2014-03-21

システムディスク交換後にTime Machineのバックアップを引き継ぐにはボリューム名を同じにするのがコツ

前の記事でMac miniの内蔵ディスクを500GB HDDから1TB SSHDハイブリッドディスクに交換したことはご報告しましたが、私の実際の作業はもう少し続いていました。
バックアップを外付けディスクにTime Machineで取っているのですが、これをそのまま引き継ぎたい(1週間前、1ヶ月前のバックアップを新環境でそのまま使いたい)のは人情というもの。
1TBの新しいディスクは、SSHD1TBなどという名前に、ついついしたくなりますが、ここは注意深く以下の手順に従います。
  • 最初にまず、Time Machine用の外付けディスクを外す、あるいはTime Machineを一旦OFFにします。
  • いままでのシステムディスクの名前を、例えば [Macintosh HD] から [Macintosh HD old] などにまず変更。手作業でファイルを移したりする際に間違いを少なくするためです。ディスクの名前の変更は、ファイルの名前の変更と同じで、ディスクのアイコンの名前を編集すれば良いのですが、システムディスクのアイコンがどこにも見当たらない場合は、Finderの [環境設定] の [一般] の [デスクトップに表示する項目] で、[ハードディスク] と [外付けディスク] にチェックを入れればデスクトップに表示されるようになります。
  • 新しいシステムディスクの名前を前のものと全く同じ名前にします。
  • 環境の移行や、インストールアプリなど出来るだけ元の状態に近い形にした後で(元の状態と差分が少なくした状態で)、Time Machineディスクを接続し、Time Machineを再開します。
  • OS Xはディスクの違いに気づいて、バックアップ全体のチェック処理が走るので初回は時間がかかりますが、内容はちゃんと引き継がれます。
ディスクのボリューム名を同じにしてTime Machineをだますところと、出来るだけ差分が少ない状態で再開するところがコツです。
差分を少なくしてからTime Machineを再開する理由は、例えば、以前はXcodeをインストールしていたけれども、Time Machineを再開するときにはXcodeをまだインストールしていない、その後Xcodeをインストールした、という状況では、バックアップ中にXcodeあり/なし/ありの3つの状態が保持されて無駄が生じてしまうからです。

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