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2015-12-06

X 9 2 とアイコンの形だけで分かってしまう、AppleのOSのわかりやすさ

右の画像は、 developer.apple.com のトップページの Submit your apps today. のタイトルに添えられたイメージです。
AppleからリリースされているすべてのOSをそれぞれアイコンだけで示してしまう、そのアイコンも非常に類似し統一されているのに、ちゃんとどれがどのOSなのかが明確がわかる、というところがデザインのすごさだと思います。
もちろん左から、
  • 「X」はOS X El Capitan
  • 「9」はiOS 9
  • 「2」はwatchOS 2
  • 「tvOS」はtvOS 1
です。
tvOSのアイコンは、214x128 pxのサイズで、おおよそ16:9のテレビ画面を表していますね。

すべてのOSで、デベロッパがApp Storeを通してアプリ配布をできるようにしているところも、すごいですね。

OS XとiOSはきっと統一されて全てが一つになる、と思っていたのですが、むしろ統一よりも、Mac/Phone+Tablet/watch/TVにどんどん分化しているのが自然なのですね。

2015-06-09

WWDC 2015 - OldExposeがOS X El Capitan 10.11でやっと復活

F
OS X 10.6まであったExposéがやっと10.11で復活します。
開いているウィンドウがそのままの比率で縮小表示される、目的のウィンドウを探しやすい、そうあの機能です。

これは大変地味だけれども念願のうれしい機能です。
 私はずっと待っていたんです(以前の記事:2013-05-02 Mac OS X 10.8 Mountain LionでMission ControlをOldExposeのように使う方法があった)。

2015-02-28

VMware Fusionをやっとアップグレード

VMware社の16周年とやらで、20%オフをやっていたので、今日2月28日、最終日に
滑り込みでアップデート購入。
特に大きな追加機能がなかったので、Fusion 5でずっと粘ってきたのですが、2バージョン上がった(といっても1年前)のでのそのそとバージョンアップしました。
アイコンは現代風にすっきりしてずっとかっこ良くなったと思います。

2014-11-04

フラットデザインを押し付けられて自由が奪われているような最近のこの感覚

OS X Yosemiteが無料でリリースされ、多くの人が普段のアプリアップデートの感覚でバージョンアップしたのではと思います。
大筋では慣れの問題なのかもしれませんが、どうもまだ洗練されていない感じがします。
OS Xの場合はMavericksのインストーラを保存していればいつでも再インストールできるのですが、iOSに至っては最新バージョンしか仕組み上許されません(JBしていても)。

また、ハードに関しても、Mac miniは底ブタがもう開けられなくなった上に、開けたとしてもメモリ交換ができません(BTOで最初に必要容量を選んだ後は変更出来ない)。
iPadのApple SIMは将来SIMを直付けしてベンダーロックする布石かもしれません。

iOS 6アピアランスとフラットデザインアピアランスから好きな方を選べるようになっていて欲しいものです。
選択肢が狭いほど開発もユーザサポートも楽になるのは確かですが、有り余るCPUパワーをユーザの自由度にもう少し使っても良いのではないでしょうか。
Web化、クラウド化が進んでいる今だからこそ、クライアントならではの良さを削がないようにしていて欲しいものです。

2014-03-18

Mac miniの内蔵ディスクをハイブリッドディスクに交換すれども9.5mmと7mmの違いでまあ70点の出来

この週末にMac miniのディスクの増量を行いました。
Mac mini late 2012 (Macmini6,1) を500GBの内蔵ディスクで、Linuxは外付けディスクに追い出したりしながら今までがんばってきたのですが、とうとう使用容量が99%を超えてしまいました。
MacBook AirでSSDの良さは十分知っているのですが、500GB以上をSSDにするのは高くつき過ぎます。
安くなってきた内蔵ディスク2本化キットを使って、自家製Fusion Driveにするのも悪くはないのですが、全バラシがしんどいのと、自家製Fusion Driveのトラブルのリスクを考えると踏み切れませんでした。

私の場合ハイブリッドディスク(SSHD)を選択:
そこで今回私が選んだのはSSDとHDDのハイブリッドディスク。
ハイブリッドディスクは東芝とシーゲイトから出ていますが、SSDの利用ロジックによって効果が違うはずです。
シーゲイトはMac対応を一応うたっていて、東芝は週一しか使わない場合はキャッシュがクリアされるかもとの噂。
本当は自分の使い方での比較実験をしたいところですが、そうもいかず、今回はシーゲイトの1TB/8GBにしました(SATA3 6Gbpsはしっかり確認のこと)。

交換の顛末:
  • まずは、ハイブリッドディスクをUSB 3.0で接続して、ダウンロードしておいたMavericksのインストーラでインストールに約20分。外付けディスクで不自由なくブートできるのはOS Xの魅力ですね。ここではまだ環境を復元しません。
  • 何度か再起動して、確かに早くなっていることを堪能。今までの内蔵HDDでは1分、今回の外付けハイブリッドディスクのクリーンインストールで約20秒でした。
  • いよいよディスクの交換。基本的にはネットに掲載手順通りなのですが、各所キチキチにはめ込んであることと、コネクタやケーブルはどの方向に外れるのかを予想して注意しながら取り回さないと、すぐに痛めてしまいそうです。
  • ほとんどの手順と違い私の場合はパンチングプレートとHDDが一緒にくっついて外れました(もちろんねじは外したにも関わらず)。
  • 500GBの内蔵HDDは7mm厚で下段(底面フタに近い側)にピッタリ隙間無く収まっていました。ピッタリというところがくせ者で、1TBハイブリッドディスクは9.5mmなので、接続ケーブルを取り回す余裕がなくなってコネクタが浮いてしまうのです。これは想像ですが1TB 9.5mmモデルはHDDが下段ではなく最初から上段(フタから見て奥)に取り付けられているに違いありません。
  • 仕方ないので、左上のネジ1本は取り付けずに蓋をしました。ここで起動テスト、約15秒で起動しました。当然と言えば当然ですがUSB3.0外付けよりSATA3 6Gbps内蔵の方が目に見えて速いです。
  • この後、元のHDD 500GBを外付けにし、[移行アシスタント] でユーザデータを戻しました。約400GBもあるので3時間。復元したユーザが正となり、一時的な新しいユーザは [削除済みユーザ] に移動されました。
  • 必要なアプリをインストールして作業終了。起動時間は30秒、半分くらいになりました。
おすすめできるか:
今回の方法はケーブルとディスクが干渉してネジ1本取り付けない状態なので万人向けとは言えません。
Mac mini全部が、下段に9.5mmドライブが入らない構造なのかどうかは分かりませんが、少なくとも私のモデル(late 2012 500GB)ではそうでした。
9.5mmディスクでも上段であれば全く問題ないと思われます。

容量アップ最優先、かつ下段、なら7mmの1TB HDDが無難でしょう。
高速化もしたい場合は、上段キットを追加して上段にハイブリッドディスクにするのが良いでしょう(私も時間の余裕があれば、近い将来そうしたいと思います)。
あるいは、SSD+HDDでシステムとデータを分けるとか、Appleの技術を活用してFusion Driveになるでしょう(片方は7mm必須をお忘れなく)。
最初から上段にディスクがついているモデルの場合は、悩みが少ないと思いました。

結論:
ディスク1本の交換で、Fusion Driveと似た効果を得られるハイブリッドディスクは検討の価値ありです。
Mac miniというかMac全般は、ちょっと高度な交換を考えると、途端に難易度が上がってしまうことを再度楽しく思い出しました。

[2014-03-20] [移行アシスタント (Migration Assistant)] の名前を「誤:復元アシスタント」に間違えていたので修正しました。

2014-02-04

Windows 8/8.1のスプリットスクリーンはWindows 1.0への先祖返りかも

Windows 8/8.1のスプリットスクリーン
Windows 1.0のタイルウィンドウによる
マルチウィンドウ
Windows 2.0のオーバーラップウィンドウによる
マルチウィンドウ
Macintosh System 1.0のマルチウィンドウ
Macintosh/Mac OSが1984-01-24に発表されてちょうど30年ですが、Windowsも1.0の発売が1985-11なので歴史的にはそれほど違わないことになります。

最新のWindows 8.1では、スプリットスクリーン機能を使って最大4つまで(8では2つまで)のMetroアプリを同時表示できるようになっています。
30周年と絡めて、この機能をよくよく眺めていると、Windows 1.0のマルチウィンドウにとても似ていることに気付きました。
1.0ではマルチウィンドウと言っても、ウィンドウはお互い重ならないようにタイル状に配置する制限がありました。
ウィンドウを自由に移動できるオーバーラップウィンドウが可能になったのはWindows 2.0 (1987-12) からです。

タブレットOSとしてWindows 8/8.1を考えると、現在はWindows 1.0のレベル、もうすぐするとタブレットOSもオーバーラップのマルチウィンドウになっていくのかもしれません。
現にWindows 9では、Metroアプリをデスクトップ上で複数表示することが出来るようになるとか。
先祖返りというか、過去の歴史をなぞらえているというか、面白いことになってきているとは思いませんか?
タブレットOSとしてのWindows 8/9が広まれば、AndroidもiOSもその機能を取り入れていくことになるでしょう。

ちなみに、Mac OSの方はSystem 1.0からFinderはオーバーラップ可能なマルチウィンドウでした。(ただしこの段階でマルチタスクとは言っていませんよ。)
Mac OSがマルチタスク(複数のアプリを同時に動かせられる)になるのはSystem 5.0 (1987-10) でMultiFinder機能が出てからです。
私の最初のMacであるSE/30 (30はCPUが68030だったので) が出てくるのはこの後、System 6.0 (1988-04) になってからとなります。
(昔話になるときりがないのでこの辺で自粛しておきたいと思います。)

2014-01-31

Mac誕生30年に、無性に比べたくなったiPadとMessagePad

AppleのサイトではMac生誕30年のページが豪華に掲載されています。歴史を振り返りながら、私のはじめてのMacはSE/30だったなあ、と思いだしたりしています。
Apple StoreでMac Proの現物を見て、予想通りのサイズと、余りにもピカピカに磨き上げられた外装に関心しきり(混雑していたので裏側のポート群は見れませんでした)。

そんな中、ふと、現在のPDA (Personal Digital Assistant)のスタンダードになったiPadと、歴史に残る最初のPDAのNewton MessagePadの比較を、なぜか無性にやりたくなってしまいました。

画像は、ちょうどサイズが同じくらいの、MessagePad 2100(オプションのNewton Keyboardを接続)とiPad miniです。
(誤解しないように敢えて書いておきますが、厚みは4倍、重さは2倍です。)
Jobsは嫌っていたと言われているこのNewton MessagePadですが、iPadの"Pad"の名前は、MessagePadから受け継いだものであることは嫌でも明らかではないでしょうか。
iPadもMessagePadも、スリープから即座に復帰し、ユーザの入力に即座に反応するよう、ユーザ中心指向が根本から組み込まれています。
Mac OS XとiOSは今後はいい塩梅に融合していき、より良いコンピューティングを私たちにきっと提供し続けてくれると思います。

2013-12-25

iPad AirとMac Proは、なんと、ほぼ同じ大きさ

なんとなく、似ても似つかない2013年モデルの大きさを比べてみると、ほぼぴったり同じ大きさでした。
  • iPad Air:240mm×169.5mm×7.5mm
  • Mac Pro:251mm×φ167.0mm
写真ではMac Proが遠近感で上下に膨らんで映っていますが、寸法的には線を引いた高さです。
iPad Airをくるくる円筒状に回した時のサイズがちょうどMac Proということになります。
これは偶然の一致ではないはず。

このくらいのサイズで思い出すのが、Power Mac G4 Cube (248mm×195mm×195mm) ですが、同じような運命をたどらないことを、祈るばかりです。

2013-10-25

iPad Airの発売でApple製品の3x3カテゴリが完成

Apple 3x3 product category(仮称)
サプライズありましたね。
iPad Air、それとOS XとiLifeとiWorkの無償化。

iPad Airが出たことで、右のようにMac/MacBook/iPadの3つの製品ラインが、それぞれきれいに3カテゴリから2つずつ選ぶ形になりました。

それぞれの製品が美しいだけではなく、製品カテゴリも整理されて美しいなんて、いかにもAppleらしいですね。

2013-10-08

今年はAppleから新製品発売はもうないの、あるの?

本日の 気になる、記になる... さん経由 MacRumors によると、Appleは10月28日に四半期業績発表のカンファレンスコールを実施すると通知したそうです。

と、いうことは、 もう10月には新しい製品の発表はないということですか?

iWatch、iPad、iPad mini、MacBook Pro with Haswell、Mac Pro、OS X 10.9 Mavericksなど待たれている製品は盛りだくさんなんですがね。
iPhone 5s/5cとiWorks for iOS for freeでもう十分おなか一杯なのかもしれませんが。
Kindle Fire HDX対策の一味違う練り直しをしているのかもしれません。

[2013-10-09] 各紙が「AllThingsDによると、アップルに近い筋が、10月22日発表会を開くと話した、とのこと」 と報じていますね。
よくある又聞きの又聞きなので、確度はわかりませんが、招待状は1週間後くらいに出ると予想されます。
そういえば、去年もちょうど、業績発表の開催通知と業績発表の日の間に、iPad miniの製品発表がありましたね。

[2013-10-16] 再びAllThingsDによると、予想通り10月22日に「We still have a lot to cover.」と題したSpecial Eventが開催されるとのこと。
iPod touchに関しても更新があるのでしょうか(エレコムのiPod touchとiPod nano用のケースとフィルムの発表に「間もなく登場するiPod最新モデル」とあります。訂正してもそのまま痕跡をなぜか残したままにしています。また、ソフトレザーカバーが説明文にはあるのに、現時点では型番一覧にありません。かなり不思議な発表文です。)。

2013-06-15

Mac OS X 10.9 Maverickのメモアプリ (Notes) はこんな感じ

OS X 10.9 Maverickのベータのスクリーンショットが共有され始めています。
スキューモーフィックを排除してフラットデザインにと言われています。
その中でメモアプリ (Notes) はこんな感じのようです(Cult of Macより)。
現時点の感覚では、メモなのかターミナルなのかテキストエディットなのか区別しにくい、と言うしかないですね。

2013-06-12

iCloud/iWork Betaのアイコンはまだ新しくなっていない(スキューモーフィック)

iWork for iCloudの開発者向けベータが始まりました。

フル機能のiWorkアプリ(Keynote/Pages/Numbers)がWebアプリとして使えるようになります。
MS Officeに比べて一からシンプルな操作性を実現しているので、Webアプリにはよく似合うのではないでしょうか。
また、iPhone/iPad/iPod touch/Macには、おそらく無料で提供される(iWork購入が条件になるかもしれませんが)ので、一気に膨大なユーザ数を得ることになりますね。
ちなみに、現状のiCloud WebアプリにiWorkがありますが、機能的にはKeynote/Pages/Numbersの書類のアップロード/ダウンロードのみ(Documents in the Cloudで保存した書類のやり取り)です。

ベータに関してですが、開発プログラムに参加していないともちろんまだ使えませんが、ログイン画面は見ることができます。

ここで気付くのが、アプリのアイコンがまだ古いままということです。
メール~リマインダー、それに隠れていますが、[iPhoneを探す] と最後のiWork、すべてのアイコンに変化がありません。
ベータ版でない方の通常のiCloud Webアプリの画面の見た目もまだ古いまま(スキューモーフィック)です。

どの段階で変わるのか、ウォッチしていきたいと思います。

2013-06-11

WWDC 2013自主ライブ中継

今回iOSデバイスでライブが見られるということで、こちらの方に自主ライブ中継を感想を織り交ぜながら投稿しました。

それにしても iOS 7 は予想以上に新しくなりますね。
今まで以上にリアルさを追求した部分もあります。
iOS 6のMusicアプリのボリュームつまみの光沢具合がジャイロで変化する細かい芸を、バックグラウンドイメージに持ち込んでしまいました。
全体的に白を基調にしたUIはiOSデバイスの白モデルによく映えると思います。
AirDrop for iOSはすごく便利だと思います。

iBook for OS Xもとてもうれしいです。

iWork for iCloudをWindowsでも使えるようにしちゃいました。
Office 365/SkyDriveやGoogle Driveと機能的に完全に対抗することになりますね。
iOSデバイスあるいはMacを買ってiCloudにサインアップした人への特典としてiWork for iCloudの機能は無償で提供していくのでしょうか。
もしかして一気にクラウドOfficeサービスの最大ユーザ数を獲得してしまうかもしれません。
Androidは対象OS/ブラウザとして言及されませんでしたが、最新OS・その前のバージョン・その前の前のバージョンが1/3ずつの比率という厄介なOSはあまり相手にしてないのかもしれません。

2013-05-21

Mac OS Xの内蔵ディスクはそのままに、外付けUSBディスクのLinuxとデュアルブートする方法

WindowsマシンのWindowsとUbuntu Linuxをデュアルブートする方法は何度かこのブログでも取り上げました。
今度はMacのMac OS X Mountain LionとUbuntu Linuxをデュアルブート(マルチブート)する方法についてです。

Mac OS Xでデュアルブートと言えば、Boot Campが有名ですが、Macの内蔵ディスクを変更してしまうので、私はどうも好きになれません。
以下は、Macの内蔵ディスクにいっさい手をつけず、外付けUSBディスクにLinuxをインストールしてデュアルブートできるようにする方法です。
ブートローダーは rEFIt を使います。
  1. Linux用に使用したい外付けUSBディスクをMacに接続し、ディスクユーティリティを起動します。
  2. ディスクユーティリティで、外付けUSBディスクのパーティションを切ります。
    今回はブートローダーのrEFIt用の小さなパーティションと、Linux用に残りの2パーティションとします。
    rEFIt用のパーティションの名前は [refit]、フォーマットは [Mac OS拡張(ジャーナリング)]、サイズは [0.03GB] とします。
    残りの容量のパーティションはフォーマットしなくてもかまいません。
    (私の場合は実際にはここで、1TBのUSB 3.0ディスクを4つのパーティション構成にしました。Time Machine用に500GB、refit用にHFS+で3GB、データ共有用にFATで10GB、残りをLinux用です。)
  3. ディスクユーティリティでパーティションが切り終わったら、refitのパーティションがマウントされると思います。
  4. rEFIt をダウンロードし、.dmg をマウントします。その中の [efi] フォルダを外付けUSBディスクの refit のパーティションにコピーします。
  5. ターミナルを開いて次のおまじないを実行します(指定するマウントポイント名は外付けUSBディスクのrefitパーティションの方です)。
    cd  /Volumes/refit/efi/refit/
    ./enable.sh
  6. これでブートローダーの設定は終わりです 。
  7. 次にUbuntu Linuxのmac用のiosイメージをCDに焼いて、再起動します。CDから起動するには、再起同時に C のキーを押しながら起動します。
  8. Ubuntu Linuxのインストーラが起動するはずです。もしもたくさんのディスクを接続していたり、パーティションをたくさん切っている場合には、Ubuntuのインストーラがハングしてしまうことがあるようです。パーティションの数、ディスクの数は極力少なくしておく必要があるようです。
  9. Ubuntuのインストーラで(ここでは12.10の場合)、[コンピュータにはMac OS Xがインストールされています。どのようにしますか?] のところで [それ以外(Ubuntu向けに、自分でパーティションの作成やサイズ変更を行ったり、複数のパーティションを選択することも出来ます。)] を選びます(選択肢は3つで、他の選択肢は、[UbuntuをMac OS Xとは別にインストール] と [Mac OS XをUbuntuで置き換える] です)。
    外付けUSBディスクに / と swap のパーティションを切ります。
    次に、ここが重要ですが、Linuxのブートローダーのインストール先デバイスを外付けUSBディスクにします。
    なお、内蔵ディスクと外付けUSBディスクの2台の場合は、外付けUSBディスクの名前は /dev/sdb になるはずです。
  10. これ以外はUbuntuのインストーラに従ってインストールを行います。
これでMac OS XとUbuntu Linuxのデュアルブート環境の完成です。
Mac OS Xから起動したいときはそのまま起動します。
Ubuntu Linuxからブートしたい場合は、ブートローダを呼び出すために、Opt キーを押しながら起動し、Linux のパーティションを選んで起動します。

なお、私の場合は、Ubuntu 12.10でMac用のisoイメージではなく、単なる64bit用のiosイメージを選んでしまったためか、有線LANと無線LAN (Wi-Fi) が認識しませんでした。
再起動後、http://www.frozenindustries.com/2012/11/04/ubuntu-12-04-lts-on-an-apple-mac-mini-late-2012/ に従ってドライバを追加する必要がありました(この部分は、自動化ができないか、再度検証が必要と思っています)。
Ubuntuのisoイメージのダウンロード(特にMac用)は http://www.ubuntu.com/download/desktop のページからではなく、 http://releases.ubuntu.com/ からダウンロードするのが良さそうです(Unsupported Ubuntu Imagesのリンクの先にNexus 7用のイメージもありますね)。

2013-05-20

Mac miniで仮想化三昧 - VirtualBox, VMware, OpenStack

メイン環境を、Mountain Lion 10.8でとうとうサポートされなくなってしまった Mac mini early 2006 + Core 2 Duo 1.5GHz (macmini2,1) から、Mac mini late 2012 16GB (macmini6,1) に移行して3ヶ月経ちました。

Mountain Lionが使いたかったのもあるのですが、Mac上でUbuntu Linuxを動かし、仮想環境上でMountain Lionを動かせば、スムーズに使えて、一石二鳥ではないかと目論んでいました。
16GBは仮想環境を見越しての構成です。
本物のMac上の仮想環境でMac OS Xを動かすのはAppleも許している使い方です。
Ubuntu上の仮想環境はというと、
  • VitrualBox 4.2.xでは、まだMountain LionはゲストOSとしてインストールできませんでした。
  • VMware Playerでは、unlockパッチを使うと、Mountain LionをゲストOSとしてインストールできました。つい先日これを試しました。動作は多少もたつき、サウンドも出ません。メイン環境的に使うには到底無理がありそうです。また、Playerは無償版なので、スナップショット機能が使えないなど、機能制約があります。
という状況。

当初、Mountain LionとUbuntu Linuxをデュアルブートに設定していたのですが、ブートし直すのが面倒で、ほとんどUbuntuの方に切り替えることはありませんでした。
Ubuntu上でVMware Playerがうまく行ったので、こんどはMountain Lion上で、VMware Fusionを試してみました。
  •  VMware Fusion 5では、何の苦労もなくMountain LionをゲストOSとしてインストールし、スムーズに稼働しました。期間限定無償評価版があるので、その気になりさえすれば、いつでも試せます。
並行して、どうしてもMS Officeが必要なことから、仮想環境上でWindows 7を動かしていたのですが、
  • VirtualBoxでは、Windows Updateを実行するとOSが立ち上がらなくなる現象を何度か経験してしまいました。Windows Updateを実行する前にはバックアップとしてスナップショットを必ず取得し、おかしくなったら戻せるようにする必要がありました。私の環境だけかもしれませんが、不安要因です。
  • VMware Fusionでは、VirtualBoxで起こっていた不安定さは今のところ出ていません。
という状況から、VMware主体に移行したいという思いが強くなりました。

Ubuntuでは、仮想化からもう一歩進んで、クラウドのOpenStackが標準?提供されています。
VMware Fusion 5では、nested virtualizationつまり仮想化の入れ子ができます。
ゲストOS上でOpenStackを動かして、その中で仮想環境を使えます。
実は当初の目論見としてもうひとつ、OpenStack上でWindowsやMountain Lionを稼働させる実験もあったのですが、まだまだOpenStackは敷居が高く、なかなか手が回っていませんでした。
今回は、
  • Mountain Lion上のVMware Fusion上にUbuntu Serverをインストールし、haglx9さんの「Openstackインストール手順 (Grizzly) Ubuntu 13.04 (パッケージ)編」に忠実に従い、OpenStackの仮想インスタンスが起動するところ(右の上の画面)までやっとこぎ着けました。ただし、現状では仮想インスタンスがNo bootable device. で止まってしまっていますが。。。
までできています。
OpenStackは、一つの仮想化ソフトに閉じた世界での動作ではなく、複数マシンやAmazonクラウドまで制御・拡張できる夢があると感じています。

引き続き勉強してきたいと思っています。

2013-05-02

KeyRemap4MacBookでマウスボタンに戻る・進むを定義する

Office Macのキー割当を変更する(ExcelのF2キーWordのCtrl+Return)のにとても役立っているKeyRemap4MacBook(MacBookを含むすべてのMacで使えますよ)で、今度はマウスボタンをカスタマイズしてみました。
ロジクール(Logicool、日本以外ではLogitech)じゃなくても良いのですが、5ボタンマウスの、第4ボタンと第5ボタンを戻ると進むに設定しました。
Mac OS X Mountain Lion 10.8ではブラウザだけではなく、OSレベルで、戻ると進むがちゃんと効くようになってきた(例えば、システム環境設定、iTunes、App Store)ので、これは特に便利です。
設定内容は、
<item>
<name>Mouse side button back/forward</name>
<identifier>private mouse back/forward</identifier>
<autogen>
 --PointingButtonToKey--
 PointingButton::BUTTON4, ModifierFlag::NONE,
 KeyCode::JIS_BRACKET_LEFT, ModifierFlag::COMMAND_L
</autogen>
<autogen>
 --PointingButtonToKey--
 PointingButton::BUTTON5, ModifierFlag::NONE,
 KeyCode::JIS_BRACKET_RIGHT, ModifierFlag::COMMAND_L
</autogen>
</item>
を private.xml に追加して、KeyRemap4MacBook で有効にする、です。
設定の方法は以前の記事を参照してください。
なお、戻るは Cmd+[ なのですが、すなおにBRACKET_LEFTではだめで、日本語キーボードでは JIS_BRACKET_LEFT としないといけない(進むも同様)のようです。
private.xmlの表記法はここ、マウスのボタンの指定はここ、キーボードのキーコードはここに一覧が出ていますが、実際に動かしながらデバッグしながらやっと完成にこぎ着けました。

また、ついでにマウスの真ん中ボタンを前の記事のExposéキーに割り当てました。
<item>
<name>Mouse menu button Expose</name>
<identifier>private mouse Expose</identifier>
<autogen>
 --PointingButtonToKey--
 PointingButton::MIDDLE, ModifierFlag::NONE,
 KeyCode::F9
</autogen>
</item>
この辺りは、
もちろんロジクール純正の環境設定ツールでも設定できますが、インストールするものは極力少なくしたいので、この方法が気に入っています。

[2013-05-03] Logicoolに特化している訳ではないにで定義名を少し修正しました。
また、XMLにゴミが入っていたのでそれも修正しました。

ところで、自分のマウスには5つもボタンが付いていないという方、あるいはMacBookまたはMagic Trackpadだけれどもスワイプするのがちょっと疲れる(スワイプの派手なアニメーションも不要)という方、次の定義で、Shift+左クリック、Shift+右クリック(Shift+二本指タップ)で戻る・進むができるようになります。
<item>
<name>Mouse shift left/right back/forward</name>
<identifier>private mouse shift left/right back/forward</identifier>
<autogen>
 --PointingButtonToKey--
 PointingButton::LEFT, ModifierFlag::SHIFT_L,
 KeyCode::JIS_BRACKET_LEFT, ModifierFlag::COMMAND_L
</autogen>
<autogen>
 --PointingButtonToKey--
 PointingButton::RIGHT, ModifierFlag::SHIFT_L,
 KeyCode::JIS_BRACKET_RIGHT, ModifierFlag::COMMAND_L
</autogen>
</item>
 [2015-05-15] 最後に追加した Shift+左クリック(タッチパッドでは、Shift+シングルタップ)は、Finderで複数ファイルを選択するときに選択領域を広げる操作と重複している事を思い出しました。
Opt+左クリック くらいの方が良かったのかもしれません(ModifierFlag::OPTION_L)。

Mac OS X 10.8 Mountain LionでMission ControlをOldExposeのように使う方法があった

Mountain Lion 10.8で復活したOldExpose表示
OldExposeの設定方法
Mountain Lion 10.8/Lion 10.7のMission Control
Snow Leopard 10.6のExposé
Tiger 10.4/Leopard 10.6のExposé
(理想的なExposéすなわちOldExpose)
やっと見つけました。
古いOS XユーザがOldExposeと呼ぶウィンドウ一覧機能がMountain Lion 10.8で実は一部復活していたのです(右の一つ目の画面)。
標準設定では、Mission Controlの表示はアプリごとにウィンドウをまとめた表示になってしまいます(3番目の画面)。
無駄な隙間が多いし、何より切り替えたい目的のウィンドウが一発で選べないこともあるのです。

復活方法は、環境設定(2番目の画面)で [ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化] をOFF(一緒に下のMisson Controlのキーボードショートカットを好みに合わせて設定できます。デフォルトは Ctl/↑ でちょっと覚えにくいのですが、昔流ならF9に設定)にします。
そうすると、Mission Controlの画面が、最初の画面のような表示になります。
これのどこが良いのかと言うと、ウィンドウの大小関係と位置関係を維持したまま、すべてのウィンドウを敷き詰めて表示されるので、一つのアプリでたくさんのウィンドウを開いていても一発で目的ウィンドウを選べてしまうのです。
まさに、Exposéの当初の表示方式 (OldExpose) の再来です。

振り返ってみると、今から3つ前のバージョンLeopard 10.5のExposéは、Windowsユーザもうらやみ、まねをする、開いたウィンドウから目的のウィンドウを探すのにとても便利でおしゃれな機能、OS Xの花形機能として提供されていました(初登場は4つ前のTigger 10.4から)。
右の一番下が当時のExposéの画面。
実験的に150個ものウィンドウを表示してもちゃんと目的のウィンドウを素早く選ぶことができました。
下から2番目がSnow Loepard 10.6のExposéです。
一見整理されて使いやすいと思うかもしれませんが、ウィンドウが画一化されていて実際には目的のウィンドウを探しにくいのです。
Snow Leopard用にOldExposeパッチも出ていたくらいです。
下から3番目がLion 10.7およびMountain Lion 10.8の標準設定でのExposéとSpacesを統合したMission Control。
アプリごとに整理されて、頭では使いやすそうと感じるのですが、実際使ってみるとだめなんです、特に開いているウィンドウが多い場合には。

本当にやっと出会えたというか、再会できたという感じで、とても感慨深いです(過去の記事、Snow Loepardの時と、Lionの時)。
やはり200の新機能はすべて一覧にしてもらわないと、気づかずに終わってしまう機能も出てきてしまいますよ、Appleさん。
[English version]

2013-04-28

今日は3Planesoft社のデスクトップ環境アプリでまったりとした

今日は、ひょんなことから、MacのApp Storeアプリでまったりとしました。
右のイメージのように、動くデスクトップ(デスクトップピクチャ、壁紙、Wallpaper)アプリを3Planesoft社というところががいろいろ出しているのを見つけてしまったのです。
どれもリアルにちゃんと動くんです。
例えば、Earth 3Dはウィンドウの裏で宇宙ステーションの窓から見える光景がのぞいている感じ(GUIのウィンドウが窓ではなく逆なのですが)です。
なおKoi 3Dは以前話題になったiPadのKoi Pond HDと似ていますが別のアプリです。
いずれも無料のLite版がありますので、簡単に試してみることができます。



2013-02-25

Mac OS Xのリカバリは外付けTime Machine HDDから行うのが最も便利

昔の機種では、システムDVDまたは、付属の起動DVDから起動して(Cキーを押しながら)再インストールしていました。
最近の機種では、HDD内のリカバリーパーティションから起動して(Optキーを押しながら)インターネットインストールするのが、ごく標準的な方法です。
(力技として、インターネットインストールのインストーラーからInstallESD.dmgを取り出しておく方法もあります。)

リカバリーパーティションは自分の機種にあった最新のものじゃないと起動しないので、もしもの時に備えてOS X Recovery Disk Assistantを使って、起動ディスク内と、外部メディア(USBキー、SDカード、HDD)の両方にあらかじめ用意しておくべきです。

一方、Time Machineの機能を使えば、Time Capsuleや外付けHDDにバックアップを世代管理して保存することができます。
リカバリーパーティションから起動した後、Time Machine HDDを指定して、システムを復元することもできます。

便利なことに、Time Machine HDDには、リカバリーパーティションが自動的に作成されていることに最近気づきました。
Time Machine HDDさえあれば、リカバリー起動と、復元がそれだけでできてしまいます。
インターネットインストールに比べても時間も非常に短くて済みます。

デュアルブート環境を作成したり、システムをいじくりまわしたりする方には特に便利と思います。
余っているUSB HDDにリカバリ専用のTime Machineバックアップを取って保管しておくことをお勧めします。
(もしも、文書フォルダや /Developer や iTunesライブラリや iPhotoライブラリが巨大な場合、かつそれらのバックアップが別途ある場合は、Time Machineの対象からそれらを除外しておくとよいでしょう。)

2012-10-26

Mac OS XのテレビへのHDMI出力でアンダースキャンの微調整が可能に

多少、小ネタかもしれませんが、以前から欲しくて、とても有用な機能なので共有させてください。
以前といっても2007年だったのでOS X 10.5 Loepardの頃になりますが、MacをHDMIでテレビにつないでも、アンダースキャンとオーバースキャンの2種類しか選べなくて、ぴったりのサイズで表示することが出来ませんでした。
それが、(おそらく)OS X 10.8 Mountain Lionからは、アンダースキャンの幅が微調整できるようになっています(MacBook Air 11 2012にて)。
Mountain Lionの「200以上の革新的な新機能」のうちの、実感できるありがたい機能でした。
昔はDisplayConfigXなどの追加コントロールパネルが必要でした。
まだお気づきでない場合、または以前試してあきらめていた方はぜひともお試しください。