2021-07-09

藤井聡太さん、最高段位の九段に昇段するも、藤井九段と呼ばれる日はおそらくずっと先

将棋の藤井聡太さんの活躍が目覚ましいことは、このご時世にあって、かけがえのない明るいニュースであることは間違いないです。
ラグビーの2019年ワールドカップ日本大会の時の「にわかファン」は、大会期間前後の期間限定でしたが、将棋は年中ずっとタイトル戦をやっているので、にわかファンであったとしても、継続的に楽しめるのではと思います。

将棋の最高段位は九段です。
これはおそらく将棋盤が9x9で、9コマ目に進んだら敵陣の最深部なので、だと思います。
最高段位に昇段したのであれば、藤井九段という呼称になるのでは、と思っていました。
ところがどっこい、そうではなくて、王位や棋聖などの8つのタイトルが段位よりも重きに置かれて、タイトルホルダー、それも二冠の藤井さんは、藤井二冠と呼ばれるのが正しいそうです。
逆に言えば、タイトルを保持している間は九段という呼称にはならないのです。
藤井さんの勢いを見ていると、当分はタイトルが増えることはあっても、減ること、ましてや失うことはないと思えるのです。

毎月のように記録を塗り替え続けている藤井さんがすごいことは確かなのですが、それ以上に、藤井さんに破られるまで人生のほとんどの間最年少中学生棋士だったひふみんこと加藤一二三さんや、歴史上はじめて全タイトルを制覇して七冠(当時は叡王がなかった)になった羽生善治さんは、もっともっと上を行っていると思えます。

この時代に生きていて、歴史的な瞬間を何度も見られるのはハッピーと言うかラッキーです。
21世紀は本当にワクワクしますね。

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