2021-10-07

Steveを思い出すには、MacBookのディスプレイを開け閉めするだけで十分

Steve Jobsの比類なきデザインへのこだわりは、Apple製品の普段触れる部分にも存分に受け継がれています。

それは、MacBookを使い始めるとき、使い終える瞬間にも感じることができます。

角度によって適度なテンションがえられるように絶妙に調整されたディスプレイヒンジ。
閉じた状態は、あたかも磁石で吸着しているかのように、ピッタリ隙間がありません。
開けるときも、閉じた状態が適度な硬さで保持されていて、力を少しずつかけていくとディスプレイが無理なく開いて、どの角度でもピタリと停止。
閉じるときは、閉じ切る寸前の数ミリになったところで、ディスプレイが自動的に消灯し、システムと連携して安全にスリープし、その後、隙間もガタツキもなくピタリと閉じます。

他社のラップトップでは、さすがに開いた状態ではグラグラはしなくても閉めた時にぴったりと閉まらないものや、最後の隙間が微妙にフラフラ固定されないもの、そもそも硬すぎたり柔らかすぎたりするもの、など最後の追い込みがどうしても甘いものが多いです。

システムの本質的な機能としては、軽視されどうでも良いともいえる部分までいかに作り込むかが、製品の質的な完成度や、愛着を持って所有されるものになりえるか、の鍵を握っているのだと思います。
まさに製品体験(UX)とは何か、を表現しているのではないでしょうか。 

Celebrating Steve (YoutTube)

[2021-10-10] Celebrating Steve - October 5 のムービーがYouTubeにも公開されました(https://www.youtube.com/watch?v=CeSAjK2CBEA)。

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