEDのXS Maxのリリースの4年前からにらんでいて、このサイズで待ち構えていたのかもしれないですね。

2018-09-09

次期iPadのベゼルレス化(狭ベゼル)かつノッチレス化は可能だろうか

ベゼルレス(狭ベゼル)でノッチ有りのiPhone Xが発表された直後に、次期iPad同様の設計に変わるのではと言う噂が当然のように出てきていました。
さて一体、次期iPadではノッチは有りになるのでしょうか、無しになるのでしょうか。

デザインの共通化から考えると、ノッチ有りの方が自然だと思います。
でも、設計上可能なのであれば、ノッチは無い方が良いですよね。
先月、iOS 12ベータファームウェアの中から、ノッチレスiPadのようなアイコンが発見されました(参考: https://9to5mac.com/2018/08/01/ios-12-beta-5-bezel-less-ipad-glyph-leak/)。
ノッチレスの方が俄然優勢になってきました。

iPhone Xではできなかったノッチレス化が次期iPadでは果たして可能なのでしょうか。
私自身も去年の10月(過去記事:iPhone Xのベゼルはそれほど細いわけではなさそうだけれど)に考察してみたのですが、

  • iPhone Xのノッチの幅は9mm
  • iPhone Xのベゼル幅は4mm
  • iPad Pro 10.5の左右のベゼル幅は7mm(今回調査)

です。
次期iPadのベゼル幅を、現行の左右のベゼル幅よりも広いベゼルにすることはまずないでしょう。あと2mmは、カメラセンサーの改善や、部品の配置、それとこれも噂ですが、筐体のエッジをiPhone SEのように垂直にすれば部品を詰め込むスペースがある程度稼げますね。

また、ノッチレスの大きなメリットとして、ディスプレイの形が切り欠きの無い素直な長方形にキープできるので、従来の液晶ディスプレイ部品をそのまま使えることもあります。
ベゼル幅が7mmなら、ディスプレイのコーナーも直角のままでも大丈夫です。

それと、無理難題を言うとすれば、iPhone XのFace IDは縦位置でしか使えませんが、iPadの表示はもともと横向き、上下逆向きにも対応しています。
次期iPadで、Face IDがどの向きでも働くようにどうやって解決できるか(長辺にも必要なセンサーを取り付けるとか、そもそもセンサーを中央上部に集中して配置しないとか)も興味があるところです。

今週はiPadが発表されるかどうかはわかりませんが、発表まで楽しみに待つことにしましょう。

[2018-10-13] 10月最終週または11月に発表されるのではと言われはじめています。
あらためて、まとめるとポイントは以下ですね。

  • ベゼル幅が上下左右同じになるのは絶対守られるはず。ノッチレスで納めるとして何ミリのベゼルになるか。
  • 縦でも横でもFace IDが使えるようになるか。
  • ディスプレイの角は丸いのか直角なのか(アイコンだと直角にも見える)。
  • ノッチレスになると、どこにカメラがあるのか逆にわかりにくくならないか。従来通りの白色ベゼルも許してカメラの位置をあえて分かりやすくするとか。

[2021-09-26] 遅い答え合わせですが、
iPad/iPad Proのベゼルレスモデルはノッチレスで、4辺とも約9mmで統一になっています。
これはFace IDのiPad Proでも、パワーボタンTouch ID搭載のiPad AirやiPad miniでも共通です。

2018-08-26

iPhoneのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)はやはり正義

あと数週間でAppleの2018年の新デバイス(iPhone、Apple Watch、iPad、MacそれにiPod touchも忘れずに)が発表されようとしています。

去年発売されたiPhone Xのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)は、やはり見れば見るほどうっとりします。

デバイスの正面に全く無駄なスペースがないというのは美しい・カッコいい以上にとても理にかなっています。
以前は上下の辺の余白が均等でしたが、ベゼルレスデザインでは4辺が均等です(ノッチは4辺均等化のためにはかえってよい発想)。
他社もどんどん真似しています。
最初のiPhoneでのスクリーンキーボードが革新を起こして、その後標準になったように、ベゼルレスデザインもスマホの新たなスタンダードになるのではないでしょうか。

さて今年のモデルはすべてベゼルレスデザイン(4辺均等ベゼル)になるのでしょうか。
iPadはどうなるのでしょうか。
iPod touchもお忘れなく(せめてARKitが動くように)。