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2020-10-26

Apple Silicon MacBookはiPad Airにキーボードを足しただけで、開発完了なのかも、いや違うのかも

iPad Air 2020は実機をまだ見られていませんが、今日もまた妄想をつづってみたいと思います。

iPad Air 2020は、5nm A14 Bionicを積んでいて(今回iPhone 12シリーズとも共通)、現時点で最高につよつよのCPUとなっています。
Apple Silicon MacBookは従来のMacBookスタイルでもよいけれども、もういっそのこと、iPad Airにそのままキーボードを付けたようなスタイルでもよいと思えてきました。
iPadOSよりもmacOSではやるべき処理が多いと考えて、iPad Airではなくて次期iPad Pro+キーボードでも構わないのですが、それだと必然的に価格が上がってしまって面白くありません。
やはり、お手頃な価格のMacBookを実現するには、iPad Airレベルのグレードに落ち着くのではと思います。

なので本当に、iPad Air+キーボードで、OSだけをmacOS Big Surに入れ替えたものでも構いません。
少なくとも内部的に、iPhone 12、iPad Air、Apple Silicon MacBookのロジックボードがほぼ共通、というは大いにあり得ると思います(まずはiPad AirのTear Down記事が楽しみ)。

ただ、ラップトップやデスクトップとしてメモリが4~6GB、ストレージが64~512GBでは心もとない、ということもあります。
メモリは8~16GBに増強(汎用的なSO-DIMMスロットになっているならなおさら良い)、ストレージはより汎用のSSDを使用して、コストダウンする道もあります。

そこで問題になりそうなのが、ローエンドのApple Silicon MacBookの位置づけです。

iPad Air+MagicKeybordでは満足できなくて、ラップトップとしての使い方を追求したいユーザ。
ラップトップに近いOSとしてではなく、iOSの良さを取り入れたラップトップOS (macOS)。
Windowsに嫌気がさしているけれども、ラップトップやデスクトップの安心感が捨てきれないユーザ向け。

あるいは、もっと割り切って、WindowsやmacOSと親和性を持ち、将来はiPadOSで全ての処理を片付ける前提での、橋渡し的な存在なのかもしれません。
そう考えるとむしろ、iPhone/iPad用のCPUを、一番上はMac Proやサーバ的な使い方、中くらいはWorkstation的な使い方、その下はデスクトップとラップトップの使い方、にまで広げるのが、macOSの役割なのかもしれません(CPUは下から上へ、OSは歴史的にmacOSから派生させてiOSへと上から下へ守備範囲を広げました)。

Apple Silicon MacBookは、次世代のラップトップとして、長時間バッテリ、超軽量、それと低価格が期待できそうです。
併せてApple Silicon MacBook ProやApple Silicon iMac Proは、超高性能CPU/GPU/MLが期待できます。

ひとつのデバイス、例えばiPhoneやiPadに拡張パーツを取り付けて、デスクトップのように使えるようにするのは一見ベストのように見えますが、拡張性が重荷になって、小型化や低価格化の妨げになってしまいます(本体にあからじめ拡張分に必要なコードやメモリを持たずに、拡張パーツ側に内蔵できるような仕組みがあれば良いのですが、現在のOS技術ではまだ無理です)。
なので、スマホとして最適化したiOS、タブレットとして最適化したiPadOS、デスクトップとラップトップに最適化し最高の拡張性を持たせたmacOSのすみ分け成立するわけです。

Apple Silicon MacBookの見た目とロジックボードのハードウェアの話のつもりが、OSの話とごちゃ混ぜになってしまいました。
iPad Air 2020はiPad Proと同じく、デザインとしてiPadの完成形のたたずまいをしています。
このデザインテイスト(デザイン言語というのでしょうか)をうまく生かして、以前のMacBookとは一味違うApple Silicon MacBookを見せてほしいものです。

2020-09-28

iPhoneやiPadでBluetoothヘッドフォンやUSB-C経由ヘッドフォンの最低音量が大きすぎる時は、サウンドの「大きな音を抑える」で調整できる

iPhoneでの「大きな音を抑える」設定
iPadでの「大きな音を抑える」設定
BluetoothヘッドフォンやUSB-Cアダプタ経由でヘッドフォンを使用する場合に、最低音量が大きすぎて使用に耐えないというケースがamazonのレビュー等で良く聞かれます。
互換性の問題としてそのヘッドフォンやアダプタの使用をあきらめてしまう、あるいは追加でアナログのボリュームを挟むで使うのは、エンジニアとしてはあまりにも残念です。

次の方法で、大きすぎる最低音量を調節することができます。

  1. iPhoneまたはiPadの設定アプリを開く
  2. メニューの大きな2つ目のグループにある「サウンド」を選ぶ(iPhoneの新しめの機種の場合は「サウンドと触覚」を選ぶ)
  3. ヘッドフォンオーディオのグループにある「大きな音を抑える」を選ぶ
  4. 「大きな音を抑える」のスイッチをON(緑色)にする
  5. ヘッドフォンを最低音量の状態にして、ここのスライダーを好みの音量に調整する

ようするに「大きな音を抑える」機能がヘッドフォンのマスターボリュームのように働いて、最大音量と最低音量を好みのレベルに調整することができるのです。

この方法は、ほとんどのアプリで有効ですが、ごくごく一部のアプリ(私が試した中ではradikoのみ)では効きませんでした(おそらくオーディオの扱いが古いiOSの方式)。


別の簡易的な方法、ただし音量を絞り切れずに十分ではない:
じつは、この「大きな音を抑える」機能に気付くまでは、音量ボタンで最低音量(無音から、1回音量アップボタンを押した状態)よりも音量を下げる方法として、

  • 画面上の音量スライダーで、無音までの間のさらに細かい位置に調整

すれば多少は可能な事に気づいていました。
それでも音量が絞り切れなくて満足できず、さらにあれこれやっている中で今回の「大きな音を抑える」を見つけることができました。


以下は、この件の背景に関するうんちく話:
最初iPodに、その後iPhoneでもそのまま引き継がれた3.5mmヘッドフォンジャックは次の2点をAppleが独自に拡張したものでした。
ひとつめはオーディオ出力とオーディオ入力の両対応の4pin仕様、それと、音量や早送り、電話着信などのコントロール信号への対応です(iPodのクリックホイールの機能の一部をヘッドフォンのボタンで実行可能に)。
この仕様はすぐに業界のデファクトスタンダードになりました。

iPhone 7で3.5mmヘッドフォンジャックが廃止されました。
しかしながら、Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタやその互換製品を使えば従来のヘッドフォンが完全に使用できますし、最近のiPhoneに付属しているLightningコネクタ付きのEarPodsを使用することもできます。
なぜならLightningポートはApple独自のコネクタ規格で、従来の3.5mmヘッドフォンジャックのアナログ信号や、コントロールスイッチの信号をサポートしていいます。
3.5mmヘッドフォンジャックがないiPhone/iPadではLightningコネクタを3.5mmに変換し使用するのが最も互換性の高い接続方式です。

次に出てきたのがBluetooth接続のヘッドフォンおよびヘッドセットです。
これらもAppleの3.5mm規格の機能(音声とコントロール)の一部を模して使用できるようになっています。
しかしながらBluetoothヘッドフォンの仕様はよりオープンな仕様のため、音声信号の伝送方式(AACやAptX)やコントロール信号での互換性に問題が出ることがあります。
その最たるものが、音量のセッティングで、Buletoothでのいわゆる最低音量が大きすぎる問題です。

さらに時が進んで、Face ID付きiPad Proと、ホームボタン無しで電源ボタンにTouch IDを組み込んだiPad Air 2020では、インターフェースポートがUSB 3.1 Gen2 USB-Cのみになりました。
USB-CではLightningのようなApple独自拡張はありません。
ヘッドフォンを接続するには、USB-Cから3.5mmアナログへのアダプタを使用しますが、これはUSB接続の単なるデジタルオーディオデバイス機器としての接続になります。
なので、音量調整も、Siri起動も、着信応答もできず、すべて本体側の機能を使用する必要があります。
ここでもBluetoothの場合と同様に、最低音量が大きすぎる問題が発生します。


このBluetoothとUSB-Cでの音量に関する互換性問題の解決策が、今回ご紹介した、サウンドの「大きな音を抑える」をマスターボリュームとして使用する方法です。

この解決策、気付いてしまえばなるほど納得の方法かと思いますが、いかがでしょうか。
最近のアプリ(特にスマホの一般ユーザ向けアプリ)では、全機能があらかじめ説明されていなくて、触ればわかる、触って判れ、の風潮があるように思います。
今回のようなあるものと別のものを組み合わせた場合については特別だとしても、ソフトウェアとしてそれでよいのかは悩ましいところだと思います。

2020-09-21

iPad Pro 11はiPad Pro 9.7よりも何もかも良い、という訳ではなかったというお話

https://www.apple.com/jp/ipad/compare/ のイメージから作成

2020秋冬のApple Special Eventロードがいよいよ始まりました。
9月のコレクションで発表されたのは、Apple WatchとiPad Air/iPadとApple Oneでした。
iPad Proは、2020年は既に3月にLiDAR付きのFace ID第二世代が出たばかりですので、今年はもう出ないことが確定です。

ということで、今更ながらですが、安心してiPad Pro 11” 第一世代2018年モデルの中古をポチっとしました。
(ずっとiPad Pro 9.7” を愛用していたのですが、先日強く床に落としてホームボタンの効きが悪くなってしまいました、パーツが少しずれてしまったようですが、iPad Proの修理は不可能)
2020年モデルと2018年モデルディスプレイテクノロジは全く同じなので、出来るだけ安く手に入る2018年モデルにしました(整備再生品はなかなか出ないですし)。

10.5” を挟んで、11"は9.7"と2世代の違いがあるので、当然進化しているのですが、特に気に入ったのは次の点です。

  • 120Hzのディスプレイはとてもスムーズで、どれだけ速くスクロールしても表示が途切れなくヌルヌルと追従します。
  • USB-Cで直接4K HDRディスプレイに出力できます(試したのは LG 32UL750-W )。
    次のアプリではビデオ出力がフル4Kになります(iOS 14.0、2020年9月時点):iTunes (Movie)、Amazon Prime Video。
    ミラーモードでしか出力できないアプリ:NHKプラス、TVer、ABEMA TV。
    外部ディスプレイを接続していると「Chromecastを使用すること」のエラーで表示が停止するアプリ:GYAO!。
  • キーボードとタッチパッドはUSBでキッチリつながりました。
    試したのはMicrosoft All-in-One Media Keyboard(今は廃盤)です。2本指スクロールも大丈夫です。
  • 画面の縦横比が、他のiPad、iPad Proは3:4ですが、11” だけ3:4.3と7%ほど縦長です(iPad Air 10.9 2020も、縦横とも28px狭いですが)。
    長手方向を16とすると、通常iPadが16:12.0で、11” は16:11.2です。
    ビデオを見る時や、iPhoneアプリを拡大表示するときにレターボックスの黒帯部分がかなり少なくて済みます。

逆に、実際に触れてみて驚いた点なのですが、不便に感じた点、改悪されてしまった点は以下です。

  • スピーカーがラジオっぽい音しか出してくれません。
    9.7” では高級ラジカセ的な音が出ていました。
    ボディーがさらに薄くなったうえに、液晶が端まで迫っていて、スピーカーの容積を確保できず致し方ないとは言え、なんとも残念でたまりません。MacBook Proではやっているサブウーファーでの補完するなどしてほしいところです。
  • 入出力ポートがUSB-Cひとつなのはやはり不便です。
    3.5mmヘッドホンジャックがないので、USBドックかUSBオーディオアダプタがないと、音声はBluetoothでやるしかないです。
    iPhone XR用にLightningオーディオアダプタは持っているのですが使い物になりません(毎日充電が必要になるワイヤレスヘッドホンやついでにApple Watchにはまだ馴染めないでいます)。
  • 薄すぎて、たわむれに力をかけたり、変な角度で踏んづけたりすると、折れ曲がってしまいそうです。
    9.7” やiPhone Xシリーズのように端がラウンドしている方が力学的に強度があるのかもしれません。
    以前の書き込みで全ての製品でのフルラウンドシェープ採用を予想しましたが、そうなっている方が実際は良かったのかもしれません。



[2020-09-29] YouTubeアプリは当初フルビデオディスプレイできたと書いてしまいましたが、今日改めて観てみるとミラーモードでしか出力できませんでした。
もう少し調査して確定したいと思います、それまでYouTubeアプリは保留とさせてください。

[2020-10-04] iPad Pro 11" Wi-Fiモデルの右側面中央の樹脂スリットですが、よくよく考えてみると、Apple PencilのQi充電エリアでした。
iPad Air 2020でも同じです。
SIMトレイスロットは右側面下の別の位置なので、元の書き込み(Wi-Fiモデルですが、SIMスロットの穴が開いていて樹脂でふさがれています。Cellularモデルの方が出荷数が多いのかもしれませんが、妥協が見えて嫌な点です)は全くの濡れ衣でした、ごめんなさい。

2020-07-28

macOSとiOS/iPadOSの統合で考える、どの入力デバイスが結局プライマリたるべきなのか:キーボード、タッチパッド、マウス、タッチスクリーン、スタイラスペン

iPadOSのアプリがmacOS上で動く(あるいはその逆も)可能になると、それぞれのOSの入力デバイスを、お互いに何らかの方法でエミュレーションしてアプリに伝えることになります。iPadOSはトラックパッドとマウス入力ができるように拡張されて、iPadOSアプリをmacOSで動かすのは既に難なくなっています。

パーソナルコンピュータの入力デバイスの歴史を振り返ると、
  • 一番最初に登場したのがキーボード。そのころはパーソナルコンピュータでは文字情報しか扱えませんでした。
    (さらにはパーソナルコンピュータの登場する前には紙テープやパンチカードで文字やマシンコードそのものを入力していましたね。)
  • 次に登場したのがマウス。グラフィックディスプレイを扱うために発明されました。
  • 業務コンピュータではスタイラスペン(CRT用)もありました。
  • ノートPCと一緒に発明されたのがタッチパッド(Appleではトラックパッドと呼びます)。
  • 小型の電子手帳はタッチスクリーンをスタイラスペンで操作する方式でした(Windows MobileやWindows Tabletも)。
  • iPhoneで出てきたのが指で操作するタッチスクリーン(タップやピンチ操作)とスクリーンキーボード(ソフトウェアキーボード)。
  • さらにiPadではスタイラスペンが再登場しました。
  • SiriやAlexaやGoogleの音声入力も、検索など定型用途では実用化されてきています。
文字入力は(物理)キーボードがプライマリデバイスであることは議論の余地はないと思います。
手書き入力も徐々に可能になってきていますが、ボタンの一押しで文字が正確に入力できる点は、ストローク入力が必要な手書き(Palm Pilotの一筆書きのGraffiti入力はかなり良かったらしい)よりも明らかに効率的です。

ポインティングデバイス(ポインティング入力) の方はどうでしょう。
自然さとダイレクトさを考えると、タッチスクリーンの指操作なのですが、細かなものを操作しようとすると指に隠れてとたんにやりにくくなります。
マウスやタッチパッドは、確かに直接操作している訳ではないですが、ポインタが指の動きに追従してスムーズに動くので、実際には操作感的に99%くらいは直接操作と遜色ないのではないでしょうか(スムーズに動かないマウスやタッチパッドでは途端にイライラしますね)。

人が機械を操作する際、直接操作がいつもベストかというと必ずしもそうではないです。
例えば自動車の運転のハンドル操作は回転操作が左右の方向展開に変換されますし、アクセル操作で速度を指示します(自動車への速度の指示が、自転車のようなペダルの速さだとするとやがて息が切れて、長時間運転できないですよね)。
人型ロボットの操縦(かなり飛躍)も、まれに、モーションキャプチャで身体動作を直接入力する方式もありますが、圧倒的にレバーやボタン操作の方が実用的なようです。

タッチスクリーンに表示されているものが2次元上に配置されているのなら確かに直接操作かもしれません。
2次元でもウィンドウが奥行きを持って配置されたり、ましてや3次元オブジェクトが表示されたりする場合は、結局はすぐに直接操作ではなくなってしまいます。
(3次元空間で直接ポイントできるのはVRの両手に持つ入力コントローラくらいでしょうか。)
直接操作と思っていたタッチスクリーンですら、コンピュータの世界では、知らず知らずのうちにすぐに間接操作になります。

これらを考え合わせると、マウスとタッチパッドの、間接操作だけれども感覚的には直接的、というのが実はパーソナルコンピュータにとてもよく合っていて、とても応用範囲が広いのではないでしょうか。
タッチパッドの、ピンチ操作やスワイプ操作や長押しは、おそらくタッチスクリーンから逆輸入です。
二本指スクロールはタッチパッド独自の斬新な発明です(AppleのMagic Mouseはこれらの操作も取り込んでしまっています)。

そういう意味で、スクリーン、キーボード、タッチパッドのすべてを一体化したノートPCは、現在および近い将来における、究極のパーソナルコンピュータの形なのでは、と思います。

2020-06-23

macOS Big Sur 11.0の新しいアイコンと現在のアイコンを比べてみる

macOS Catalina 10.15のアプリアイコン
macOS Big Sur 11.0のアプリアイコン
Pro Appsと一緒に
WWDC20のKeynoteから。
Macの次のTransitionに合わせたmacOSのアイコンの変化。

特長的だった丸いアイコンとはお別れで、iOS/iPadOSと共通のイメージですね。

アイコンだけではなくて、Appleはパーソナルコンピュータのハードウェアを、どんな超薄型、あるいは超パフォーマンスなレベルに押し上げてくれるのでしょうか。

iPad+キーボードとMacBookのすみわけはどう定義するのか、あるいは区別をなくしてしまうのか。
ビジネスPCまで切り込んでWindowsのお株を奪うことも夢ではないかも。。。(ちょうどARMベースのスパコン富岳もニュースになっています)
1台ですべてまかなう、つまり持ち運びはiPhoneのように、ちょっとした作業にはポータブルディスプレイとキーボードを付けて、デスクでは拡張ドックでメインメモリやストレージやグラフィックを拡張して快適に、 のようなマシンが欲しいですね。

まだまだ楽しみが続きますね。

2019-06-29

ブログのweb表示のダークモード用のテーマを適用

macOS Mojave 10.14(厳密には10.14.4以降のSafari)やiOS 13 Betaのダークテーマ用に、このブログもダークテーマ用のCSSを追加してみました。
Supporting macOS Mojave’s Dark Mode on the web — Kevin Chen (2018-10-25の記事)を参考に以下のCSSを追加しました。
 @media (prefers-color-scheme: dark) {
    /* Overrides for Dark Mode. */
    body {
        color: white;
        background: #222;
    }
}
いかがでしょうか。
SafariだけでなくてFirefox(こちらも最新の67から)でも適用されますね。
Windows 10 1803/1903のFirefoxでも適用されますね([個人設定] => [色] => [既定のアプリモードを選択します] の [白/黒] でダークモードに設定)。

iOS 12以下には [アクセシビリティ] => [色を反転] => [反転(スマート)] がありますが、機械的に一律に明暗反転してしまうので、あまり実用的ではなさそうです。

OS、ブラウザ、それにwebサイト側の対応が必要なので、広まるにはなかなか時間がかかりそうですね。

2019-06-04

New Mac Proを無償で手に入れる方法、ただしARでのお試し

すでにちまたで大反響のMac Pro 2019のARの
直リンク(うまく動くかな?)は
です。
このファイル、去年2018年にリリースしたばかりのARKit 2のusdzファイルを使っています。

(今のところ)macOSまたはiOS(またはiPadOS)環境でのみ閲覧可能です。
むかしむかしの出始めのQuickTimeのようですね。

2018-09-09

次期iPadのベゼルレス化(狭ベゼル)かつノッチレス化は可能だろうか

ベゼルレス(狭ベゼル)でノッチ有りのiPhone Xが発表された直後に、次期iPad同様の設計に変わるのではと言う噂が当然のように出てきていました。
さて一体、次期iPadではノッチは有りになるのでしょうか、無しになるのでしょうか。

デザインの共通化から考えると、ノッチ有りの方が自然だと思います。
でも、設計上可能なのであれば、ノッチは無い方が良いですよね。
先月、iOS 12ベータファームウェアの中から、ノッチレスiPadのようなアイコンが発見されました(参考: https://9to5mac.com/2018/08/01/ios-12-beta-5-bezel-less-ipad-glyph-leak/)。
ノッチレスの方が俄然優勢になってきました。

iPhone Xではできなかったノッチレス化が次期iPadでは果たして可能なのでしょうか。
私自身も去年の10月(過去記事:iPhone Xのベゼルはそれほど細いわけではなさそうだけれど)に考察してみたのですが、

  • iPhone Xのノッチの幅は9mm
  • iPhone Xのベゼル幅は4mm
  • iPad Pro 10.5の左右のベゼル幅は7mm(今回調査)

です。
次期iPadのベゼル幅を、現行の左右のベゼル幅よりも広いベゼルにすることはまずないでしょう。あと2mmは、カメラセンサーの改善や、部品の配置、それとこれも噂ですが、筐体のエッジをiPhone SEのように垂直にすれば部品を詰め込むスペースがある程度稼げますね。

また、ノッチレスの大きなメリットとして、ディスプレイの形が切り欠きの無い素直な長方形にキープできるので、従来の液晶ディスプレイ部品をそのまま使えることもあります。
ベゼル幅が7mmなら、ディスプレイのコーナーも直角のままでも大丈夫です。

それと、無理難題を言うとすれば、iPhone XのFace IDは縦位置でしか使えませんが、iPadの表示はもともと横向き、上下逆向きにも対応しています。
次期iPadで、Face IDがどの向きでも働くようにどうやって解決できるか(長辺にも必要なセンサーを取り付けるとか、そもそもセンサーを中央上部に集中して配置しないとか)も興味があるところです。

今週はiPadが発表されるかどうかはわかりませんが、発表まで楽しみに待つことにしましょう。

[2018-10-13] 10月最終週または11月に発表されるのではと言われはじめています。
あらためて、まとめるとポイントは以下ですね。

  • ベゼル幅が上下左右同じになるのは絶対守られるはず。ノッチレスで納めるとして何ミリのベゼルになるか。
  • 縦でも横でもFace IDが使えるようになるか。
  • ディスプレイの角は丸いのか直角なのか(アイコンだと直角にも見える)。
  • ノッチレスになると、どこにカメラがあるのか逆にわかりにくくならないか。従来通りの白色ベゼルも許してカメラの位置をあえて分かりやすくするとか。

[2021-09-26] 遅い答え合わせですが、
iPad/iPad Proのベゼルレスモデルはノッチレスで、4辺とも約9mmで統一になっています。
これはFace IDのiPad Proでも、パワーボタンTouch ID搭載のiPad AirやiPad miniでも共通です。

2018-08-26

iPhoneのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)はやはり正義

あと数週間でAppleの2018年の新デバイス(iPhone、Apple Watch、iPad、MacそれにiPod touchも忘れずに)が発表されようとしています。

去年発売されたiPhone Xのベゼルレスデザイン(狭ベゼルデザイン)は、やはり見れば見るほどうっとりします。

デバイスの正面に全く無駄なスペースがないというのは美しい・カッコいい以上にとても理にかなっています。
以前は上下の辺の余白が均等でしたが、ベゼルレスデザインでは4辺が均等です(ノッチは4辺均等化のためにはかえってよい発想)。
他社もどんどん真似しています。
最初のiPhoneでのスクリーンキーボードが革新を起こして、その後標準になったように、ベゼルレスデザインもスマホの新たなスタンダードになるのではないでしょうか。

さて今年のモデルはすべてベゼルレスデザイン(4辺均等ベゼル)になるのでしょうか。
iPadはどうなるのでしょうか。
iPod touchもお忘れなく(せめてARKitが動くように)。

2017-09-20

ARkitが利用できるのはA9チップ以上、iPod touchが脱落

ARKitに対応するのはA9チップ以上、ということで、iPod touch 6th genが脱落です。
対応するのはおおよそ2015年以降の機種、つまりiPhone SE、iPhone 6s、iPad Pro、新しいiPad、および以降ですね。
(参照まとめ:SBAPPさんの記事

ARKit対応のiPod touchは絶対必要ですよね(iTouch XとかiPad nanoとか)、Appleさん。

2017-09-17

iPhone Xのランドスケープ表示のデザインデシジョン

ランドスケープ表示方式の可能性、
イメージ主体の場合
ランドスケープ表示方式の可能性、
文字主体の場合
参考:ポートレート表示、
最下部にホームボタン代わりの
インジケータがある
(Human Interface Guidelinesから)
前の投稿では、インカメラの切欠きのデザイン処理について、現状の形がデザイン上の大きなデシジョンだったのだろうことを、考えてみました。

この切欠き、ポートレートモードで使用する場合には、ステータスバーの描き方を工夫しさえすれば、従来の画面表示との互換性を保つことが出来ます。

ところが、ランドスケープモードにしようとした途端に、大きな問題が発生します。
写真アプリのように、多少の画面の欠けがあっても百歩譲って許容されうるものもありますが、文字表示主体のアプリの場合にはそうはいきません。
画面を左右一杯に広げて表示しようとすると、切欠き部分で文字が読めなくなってしまいます。

実際の画面例を見てください。

現状、Appleがどう対応したのかの答えは、図の中の1番目です(Mac Rumorsの一昨日の記事から引用しました)。
左右のエリアは表示に使用されません(写真アプリのようにステータスバーまで使用するようなものは別)。
どうしても間抜けに見えてしまいますよね。

他にもっと良い表示方法がないか考えてみたのが図中の下の2つです。
イメージ主体の画面の場合には2番目と3番目が良さそうに感じられます。

文字主体の画面の場合ではどうでしょうか。
画面の内容を入れ替えた図を作ってみました。
イメージ主体では大丈夫だった2番目が全く使い物にならなさそうなことがすぐにわかります。
ここでは1番目か3番目が候補になります。

3番目がどちらでも問題ないので通常ならこれが決定案となりますが、前の投稿で見た、苦労して守り抜いた統一されたベゼル幅が、いとも簡単に捨て去られてしまうことになります。
これで満足する程度なのであれば、最初から上部のベゼル幅はインカメラの幅にしておけば良いですよね。
これだと他社の既存の製品となんら変わらない平凡なデザインに落ちぶれてしまいます。

結果的にAppleの取ったデザインデシジョンは1目番です。
ここまで考えてくると、左右等幅の余白は、落ち着いた印象を与えてくれるともいえます(従来のiPhoneのデザインにも沿います)。

ここでも、何を優先し、何を捨てるかが慎重に考えられているのではないでしょうか。
全体を通した、かつ細部にわたる、製品レビュー(デザインレビュー)が上手くなされている結果だと思います。


[追記]
iPhone X表示エリアに関するのデザインガイドのビデオがありました。Designing for iPhone X https://developer.apple.com/videos/play/fall2017/801/ です。
今回の発表に関する他のトピックに関するビデオも https://developer.apple.com/videos/fall2017/ にあります。
(これらのリンクは、Mashableというサイトの 8 reasons why buying an iPhone 8 makes more sense than the iPhone X という記事で見つけました。)

2017-09-16

もし、iPhone Xが全画面スクリーンにこだわり過ぎて、こんなんだったらどうだだったろう


左が、本当のiPhone X、右が完全な全画面スクリーンにしてみたiPhone Xです。

絶対に、画面の表示を考えると右の方が良いですよね。
だけれども、上下の外形の形状の統一性は当然損なわれていますし、Apple的な割り切り・覚悟が全くもって感じられないデザインです。
それに右の方が部品の形が複雑で製造が圧倒的に難しくなります。
かといって、上辺の左右を斜め一直線の傾斜にしてしまうとベゼル幅の統一感が大きく損なわれてしまいます。

ホームボタンはずっと最初からのiPhoneのデザインアイコンだったのですが、それさえも、将来向けてより価値の高い全画面スクリーンのためにはそぎ落とし、必須ではないとする。
それに反して、フロントカメラと、Face IDのためのセンサーは前面に必須なので、何とか折り合いをつける。

ハードウェアとソフトウェアのギリギリの所でのキメが生かされた結果、現在の形になったのだと想像に難くありません。

[2018-02-18] このノッチが技術改良でどんどん細くなっていくのなら、現状のデザインも妥当と思えますね。
一方、Androidも次期バージョンでノッチをサポートするとか( https://taisy0.com/2018/02/12/92943.html )。
ノッチはスマホの新しいスタイルとして認められたということでしょうか。

[2018-08-30] ベゼルレスデザインに関して追加の記事を書きました。
見返してみると、右の形は、見た目はいまいちですが、画面の使い勝手はとてもよさそうですね。
必要なところは出っ張っている、と言うのは案外悪くないかもしれませんね。
極端ですが、3Dカメラ、ということで、四辺にカメラの出っ張りがあるのもいいかもしれません。

2017-09-14

iPhone XはデバイスのX世代へ遷移、Mac OSからMac OS Xへのように

AppleはかつてOSを"X"世代へ移行しました。
今回は、デバイスの新しい世代への遷移です。

同じテイストだけれど全体的に新しい。
新しくなることによって新たな可能性が広がる。
そんな流れを感じます。

2017-08-27

iPhoneの上下対称ベゼルはデザインアイコンか、ノスタルジーか

Newton MessagePadシリーズ
iPhone 8(仮称)のベゼルがなくなる、といううわさが出ています。

上下対称のベゼルと、1個の丸いホームボタンはiOSデバイスのデザインアイコンだと思うのです、少なくとも今までは。

元をたどれば、Netwon MessagePadのデザインにたどり着きます。
左の写真は初期のMessagePad 120/130、右はMessagePad 2000/2100なのですが、新しい方のMP2000でほぼ上下対称のデザインが完成され、美しさを感じます。
そしてそのデザインが,iPhone、iPadに引き継がれていると思うのです。

新しい機能性を追求するために、新しいデザインになるのであれば、全く反対しません。
デザインの新規性のみのために、今までの路線を外れる、というのだけは嫌ですね。

Appleであれば大丈夫、と思いつつ、どういう形になるか、期待して待ちたいですね。

2017-08-01

iPad ProがあればHomePodはいらないかも、それとiPod touchは...

iPad Proは9.7インチの時から縦画面でも横画面でもスピーカーがステレオ化されています。
このスピーカー、低音も響く、けっこう素直な良い音を出します。
この特徴はもっと強調されてもいいと思うのです。
iPhoneやiPod touchはずっと残念なモノラルスピーカですし、iPad Airとも全く比べものになりません。

さて、年末に出るHomePodですが、大きさを見てみると、iPadの短辺とほぼ同じです。
2台組み合わせてステレオスピーカーとして使用できるそうです。

すでにiPad Proを持っている人にとっては、ホームオーディを駆逐するくらいの相当いい音を出し、かつ既存のいろいろな機器から外部入力できる工夫(光デジタルオーディオ-Bluetooth変換装置などや、地デジ5.1ch音声の再生機能)がないと、無用かなと思えてしまいます。

ひるがえってiPod touchですが、iPad Proレベルのステレオスピーカー(2台組み合わせてステレオ化も面白いかも)を入れることは難しくないはずなので、そういう方向でもiPodを進化させてほしいですね。
スピーカーの体積のためであればiPhone 6/7のサイズにサイズアップしてもいいんじゃないでしょうか。

2016-07-10

iOS 10のSwift Playgroundsを自分のプログラムのテストに使用するには

iOS 10とmacOS Sierra (10.12)のパブリックベータが始まりました。
早速両方をインストールしてみました。

Appleの規約上、おおっぴらにパブリックベータの内容に関して書けないことになっています。
スクリーンショットとかバンバン載せたいのですが、そうはいきません。

なので今回は、パブリックベータプログラムに参加しているお友達に向けての発信です。

私がiOS 10で一番気になっているのはSwift Playgroundsです。
XCodeにもPlaygrounds機能は、2バージョンつくらい前から付いてきていましたが、iOS版はプログラミング教育のツールとして機能を強化して紹介されました(Appleのページ)。
準備された課題を実行するだけではなくて、一から自分で作ったプログラムのテストにも使えるはずだと、にらんでいました。

少し試してみたところ、次のような感じのコードで、汎用的な使い方ができそうなことがわかりました。
もっとスマートな書き方があるのかもしれませんが、まずは第一報として、共有します。
//おまじない
import UIKit
import PlaygroundSupport
//ボタン生成
var button = UIButton(frame: CGRectFromString("0,0,150,50"))
button.backgroundColor = UIColor.gray()
button.setTitle("Buttonテスト", for: UIControlState.init(rawValue: 0) )
button.setTitle("Buttonハイライト", for: UIControlState.highlighted)
//Live Viewに表示
PlaygroundPage.current.liveView = button
Swift Playgroundsでは、コード入力の際も、いわゆるインテリセンスが今まで以上に効いていてXCodeでコーディングするよりも気持ちよくできると感じました。

2016-06-13

WWDC2016直前のお願い - iPod touch Plus with VR

恒例の、お願いタイムです。
私のお願いは、ずばりiPod touch Plus with VRです。
iPod touch 6th genは去年2015年に出たばかりですが、なんのその。
最新のVR機能搭載は、まずiPod touchから、というのはどうでしょうか。
3Dカメラも搭載し、ARもこなしちゃってください。
今回発表される「これなしには生きて行けない」の答えはVR、無理ですかね。
何かしら新しいデバイスが出て来ないと、あまりにも寂しいですよね。

2016-05-07

iPhone 2016を大胆に予想

Tim Cookが『それなしには生きていけなくなり、想像もつかない新機能』を予告しました(Engadget日本語版の訳より、YouTubeではちょうど3:00のところ)。
この新機能について、私も予想しておきたいと思います。
  • ソーラドックとか、ソーラモバイル補助電源
  • 無線ヘッドホン(少し平凡)
  • カメラを活用した空中キーボード入力
  • 3D物体入力カメラ
さて、WWDCがますます楽しみになってきました。
Apple Watch 2も楽しみですね。

2016-04-17

iPad Pro 9.7の第一印象

iPad Pro 12.9 2015 と iPad Pro 9.7 2016
9.7インチiPad Proを手に入れました。
所有した第一印象を挙げておきます。
iPad Airへの買い足しの私です。
  • iOSデバイスの中で一番薄い、これには驚きました。
    (iPod touch 6th gen、iPad mini 4、iPad Air 2が同じ6.1mm)
  • Smart Keyboardをまだ持っていない私にとっては、Smart Connectorのほんの少しのデコボコに指が触れると、ちょっと違和感・異物感を感じます。
  • ステレオスピーカーは自然に良い感じです。今まで下にしかなかったのが実はあまりにも不自然だったのではと思います。YouTubeやradiko.jpなど音の出るアプリ(radiko.jpアプリ自体はiPadに最適化されてはいませんが、それでも)でランドスケープに構えれば、音が広がります。
[2017-09-18] 追記:新しいiPad Proのヒーロー画像も載せておきます。
iPad Pro 12.9 2nd gen と iPad Pro 10.5 (2017)


2016-04-06

メディアプレーヤとしては生まれたiOSデバイスが4スピーカーになったのだから、それだけでiPad Pro 9.7は手に入れるべき

iPhoneのほうが登場が3ヶ月はやいのですが、iPodのメディアプレーヤとしての使命をを受け継いだiOSデバイスとして登場したiPod touch。
それをさらに発展させたiPadが4スピーカーになったのですから、絶対に手に入れるべきiOSデバイスです。
iOSデバイスは、
  • iPod(メディアプレーヤ)
  • インターネット(ブラウザ、メール、SNS、写メ)
  • プロダクティビティ(Office)
  • 汎用アプリ
  • 電話
を私たちに提供してくれるデバイスですからね。
ランドスケープモードでのステレオ音声は必須で、最も待ち望んで来た仕組みです。