2013-05-28

今年一気に読んだ本その2 - 風の谷のナウシカ(原作)

今年、一気に読んだ本の2つめ(いっきに読むくらい面白かったという意味です)。
ジブリの教科書」という文庫を今年4月からスタジオジブリが出していて、podcastなどでしきりに宣伝していたので、「風の谷のナウシカ原作全7巻」を今更ながら手に取ってみました。
アニメ映画(DVD版blu-ray版出ていますね)を作るには、当時は原作がないと作らせてくれなかったので、それならばまず原作を書きましょう、ということでコミックの形で書き始めたとのことです。
映画の放映後も脈々と原作は書き続けられ、世界観もストーリーも映画より何倍も広く深いです。

ただ、話の展開は、設定した世界観の種明かしを淡々と進めていくスタイルで、確かに引き込まれますが、私自身の読後感としてはそれほどの感慨は残りませんでした。
その上、締めくくりが「その後、ナウシカは云々…」となっており、最後の最後まで見届けられないことも引っかかってしまいました。

苦言を並べてしまいましたが、宮崎駿の考えている本当のナウシカのお話は知っておいて損はないので、ジブリファンならずとも、この世代に生を受けている者は必読と思います。

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