2021-03-04

次期Apple Silicon M1X/M2があればIntel Windowsのエミュレーションの遅さもカバー可能、見通しは明るい

UTMアプリでIntel Windowsが簡単に実行できるようになっています。
ただしRosetta 2の最適化技術は使えず、Intel x86_64コードを地道にエミュレーション処理します。
確実に動くことは動くのですが、スピードはIntelの実機に比べて数倍遅いです。
Rosetta 2がIntel実機より速いケースがあるのとは対照的です。

でも、よくよく考えると何も心配することはありません。
Apple SiliconはiPhone/iPadのAxxシリーズのように毎年改良されていきます。
コア数を2倍4倍にするのも容易です。
現在のM1でIntel Windowsの地道なエミュレーションに時間がかかっているとしても、M1XやM2では数倍速く処理できるようになって、あっというまに追いついてしまいます。
さらにAppleがその気になれば、Apple Siliconの仕様が公開され、ソフトウェアエミュレーションのコードが最適化されるので、ソフトウェア的にもRosetta 2と同等に数倍速くなる余地もあります(最低でもPallarelsはきっとそうしてくるはずです)。
こちらはそれほどMicrosoftには期待できませんが、Arm版のWindowsとアプリが充実すれば、すでに実用的なパフォーマンスが出ているArm版Windowsを使っても良いわけです。

M1はV1.0製品なので、本領を発揮するのはむしろ今後と言えるでしょう。
将来の見通しは明るいです。

[2021-03-20] 以前書いた、私のM1X/M2の予想の記事はこちら

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