2013-12-25

iPad AirとMac Proは、なんと、ほぼ同じ大きさ

なんとなく、似ても似つかない2013年モデルの大きさを比べてみると、ほぼぴったり同じ大きさでした。
  • iPad Air:240mm×169.5mm×7.5mm
  • Mac Pro:251mm×φ167.0mm
写真ではMac Proが遠近感で上下に膨らんで映っていますが、寸法的には線を引いた高さです。
iPad Airをくるくる円筒状に回した時のサイズがちょうどMac Proということになります。
これは偶然の一致ではないはず。

このくらいのサイズで思い出すのが、Power Mac G4 Cube (248mm×195mm×195mm) ですが、同じような運命をたどらないことを、祈るばかりです。

2013-12-14

フラットすぎて分かりにくかったUIがiOS 7.1で改善するのか?

iOS 7.0のフラットなボタン;
どこがボタンか迷うかも
iOS 7.1のNotes
iOS 7.1のCalendar
iOS 7はフラットデザインでクールになったとされています。
しかし、例えば、上の画面のように、どこがボタンでどこがラベルなのか知らない人が見たらどうしようもない状態なのも確かです。
あまり誰も指摘して来なかったと思いますが、これは冷静に考えてとても使いにくいです。
使い方を覚えないと使えない、というのは明らかに退化と感じていました。
フラットなかっこよさ、だけで本来のデザインの道をはずしてしまっていませんか。

先日開発者向けにリリースされたiOS 7 Beta 2では、アクセシビリティにButton Shapesという設定項目が追加されたとのこと。
この状態が大きく改善される可能性が出てきました。
これは非常に楽しみです。


どこかに(どこか思い出せなくて申し訳ありません)フラットデザインは、GUIのボーダーの外側と内側にスペースを空ける必要がないので、スペースが無駄にならない、コンテンツに表示の力点を置きやすい、と書いてありましたが、現状のiOS 7.0はちょっと混然としすぎていると思います。

2013-12-12

Leap Motionに遭遇

先日、Leap Motion入りのノートPC、HP ENVY 17 Leap Motion Special Editionに触れてきました。
時間が短かったので、飛び石ゲームしか出来ませんでしたが、以下、第一印象です。
  • 何にも触れずにアプリを操作できるのは、ものすごく未来的です。よく言われるようにマイノリティーレポートそのものでした。
  • Microsoft Kinectは全身の動きをカメラで捉えますが、Leap Motionは手と指の動きを赤外線で捉えます。
  • 左右、上下、前後の移動、それに、つまむ操作が出来ました。
  • 通常版のLeap Motionは写真上のようなマウスくらいの大きさの独立したデバイスで、キーボードとディスプレイの間またはキーボードの手前に置きます。HP ENVYでは小型化され、薄型ノートPCに内蔵してしまっています。
  • 小型化のためなのか、アプリの特性なのかは分かりませんが、手の動きを感知する領域(空域、宙域)がキーボード右側の上、約15cm立方の空間に限られていました。少し手が外に出ると、操作が止まってしまいました。
  • かつてJobsが、タッチパネルディスプレイをノートPCやデスクトップで操作するのは腕が疲れると言っていましたが、まさにその通りのようです。全く慣れていないせいかも知れません。キーボードやマウスやタッチパッドは手首をテーブルに置いて操作できますが、Leap Motionでは(試していませんが)そうはいかないと思います。
現在はLeap Motionで操作できるのは対応アプリのみなので、Windowsの操作とかMS Officeの操作は出来ません。
3D操作を日常的な業務で行う場合には代えがたいデバイスだと思いますが、一般ユーザにはまだ実験的な感じだと思いました。
指の動きを追っかけられるはずなので、もしかしたら将来的にキーボードの代わりも出来るのではないかと思っています。
また機会があれば、Google Earthなど他のアプリもじっくり試してみたいと思います。

2013-11-28

書籍『はみだす力』、著者『スプツニ子!』さん

おしゃれすぎる表紙(amazonへ
日本の未来も捨てたもんじゃない、と本心思いました。

アーティストであり、現在MITメディアラボの先生でもある「スプツニ子!」さん(ホームページ)の本、「はみだす力」(amazonのページ)を一気読みしてしまいました。

なにかと、普通が良い、変に目立つとたたかれる、という風潮があった旧来の日本の中から、新しい世代の人たちがそういう殻を破って確実に出てきていることを、スプツニ子!さんがとても明確な形で示してくれています。
本の内容は、このお年にして、半生記のような内容になっているのですが、すべての節に、読者を導いてくれる指針があふれています。

一気にファンになりました。
これからもスプツニ子!さんを追っかけて行きたいと思います。

はみだす力は現在書店で平積みされています。
店の入り口にある(ホリエモンの「ゼロ」のように)場合は良いのですが、そうでない場合はタレントコーナーとか、ビジネス書コーナーとか、コンピュータ書籍コーナーなどを探してみるとよいようです。
こういう点でも今までの枠に収まらずに、はみだしているんです。

iPad Airを使い始めて気になっているところ

iPad AirのiOSに関して一点だけ気になる点があります。
日本語入力の際に、時たま引っかかった感じでレスポンスが悪くなる(1秒近く反応がなくなる)ことがある点です。
まだ何かの設定がまずいのかもしれません。
AndroidのNexus 7では少なくともそういうことはなかったので、iOS固有の癖かもしれません。
日本語入力以外は、すべての動作がぬるぬるとスムーズで、さすがiOSという感じなので、余計に目立ちます。
これに対してAndroidではスクロールや画面遷移がぎこちなかったり、タップしてもとりこぼしたりというのが良くありました。

アプリで気になるのは、iOS 7で採用され始めた、左端から右へのスワイプによる [戻る] 操作(またはスプリットビューを出す操作)が使えない、または違う意味になっていることが散見されます。
Facebook、Twitter、Flipboard、Tumblr、Feedlyは、左端から右へのスワイプが使えないものも含めて、動作が全部違います。
せっかくの良いゼスチャーなので、AppleがUser Interface Guidelineに記載してちゃんと統一してほしいものです。

タブレットはやはりタブレットらしいのがイイ - iPad AirとiPad mini、Nexus 7を比べてみて

iPad Airを手に入れました。
これまでの1年間はNexus 7が家での主要なブラウジング端末でした。
いったんフルサイズのiPadを使い始めると、もう他の端末には浮気する気はなくなりますね。

Nexus 7しかり、iPad miniしかり、 (SIMフリーの)iPhoneしかり、(最薄、最軽量の)iPod touchしかり。
iPhone/iPod touchはずっとポケットに入れておけるようにするために、狭い画面には我慢しないといけません。
7インチクラスのNexus 7やiPad miniは、せっかくのタブレットの広々感覚がスポイルされてどっちつかずの感があります。
iPadはiPad Airになって、もう重さを気にする必要はなくなりました。
存分にタブレットらしい大画面を楽しみたいと思います。

2013-11-20

iPad Airにするかminiにするかは小さな違いの大きな問題

iPadの2013年版は、画面サイズを変えずに薄型軽量化したまさにAirと呼ぶにふさわしいiPad Airと、それとほぼ同じスペックでRetina化したiPad miniの2機種です。
どちらを選ぶかは、本当に小さな差なので、とても大きな問題になります。

もうすでに、そこかしこに書かれている内容ですが、
  • 画面サイズ以外のスペックは不思議なことにほぼ同じ(現実歪曲空間に迷い込まされているのかもしれませんよ)
  • 重量と、お金を何よりも重視するのならiPad mini
  • 標準サイズ画面による使いやすさ、見やすさを重視するならiPad Air
というところが判断基準ですね。

iPad miniはiPad Airと同程度のバッテリ持続時間を確保するためにCPUクロックが多少下げられているようです。
iPad Airは従来機種から大幅に軽くなって(おそらく)片手でのブラウジングが苦ではいはずですが、絶対的な重量はiPad miniに負けます。

数年前であれば、お金命、コンパクトさ命だった私は、全然迷わずにiPad miniにしていたと思います。
今は、見やすさ、使いやすさ(スクリーンキーボードでのブラインドタッチはずっとあきらめていない課題です)を優先して、iPad Airですね。
今後数年経つと変わってくるかもしれませんが、少なくとも現時点では本来の画面サイズは9.7インチですし、ほとんどのアプリ(というかiOSの画面パーツ)は9.7インチを念頭に置いてデザインされています(そういえばiOS 7で多少大型化、調整可能になっていますね)。
iPad miniの画面縮小化は重量を下げるためのトレードオフの結果ではないでしょうか。

と、言うことで、遅ればせながら、iPad Air White&Silverを、いつものように刻印入り(英語ではengravingっていうんですね)でポチりました。
日本ではSoftbank Wi-Fiスポット2年が無料でついてくるんですね(あまり宣伝されていないようですが)。

2013-11-10

「サカサマのパテマ」を見てきました、とてもよかったです

映画「サカサマのパテマ」を公開初日に見てきました(オフィシャルページは混んでいるようです)。
あまり書くとうっかりネタバレしてしまいそう(オリジナル脚本なので映画を見るまで誰も知らない)なのですが、自分の世界観が変わってしまったかもしれない衝撃を受けました。
この感覚は映画マトリックス以来かもしれません。

サカサマの映像も楽しいです。
ポスターも、普通の向きで見ればただのさかさまになっているパテマですが、反転させて視点を変えると、底なしの深い空に落ちて行きそうな怖さのある、とてもうまい画になっているのがわかると思います(だまし絵のようなうまさです)。

東京国際映画祭にも出ていたのですが、実際の上映館が少ないのがちょっと残念です。
薄っぺらい映画では決してなく、お勧めできる逸品です。

[2014-04-29] iTunesでも配信中です。 https://itunes.apple.com/jp/movie/sakasamanopatema/id848902709

2013-11-04

iPad Airの「エアーさ」具合を計算してみると、1.15g/cm2

一定のパフォーマンスを保った上で、デバイスを薄く軽くするのはデバイスメーカーの腕の見せ所。
iPad Airが、いかに薄く軽いか、を計算で求めてみました。

今回、タブレットやスマフォのような平板状の機器を手に持った時に感じる重さ(体感質量、すなわちエアーさ)は、密度よりも、平面積当たりの質量が効いてくると、仮定しました。

最近のデバイスでの計算結果を表にしました。
平面積当たりの質量と、参考のために体積当たりの質量(密度、ただし、単純な直方体として計算)を示しています。
結果がわかりやすいように、Excelのデーターバーを付けました(質量のデーターバーはタブレット類のみ)。

iPad AirとiPad mini 2012 (non-Retina)がほぼ同じ値で上位を占めています。
iPad Airを持った時の感じは、non-RetinaのiPad miniを持った時とほぼ同じ感覚と言えます。
iPod touchより軽く感じるかもしれません。

逆に、ずっしり感はiPone 5cが一番大きく、実感と合っていると思います。
Nexus 7 2013とNexus 10、それに(iPhoneに比べて)Nexus 5もかなり健闘しているのがわかります。
なお、密度の方は、どれくらい中身がみっちり詰まっているかを示していて、iPhone/iPod touchはアルミ筐体(5cは強度アップのための内部の鉄板)が密度を上げていると言えます。

[2013-11-09] 店頭でiPad Airの実機に遭遇してきました。
やはりとても軽く感じます。
鷲づかみでの片手持ちはできませんが、端をつまんで持てば大丈夫そうです。
少しくらい画面に指が係っていてもiOSがちゃんと無視してくれるようになっているんですよね。
iPhone/iPod touchとiPadで操作仕様が少し違うところがあるので、またまとめてみたいと思います。

2013-11-01

GoogleからはAndroid 4.4 KitKatとNexus 5がリリース、日本でも即日

この業界、もう油断できないですね。
ちゃんと競争相手もどんどん出してきます。

Nexus 5がSIMフリーで16GB ¥39,800から、Google Playで注文可能になりました。
5インチfull HDディスプレイ 445ppi、Qualcomm Snapdragon 800 4-Core 2.3GHz、2GBメインメモリ。
MicrosoftがSurfaceを出して、ハードウェアメーカーと一部競い合うのと、Googleも同じ考えでしょうか。

併せて、4.4 KitKatもリリースされました(Googleのブログ)。
新しい名前が与えられていますが 0.1 の小幅の更新。
今回はOSのサイズをダイエットして、512MBのマシンでも動くようにしたとのことです。
4.4の紹介ページを見ると、もうiOSそっくりです。
Officeアプリまで付いてきます(ただし現時点ではスプレッドシートで日本語が文字化けすることがあるようですが、まあすぐに直るでしょう)。

2013-10-31

Apple Online StoreがiPad Airの発売開始を控え We'll be back. に

発売前日23:30の日本とUSのオンラインストア
はい、恒例の「しばらくお待ちください」が来ました。
ただいま23:32です。

日本のオンラインストアだけのようです(日本は http://store.apple.com/jp  アメリカは http://store.apple.com/us こちらはまだ)。

ちゃんと時差に合わせて、iPad Airの発売開始になるんでしょうね。

私自身はiPad Airをオンラインストアの刻印入りで狙っている(iPad miniまで待てない)のですが、今月のお小遣い帳をまだ付けていないので、微妙にすぐにはぽちっとできないのです。

(追記) アジア各地のストアが We'll back soon. です。
アジア以外、アメリカ大陸とヨーロッパは通常営業です。

(追記その2) 24:01現在、アジアはどこもオープンしていません。
ニュージーランドとオーストラリアは日本より1時間早いはずですがまだなので、アジア全体で一斉にオープン、というかオンラインストアの運営が少なくとも今回はアジア全体で共通のようです。

(追記その3) 無事オープン、1時頃だったか記憶が定かではないです。。。
iPad Airは朝時点(日本時間)では出荷24時間以内です。
おっと、気になる、記になる... さんによると、香港のオンラインストアでは、初期出荷分が完売したようです。
現在、香港では Currently unavailable と表示されています。

Surface 2に遭遇

iPad Air/iPad mini Retinaに先駆けて、Surface Pro 2/Surface 2が店頭に出ていますね。

Surface 2は持った感じ軽くて、2段階のキックスタンドも便利で、MS Officeがちゃんと動いていました。
画面も高解像度化されてきれいでした。
そして何より、Touch Cover 2が非常にいい感じでした。
以前のTouch Cover 1は、全然入力できないおもちゃみたいなもので、画面のソフトウェアキーボードよりも劣るのではないかと思うほどのものでした。
Touch Cover 2は、非常にスムーズに、明らかにソフトウェアキーボードよりも使い勝手がよく、その上とても薄く、バックライト付き(店頭ではわかりませんでしたが)です。

ハードウェア的にはiPad Airの強敵と強く感じました(iPad Airはまだ見ていませんが)。
ソフトウェア的には。。。モバイル利用ための業務アプリや、個人アプリがどれだけそろうかですね。
アプリの不足を補う(アプリ開発は従来の.NETではなく新しいWinRTでMetroスタイルのみ、かつIntel用とARM用を別々にコンパイルする必要がある)ために、もしかして、Androidアプリがそのまま動きます、とかやると非常にいいかもしれませんね(本物のMS OfficeとAndroidアプリが動く!という感じで)。

いや、ちょっと待ってください、FAQによると、Office 2013 RTには、VBAがない、OneNoteで録音と録画が直接はできない、OutlookでIRMが使えない、など頼みの綱のMS Officeにいくつかの違いがあるとのこと。
これはちょっと気をつけておかないといけませんね。

2013-10-25

Microsoft Officeより一歩進んでしまったiWork(改めCreativity Apps)

Microsoft OfficeがiPad版のリリースを手間取っている間に、AppleがiWorkのiCloud版を完成させ、なおかつアプリ版を無償(iPhone/iPod touch/iPad/Macを買った人に対して)にし、一歩先に行ってしまいました。

クラウド上のWebアプリは使いやすくなってきたとは言え、まだOfficeなどはアプリ版の方が良い(これはMicrosoftも同意見だと思います)、ということから、iOS版とMac版をきっちり提供。
その上で、iCloud連携し、文書はiOSからでも、Macからでも、iOS/Mac以外のブラウザからでもアクセスし、編集できてしまうようになりました。

今回の発表で、Appleの製品紹介ページもiWorkとiLifeの区別をなくして http://www.apple.com/jp/creativity-apps/ というページになっています。
今後はiWorkとiLifeをひっくるめて、「Appleのクリエイティビティアプリ」と呼べばよいのでしょう。

iPad/iPhoneのユーザがNumbersやKeynoteを使ってみて、その良さが浸透していけば、MS OfficeやGoogle Appsの牙城に食い込むのも現実的になると思います(現実歪曲フィールドももっとどんどん展開すれば)。
iOS 7の目新しさでユーザをキャッチし、 次にはクリエイティビティアプリを浸透させてしまう、という感じですね。

ところで、Mac版のアイコンがすべてiOS版のフラットなものに置き換えられてしまうのでは、と恐れていたのですが、現時点ではそんなことはないようですね。


ここで一つだけ将来への期待を書いておきます。

Appleのクリエイティビティアプリに関して、あと一つ足りないのは、企業のオンプレミス(社内システム)上での、文書保存とWeb編集だと思います。
会社業務の文書をAppleの運営するiCloudに保存してしまうと、個人の文書と混在してしまい、セキュリティ望ましくないことになります。
(これに関して発想を変えると、業務利用と個人利用のApple IDユーザを切り替えて使うのが、実はよいのかもしれません、まだ正式な解はありませんが。)
社内のサーバにiCloudを構築し、iPhone/iPadからはAppleのiCloudと社内のiCloudの両方を使う、あるいは切り替えて使うことが出来るようになればうれしいですね。
社内iCloudが(Mac Pro/OS X Server上じゃないと構築できませんではなく)汎用的なもの(一般的なWebサーバ上で構築できる(Webブラウザでの編集機能は優先度は低くてもよいので))であればもっと良いですね。
クライアントアプリ側も、現時点では文書の保存場所は、ローカルディスクかAppleのiCloudしか指定できません。

iPad Airの発売でApple製品の3x3カテゴリが完成

Apple 3x3 product category(仮称)
サプライズありましたね。
iPad Air、それとOS XとiLifeとiWorkの無償化。

iPad Airが出たことで、右のようにMac/MacBook/iPadの3つの製品ラインが、それぞれきれいに3カテゴリから2つずつ選ぶ形になりました。

それぞれの製品が美しいだけではなく、製品カテゴリも整理されて美しいなんて、いかにもAppleらしいですね。

2013-10-19

iOS 7の操作性の仕様変更で気になっている点

iOS 7がリリースされてちょうど1ヶ月が経ちました。
たくさんのうれしい新機能がある反面、とても気になっている仕様変更があります。
  • ロック画面の再生操作の呼び出しが、
    iOS 6ではホームボタンの2回押しだったのが、iOS 7ではホームボタンの1回押しまたはスリープボタンに変更。
    iOS 6では誤動作防止のためにダブルクリックになっていたはず。
    副作用として音楽再生中のスリープ状態で、時計を見たくてホームボタンやスリープボタンを押すと、iOS 6ではロック画面に大きく時計が表示されていたのが、iOS 7では再生操作画面が広く表示され時計はステータスバーに出るだけになってしまった。
  • 音楽や動画の再生位置を示すスライダー(再生ヘッド)が、
    iOS 7では単なる細い線になった(白色または赤色)。
    iOS 6では特にミュージックアプリでは画面を傾けると輝きが変化する金属質の丸いハンドルだった。
  • キーボードで小文字を入力しているのに、吹き出し型のフィードバックが大文字。
  • Spotlightの出し方が
    iOS 6ではホーム画面の1枚目の左側、ホーム画面でホームボタンをもう一押しすれば呼び出せたのが、微妙な下スワイプ操作に変更。
  • 下から出すコントロールセンターの一番上の下矢印は押すとコントロールセンターを閉じられるのに、上から出す通知センターの一番上の上矢印は押すだけでは動作せず上スワイプが必要(あっ、これは純粋にiOS 7の機能ですね)。 
  • 標準アプリのスリープ後などのアプリ再起動時の表示内容が、以前の画面内容を記憶していて即座に表示されるのはよいのだけれども、処理に時間がかかって内容が変わっている場合、以前の内容に従って先行して操作していると意図しない操作になってしまうことがある。
    たとえば、ミュージックアプリで、アルバムリストの真ん中あたりを再生していた状態だったのに、次の日にミュージックアプリを再起動(メモリ不足等で停止させられていた場合)すると、前日の画面がまず表示される。
    ところがアプリ自身は状態を記憶していないのでアルバムリストの先頭から再表示しようとする。
    ある曲をタップしたつもりでも反応せず何度もタップし、結果的に別の曲が再生されてしまうようなことがある。
  • メモ (Notes) アプリに、
    次へ・前へボタンがなくなった。
    メールには上のナビゲーションバーに「^ v」のボタンがあるのに、統一感が欠けていると感じます。

2013-10-08

今年はAppleから新製品発売はもうないの、あるの?

本日の 気になる、記になる... さん経由 MacRumors によると、Appleは10月28日に四半期業績発表のカンファレンスコールを実施すると通知したそうです。

と、いうことは、 もう10月には新しい製品の発表はないということですか?

iWatch、iPad、iPad mini、MacBook Pro with Haswell、Mac Pro、OS X 10.9 Mavericksなど待たれている製品は盛りだくさんなんですがね。
iPhone 5s/5cとiWorks for iOS for freeでもう十分おなか一杯なのかもしれませんが。
Kindle Fire HDX対策の一味違う練り直しをしているのかもしれません。

[2013-10-09] 各紙が「AllThingsDによると、アップルに近い筋が、10月22日発表会を開くと話した、とのこと」 と報じていますね。
よくある又聞きの又聞きなので、確度はわかりませんが、招待状は1週間後くらいに出ると予想されます。
そういえば、去年もちょうど、業績発表の開催通知と業績発表の日の間に、iPad miniの製品発表がありましたね。

[2013-10-16] 再びAllThingsDによると、予想通り10月22日に「We still have a lot to cover.」と題したSpecial Eventが開催されるとのこと。
iPod touchに関しても更新があるのでしょうか(エレコムのiPod touchとiPod nano用のケースとフィルムの発表に「間もなく登場するiPod最新モデル」とあります。訂正してもそのまま痕跡をなぜか残したままにしています。また、ソフトレザーカバーが説明文にはあるのに、現時点では型番一覧にありません。かなり不思議な発表文です。)。

2013-10-07

気になる2台のデジカメDP2 MerrillとS120を比べてみると

先日の比較に続いて、今度はDP2 MerrillキヤノンPowerShot S120の比較です。
いわゆる、高級コンデジと、小型上質コンデジです。
S120はF1.8レンズで世界最薄とうたっています。

なぜこの2台なのかと言いますと、3世代前のS95を家族でも使えるデジカメとして持っているからなのです。
気になっているDP2 Merrillに対するイメージトレーニングです。

サイズ的にはちょうど、S120を起動した状態と、DP2 Merrillとほぼ同じなんですね。

質量は、 S120が193g、S95が170g、DP2 Merrillが355gなので、ちょうど倍、これはまあ納得。
液晶は、S120が3インチ92万画素、S95が3インチ46万画素、DP2 Merrillが2.53インチ23万92万画素なんですね、う~ん。

さあて、そろそろ機が熟してきたかな。

[1023-11-09] DP2 Merrillの液晶サイズ、画素数を修正、最新機種並みのスペックでした。

2013-10-06

iPhone 5cは日常生活品、iPhone 5sは最高の工業製品

知人がiPhone 5cのイエローを購入。
カメラ周りもツライチになっていて余計な凹凸がありません。
プラスチックというよりは何かのパワーストーンのようと言えば言いすぎでしょうか。
iOS 7のデザインも、いわゆるスマフォから一歩出て、ユーザにより近い生活用品になろうとした結果なのかもしれません。
iOSの活躍の場をもっともっと広げようとしているように思えます。

今までのケイタイ、およびiPhone以外のスマフォは、いわゆる電子機器 然としてますよね。
電池が入っていたり、接続端子があったり、丁寧に扱わないと壊れてしまう感じで、いかにも先進的な感じでした。

iPhone 5/5sは、最高の工業製品、ガジェットとして美しさ、まとまりの良さ、カッコよさを体現しています。
工芸品の域に達しているといってもよいかもしれません。

iPhone 5cはさらに一歩フィールドを広げて、日常生活品としてデザインされたのではないでしょうか。
iPhone 6cはきっと防水構造になると思います。

[2013-10-06] 「iPhone 5sは工業製品」としていたのを、最高の工業製品、および工芸品に改め、見切り掲載してしまったことをお詫びします。
[2013-10-08]  BusinessWeekの記事で、IveとFederighiが、IDチーム (Industrial Design) とHIチーム (Human Interface) が協力して仕事をできるようになった、と言っているので、あながち「工業製品」は悪い意味ではないのかもしれません。

2013-10-05

えっ、iWatchならもうあるよ、でもね

スマートフォンならぬ、スマートウォッチがいよいよ出てきました(TechTarget JapanでSony SmartWatch 2とSamsung GALAXY Gearの比較記事、ケータイWatchのauからGALAXY Gear発売の記事)。
AppleからもiWatchというのが出るという噂も絶えません。

皆さん、忘れているかもしれませんが、iWatchは2011年の時点ですでに入手可能でした(写真:TikTokLunaTik)。

腕時計型のスマートデバイスを考えるときに、何がポイントになるのでしょうか?
腕時計の形をしていれば、なんでも作りさえすれば、それでよいのでしょうか?
  • スマートフォンまたはタブレットまたはパソコンの、純粋な子機・子画面として
    そういえば、パソコンの子画面機能が一時出ましたが、完全にすたれてしまいましたね。
    一部は子画面機能、一部はある程度独立して動くというのであれば実現可能かもしれません。
  • スマートフォンの機能を縮小して搭載
    スマートフォンのフォームファクタは持ち運びにちょうど良いので、現在の技術でそれをそのまま縮小しても制限のみが目立ってしまい、スマートフォンを置き換えられるとはあまり考えられません。
  • あるいは、新しい生活スタイルを提案
    ただし、メールやSNSや電話の着信をすかさず受け取れる、つまりずっとひっきりなしに着信が来るのは、生活の質としてはむしろ退化のように思います。
    電子機器あるいはインターネットとの間の距離感は、スマートフォン世代の現在より、もう少し離れていた方が良いのかもしれません。
    ずっと流れていても気にならないiRadioとか、Siriのみでの日常操作がポイントなのかもしれません。
    ちょっと気になった何かをネットでパッと調べものするためのガジェットは確かに欲しいですね。
    Personal Digital Assistant (PDA) とかKnowledge Navigatorという言葉を再度考えてみるとか。
  • 腕時計型よりむしろiPod nano 2011 (6th gen) のようにクリップ型の方が使い勝手がよい
    腕に付けてもよいし、襟に付けてもよい(音声入力に好都合、Star Trekの通信バッジ)し、ベルトに付けてもよい。
  • 小型化と相反しますが、1週間くらいはバッテリが持ってくれないと、ガジェットを追加する動機が湧かない
    e-Ink画面が必須かもしれません。
    CPUも次世代くらいのものが必要かもしれません(A6 64bitでパフォーマンス2倍なので電池の持ちも1.5倍くらいにはなってきた)。
  • AirPlay表示デバイスとBluetoothキーボードで物書き作業ができるようになっているとなおよいかも(現在の接続技術にとらわれる必要はないけれど)
    小型化のため、入力はメニューかSiriなので、文字入力はつらいはず。
    表示も外付けディスプレイに拡張できるとよい。
    物理的なドッキングでもよいし、無線通信でもよい。
    ファイルや文書はすべてiCloudに同期。
このあたりをうまく解決し、私たちのアッと驚く新しいライフスタイルを提案できないと、次のApple iWatchは出てこないのかも知れません。
あるいは意外と登場まで近いのかもしれませんね(最近のiPhoneなどの活発なリークはカモフラージュ?)。

2013-10-03

iOS 7のスワイプ操作は画面の端から、を意識して行うと良い

iOS 7で新しいスワイプ操作が追加されました。
  • 画面の上端から下にスワイプで、通知センター (Notification Center) を開く 
  • 画面の下端から上にスワイプで、コントロールセンターを開く
この2つは有名ですが、
  • 画面の左端から右にスワイプで、前の画面に戻る、ちょうど左上のコマンドバーの「< ちょめちょめ」と同じ
には注意が必要です。
「iPhoneユーザガイド iOS 7ソフトウェア用」(PDFファイル) には、単に左から右にスワイプとしか書いていません(例えばメールの『プレビューする』のところ『このメールボックスの表示/非表示を切り替えるには、右にスワイプ...』)が、左端からスワイプするのと、画面の中から始めるのではiOS 7では明確に異なる操作として解釈されるようになっています。

特に顕著に気を付けないといけないのが画面にあるApp Storeアプリで、アプリの詳細表示の際に、画面の中から左右にスワイプは画面イメージのスクロール、左端から右にスワイプはアプリ一覧に戻る、の操作になります。
意図しない操作になってイライラすることが特に多いです(画面イメージをスクロールしようとしているのにアプリ一覧に戻ってしまう、またはその逆)。
左端からスワイプなのか、画面の中からスワイプなのかを、はっきり意識して操作するとうまく行きます。

「左端から右にスワイプ」はメール、メモ、ミュージック、連絡先などの標準アプリでも多く使われています。
これらのアプリでも、ちゃんと左端からスワイプしないと反応してくれないので、画面の端をいつも意識するようにするのが良いと思います。

Windows 8でも画面の端からのスワイプの操作が沢山取り入れられましたが、iOS 7、つまりIveも、それに習ったということなのかもしれません。

[2013-10-03] 追記、
そういえば、Windows 8以前に、Palm/HP webOSの操作を思い出します。
プロセス一覧を出して、上にスワイプしてプロセスの終了は、まさにwebOSが最初に提案した特徴的な操作のひとつでした。

2013-09-30

iOS 7で画面が崩れてロック解除できなくなる問題の対処法

iOS 7になってからロック解除画面が右の図のようになった経験はありませんか?
こうなってしまうと、困ったことに、キーボードの右の方の文字が入力できないですし、Returnキーも押せないので、アンロック(ロック解除)出来ません。

いろいろやってみたところ、発生条件(再現方法)が分かりました。
  • パスコードロックを文字混じり(数字4桁のシンプル方式ではない)にしている。
  • アンロック画面から、カメラを起動し、
    ランドスケープ(横長)の状態で、
    スリープボタンでスリープさせ、
    自動ロックになる時間まで経過した後、
    スリープから復帰した場合。
のようです。

こうなってしまった場合の対処法ですが、もちろん電源ボタンを長押ししてリブートしてもなおりますが、もう少し簡単に回復できる方法がありました。
iOS 7.0に比べてiOS 7.0.2では多少改善されていますが、発生してしまうのはどちらでも同じです。
  • iOS 7.0.2では、
    最初の時計が出ている画面から右にスワイプして(崩れた)パスコード入力画面に行った後、
    左にスワイプして最初の画面に戻す、
    そして再度、右にスワイプすると、キーボードが正常化します。
  • iOS 7.0(おそらくiPhone 5s/5cの7.0.1でも)では、
    最初の時計が出ている画面から右にスワイプして(崩れた)パスコード入力画面に行った後、
    左にスワイプして最初の画面に戻す、
    そこで縦(ポートレート)に構えてカメラを起動し、ホームボタンで終了し、時計の画面に戻る、
    そして再度、右にスワイプすると、キーボードが正常化します。
この崩れた画面、とってもみっともないですよね。
(いたずらには、くれぐれも使用しないでくださいね。)

近頃のフラットデザインは行き過ぎなのではないか

満を持して登場したiOS 7、すでに多くの方が体験していると思います。
大きな変化それ自体には害はないと私は思いますが、うまくないデザインはやはり改めるのが勇気だと思います。
スキューモーフィックからフラットデザインへ移行、あるいは進化するための理由付けは、ここ数ヶ月一生懸命行われてきて、それなりの納得性があったようにも思っていたのですが、実際にものを見てみると、行き過ぎの面を私は感じてしまいました。
Appleファンの多くが崇拝するIveは、ハードウェアデザインには長けているのは誰も疑う余地はありませんが、ソフトウェアも一緒にデザインする、という点においては最高とは言えないのでは、という残念さを私は感じています。
とは言っても、世間のレベルよりは上を行っているので、完全に悪いという訳ではないです。

Tachibana Yuudaiさんのブログ記事「第8回 Creators MeetUpでフラットデザインに付いて話してきた」にもあるように、例えばロック画面において、
  • iOS 6までは、
    ロック解除のボタンは、ちゃんとボタンになっていて操作の向きまで明確に示されていました。
    カメラ起動は、アイコンに操作の方向を示すギザギザが付いていて、これならマニュアルを見なくても操作できるように担保されていると言えます。
  • iOS 7ではこれに対して、
    単なる「スライドでロック解除」の文字だけで説明(GUIじゃないし、どっち方向にスライドすれば良いのかも分からないし、実際には画面のどこでも左にスライドすればロック解除されるように仕様が変更されている)しようとしています。
    カメラ起動も、ただ単にアイコンというかマークがある(iOS 7ではこれがボタンなのですが)だけです。
    かろうじて、そのボタンをタップすると、画面が上に少しスライドして戻るアニメーションが表示され、操作すれば良いかが示される(ただしこのアニメーションはiOS 6からすでにあったもの)ようになっています。
また、各アプリのナビゲーションバー(画面上のバー)のボタンは、枠がなくなって、色付きのラベルのみになりました。
英語の場合はデザインされたかっこいいフォントで表示されるので、それなりにUI部品に見えるかもしれませんが、日本語だと本文なのか、GUIバー上のボタンなのかの区別のコントラストが非常に低いと感じます。

ボタンはボタンに見えるように、枠と多少でも立体感があった方がやはり良いでしょう。
ハードウェアであれば、単純であるほど良いという面が確かにあります。
これに対して、ソフトウェアは出来ることが多く、わかりにくい性質を元来持っているので、ハードウェアデザインと一律に単純化してしまうのは、ちょっと違うと思います。
フラットデザイン化にまつわるこれから起こるであろう混乱は、アプリアイコンを精巧な画にするか、単純化した図形にするか、というだけの単純な問題ではすまないように思えます。

2013-09-28

気になる2台のデジカメDP2 MerrillとX-M1を比べてみると

とても気になるカメラがあります。

ひとつはずっと前から気にしているSIGMA DP2 Merrill
FOVEON X3という、1ドットで同時に3色を取り込めるセンサー(FOVEON以外の世の中のすべてのベイヤー型センサーはRGB 3色のセンサーを横に並べて擬似的にフルカラーを表現している)を使用し、単に解像感が良いだけでなく、空気感も写してしまうカメラ。

もうひとつはFUJIFILM X-M1
ミラーレスコンデジ一眼の中では小型に類する新しい機種。
センサーは最近出てきたローパスレス(フジ独自配列の改良ベイヤー型)。

このふたつを比べてみると、サイズがほぼぴったり同じなのです(X-M1の方はDP2 Merrillに近い27mm F2.8レンズを装着、正面写真がシルバーモデルしかありませんでしたが)。
質量は355gと358g (280g+78g) でこちらもほぼぴったり同じ(いずれも電池、カードのおおよそ50gを除く)。

一般的な使い勝手と、レンズ交換のメリット(35mm F1.4などの高性能レンズも用意されている )を狙うのか、孤高の解像度を狙うのか、気になってしょうがないのです。
カールツァイスレンズも使ってみたかったりするのですが、やはりセンサーが優先ではないでしょうか(いやいや、いずれも重要)。

2013-09-16

今年はiPodの更新はもうないということ?

上が2012年のカラバリ
下が2013年のカラバリ
iPhone 5sの色がGlodとSilverとSpace Grayになり、Slate色がSpace Grayに置き換わったのと同時に、iPod touchとiPod nanoのSlate色もSpace Grayに一斉に置き換えられました。
SlateとSpace Grayはぱっと見にはほとんど変わらないかもしれません。
ところが、2013年版iPadが発表されるであろう10月中旬までのきわめて短期間のためだけに、現モデルでSpace Grayの新色を製造する事はないでしょうから、今年はiPodの更新はほぼないという事になります。
ちょっと残念ですが、iPad/iPad miniでどんなサプライズが用意されているのかを楽しみに、この1ヶ月を過ごしたいと思います。

[2013-09-19] iPod touchのイメージギャラリーがiOS 7のものになっていたので画像を変えました。
もしかして、ボディーカラーに合わせてデフォルト壁紙がセットされるのでしょうか?

2013-09-14

Apple Special Event 2013-09-10を受けて、日本の今後のスマフォのシェアを大胆に予想

水曜日未明のApple Special Eventはライブでサイトを見てtumblrの方にはライブ更新していたのですが、力尽きてここへの書き込みは出来ませんでした。
おおむね事前リーク通りでしたが、iOS版のiWork/iLifeの無料化 (Garage Bandは除く?)と、64-bit A7チップには驚かされました。

Google Appsと違って、クライアントが中心のOfficeアプリで、なおかつクラウドに文書を保存出来る、Office Mobileのように緊急時の編集には使える程度ではない、ちゃんとした機能をスマフォで提供、という無料のiWork。
今後のiOSの大きな武器になると思います。

64-bit化は、技術的にはわくわくしますが、果たしてどれくらい必要なのでしょうか。
主記憶が4GB以上になるとか、大規模な3Dアプリを動かすとか。
もしかすると、iOSとOS Xの統合の布石でしょうか。

先日、BCNランキングのサイトで日本の8月のスマフォのシェアが発表されていました。
ソフトバンクもauも、おおざっぱに言って50%がiPhoneなんですね(ずっとその傾向は変化なく継続しているようです)。
ソフトバンク自体とau自体のシェアを掛け合わせてみると、日本のスマフォの約27.8%がiPhoneシリーズという事になります(もしかするとこれはPhone 5だけで、併売されているiPhone 4Sは入っていないかもしれません)。
DoCoMoのツートップのXperiaとGALAXYより全然多いです(合わせても18.7%)。

さて、ここからが大予想です。
DoCoMoにしたいのだけれどもiPhoneがないのでソフトバンクやauにしていた人、DoCoMoの他の機種で我慢していた人が相当いるはず。
来月以降、日本のスマフォ全体の50%がiPhoneに!なってしまうのでは、と予想します(iPhone 5s/5c/4Sの合計)。
ダントツ度がますます加速する、なんかちょっと怖いですね。
でも、iOS以外に流れる理由(Androidの利点)があまり思いつかないですからね。

[2013-09-17] どこかに書いてありましたが、64-bit化はAndroidに対する大きな牽制の意味が強いのかもしれません。
iOS/OS Xはすぐに64-bit化できたけれども、AndroidではいくらCPUが64-bit対応になっても、Googleの対応を待つ必要がある必要があるし、JVM自体には64-bit化の本質的な効能は少ないかもしれません。

[2013-11-19] シェア出ました。
IDC Japanによると、2013年7月~9月の第3四半期の日本のスマフォの出荷台数シェアを、Appleが54.1%もとってしまったとのことです。
ガラケーを合わせても41.4%だそうです。

品薄で1ヶ月待ちのような状態でもこのありさま。
日本勢はなんとかしなきゃいけませんね。
スマフォと言えばパズドラのTV CMばかり流している場合じゃないと思います。
日本独自の、たとえば、地デジ連携が薄く軽い低価格の機種でも手軽にできるとか、 通勤Suicaにスマフォが入ってくるとか、お箸型スマフォとか、なんかAppleがやりたくないようなことをやる必要があるんじゃないでしょうか。

2013-09-09

日産のEV リーフに乗ってみたら、加速性能にびっくり

先日、ひょんなことから日産のお店に行き、ちらほら街角でも見かけるようになった電気自動車(なぜエレカと呼ばないんでしょう)リーフの試乗をしてきました。

ノートやマーチのような可愛い外観から、乗ってみるまではおとなしい走りを想像していました。
ところがどっこい、実際に走ってみると、アクセルがとても軽く、踏めば踏むだけ、ストレスもノイズもなくグイグイ走ってしまうのです。
エンジン音が当然なく、振動も少ないので、いつもの感覚だとあっという間にスピード違反になってしまいます。
同時に加速がとんでもなく、下手するとむち打ち症になってしまうかもしれません。
スポーツカーでもこんな滑らかな加速はできないと思います。
幸いECOモードに設定すると、ガソリン車に近い感覚に調節されるので、ECOモードが通常で、非ECOモードをSportモードに改名するのが良いのではないでしょうか。

充電に関しては、都会であれば、ショッピングモールなどにも充電ステーションができてきていますし、なんと無料で充電できるところも多いみたいです。
ということは、Leaf to Homeという、リーフのバッテリを逆に家の電力に使うアダプタを付ければ、車の燃費どころか、家の電気代も完全にタダにできてしまう可能性もあるということです(リーフの1回の満充電で家庭の電力の1日分以上を供給できるとのこと)。

一点どうしても好きになれないところが、リアのカット具合です。
もう少し立てて荷物が目一杯つめるようになっているのが実用的だと思うのですが、極限まで空力性能を突き詰めているため、現在のデザインになっているとのことです。

プリウスPHVで燃費200km/Lとか頑張って出している方もいるようですが、EVでは常に無限大。
もう少し技術が進んで航続距離が伸びさえすれば、誰でもが喜んでEVを買う時代が来ると実感しました。

[2013-09-28] 三菱アウトランダーPHEVは、ガソリンタンクとエンジンが付いているのですが、エンジンはもっぱら発電のために使って、モーターで走らせるのだそうです。
エンジンを一番効率のいい回転数で一定速度で回転させて発電するので、燃費に無駄がないとのこと。

恒例のApple Special Eventが2013年9月10日深夜に開催

iOS 7のフラット化で話題ひとしきりなAppleですが、毎年恒例になった秋のSpecial Eventが、これも恒例の火曜日に行われます。
今回も事前リーク情報が多く、iPhone 5S的なものと、招待状にあるカラフルなiPhone 5C的なものはもう確定可と思います。
いっそのこと、iPod touchとiPhone 5Cを整理統合してしまって、SIMなしiPhone 5C=iPod touchになったりすると、面白いと思います。
また今回はDoCoMoの参入もありそうということでますます日本の市場が面白くなりそうです。

最近はあまりたくさんの発表を一つのEventに詰め込んでこないAppleですが、タブレット分野でもGoogleや他社の追い上げが厳しいので対抗策としての、iPadとiPad miniの2013年バージョンも一緒に出してほしいところです。
参考のため、iPad/iPad miniとNexus 10/7の比較表を作ってみました。
iPadもiPad miniも、スペック的にNexusに差を大きく差を開けられないよう、もっともっと粘ってほしいものです。


iPad 4th Nexus 10
iPad mini Nexus 7 2012 Nexus 7 2013
画面サイズ 10.7 10
7.9 7 7.02
画面画素数 2048x1536 2560x1600
1024x768 1280x800 1920x1200
CPUスペック 2x1.4GHz 2x1.7GHz
2x1GHz 4x1.3GHz 4x1.5GHz
メモリサイズ 2GB 2GB
512MB 1GB 2GB
ストレージサイズ 16/32/64GB 16/32GB
16/32/64GB 16/32GB 16/32GB
厚み 9.4mm 8.9mm
7.2mm 10.45mm 8.65mm
186mm 177.6mm
134mm 120mm 114mm
重さ 652g 603g
308g 340g 290g
価格 $499/599/699 $399/499
$329/429/529 $199/249 $229/269
発売 2012-11-02 2012-11-13
2012-11-02 2012-07-13 2013-07-26

2013-08-17

AVANTIの麻布十番祭りへの出店が今年も健在、来週末

ご無沙汰してしまいました。
実生活でいろいろありまして、更新がなかなかできませんでした。
今後は今まで通りのペースで更新を継続していきたいと思います。

再開の第一報は、AVANTIに関してです。
柳田あやこさんからのたれ込み(宣伝?)によれば、今年もAVANTIは麻布十番納涼まつりへ出店するそうです。
来週8月24日、25日おまつりは15:00〜21:00とのことです。

2013-06-27

Google Readerの代替サービスFeedlyがメンテナンス中!?

Google Readerの代替サービスの最有力候補のFeedly。
先日Cloudバージョンがサービス開始され、Google Readerから移行された方も多いと思います。

ところが、現在、Feedly Cloudが "Scheduled Maintenance" 中とのこと。
サービス開始早々、どうしてしまったのでしょうか、多少不安に。

2013-06-19

iOS 用の Office Mobile for Office 365 subscribers の日本での提供は予定なしとのこと

Web上の記事では軒並み、18日以降に日本向けも提供される見込み、と書かれてしまっているiOS (iPhone/iPod touch) 版の Office Mobileですが、
6月17日付けでJapan Office Official Blogさんが、『現時点での日本市場での提供は予定されておりません』と明言されています。

Surface Pro/RTともOfficeが付いてくるとか、Home and Studentエディション(会社の仕事を家に持って帰ってHome and Studentエディションで編集するのはライセンス的には許されない)がないとか、日本向けは特別対応がなされているので、iOS版の Office Mobile に関してもその論理が働いたのでしょうか。
たとえ提供されていたとしても、まだ非常に少ない人しか利用出来なかったはずですね(Adobe CSもクラウドに移行したのだからOfficeも移行出来なくないはず)。
残念というか、致し方ないというか、今回は久々にバタバタしてしまいました。

2013-06-18

iOS 用の Office Mobile for Office 365 subscribers の編集機能を使ってみた

Microsoftが突如としてリリースしたiOS向け(iPhone/iPod touch)のOffice Mobileを、USのiTunesカードとMSDNの開発者ライセンスを駆使して一足先に入手する事が出来ました(私の速報記事はこちら)。
全体の機能をざっと眺めてみたいと思います。

一昨年あたりから、iOS向けにフル機能のOfficeが準備されているようだという噂がしきりにあがっていましたが、ふたを開けてみるとWindows Phoneと同等の縮小版のOffice Mobileでした。
もちろんSurfaceやWindows 8タブレットとの差別化が意識された結果だと思われます。

このiOS版のOffice Mobileはインストール自体は無償ですが、Office 365(クラウド)へのログインが必須なので、位置付け的にはOffice 365の利用者特典と言えます。
なお、Office 365とSkyDriveはいずれもMicrosoftのクラウドサービスで、提供するアプリの機能レベルは全く同じで、Office 365はSkyDriveに比べて、企業および団体・グループ向けにSharePoint共有とユーザ管理機能が付いている点が違います。
最初はわかりにくいのですが、ログイン先はそれぞれ以下のようになっています。
  • SkyDriveのログイン先は https://skydrive.com/ または https://office.com/ または https://login.live.com/ で、
    ユーザIDのドメイン名は自由に選べる。
  • Office 365のログイン先は https://login.microsoft.online.com/ で、
    ユーザIDは xxx@yyy.onmicrosoft.com の形式が必須、yyyは組織名。
よって、iOS版のOffice MobileのプライマリのユーザIDとして xxx@yyy.onmicrosoft.com が必要となります。

iOS版のOffice MobileではWordとExcelとPowerPointの機能がOffice Mobileの内部機能として提供されます。
文書の保存先はOffice 365のサイト、SkyDrive、SharePointのみで、ローカルに独自に保存する事は出来ません。

ビューアとしてWord、Excel、PowerPointはかなりの完成度のようです。
編集機能はとても限られたものです。
編集のためのメニューはステータスバーに4つだけ用意されていて、それぞれ、
  • [戻る]:文書を閉じる、編集している場合は保存するかどうかを聞かれる。
  • [ファイル]:[共有](メールで送信)、(編集内容を)[保存]、[名前を付けて保存](別名で)
  • [編集]:文書の編集を行う。
    Wordでは文字の書式設定。
    Excelでは [書式]、[やり直し](Redo)、[元に戻す](Undo)、[グラフの作成](別シートへのグラフ作成のみ)、 [クリア](セルの内容のDelete)、[オートSUM] 。(Excelではセルに計算式や関数を入力する事はもちろん出来ます。)
    PowerPointでは [スライドの文字列の編集]、[スライドの移動]、[非表示/表示スライドに設定] 。
  • [表示]:検索その他を行う。
    Wordでは [アウトライン](本文の文字のみを一覧)と [検索] 。
    Excelでは [アウトライン]、[並べ替え]、[フィルタの適用/削除](ドロップダウンで表示内容を絞り込む機能)、[検索] 。
    PowerPointでは [スライド一覧の表示] (検索がない)。
と非常にシンプルになっています。
これがすべてです。

Windows/Mac版のOfficeやOffice 365のOffice Web Apps (OWA) で挿入・編集した、Wordのクリップアートや、シート上のグラフはちゃんと表示され、Excelの場合は数値を変えるとちゃんと追従して表示されますが、それらのオブジェクトの大きさや位置を変えたり、削除したりする事はOffice Mobileでは出来ません。
iOS上の他社のOfficeツール(AppleのiWorkなど)で出来るような事もこのOffice Mobileでは出来ない事が多いようです。
iPadであればSafariでOffice Web Appsを使った方がストレスが少ないかもしれません。

純正のOfficeとして非常に期待が高かったのですが、現時点では非常に制約されたアプリと言わざるを得ないです。
機能レベル的の大小関係は、
  • PC/Mac版のOffice > Office RT (VBAが動かない) > Office 365/SkyDriveのOWA >>> Office Mobile
といった感じですね。

以下の画面は、Office Web Apps で作成した文書をOffice MobileのWordとExcelで編集しようとしているところです。

Office MobileのWord(クリップアートはOWAで挿入したもの)
Office MobileのExcel(右に一部見えている円グラフはOWAで挿入したもの)
[2013-06-19] 追記です。
週アスPLUSの記事「iPhone版Office365アプリが登場 できること、できないこと(追記)」が、表示機能と編集機能について、詳しく書かれています。
また、Japan Official Office Blogにて、日本向けにはリリースされない旨発表がありました。