2020-10-26

Apple Silicon MacBookはiPad Airにキーボードを足しただけで、開発完了なのかも、いや違うのかも

iPad Air 2020は実機をまだ見られていませんが、今日もまた妄想をつづってみたいと思います。

iPad Air 2020は、5nm A14 Bionicを積んでいて(今回iPhone 12シリーズとも共通)、現時点で最高につよつよのCPUとなっています。
Apple Silicon MacBookは従来のMacBookスタイルでもよいけれども、もういっそのこと、iPad Airにそのままキーボードを付けたようなスタイルでもよいと思えてきました。
iPadOSよりもmacOSではやるべき処理が多いと考えて、iPad Airではなくて次期iPad Pro+キーボードでも構わないのですが、それだと必然的に価格が上がってしまって面白くありません。
やはり、お手頃な価格のMacBookを実現するには、iPad Airレベルのグレードに落ち着くのではと思います。

なので本当に、iPad Air+キーボードで、OSだけをmacOS Big Surに入れ替えたものでも構いません。
少なくとも内部的に、iPhone 12、iPad Air、Apple Silicon MacBookのロジックボードがほぼ共通、というは大いにあり得ると思います(まずはiPad AirのTear Down記事が楽しみ)。

ただ、ラップトップやデスクトップとしてメモリが4~6GB、ストレージが64~512GBでは心もとない、ということもあります。
メモリは8~16GBに増強(汎用的なSO-DIMMスロットになっているならなおさら良い)、ストレージはより汎用のSSDを使用して、コストダウンする道もあります。

そこで問題になりそうなのが、ローエンドのApple Silicon MacBookの位置づけです。

iPad Air+MagicKeybordでは満足できなくて、ラップトップとしての使い方を追求したいユーザ。
ラップトップに近いOSとしてではなく、iOSの良さを取り入れたラップトップOS (macOS)。
Windowsに嫌気がさしているけれども、ラップトップやデスクトップの安心感が捨てきれないユーザ向け。

あるいは、もっと割り切って、WindowsやmacOSと親和性を持ち、将来はiPadOSで全ての処理を片付ける前提での、橋渡し的な存在なのかもしれません。
そう考えるとむしろ、iPhone/iPad用のCPUを、一番上はMac Proやサーバ的な使い方、中くらいはWorkstation的な使い方、その下はデスクトップとラップトップの使い方、にまで広げるのが、macOSの役割なのかもしれません(CPUは下から上へ、OSは歴史的にmacOSから派生させてiOSへと上から下へ守備範囲を広げました)。

Apple Silicon MacBookは、次世代のラップトップとして、長時間バッテリ、超軽量、それと低価格が期待できそうです。
併せてApple Silicon MacBook ProやApple Silicon iMac Proは、超高性能CPU/GPU/MLが期待できます。

ひとつのデバイス、例えばiPhoneやiPadに拡張パーツを取り付けて、デスクトップのように使えるようにするのは一見ベストのように見えますが、拡張性が重荷になって、小型化や低価格化の妨げになってしまいます(本体にあからじめ拡張分に必要なコードやメモリを持たずに、拡張パーツ側に内蔵できるような仕組みがあれば良いのですが、現在のOS技術ではまだ無理です)。
なので、スマホとして最適化したiOS、タブレットとして最適化したiPadOS、デスクトップとラップトップに最適化し最高の拡張性を持たせたmacOSのすみ分け成立するわけです。

Apple Silicon MacBookの見た目とロジックボードのハードウェアの話のつもりが、OSの話とごちゃ混ぜになってしまいました。
iPad Air 2020はiPad Proと同じく、デザインとしてiPadの完成形のたたずまいをしています。
このデザインテイスト(デザイン言語というのでしょうか)をうまく生かして、以前のMacBookとは一味違うApple Silicon MacBookを見せてほしいものです。

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