2021-10-24

MacBook Pro 14/16の厚みは減っていなくて増している、はず

出荷直前のM1 PRO/MAXの物理スペックを見ていて、ちょっと気になりました。

MBPモデル厚み奥行横幅
13 202015.6212.4304.1
14 202115.5221.2312.6
16 202116.8248.1355.7

データによると、14インチモデルが13インチモデルよりも薄いとなっているのです。
そんなことってあるのでしょうか。

そこで、サイトに掲載されている写真から、いつもの比較図を作ってみました。 

写真からはどうやっても、14インチは16インチと同じくらいの厚みになってしまいます。
数値が実際の値だとすると、もしかすると14インチだけ、ゴム足部分が数値に含まれていないのではと思います。

13インチは上下とも、端に向かって細くなるような形状をしていて、感覚上の厚みが薄くなるようになっています。
14/16インチは、昔のMacBookのように平らです。
13インチと14インチを横に並べると、13インチのディスプレイを閉じた状態の横のエッジの高さ(最小高さ)と、14インチのディスプレイを開いた状態キーボードの面が、ほぼ同じ高さになるようです。

公開されている数値では、13インチより14インチの方が厚みが0.1mm薄いとなっていますが、そうではなく、最大高さは14インチが1.0mmくらい高い、と予想できます。

かつてMacBook 12で、キーボードを新型バタフライパンタグラフにすることで0.5mm薄くして、全体の高さを稼いだくらいのこだわりをAppleは繰り出してきます。
もしかすると、M1 PRO搭載モデルと、M1 MAX搭載モデルで、違う厚みの筐体を使うという事も考えられます。
つまり、写真はMAX搭載モデルで厚みが16.8mm、PRO搭載モデルでは写真より1.0mm以上薄い15.5mmになっている、とか。

[2021-11-10] 実機見分に基づいて、図を微調整しました。

2021-10-23

M1 MacBook Pro 14/16の気になる点、キーボード周りがなぜか黒色、断熱素材の可能性? - 結局はアクセントカラーのようです


なぜか黒いキーボード周り

MacBook Proのロゴが見当たらない

M1 PROとM1 MAX搭載のMacBook Pro 14と16ですが、とっても気になっている点があります。
誰もまだ指摘していないようなのですが、
キーボードの部分がなぜか黒色です。

従来のMacBookシリーズは、キーボードの部分、キーの一つ一つの穴までアルミの削り出しで、本体と同一素材、同一カラーのユニボディーでした。
なのに今回なぜか、キーボードの部分が黒くなっています。

Appleさんがやる事なので、ツートンカラーの単なるデザインアクセントとして、黒色に着色しているなどとは、どうしても考えにくいです。

きっと何かの機能を持たせているに違いありません。
本体のアルミとは違う素材の黒い何かになっていると思われます。

MacBook Pro 14/16の紹介ビデオを見ていると、ちょうどキーボードの位置にM1 PRO/MAXがあるようです。
16インチのM1 MAXではハイパーモードで、Apple Siliconに最高に電力を与えて、MAXのパフォーマンスを出すようになっているとのこと。
という事は、キーボード部分がものすごく熱くなるわけで、何らかの対策が、今まで以上に必要になります。

そうです、あの黒い素材は、カーボンファイバー(炭素繊維)ではないでしょうか、あるいは、表面をマット処理したスペースグレーのガラス素材。
カーボンファイバーもガラスも、アルミなどの金属に比べると熱伝導率がとても低くて、断熱性に優れています。
手のすぐ下で、MAXなApple Siliconが動作しても、やけどしないような対策としてとても良いのではないでしょうか。
トラックパッドも表面がガラスで、そう言えば熱くなってしまう印象はないですよね。

 

疑問なのは、なぜこの説明が無かったか、というところです。
実際に高負荷をかけても、全くキーボードが熱くならない、というサプライズとしてあえて残しているでしょうか。
実機レビューが楽しみです(私はAirがあるのでポチっていませんので)。

もう一点、些細な点ですが、画面の下にMacBook Proの名前が書いてありません。
すでにiPhoneでも名前が書かれていないのでその流れかと思いましたが、思い立ってARで見てみると、ありました、なんと底面に深くMacBook Proと刻んでありました。

[2021-10-24] コメントにて、アイブがいなくなったのでデザイン性よりもコスト削減のために単に別ユニットに分けたのではないか、とのアイデアをいただきました、ありがとうございます。
確かにキーボードはUS、JP、UKなど複数あるのでまとめて製造できない問題がありますよね。

最初、長方形の部分全体が大きくくりぬかれていて黒い別の部品と考えていました。
それよりも、キー毎の穴あけは従来通りユニボディー加工として行うけれども、本機ではキーの周りの枠の部分を従来よりも少し深くしておき、別の黒色の断熱性のユニットを上にかぶせるという方法もありそう、と思い至りました。
これなら全体の剛性を損なわずに、遮熱・耐熱を実現できると思います。
ガラスは細く加工するのが難しいので、この方式なら樹脂(ポリカーボネート)でも良さそうです。

[2021-10-31] iFixitの分解レポートが出ました。
キーボード周りの黒い部分は、残念ながら機能性があるようではなくて、単なる着色(anodized finish;アルマイト処理による着色)とのことです。
ユニボディーを強調するために従来はあえて色を変えてこなかったのか、新たにユニボディーに部分的に色をつける技術を確立できたのか、どちらなのでしょうね。
確かにシルバー色の格子がないほうがスッキリ落ち着いています。
部分的な着色は、他の製品にも広がっていくのか、ちょっと考えてみましたが(意匠的なツートンカラーにあえてする以外は)あまり思いつきませんでした。
MacBook Pro 14/16の底面の製品名刻印は部分着色の活用にちょうど良かったはずですが、掘り込みですし。
アップルロゴは多くの製品で通信アンテナのために物理的に穴を開ける必要がありますし。

2021-10-21

Apple Silicon M1が巨大化してM1 PROとM1 MAXに

半導体不足をものともせず、AppleはM1チップの巨大化バージョンを出してきました。

私の予想したような単なるクロックアップで性能1.5倍などでは、ぜんぜん飽き足らなかったのでしょう。
高性能コアを2倍、GPUを2倍と4倍、その上メモリバス帯域も倍倍で上げてきました。
(高効率コアは減っていますが、実際に広く使ってもらってみて4つも必要ないことが分かったのでしょう)

それにしても巨大なチップです。
製造歩留まりもかなり悪くなっているかもしれません。
それでもプロ用のMacBook Proは、どれだけ高価になっても良いのかもしれません。
さすがに台数も爆発的に出ることもないとの読みもあるのかもしれません。
(予想に反して品薄、チップ不足になったりした場合には、次のM2やM3はやはりマルチチップになると思います)
(今回M1にサブネームを付けてきたので、この後もM2とかM3ではなくて、アーキテクチャを変えない限りは、M1 2nd genとかM1 2022 modelと呼ばれる可能性も考えられますね)

Mac Proがどういう形になるのか、M1 PRO/MAXの後の高性能化の進化がどうなるのか、もう分からなくなりました。

今回のMacBook Proではディスプレイも頑張っていると思います。
iPhone 13 ProやApple Watch 7の可変ProMotionのような、高機能ディスプレイも含めたトータルシステムとして考えると、次はiMac Proになるのではないでしょうか。

MacBook AirとMac miniは軽負荷用と位置付けるなら、すでにM1チップで十二分ですね。

あとそれと、Intelコードエミュレーション用でRosetta 2で独占使用しているインストラクションセットも公開して欲しいですね。
VMwareやParallelsやKVM上でのIntelエミュレーションがより現実的な速度になれば、Wintelマシンを併用する必要も無くなります。

[2021-12-03] 高効率コアとパフォーマンスコアのバランスは、M1で4+4、M1 PRO/MAXで2+8ですが、同時期のA15では4+2と逆転させているのは興味深いですね(ITmedia EE Times Japanの「A15 Bionicはシリコンパズル 2021-11-29」の記事の情報より)。

2021-10-12

次のApple Special Eventのスケジュールは10月12日25時に告知されるはず - されました、Unleashedは10月18日月曜26時から

先月、2021年9月14日火曜日深夜に無事、iPhoneとiPad miniとApple Watchが発表されました。
Apple Watch Series 7の発売日が未発表でしたが、先週金曜日に予約開始、今週金曜日2021年10月15日に発売開始となりました。

Apple Siliconの新チップと、それを搭載したMacの新機種の発表も秒読み段階で、今月10月に発表されるともっぱらの噂です。
macOS Monterey(プレビューのサイト)の正式リリースも。
今週かと言われていましたが、Apple Watchの発売開始スケジュールが入ったので、日程をずらしたのだと思います。
なので、発表日の本命は、来週火曜日2021年10月19日深夜ということになります(月曜日の深夜で正式発表されました)。

当然Apple Special Eventでの発表になり、Special Event自体の告知は、ほとんどいつもちょうど1週間前です。
なので、明日火曜日2021年10月12日深夜25時にユーザへのメール告知とサイトでの告知あり、と予想されます。

Apple Siliconの予想はこのブログで散々書きましたので、今回は趣向を変えて、発表日と発表日の告知日の予想です。)
(さらに次の週、10月最終週はいつも第4四半期の決算発表があるのでその週ではないはず。)

Apple Special Eventのサイトは https://www.apple.com/apple-events/ です。
過去のSpecial EventはPodcastにまとめられていて、Webからも https://podcasts.apple.com/us/podcast/apple-events-video/id275834665/ で視聴することができます(右のロゴはPodcastのロゴです)。
 

[2021-10-12] 現在25:25すぎです。
Apple Eventのサイトが(私の)予想通り、更新されました。
今回は日本時間の来週月曜日深夜の2021年10月18日26時(02時)開催です(開催曜日の予想は1日ずれました、まさか五・十日を避けたのでしょうか)。
右上のイメージも早速入れ替えました。
Appleのnewsroomのカレンダーデータでは2時間枠です。
とにもかくにも楽しみですね。

Macお宝鑑定団Blogさんには、右上のサイトのイメージとは別の招待状のイメージ「Unleashed」(解き放て!)と、マーケティング担当Greg Joswiakのtwitterの動画が早速掲載されています。
ワープするくらい高速化したマシンなのでしょうか、それとも未来のパーソナルコンピュータの姿かたちを示してくれるのでしょうか。

2021-10-07

Steveを思い出すには、MacBookのディスプレイを開け閉めするだけで十分

Steve Jobsの比類なきデザインへのこだわりは、Apple製品の普段触れる部分にも存分に受け継がれています。

それは、MacBookを使い始めるとき、使い終える瞬間にも感じることができます。

角度によって適度なテンションがえられるように絶妙に調整されたディスプレイヒンジ。
閉じた状態は、あたかも磁石で吸着しているかのように、ピッタリ隙間がありません。
開けるときも、閉じた状態が適度な硬さで保持されていて、力を少しずつかけていくとディスプレイが無理なく開いて、どの角度でもピタリと停止。
閉じるときは、閉じ切る寸前の数ミリになったところで、ディスプレイが自動的に消灯し、システムと連携して安全にスリープし、その後、隙間もガタツキもなくピタリと閉じます。

他社のラップトップでは、さすがに開いた状態ではグラグラはしなくても閉めた時にぴったりと閉まらないものや、最後の隙間が微妙にフラフラ固定されないもの、そもそも硬すぎたり柔らかすぎたりするもの、など最後の追い込みがどうしても甘いものが多いです。

システムの本質的な機能としては、軽視されどうでも良いともいえる部分までいかに作り込むかが、製品の質的な完成度や、愛着を持って所有されるものになりえるか、の鍵を握っているのだと思います。
まさに製品体験(UX)とは何か、を表現しているのではないでしょうか。 

Celebrating Steve (YoutTube)

[2021-10-10] Celebrating Steve - October 5 のムービーがYouTubeにも公開されました(https://www.youtube.com/watch?v=CeSAjK2CBEA)。

2021-10-01

またまた飲食系だけれどもどんな展開か予想すらできない「スナック キズツキ」が、テレビ東京系で10月8日(金)深夜枠で

いとしくてたまらない原田知世さんが主演のドラマが始まります。
もう本当に貴重ですよね。
テレビ東京系で10月8日(金)深夜枠です(テレビ大阪は少し遅れてスタートのようです)。
番組ページはこちら

わたしは原作は知らなかったのですが右下のような感じ(マガジンハウスさんの、ここの試し読みページから引用させていただきました)。
第一話の飲食メニューは「カレー」で決まりですね。
どんなカレーか楽しみです。
カフェオレ(ソイラテ)も出るんですね(笑)。

でもこの展開だと、スナックが登場するのは後半だけ? うーん。