2013-05-23

iOSは5年後のコンピュータの姿;5年経ってみて

ちょうど5年前に「iPhone OSは5年後のコンピュータの姿」と題してこのブログに記事を書きました。
iOS (初期の頃はiPhone OSと呼ばれていた) がPCを駆逐してしまうまでには到っていませんが、iPadが登場し、携帯電話もスマフォが半数以上を占めるまでになりました。
AndroidとiOSを合わせたスマートデバイスの出荷数は、既にPCの出荷数を大きく上回っています。
でもまだ何かPCがないと不安な面があるのも確かです。
  • 大量の編集操作はまだまだキーボードと広い画面が必要
    => スマートデバイスにはBluetoothキーボードが簡単に接続できますし、TPOによって複数のスマートデバイスを使い分ければ良いのです。オフィスや書斎には上質なキーボードと安定したスタンドがあれば、快適に編集ができるまでになったと思います。ASUS Transformerのような機種が主流になるかもしれません。
    画面出力もHDMIで1080pやミラーリングが既にできるくらいのパフォーマンスになっているので、高解像度での編集も対応しさえすれば可能でしょう。
    (複数の文書を並行同時編集したり、調べ物をしながらなどは、マルチウィンドウのPCがまだ有利なのかもしれません。)
  • 簡単にファイル共有ができない
    => Office 365 (SharePoint Online/Sky Drive) や Google Drive があれば、どこからでも文書をアップし、ユーザの間で簡単に文書を共有し、編集する事ができます。スマートデバイス用にもう少し特化した使い勝手(ファイルの扱い、編集をどうするか、共有の設定管理をどうするか)が良くなれば、いつでもPCから離れられそうです。とくにOffice 365はMS Officeとの互換性問題を解決してくれるはずです。会社内でオンプレミスでOffice 365/Google Driveを構築できればなお良いですし、時代が進めば商用クラウドが主流になってしまうかもしれません。
    (SharePointではフォルダを分けて整理するより、フラットなフォルダを文書属性でいろいろなビューで見せる使い方を勧めたいらしいです。)
  • メディアハブになれるか
    => CD音楽の取り込み以外は、iLifeのビデオの編集、写真の編集はもう実現しています。Scan Snapとか、プリンタも直接つながるようになるのではないでしょうか。あるいは、クラウドが個人PCのメディアハブ機能を完全に奪ってしまいそうですね。
今年のWWDCを見る前に書いてしまいましたが、iPad/iPhone/iPod touch用のご機嫌のキーボードカバーまたキーボードドックと、Microsoft Office for iOSが(MicrosoftにとってもiOS対応で出荷ライセンス数がPC以上に期待できるはず、ついでにSurfaceのiOS版iSurfaceとかも)出たりすると、一気に現実化してしまいます。
PCで行うよりも、スマートデバイスの方が使いやすいアプリももっとどんどん増えてくると思います。

[2013-09-29] Microsoft Surface RTの2世代目、Surface 2が発表されました。
このエントリのお題「iOSは」から少し離れてしまいますが、Surface 2が十分使いやすく(よく練られたMetroアプリが揃えば)なれば、本物のMS Officeが動くこともあいまって、日常生活、そして日常業務のほとんど全部を気持ちよくこなせるようになる予感がしてきました。
私のWindows 8 Tabletの使い方は、もっぱらDesktopアプリでしたが、今度は意識的にOffice以外はDesktopに行かないようにし、Surface 2の予行演習をしてみたいと思います。
ところで、自分の小遣い帳は、iCloudのNumbersに格納しています(Google Driveもそろそろ試そうと考えています)。
PCからはブラウザまたはダウンロードしてLibreOfficeで、iPod touchからはNumbersから更新しています。
タブレットまたはスマフォでも、ちゃんとしたOfficeアプリが使えれば、一定レベルの業務までは出来るようです。

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