2023-03-19

NHK Eテレのムジカ・ピッコリーノがシーズン10をもって終結してしまうなんて

独特の世界観とセンスで目も耳も楽しませてくれた、知る人ぞ知る「ムジカ・ピッコリーノ」が、すきだったのに、とうとう終わってしまうとのことです。
10代中心の、天才と言っていいミュージシャンの演奏にはいつも驚かされていました。
なんとかまた復活して欲しいものです。

最終回スペシャルは2023年3月22日(水)19:25〜19:55の放送です。
NHKの番組ホームページでは扱いが薄いのですが、制作会社さんが告知してくれています。

ただのUSB-Cハブのつもりだったパッケージが綺麗でびっくりした製品

先日、MacBook AirとiPad Pro用に、USB-C入力、HDMI 4K 60Hz出力付きのHUBを購入したところ、パッケージがApple製品のようにきっちりしていて、びっくりしました。
製品はamazon扱いのこれです。
コンパクトでなかなか良いです。

2023-03-09

オリジナルレジェンドキーキャップの第一印象、これは試験機一号機 [自キ沼 #26]

オリジナルレジェンド、カスタムレジェンドのMBKキーキャップの印刷が上がってきました(前の投稿と、前々回の投稿もご参照ください)。
印刷作業のためでもあるんでしょうが、キースイッチテスタのような、アクリルのしっかりした土台も付いてきました。
  • 遊舎工房さんの商品ページでは現在の平均納期2週間となっていましたが、9日で受け取ることができました
  • 細かい部分もつぶれず、印刷精度は高いです。感覚的に600dpi以上は余裕でありそうです。
  • 色が全体的に暗めの印象です。白も赤も青も中間色を狙ってはいたのですが、印刷データを画面で見た場合や、右の写真と比べても、実際に目で見ると、特に青色の明度・視認性が物足りません。カラー印刷は、紙の場合でも試し刷りを何度かしないとイメージ通りにならないので、致し方ないかと思います。地が黒色だとより難しいのかもしれません(印刷部分の白色の下地塗りはきっちり入れています)。
    メモ:刻印の色は、白色 #cccccc 青色 #4477ee 赤色 #aa3311 で、明度で表すと 80% 48% 37% です。
  • 強度確保のためにトップコートされるのですが、仕上がりが光沢寄りの半光沢なので、生のMBK黒色のPBT表面よりも反射が強くなります。現物をよく見ずに買ったノートPCや液晶テレビをいざ設置したら、画面のテカりに驚いてしまう事がありますが、それと同じ感じです。それと、有機溶剤臭があるので開封後しばらく外で干さないといけないです。
  • トップコートされていますが、あくまで実験的に、剥がすつもりで爪でわざと強く引っかくと、印刷が剥がれました。印刷強度を確保し、不測のキズなどを防ぐためにはトップコートは必要なようです。
  • これは自分のエラーですが、一箇所だけTypoをしてしまいました。100文字以上のデータなので、間違う前提でもう一度だけ確認すれば良かったかなと思います。

全体的に試験機一号としては満足ですが、青色文字がサッと見えないのは刻印の目的からすると改善の余地ありなので、このままの常用は難しく、再トライが必要かなと思っています。

  • 青色はもう少し水色か薄緑色に寄せる。
  • 64色とかの色見本用の刻印を1個くらいは入れておきたい、保険として。隣り合った色で印象に影響が出るから地色を挟みながらが良いか。
  • 遊び心をプラスして、イタリック体のデザインでもやってみたい。
  • 艶消しトップコートを試すかどうか。。。
  • より安価なレーザー印刷も試してみたい。レーザー印刷による刻印は単色。単色で3レイヤ分の刻印が分かりやすく表現できるか(今は左上白・右上青・左下赤の三方向三色に振り分け配置しているけれど、単色だったら、センター・左上・右上か、センサー・左上・左下のように位置関係で差をつけるとか)。黒地だと刻印が見えにくい恐れ。カラー刻印は夢が実現した形が良くて嬉しいのだけど、粋な黒色・墨色も悪くないかも。色合わせ試行不要、トップコート不要の制作上のメリット。バリエーションとして持っておくか。

この投稿はiPadのソフトウェアキーボードで入力しました。
『真のキーボードラヴァー(Keyboard Lover)はキーボードで嘘はつけない』ですよね。
実生活で、自作キーボードじゃないデバイスとの併用は少なくないですから。
iPadってシンプルにシングルウィンドウなので文章に集中できる、すぐれた「思考の道具」だと思いませんか。

 

[2023-03-18] 刻印の色を記載しました。
遊舎工房さんの黒色MBKキーキャップの単色レーザー刻印は技術的問題(PBT素材のMBKの素材の変更による)により受注停止とのこと、残念です。

[2023-07-31] ところで、写真に写っている数字行とEnterキーは、ずっと以前に貼り付けたシールですので、念のため。
シールも鮮明でよいのですが、使いたい文字が揃っていなかったりするので、自作初号機以降は乗り気になれず、です。

2023-03-02

Lilith miniは、じぶんにとって「もっと、もっとも、つかれないキーボード」を目指す、次キ沼 [自キ沼 #25]

セルフメイドの自作キーボード第2号となるLilith miniですが、ねらい、設計目標を一覧にしてみました。

  • エルゴノミクスであること、ロープロファイルの分割Alice、短い小指に自然なキー位置
  • 入力中にホームポジションを崩さない、数字行を削除、5x3のx3の部分
  • 小指の負荷を下げる、小指の担当は1列だけ、5x3の5xの部分
  • 記憶の負担を下げる、カスタムレジェンド
  • 安定動作の単純2レイヤ、親指ブロックは5キーと多め、よく使うEnterとBackspaceを親指ブロックに、Shiftも親指ブロックに、もしかするともっとよく使うカーソルキーは片手操作できる赤レイヤの右手ホームポジションに
  • ホームポジションから近いジョイスティック、(まだチューニング中)マウスほぼ不要
  • (まだアイデアのみ)カーソル移動をジョイスティックでも

現在絶賛運用中の第一号Lilithは品質が確保された市販キーキャップを使用し標準キーボードとの移行ギャップを最小限にした7x4配列です。
対して、Lilith miniはカスタムレジェンドキーキャップ前提の5x3配列です。 
ケースまで含めたサイズ比較の図を作ってみました。
Bの右とYの左のキーは出っ張るので(前回の投稿の図にはありましたが)削除しようと思います。
とても可愛くまとまりそうです。
これで使い勝手が良ければ御の字ですね。
ホームポジションの領域から外に指を一歩も伸ばさなくて良い感覚はどんなものなのか、早く試してみたいです。

カスタムレジェンドのロープロファイルのMBKキーキャップは、前の投稿で触れたように、遊舎工房さんのUV印刷サービスに発注し、首を長くして完成を待っているところです。
右が発注イメージです(画像圧縮しています)。
左下隅はLilithシリーズのロゴですが、細い線がどこまで印刷できるかの実験も兼ねています。
カスタムレジェンドのキーキャップは、自分の好きな文字サイズやフォントを選べて(今回はSF RoundedとSF Symbolsの11ptでデータを作成)、レイヤを色分けもできて、そして何より、汎用キーキャップでは惜しいところで断念せざるを得ない自分のキーマップに完璧に合わせられるのが、自作キーボードの重要な定番パーツに今後なるかもしれないとさえ思えてきました。

まずは現行Lilithの外周キーを除いた部分にセットして使い勝手を検証します。
その上でPCBとケースにじっくり取り掛かります(キーキャップの修正も必要かもしれず)。

この投稿はセルフメイドのLilithキーボードで書きました。

 

[2023-03-09] タイトルに「次キ沼」と書いてしまっていたのに気付いて、消して修正しようかと…、はてさて、偶然とはいえ上手いコト言ったもんだな、と思って併記して残すことにしました。
Lilith miniは、私にとってまさにLilithに次ぐセルフメイド自作キーボード。
次々と作ってしまうのもこれまた沼。

2023-02-17

次のセルフメイドキーボードはLilith miniかな、カスタム刻印の実現性が見えたので [自キ沼 #24]

左右分割Aliceで70キーのLilithを作って以来、今まで経験したどのキーボードよりもお気に入りで毎日使っています(ケースに関する以前の投稿、全体像のTwitterへの投稿、Lilith v1/v2/v2.5のTwitterへの投稿)。
単に自作のキーボードですというだけではなくて、実用的なメリットつまり、左右分割で両手・両腕の自然で自由な構え方、ロースタッガードの標準キーボードに近い配置、小指の短さに寄り添った小指ブロックを持つAlice配置、この三位一体感がとても心地良いのです。

これが自作キーボードの自分にとってのエンドゲームなのか、と考えかけているのですが、もっとキー数を少なくしたキーボードには何か良いことがありそうなんだよね、とちょっと心に引っ掛かっているものがありました。
単に、コンパクトだとか、部品が少なくて済むとか、奇抜でカッコいいとか、だけではない何かがです。

7x4から5x3へ

現在のLilithキーボードは、変則的な配列にならないようキー数を省略しなかったため、7x4(それと中央にオマケの補助用に1列追加)の配列になっています。
人差し指から小指の4本の指でこの7x4を操るので、良く動く人差し指の担当が2列なのは良いとして、力の弱い小指(赤ちゃん指)が3列も担うことになってしまっています。
改めて考えると、小指の負担が大きすぎます。
そして、7x4のx4の方、数字行についても、標準キーボードとの違いを少なくする意義は大きいのですが、ホームポジションが明らかに崩れるデメリットがあります。
なんとか5x3配列がうまく実現できれば、小指の負担が少なく、ホームポジションが全く崩れないキーボードになります。

カスタムレジェンドの必然性

自作キーボードでキーマップを色々工夫するのはひとつの醍醐味ですが、どのキーがどこに割り当てられているのかを完全に記憶して即座に入力するのは、やはり脳に余計な負担を強いるものです。
記憶の補助手段として、キーの刻印(レジェンド)がとても有力なのですが、標準的な配列から離れるほど、出来合いのキーキャップがどんどん使い物にならなくなってしまいます。
自分のキーマップが確立したら、カスタムな刻印のキーキャップを作ってしまえば良いのですが、自作キーキャップ作成手法としてなかなか満足できるものが見つかりませんでした。
そんな中、実績のある既成品のPBT素材のブランクキーキャップに、フルカラーでUV印刷してくれるサービスが遊舎工房さんで提供されていることを知りました(1キーのみのお試しや、モノクロのレーザー印刷もあり)。
これで、非標準なキーマップにならざるを得ない5x3配列キーボードに対する、実用的な実現性が、わたしの中で現実味を帯びて来たのです。

では、やってみよう

となれば、まずはKLEでの配列設計とマップのシミュレーションです(自作キーボード作業の中でKLEが一番楽しいですね、今回は見た目も、よりリアルな色をつけてみました)。
分割AliceのLilithの形状は維持しつつ、小指の担当を1列になるように削ることで5x3にし、キーマップが無理なく収まるかどうかを試行錯誤してみたのが下の図です。
名付けて、Lilith miniです。

親指ブロックは、Ctrl/Opt/Cmdなども含めてダイレクトに入力できるよう一切省略しないことにしました。
数字・記号系と、カーソル・Fn系の、単純な2レイヤで、なんとか綺麗に全キーを収められそうです。
なお、数字は、左右分割しているとものすごく入力しにくいのを今も感じているので片手側に集めたかったのと、キーボードでは多数派の電卓配列(789が上の行)よりも電話配列(123が上、789が下)の方がスマホで見慣れているので、そちらを選んでいます。
標準キーボードでのShift+数字で入力する記号群は、Shift+Mod1+数字の3キー同時押しにはなりますが、標準キーボードと同じ割り振りのメリットの方が大きいと考えてそのままにしています。
他の記号は ~ と | 以外は、ShiftなしのMod1レイヤで直接入力出来るようにしています。
Esc、Tab、CapsLock(OS側で漢字ON/OFFに割り当て)はMod1レイヤのQAZに、Shiftは思い切って親指中央に割り当てました。
親指ブロックがどのみち中央側に伸びるので、メインブロックの中央側の追加1列は、ケースのスペース的にはそれほど負担にならないし、片手だけでの操作に重宝するので継続採用です(ジョイスティックについてはまた別の機会に)。
カスタム刻印で、Mod1とMod2(RaiseとLowerと言った方が良いかも)を色分けすることで、より直感的で分かりやすくなるのではと考えています。

なかなか綺麗に収まったと思いませんか。
これならキーマップの記憶負荷が少なく、かつホームポジションが全く崩れない、実用的なキーボードが実現できそうです。
まあ、今は単に絵に描いた餅かもしれず、こればっかりは実際に作って使ってみないと分からないですね。
PCB基板は現状Lilithもリバーシブル化で製造コストを節約できているので継承します。
Lilith miniでは、カスタムレジェンドが最大のポイントなので、手始めとしてキーキャップの印刷データの作成から始めるのが良さそうですね。

この投稿は、寒い日にベッドの中で、iPadのソフトウェアキーボードで入力した後、セルフメイドLilithで手直しして作成しました。
Lilithのまとめを書きかけて長くなってしまっている中(なのでLilithの現在形の投稿がまだできていない)、今回のアイデアが浮かんできたので、こちらを先に投稿しました。
Twitterにもつぶやいておいたので、ご指摘、励ましなど、お気軽に返信いただけたら、大きな励みになります。


[2023-03-27] ここで考えていた5x3配列だと、TabやShiftやEscの入力がどうしてもまごついてしまうことが、1週間ほど使ってみて分かりました。
頭の中だけで考えたものは必ず実際に動かして確かめるのは大事ですね。
今後は6x3に舵を切りたいなと思います(今日の投稿)。
TabやShiftは入力頻度がそれほど多くないし、右手側も;’がダイレクトに入力できるようになってメリットが大きそうです。
Escは青Mod+Tと人差し指で押す方式に、カッコ系(()[]{})は中指と人差し指押しにして人差し指だけを忙しく動かさなくてもよいように考えています。
数字行がないことをカスタムレジェンドでどれだけカバーできるかが、今後のポイントかなと思います。

2023-01-25

カーソルキーのもっと良い置き場所を探していろいろと妄想、センターが良さそう [自キ沼#23]

標準キーボードのカーソルキーってメインブロックから離れていて、手首を大きく動かさないと押せません。
キー数をメインブロックのみに絞った60%キーボードですら、逆TカーソルがEnterキーの下なので、やはり手首ごと動かして、人差し指・中指・薬指で押す使い方になります。

この矢印キーの配置って、ホームポジションが大きく崩れる違和感があって、どうにかならないかとずっと気になっていました。
よく使うのに、矢印キーを押す、そこから戻る、を繰り返すたびにホームポジションとの行ったり来たりになってしまいます。

矢印キーをメインキーのレイヤの中に入れてしまえば、ホームポジションを崩さずにカーソル移動できますが、レイヤを意識して同時押しする必要があるので、次善策ではありますが、完全な解決策にはもう一歩だと思います。

折に触れていろいろ妄想している中で思いついたのが、図のように、十字配置の矢印キーをセンターに置く方式です。
まだKeyboard Layout Editorで描いてみただけなのですが、いい感じに収まりました。
オーソリニアで、センターにテンキーを置いているキーボードを見かけるたびに、なにか気になる感触があったのですが、そこからふと発想を広げてこうなりました。
(スイッチをひし形に配置して、細身の専用キーキャップを付けるというのもちょっと考えたのですが、横幅がどうしても広くなりすぎてしまうので、ボツ案としました。)
図は、ロースタッガードの左右分割の想定で描きましたが、一体型やカラムスタッガードでも適用できるのではと思います。

Nの左とその下は、右手人差し指で容易にアクセスできて、ホームポジションもほとんど崩れないと思います。
プログラミングでも、文章作成でも、カーソルキーの使用頻度はとても高いので、手首を大きく動かさなくてよい位置に専用の矢印キーがあるのは、入力の気持ちよさに大きく貢献すると思います。

あと、図の配置に関して、蛇足話です。
左手ブロックに比べて右手側ブロックがどうしても長くなってしまうのを何とか抑えて同じ幅になるように、右手端のバックスラッシュの位置を詰めて配置する工夫をしています。
親指ブロックのBackspaceとEnterは標準のサイズのキーキャップになっています。
Backspaceとほぼ同率頻度で使用するDelキーも確保しています。
左手側センター側にはEnterも置いて、左手の片手だけである程度利用が出来るようにしています。
わたしは親指が短めなので、親指ブロックは0.25u下げています。
好みによっては数字行を省略しても良いと思います(その場合はEscはTabの左で良さそうですね。わたしは数字や記号を迷わずに入力したいので数字行がある方が好きです)。

この投稿はセルフメイドのLilithキーボード、キースイッチはGateron low profile 2.0 Brownで書きました。

2023-01-21

いまお気に入りのロープロファイルキーキャップ3選 [自キ沼#22]

ロープロファイルの自作キーボードを作っていくなかで、より良質のキースイッチを求めてKailh choc v1からGateron low profileスイッチ(基板のフットプリントとソケットがchocともMXとも違う[→過去記事]ので専用設計になる点は何度も注意喚起いたします)に乗り換えて、年末から主力として使用し始めした。
MXの十字軸のキーキャップで、ロープロファイル仕立てのものはそれほど多くないのですが、その中からわたしが現在気に入っている、トップ3を紹介します。

  • NuPhy nSAプロファイル COAST Twilight
    わたしにchocから乗り換えを考えさせるきっかけ[→過去記事]になったキーキャップです。
    chocとほとんど変わらない低さが実現できます。
    本来はNuPhy Air60/Air75キーボードのオリジナルの白色デザインに対する、色違いの交換用の専用キーキャップで、キー数は少なめですが普通に汎用的に使用できます。
    Esc/Enter/Spaceの3色の差し色が特徴的です(Alice配列では残念ながら6.25uの長いSpaceは使えない)。
    素材はPBTで、レジェンドは昇華印刷です(文字部分が白色の成形色で、周りの着色部分が昇華印刷という面白い方式)。
    キートップ面が広くて押しやすいですが、次のSkylineと比べるとちょっと平らすぎる感じがします。
  • XVXロープロファイル Skyline Shadow
    XVX社のロープロファイルキーキャップの第二弾(いわゆるR1)として出てきた(製品ページにストーリーが紹介されていて、さらに別バージョンR2の構想もあり)、行の高さが揃ったノンスカルプチャです。
    7色展開ですが、わたしは落ち着いたグレーのShadowが好きです。
    Esc/Enterの白色の差し色キーもついていますが、普段使いには通常色のキーを付けています。
    PBTのダブルショットです。
    nSAと同じく広いキートップ面で、nSAよりも窪みが若干深いので、より指にフィットします。
    nSAよりもなんとなく押し心地がマイルドな感じがします。
    刻印が小さめなのも好みです。
  • XVXプロファイル Concrete
    XVX社のXVXプロファイルという、シリンドリカルステップスカルプチャだけれどとても低いプロファイルです。
    こちらも6色展開で、わたしはこちらもグレー基調のConcreteを選びました。
    通常キーの刻印がグレー地に濃い水色文字なので、周りが暗いと少し見にくいです。
    Forestという白色基調、特殊キーが深緑色の配色もとても気になっています。
    PBTのダブルショットです。
    驚くべきことにR2/R3行はnSAやSkylineに匹敵する低さです。
    さすがにR1/R4は少し高さがあります。
    しかしながらそれがかえって打ちやすさにつながっている面もあって、数字行に指が届きやすいです。
    キートップ面も広くて窪みが深めで、指に吸い付く感じがします。
    写真のようにスカートが長めなので、相性によっては引っかかりそうになるキーがありますが、少し削れば万全です。

次点にはなりますが、写真に写ったキーキャップがもう一つあります。

  • XVX Horizon ロープロファイル Black
    XVX社のロープロファイルキーキャップの第一弾(R0とでもいうべきか)です。
    PBTのダブルショットでバックライト透過型、白色と黒色があります。
    わたしは黒色を選んだのですが、刻印がほとんど見えなくて、その点は残念でした(他では、墨色キーキャップが流行っているようなので、この方が好きな人も多いのではと思います。バックライトがついているなら製品写真のようにとても綺麗だと思います)。
    段差が非常に少ないシリンドリカルステップスカルプチャになっています。
    キートップ面は上記3種よりかなり狭いのも欠点かもしれませんが、他の標準的なキーキャップのことを考えるとこの広さが標準的なのかもしれません。

他にも、
NuPhyからバックライト透過型や、季節の企画もの(2月にはPBTダブルショットも予定されています)、
KeychronのK3キーボードの色違い交換用(NuPhy同様キー数が少なめ)と、汎用のPBTとABS(ABSは特徴的なオレンジの差し色を選べる、なおKeychronはキーキャップによってはスタビライザの足が軸の中心からズレた特殊なものの可能性があるのでよく見て選ぶ必要あり)と、
ゲーミングに寄せたPulsar Korseaのロープロファイル
があるようです。

chocでは刻印入りや、いろいろなカラーリングのキーキャップがほとんどなくて困っていました(Cosfoxから1u以外の標準キー幅や差し色も入ったChocFox CFXキーキャップセットがこのタイミングで出ましたが、バリエーションがもっと増えるといいですね)。
3Dプリントで自作[→過去記事]しても良いのですが、製品品質できっちり刻印までされているキーキャップには惚れ惚れしてしまいます。
キーキャップの文字刻印は、押したいキーがどこにあるかが視覚的に確実に分かる(たまにしか使わない記号文字の時に助かる)ので、キー入力を楽にするのに大きく貢献していると思います。
キー数をもっと絞ったキーボードの場合には、自分のキーマップに合わせたカスタムな刻印が欲しくなると思いますが、そういう場合にはまた別の工夫[→過去記事]が必要なのかもしれません。

この投稿はセルフメイドLilithキーボード、Gateron low profile 2.0スイッチ、XVX Skylineキーキャップを使って書きました。

[2023-07-31] 遊舎工房さんのキーキャップ刻印サービスを試してみたので投稿しました。

[2024-02-03] Keychronの日本の代理店のSUPER KOPEKで、Keychronロープロファイル LSA キーキャップv2の取り扱いが始まっています。
Keychron LSAはとXVX Skyline/Horizonは、NuPhy nSAに比べるとスカート部分が少し短いと思います。
NuPhy nSAはあくまで自社のAir 96/75/60キーボードの交換用であって、汎用性を求めていないキーキャップセットなので、1.5uなどのキー数が少ないのが少し残念ですが、今の私の一番のお気に入りです。

2023-01-09

Gateron Low Profileスイッチの新型2.0が順次発売開始 [自キ沼 #21]

私の大のお気に入りになりつつあるロープロファイルのGateronのメカニカルスイッチ(以前の投稿)が、新しくなって2.0として既に発売中です。

トータルトラベルが2.5mmから3.0mmに、プリトラベルが1.5mmから1.7mmに変更されています。
それと、ファクトリールブ済み、LED用の窓が表面実装のLEDにも対応するように改善されているようです。

価格は直販サイトで1.0から変わらず、35個セットが$14.99 (単価$0.428) です。
私自身は1.0でLilithの新バージョンを現在作成中ですが、早速2.0 Brownをお試しで発注してみました。
良質なロープロファイルスイッチの選択肢が増えるといいですね。

なお、Gateron Low Profileのフットプリントとソケット(以前のソケットに関する投稿)は、choc v1/v2ともCherry MXとも違う完全に独自のものなのでくれぐれも注意が必要です。

この投稿はセルフメイドLilith v2 (Gateron Low Profile Brown 1.0) で書きました。

[2026-02-06] ロープロファイルのメカニカルスイッチの種類について補足
ロープロファイルのメカニカルスイッチには次のようなヤヤコシイ複数の派閥があって、それぞれの間は全く違うフットプリント、ソケットも別物なので注意が必要です。

  • Gateron Low Profile 1.0/2.0/NuPhy/KLP: 今回紹介しているシリーズです
  • Gateron Low Profile 3.0/NuPhy nano: Cherry MXの標準プロファイルスイッチとの互換性を持たせることで、1台のキーボードで標準とロープロファイルの両用をねらったシリーズです。最近のNuPhy(や最新Keychron K3 Ultra 2026-02-08訂正K3 UltraはGLP 2.0です)で採用されています。厳密には軸の丸足がMXよりこちらの方が太いので相互互換ではなくて片方向互換です(PCBとプレートの間の高さも違うのでここの差し替えも必要)。型番が2.0と同じKS-33のままなので間違わないように注意しないといけません
  • Kailh choc v1/v2/Lofree: 最も古くからあるシリーズ。厳密には軸の丸足がv2/Lofreeがv1より太いのでフットプリントの上位互換は無くて下位互換のみです。Lofreeのスイッチがfull POMで評判が良く、chocあるいはロープロファイル全体の浸透に大きく貢献しました
メカニカルスイッチではないですが、ロープロファイルの磁気スイッチ(HE: Hall Effect)も出てきています。
なお、キーキャップはchoc v1を除いて他はすべてMXの十字ステムなので互換性があります(わたしのお気に入りのキーキャップの紹介投稿)。

[2023-01-10] さらに、GateronNuPhyのInstagramと、NuPhyの製品ページ(現時点は画像だけで、未発表のNuPhy Air96用となっている)にバリエーションモデルが掲載されています。
トータルトラベル3.5mmでハウジングまでパステルカラーになっている、

  • タクタイルのWisteria (藤色 T55)と、
  • リニアのDaisy (ヒナギク色 L48)と、
  • リニアのAloe (アロエ色 L37)

です。
1月16日解禁のようです。

[2023-01-13] このパステル軸をよくよく見て気づいたのですが、ステムの露出が2.0より更に短く、ハウジングがその分高くなっているように見えます(別の写真ではそうでもないようです)。
そうやってトータルトラベルをギリギリまで稼いでいるようです。

[2023-09-12] さらに、以下のロープロファイルスイッチが出てきました。

  • NuPhy Air75 v2と同時発売の、
    リニアのCowberry (コケモモ、スピード軸、45g) と、
  • タクタイルのMoss (コケ、アーリーバンプ(タクタイル感が早く来る)、60g)。
  • KeychronからKeychronブランド(Keychron low profile: KLP)で、ステムの形状が一工夫されている、
    KLP Red (リニア、スピード軸) と、
  • KLP Banana (タクタイル、スピード軸、強いタクタイル)。
  • 本家Gateronから
    GLP 2.0 Banana (Brownより強めのタクタイル)。

 

[2024-11-12] 新しいスイッチを手に入れました。
  • GLP Bananaは、Brownよりもタクタイル感も押下圧もはっきり重い、より明確な入力感。
  • KLP Bananaは、Brownに比べるとたしかに早く(浅く)入力されつつ、タクタイル感はより明瞭です。薄めのキーボードが好みの人にはあっていると思います。
  • KLP Redは、とにかくすこし押しただけ、触れただけで入力される感じです。スピード軸ってこんな感じなのかなと言う感じ。
GLP Bananaは深いタクタイル好きの人向け、KLP BananaとKLP Redは浅い入力感が好きな人向けです。
どちらもGLP Brownの柔らかいタクタイルよりもシャッキっとした感じが気に入りました。
KLPは軸ブレがかなり少なくて安定しているように感じます。 

[2026-02-06] KeychronとGateronからGLP 2.0 のサイレントスイッチがついに出ました。

  • KLP Silent Redリニア40g 2025年春(一部の記事ではPinkと呼ばれています)
  • GLP 2.0 Silent Redリニア45g、2025年春

2026年1月にSilentがバリエーション化され、サイレントタクタイルもラインアップに登場しました。

  • GLP 2.0 Silent Whiteリニア38g
  • GLP 2.0 Silent Blackリニア55g
  • GLP 2.0 Silent Brownタクタイル55g

また、少し前からGLP 2.0のfull POM版も出始めています。
おそらくこちらはLofreeのスイッチに近い感触だと思います。 
  • GLP 2.0 Chocolateタクタイル55g full POM、2024年夏
  • GLP 2.0 Strawberry Chocolateリニア45g full POM、2026年1月

そして、Keychronからも高質感を目指したK3 Ultraキーボードに先行してfull POMスイッチが出ました(2026年2月)。

  • KLP Milk POM Redリニア45g
  • KLP Milk POM Brownタクタイル47g
  • KLP Milk POM Bananaタクタイル57g

このように、GLP 2.0のスイッチはますます充実してきています。

2022-12-10

Lilithキーボード用の3Dプリントのソリッドなケースを試作、これがなかなか良い [自キ沼 #20]

先月にTwitterではお話していましたが、セルフメイドLilithキーボードでは、ケースをFR-4積層と、もうひとつ別の方式として、3Dプリントで試作しています。
右手側片手分だけなのですが、これを装着して使い始めてたところ、我ながらなかなか良さそうです。

下の写真が実際の見た目です(下に仮置きで敷いているのはフェルトのハギレですが、これもなかなかよいです)。
真ん中の図がケース部品の3Dモデルを上と下から見たところです。

構造的には上の図のように、PCBを3Dプリントのトップケースとボトムケースで完全に隙間なく挟み込む形にしています。
自作キーボードでよく採用されているサンドイッチマウントや、ケースとスイッチプレートが一体構造で作成されるインテグレーテッドマウント、高級キーボードのガスケットマウントケースでさえ、プレート・PCB・ボトムの間に空間があって(PORONやシリコンをゆるく挟んでいる場合もありますが)、浮かんだ形なので、振動がどうしても抑えられず、音も外に漏れ放題になってしまうのではと考えました。
そこで、この空間を隙間なく埋めてしまい、なおかつ、しっかり挟んでで押さえ込んでしまって、打鍵ショックをキーボードの筐体体積全体で受け止めてやれば良さそうと考えました。
名前を付けるとすれば、ソリッドケースあるいはソリッドマウント方式になるのかなと思います。

chocスイッチは通常パシャパシャという感じの高音の打鍵音なのですが、ソリッドケースにすることでコトコトまでは行きませんがカタカタくらいの落ち着いた打鍵音に変化したように思います(打鍵音ビデオは可能なら頑張って撮って(録って)みます)。

ソリッドケースの3D設計は一からやろうとすると頭の中に立体物を明確に思い浮かべる(彫刻作成のように?)のが難しそうで、どこから手をつければよいかすらお手上げと感じていたのですが、発想を変えて、先に作っていた積層ケースを組み立てるように、それぞれ形の違う薄い層を積み上げていく設計方法をとることで、なんとか実現できました。
積層ケースでの経験が見事に生きました。
ボトムケースの方は、ダイオードやスイッチソケット、それにジョイスティックのケーブルやソケットの部分は隙間を開けています。
もちろんPro Micro本体や、その足、リセットスイッチやTRRSコネクタ用の空間も開けています。
ネジ止めのためのナットとネジ頭は上下のケースに埋め込まれるようにしました。
ボトムケースは薄さを最優先して、穴あき状態のままで蓋をしない構造にしています。

JLCPCBのブラックレジンの3Dプリント結果は、一つの面はとても綺麗に滑らかに出力されますが、その反対側の面は表面が少し肌荒れ状態になってしまうようです(写真の親指ブロックの手前部分など)。
ヤスリ掛けでどこまで綺麗になるか(もしかして余計に表面が荒れてしまうのか)は、今後試さないといけません。

3Dプリントの費用は片手分で、トップケースが1,500円、ボトムケースが900円、送料が300円でした。
PCBと違って一品から注文できるので、ものすごくリーゾナブルだと思います。

下の写真でも少し分かるのですが、3DプリントケースとPCBを比べると、PCBの方が0.2mmくらい周りが小さくなっています。
図面上は全く同じサイズにしたはずなのですが、PCBの方は基板の端をVカットする時に寸法よりももしかして少し小さくなってしまうのかなと想像しています。
次回は合わせ込むか、ワンポイントとして活用するかは思案中です。

それと、ケース組み立ては、FR-4の積層の時は100x100mmに収めるために分割したのもありますが30パーツくらいあった(贅沢にFR-4を発注したとしても7層7パーツが最小)ので1時間くらいかかる大変さでしたが、PCB基板含めて3パーツなので、とてもシンプルになって5分かからずに組み立てられるくらいになりました(寸法誤差のためかネジが多少入りにくいところはありますが問題なし)。

今回の対象がロープロファイルスイッチだったのでやりやすかった面はあるかもしれません。
MXスイッチの高さを全部埋めるとどうなるのかは、ちょっとやってみないと未知の世界かな、と思いました。

これまでの自作キーボード活動で、必要な駒が揃いました(ジョイスティックに関してはまた改めて投稿しますが、補助的な入力装置としては使えそうな状態です)。
自分の用の完成形にもう一段近づいたLilithキーボードの設計・作成に取り掛かっていこうと思います。

この投稿はセルフメイドのLilithキーボードで書きました。

 

[2023-03-09] 「PCBをトップケースとボトムケースでほぼ隙間なく挟み込む」と書いていた部分を、「完全に隙間なく」の表現に変えました。
ダイオードやソケット部分は避けて多少の隙間や穴を作るので、PCBの上下の面全体が完全に密着するわけではないことから、ほぼ隙間なくと書いていたのですが、面の大部分を完全に密着させるので、完全に隙間なくと言った方が状態をよく表していると思ったからです。

2022-12-09

マイナーなGateron Lowprofileスイッチソケットが到着、フットプリントをごにょごにょ [自キ沼 #19]

ロープロファイルの中では、おそらく上質で個人的に気に入ってしまったけれど、メジャーじゃない、Gateron Lowprofileスイッチ専用のソケットが到着しました(先日の投稿「ロープロファイルはchoc v1だけじゃない」)。
性懲りも無く、中国から10日かかっての到着です。
その間に、別のスイッチも気になり始めましたが、まずはこちらに取り組んで、そちら(先日の投稿「自作オプティカルキーボードの夢を見た」)はその後、満足できなかったりさらなる探究心が残っていたらにしようと考えています。

上のソケットの写真は、左から、Cherry MX用、Kailh choc v1/v2用、そして一番右がGateron Lowprofile用です。
Cherry MX用に近いようですが角度が逆で、はまりません(じつは先入観でGateron Lowprofileスイッチ用にとCherry MX用ソケットを買ってしまいました、MXスイッチはひとつも持っていないのに、そういう意味ではハマりました)。

早速フットプリントを作図してみました。
下の図の左側のように、同じ向き(南北同方向)のリバーシブルも大丈夫そうです。
下の図の右側は、choc v1/v2と差し替え選択式の試行ですが、ソケット足と電極のハンダパッドがちょうど重なってしまうので、潔く諦めてGateron Lowprofile専用基板にしようと思います(自分用なのでそれで良い)。
Cherry MXとの選択式も同様に無理です(出来たとしてもスイッチの高さの違いのためにケースが共通化できない問題もあります)。
2種類のソケットの向きを上下逆にすれば、なんとかなりはしますが、さらにこれをリバーシブルにしたいのと、またさらに分割キーボードの左右で0.25uとか0.5uずらしたりしたいので、詰め込みすぎなほうが良いでしょう。

この投稿はセルフメイドのLilithキーボードで書きました。

 

[2023-01-07] GLP (Gateron Low Profile) の左右リバーシブルは、(南北)上下同じ方向で良さそうかと思っていましたが、わたしのLilithキーボードでは左右で0.25uズラしたリバーシブルにするので、最終的には上下逆方向のリバーシブルにすることにしました。
バックライトをつけるつもりは今のところ全くないのでこれで良しとします。
Chocに比べるとピン足の間隔が広いのと、中心線上に来るピン足穴がなくて裏表共通にならないので、基板が穴ぼこだらけになりそうです。

[2023-01-10] そうそう、GLPのソケットの調達先にはAliExpressとMechKeysがあります(金額は同じくらい)。

[2023-01-16] Gateronの直販サイトでもソケットの扱いが始まりました。

2022-12-06

自作のオプティカルキーボードの夢を見た [自キ沼 #18]

無接点キーボードとしてあまりにも有名なHHKBは、静電容量方式です。
回路としては電気的なON/OFFスイッチではなくて、キーの軸の上下の動きに伴って静電容量がアナログ的に変化するのを読み取って判断する必要があるため、基板もファームウェアも専用になってしまいます。
メカニカルスイッチでは板バネ状の接点をカチカチやるのですが、その必要がなく、原理的に考えても動作が圧倒的にスムーズになると言われています。

静電容量キーボードと並んで、もうひとつの無接点方式として、オプティカルキーボードがあります。
オプティカルスイッチ(光学スイッチ)は、キーの軸と連動させた光を遮る小さな部品を上下させるだけの構造です。

オプティカルキーボードでは、赤外線LEDとその光を受信するフォトトランジスタが、スイッチを実装するのと同じPCB表面に実装されます。
PCBとスイッチの間の電気的な接続は不要です。
なので、スイッチのPCBへのハンダ付けやホットスワップのためのソケットも不要で、スイッチはプレートやPCBに爪で固定します。
実際のキーボード製品のイメージの例を右に載せます。

オプティカルスイッチのサイズとしては通常のCherry MXサイズと、わたしの好きなロープロファイルの両方が用意されていて、キーキャップ軸の形状はどちらも一般的な十字型なので、キーボード設計の自由度が高いです。
スイッチ部品は例えばAmazonでも買えて、それぞれ、Gateron Opticalスイッチ(10個、単価83円から)と、Keychron Lowprofile Opticalスイッチ(87個、単価67円から)で、構造が簡単なためか色々な軸が出ています。

あとはPCB設計と、部品選定と、ファームウェアがそろえば自作キーボードとして作成できそうですよね。
ちょうどいい感じの情報がgithubに公開されているのを見つけました。

回路は、マトリックスの(例えば)行に接続した赤外線LEDを順に光らせながら(電流調整のために抵抗がはさまっている)、列に接続したフォトトランジスタでキーの状態を読み取る(キーが押されていたら光が遮られている)という方式のようで、通常の電気的スイッチのキーボードにあるダイオードは不要です。
上記girishjiさんの設計PCBの標準MXサイズ版とロープロファイル版、それとJLCPCBから赤外線LEDと、フォトトランジスタの部品情報の画面キャプチャを載せておきます。
ファームウェアは、同じくgirishjiさんのソースコードがQMKのプルリクエストとして公開 https://github.com/qmk/qmk_firmware/pull/17852 されています。

赤外線LEDとフォトトランジスタは、スイッチのハウジングに開いている穴のスーペースに干渉せずに入る大きさじゃないといけないため、表面実装の細かい部品で足が出ていないタイプですが、最初からPCBA発注してしまうつもりであれば苦にならないかなと思いました。

最後にオプティカルスイッチの軸一覧を載せておきます。
上からの見た目は通常のキースイッチとさほど変わりません。
光をON/OFFする意味ではスイッチなのでしょうが、いわゆる電気的なスイッチではないので、キースイッチと呼んでいいのかどうかがちょっと悩ましいですね。
キーボード一台用の個数のまとめ売りの他に、今は在庫切れのようですがお試し詰め合わせもあるようです。

巷では、Cherry Ultra Lowprofileが販売開始されたようですが(ほぼ週刊キーボードニュースで紹介されていました)、端子が外側に出ない表面実装なので苦労しそうで、これもいっそのことオプティカルになっていればもっと使いやすいのでは、と思ったりもしました。

オプティカルキーボードは、自作キーボードの次のステップとして是非ともチャレンジしてみたいところです。

この投稿はセルフメイドのLilithキーボードで書きました。

 

[2023-01-03] MX標準サイズのオプティカルスイッチは、Keychron.jp のサイトに通常版V2 Optical 7種(単価33円〜48円)と、
さらに改良されてPandaスイッチに寄せたLava Optical Switch 5種類(2番目の表、単価41円)が出ています。

Low Profileのオプティカルスイッチ(光学スイッチ)はKeychronから3番目の表の8種類出ていて、Super Kopekが一番安そうです(87キーセット3,960円、単価45.5円、送料500円、5,000円以上日本国内無料)。

[2023-08-20] そういえば3ヶ月くらい前にKeychronのロープロファイルのオプティカル入り スイッチテスターの在庫が復活していたので手に入れて試していました。
ロープロファイルオプティカルスイッチの第一印象は、光学式なのにバネの音がともかく少し気になりました。
光学式とは言え、物理的にキーを上げ下げするためにはバネが必要なので当たり前ではあるのですが、大きく違う感触を期待していたのに、通常の機械式スイッチとの違いがなさすぎると思ってしまいました。
電気的な接点方式と、無接点方式の仕組みは違うので、チャタリングが起きにくいなどの利点はあると思うのですが、メカニカルキーボードでチャタリングが起きた経験が皆無(昔の安物のメンブレン等ではチャタリングや無反応がままあった)なので、オプティカルにするメリットがよく分からなくなってしまいました。
Keychronロープロファイルオプティカルスイッチは軸の種類が少し豊富(バナナやミント軸)なのと、プリトラベルが短めに設定されている(標準プロファイルでもシルバー軸あり)違いくらいかな、と思います。
もちろん、ソケット無しでホットスワップできる(というかハンダ付け固定する足がない)メリットもあります(その分、PCBの丸足穴とプレートを緻密に作ってスイッチをしっかり支えてあげないといけない)。

[2023-12-28] ロープロファイルのオプティカルスイッチに実際に触れるまでに持っていたイメージは、スムーズで、静かで、なにか特別な高級感がある、という期待も含んだものでした。
実際に触れてみると、Gateron low profile (GLP)メカニカルスイッチに比べて作りが華奢な感じで、ちょうどKailh choc v1スイッチに近いイメージでした。
バネも細いものだったのでGLPのバネに交換すれば良くなるのかもしれませんが、そこまで手をかけて飛びつくほどのメリットは感じられませんでした。
メカニカルのGLPが十分に良いせいもあると思います。
これはあくまでロープロファイルでの話で、標準MXプロファイルのオプティカルスイッチだとまた事情が異なるのかもしれません。

2022-12-02

ロープロファイルはchoc v1だけじゃない、実際にいろいろ触れて試してみた [自キ沼 #17]

左からchoc v1、choc v2、Gateron Low Profile
choc v1/v2の導通ピンは同じ、v2は追加の固定用ピン、
Gateron LPの導通ピンは配置角度がMXと逆で独自
中央丸足はchoc v1だけ極端に細い
ロープロファイルの自作キーボードを作ろうと思ったら、Kailh choc v1が定番中の定番で、代表的な3色以外の軸のバリエーションもずいぶん増えてきていますよね。

わたしもロープロファイルにこだわったキーボードを作っていく中で、最新のSunsetタクタイルに大きく期待し、グループバイ (GB) までして手に入れたのですが、残念なことに、いまひとつ好きになれていません。

  • choc v1 Sunsetタクタイル:しっかりしたタクタイル。押す時の重さは少し軽い(Red Proと同じバネが使用されているらしい)。1.5uのキーキャップをつけたTab/CapsLock/Shiftキー(リバーシブルにするためにスイッチの向きも通常とは逆)が押し込んだ時になぜか引っかかり感あり。頑張ってタクタイルを強調しているためか音も少しうるさい感じ

ほかにわたしが持っているスイッチは次の通り。

  • choc v1 Brownタクタイル:これで自作キーボードに入門。平凡な印象。悪く言えばおもしろみがない
  • choc v1 Pinkリニア:つぎは攻めて最軽20gに。新型らしく、スムーズさは抜群だけど、軽さがピーキーすぎる
  • Pink軸にBrownのバネを入れ替え:スムーズさと重さがちょうど良い感じ。でも毎回改造するのは…
  • choc v1 Red Proリニア:では定番はどんなものかと購入。少し軽めなのは良いとして、どうしてもハウジングの赤色が目に触る。もしも落ち着いた色味だったらコスパも悪くない(単価66円)のでここで終着していたかも

キーキャップに関しては、

PBT素材しかないと思いMBK(レジェンド付きはあまりにも高価なのでブランクのみ、1.5uのカラバリが簡単に手に入らないのが残念)、
レジン3DプリントのLDSA(立体的なキーキャップを試したくて製造発注、17mmピッチ用の設計だったのでキートップが狭めでしっくりこず)と 、
lpCherry(シリンドリカルステップスカルプチャーと自作レジェンドのテスト)

と試してきました。

キーボード本体との組み合わせにもよるのでしょうが、なかなかこれといった収まりどころが見つからず、つぎはchoc v1詰め合わせで総当たりで試してみるしかないか、と考えはじめていました。

もともと、わたしのメカニカルキーボードに対する印象は、キー入力すること自体に対するスイッチの安心感はあるのだろうけれど、ガチャガチャうるさくて、デカくて、そのうえパームレスまで余分に必要だなんて、というものでした。
なので、自分のセルフメイド(ハンドメイド?)の自作キーボードでは、Cherry MX互換の通常キースイッチは、のっけから候補から外していましたし、今もまだそうしています(とは言うものの、遊舎工房さんで色々触ってみた中で静音軸は気になってはいます)。

そんな中、市販のメカニカルキーボード製品のNuPhyやKeychronに、薄型でホットスワップのものがあること、交換用のスイッチやキーキャップが容易に手に入ることに気が付きました。
安価(たとえばNuPhyのGateron Low Profileスイッチは単価45円、キーキャップは75%セットが3,500円しかしない)なことと、いま持っているSparrow62がchoc v1/v2とMXの3種対応(ただし、後述)なこともあり、早速手に入れてみました。

まず選んだキースイッチはGateron Low Profile赤軸です。
現物が到着し、Sparrow62 にはめようとしてもどうしてもはまらないことで、やっと気付いたのですが、このスイッチって、PCBフットプリントがchocともMXとも違う、独自のものだったのです。
キーボード本体に実装しないとスイッチの押し心地は全然わからないので、いったん導通足を 2本とも折り曲げて差し込んでみました。
いきなり専用フットプリントを強いられるのはさすがに辛いので、追加のお試しとしてKailh choc v2も手に入れて(単価77円)比較することにしました。

Gateron Low Profileとchoc v2は共に高さ含めてサイズはchoc v1とほぼ同じです。
NuPhyがnSAプロファイルと呼ぶ薄型キーキャップを付けると、うまい具合にchoc v1+MBKキーキャップとほぼ同じ高さに収まります。

押し心地は、choc v1がどれも全体的にカチャカチャした高い音程なのに比べて、低めの音程のコトコトに近い音で、軸の滑らかさがあります。

小型向け設計のchoc v1は軸やハウジングがどうしても薄手になってしまっているのに比べて、軸も太く、通常サイズのスイッチの質感を残したずっしりした作りになっているからだと思います。

  • Gateron Low Profile Redリニア:choc v1とは明らかにレベルの違う安定感と音質。ただしPCBフットプリントが独自
  • choc v2 Redリニア:Gateron LPに比べるとchoc v1に少し近い感じ。軸の物体としての体積がv1よりは大きいけれどGateron LPよりは小さいためか。PCBフットプリントはchoc v1とほぼ同じで、丸足が太くなっただけ(4本目の追加足は切り取ってしまっても良いはず)
  • choc v2 Brownタクタイル:choc v1 Brownのように相変わらずタクタイルが弱く、Redの単に少し重たい版といった感じ
  • Gateron Low Profile Brownタクタイル:思い切って追加で発注。choc v2 Brownよりも明らかにしっかりしたタクタイル。choc v1 Sunsetよりは弱い。フル実装してみないとわからないですが、Redとの音の差はあまりなさそう

なおこの2種類ほかにも、Outemu Low Profileと、Cherry MX  Low Profileがありますが、前者は高さがそれほど低くなく、後者は入手が難しそうなのと丸足が独自の形なので、わたしの候補からは除外しました。

フットプリントは定番のchoc v1とそれぞれ違うとはいうものの質感がとても良くて、ロープロファイルの選択肢の幅が大きく広がりました。
MX互換のキーキャップが使えるのも大きなメリットです。

つぎの試作では、choc v1/v2とGateron Low Profile、それに可能ならCherry MXの4種対応のPCB設計にチャレンジしてみたいと思います。
自作キーボードはもともと、一品モノで、どのみちPCB設計もその都度なので、フットプリントの違いくらいは大したことない、と考えることにしました。

スイッチの、とくにロープロファイルの比較情報があまり出ていないようなので、思い込みや偏見も多分に入っているとは思いながらも書いてみました。

この投稿は、iPadのソフトウェアキーボードで入力した後、セルフメイドLilithキーボード+choc v1 Sunsetで編集しました。

 

[2023-01-03] さらに光学式のロープロファイルのスイッチ Keychron Low Profile Optical も手に入るようで、次の投稿に机上の考察のレポートを書きました。

メカニカルなGeteron Low Profileのフットプリントについて、実際にソケットを入手して試してみての投稿はこちら

それと、セルフメイドのLilithキーボードは、左右リバーシブルを優先してGateron Low Profileスイッチ専用にしました(chocは切り捨て)。

[2023-11-05] Gateron Low Profileキースイッチについてのまとめ記事はこちら

[2023-11-05] 巷で「ロープロファイルキーボードの歴史を変えた」と話題のLofree FlowのスイッチはハウジングまでPOM素材になっていて、これが打鍵感に大きく貢献しているようです。フットプリントはchoc v2互換ということが分かりました(@foostanさんの検証)。
このスイッチ、リニアのGhost、タクタイルのPhantom、クリッキーのWizardの3種類あります。
その中で、タクタイルだけ技術的制約のためなのか、プリトラベル(動作点)が1.6mmと、他の2つの1.2mmより深く設定されています、不思議です。
Lofree Flow本体を買わずに(あるいは本体への追加を後で)スイッチ単体でも買えるようになっています