2014-03-18

Mac miniの内蔵ディスクをハイブリッドディスクに交換すれども9.5mmと7mmの違いでまあ70点の出来

この週末にMac miniのディスクの増量を行いました。
Mac mini late 2012 (Macmini6,1) を500GBの内蔵ディスクで、Linuxは外付けディスクに追い出したりしながら今までがんばってきたのですが、とうとう使用容量が99%を超えてしまいました。
MacBook AirでSSDの良さは十分知っているのですが、500GB以上をSSDにするのは高くつき過ぎます。
安くなってきた内蔵ディスク2本化キットを使って、自家製Fusion Driveにするのも悪くはないのですが、全バラシがしんどいのと、自家製Fusion Driveのトラブルのリスクを考えると踏み切れませんでした。

私の場合ハイブリッドディスク(SSHD)を選択:
そこで今回私が選んだのはSSDとHDDのハイブリッドディスク。
ハイブリッドディスクは東芝とシーゲイトから出ていますが、SSDの利用ロジックによって効果が違うはずです。
シーゲイトはMac対応を一応うたっていて、東芝は週一しか使わない場合はキャッシュがクリアされるかもとの噂。
本当は自分の使い方での比較実験をしたいところですが、そうもいかず、今回はシーゲイトの1TB/8GBにしました(SATA3 6Gbpsはしっかり確認のこと)。

交換の顛末:
  • まずは、ハイブリッドディスクをUSB 3.0で接続して、ダウンロードしておいたMavericksのインストーラでインストールに約20分。外付けディスクで不自由なくブートできるのはOS Xの魅力ですね。ここではまだ環境を復元しません。
  • 何度か再起動して、確かに早くなっていることを堪能。今までの内蔵HDDでは1分、今回の外付けハイブリッドディスクのクリーンインストールで約20秒でした。
  • いよいよディスクの交換。基本的にはネットに掲載手順通りなのですが、各所キチキチにはめ込んであることと、コネクタやケーブルはどの方向に外れるのかを予想して注意しながら取り回さないと、すぐに痛めてしまいそうです。
  • ほとんどの手順と違い私の場合はパンチングプレートとHDDが一緒にくっついて外れました(もちろんねじは外したにも関わらず)。
  • 500GBの内蔵HDDは7mm厚で下段(底面フタに近い側)にピッタリ隙間無く収まっていました。ピッタリというところがくせ者で、1TBハイブリッドディスクは9.5mmなので、接続ケーブルを取り回す余裕がなくなってコネクタが浮いてしまうのです。これは想像ですが1TB 9.5mmモデルはHDDが下段ではなく最初から上段(フタから見て奥)に取り付けられているに違いありません。
  • 仕方ないので、左上のネジ1本は取り付けずに蓋をしました。ここで起動テスト、約15秒で起動しました。当然と言えば当然ですがUSB3.0外付けよりSATA3 6Gbps内蔵の方が目に見えて速いです。
  • この後、元のHDD 500GBを外付けにし、[移行アシスタント] でユーザデータを戻しました。約400GBもあるので3時間。復元したユーザが正となり、一時的な新しいユーザは [削除済みユーザ] に移動されました。
  • 必要なアプリをインストールして作業終了。起動時間は30秒、半分くらいになりました。
おすすめできるか:
今回の方法はケーブルとディスクが干渉してネジ1本取り付けない状態なので万人向けとは言えません。
Mac mini全部が、下段に9.5mmドライブが入らない構造なのかどうかは分かりませんが、少なくとも私のモデル(late 2012 500GB)ではそうでした。
9.5mmディスクでも上段であれば全く問題ないと思われます。

容量アップ最優先、かつ下段、なら7mmの1TB HDDが無難でしょう。
高速化もしたい場合は、上段キットを追加して上段にハイブリッドディスクにするのが良いでしょう(私も時間の余裕があれば、近い将来そうしたいと思います)。
あるいは、SSD+HDDでシステムとデータを分けるとか、Appleの技術を活用してFusion Driveになるでしょう(片方は7mm必須をお忘れなく)。
最初から上段にディスクがついているモデルの場合は、悩みが少ないと思いました。

結論:
ディスク1本の交換で、Fusion Driveと似た効果を得られるハイブリッドディスクは検討の価値ありです。
Mac miniというかMac全般は、ちょっと高度な交換を考えると、途端に難易度が上がってしまうことを再度楽しく思い出しました。

[2014-03-20] [移行アシスタント (Migration Assistant)] の名前を「誤:復元アシスタント」に間違えていたので修正しました。

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