2020-08-06

iMacのデザインはまだこのままでいいんじゃないの、対して、MacBookはマネされすぎで変え時のような、そこで私案


Intel iMacが更新されましたね。
iMacの一体デザインは、まだまだAppleの独自性があり、惚れ惚れするたたずまいだと思います。
他社からもまだ類似品は出せていないと思います。

新しいIntel iMacは27" 5Kと、21.5"で4Kと2Kですね。
(私事ですが、少し前に自宅に来たディスプレイは32" 4Kです)

もしiMacをデザイン的に改良しようとすると、
  • ベゼルを狭くする
    ただしそうすると最薄部がどうしてももっと厚くならざるを得ないので困難かも
  • iPad Proのように極薄で均一でフラットな厚みにする
    拡張性を確保するためにはiPad Proのような厚みでは無理で、最低でもMacBook Proくらいの厚みは必要になる
    Pro Display XDRは32"、6Kで厚みが2.7cmなので、ものすごく頑張っていますね
の2案と思います。

これに対して、MacBookの方は、他社に真似しつくされてしまったと感じます。
何か新しいデザインが欲しいところです。
MacBookの新しいデザインを無理くり考えてみました。
  • 筐体素材としてガラスを採用
    さすがに外側だと不安なので、キーボード・パームレスト面だとどうでしょうか
    パームレストがガラスだったら、新しい感覚ですよね
    iPhoneの手触り(ケース無しでの普段使い)をMacBookにも、です
    全面一体だとするとキーボードの穴を空けないといけないですが、加工可能でしょうか
    ボディーの底面のアルミユニボディーユニットが側面まで覆って、ガラスのパームレスト面が埋め込まれる、まさにiPad Proのような構造でどうでしょうか
  • バッテリとキーボードと拡張ポートは今まで通り本体側に、ロジックボードを液晶側に移動
    こうすることでCPUが熱くなっても手には伝わりません
    ボトムボディーの限られた側面で細々と吸気排気するのではなく、トップカバーの裏側全体を使って冷却できます
    どちらかと言うとSurface Bookに近い配置ですね
  • チタンとかセラミックは、まだまだ高価すぎて現実的ではないですね(たかだかApple Watchのサイズまでか)
このわたしの妄想、いかがでしょうか

[2020-08-18] <バッテリとキーボードと拡張ポートを本体に、ロジックボードを液晶側に>の配置ですが、そうすることで、
本体(ボトムカバー)側と液晶(トップカバー)の両方をクサビ形にしてシンメントリーにすると、最薄部の厚みを保ったままで、デザイン的にもアクセントになるのでは。
Pro Display XDRのように、盛大に、吸気排気用のスリットをトップカバーの下部に開けてもよいと思います。
[2020-09-12] 大胆にも予想図を描いてみました

2020-08-01

2020モデルの最初のApple Silicon MacBookを予想してみた


今年出るであろう、初代のApple Silicon Macを独自に予想してみたいと思います。
どうしてもお試しマシンになってしまうと思いますが、iPad Proをベースに堅実な仕様になると思います。
機種としては、MacBook 12"の復活版と、MacBook Pro 13.3"を予想します(そしてiPhone/iPadにあやかって今までのMac以上に広まってほしいはず、ユーザも初物に高いお金はできれば出したくない)。
前者は期待を込めて、後者はまさに最初のお試し版(後でさらに高性能化した16"が来る)。
Intel MacBook 12"のロジックボードは既にiPadのロジックボードくらいに小さくなっていたので、MacBook 12"の実現は自然だと思っています。
それでは、私の予想スペックをご覧願います。

  iPad Pro 2020 Apple Silicon版MacBook 12" Apple Silicon版MacBook Pro 13.3"
製品コンセプト A12Z 11" または 12.9" iPad Pro 2020に
最小限の変更を加えたMacBook
iPad Pro 2020にファンを追加しクロックアップ、
MacBook Pro 2020に近いパフォーマンス
CPU A12Z A12Z(場合によってはさらにコストセーブでiPhone 11/SE 2ndと同じA13かも)
A12ZまたはiPad Pro 2021用A13Zをクロックアップ、
冷却ファン付き
(Mac向けに強化したApple Siliconは次のMacBook 16"とiMacまでお預け)
DRAM 6GB 16GB希望、
価格とサイズを抑えるために拡張不可
16GB/32GB
SSD 128/256/512GB/1TB 256/512GB 256/512GB/1TB
入力デバイス タッチスクリーン、
オプションで、
Apple Pencil、
フローティング Magic Keyboard (Magic Trackpad付)
Magic Keyboard(希望的にはさらに改良したバタフライキーボード)、
Magic Trackpad(Touch Barは希望的観測)、
タッチスクリーンは無し
Magic Keyboard(シザー方式)、
Magic Trackpad、
Touch Bar
生体認証 Face ID Touch ID
(Face IDは希望的観測)
Touch ID
(Face IDは希望的観測)
カメラ インカム:TrueDepthカメラ、
アウトカム:広角、超広角カメラ、LiDRセンサ
インカム:FaceTimeカメラ
アウトカム:なし(コストセーブ)
インカム:FaceTimeカメラ
アウトカム:なし
スクリーン ProグレードLCD
強化ガラス付き
iPad AirグレードのLCD(コストセーブ) ProグレードLCD
IOインターフェース 1ポートのUSB-C、HDMIパススルー 1ポートのUSB-C、HDMIパススルー(iPad Proと同じ、コストセーブ) 4ポートのThunderbolt 3
質量 Magic Keyboardと合わせるとMacBook Airと同等 1kg未満 現行MacBook Proと同等、1.4kg
厚み 5.9mm、タブレットで最薄 Intel MacBook 12”と同じ、
最厚部13.1mm、
Magic Keyboardの場合は0.5mm増し
現行MacBook Proと同等、
15.6mm
筐体 単一のアルミUnibodyと強化ガラスの2パーツのみで構成 リサイクルアルミのUnibody、
ただしボトムカバー、トップカバー、液晶部にパーツが分かれている(コストセーブ)
アルミUnibody
カラーバリエーション シルバー、スペースグレー シルバー、スペースグレー、ゴールド、ローズゴールド シルバー、スペースグレー
価格 Magic KeyboardとApple Pencilを加えるとMacBook Proに迫ってしまう Intel MacBook 12”と同レベル、
iPad Pro以下
現行MacBook Proと同レベル

さてさて、これがどれくらい当たっているか、いずれにせよ、待ち遠しく、楽しみでなりませんよね。

[2020-08-01] あとでカメラを追記しました。
[2020-08-01] ところで『著名リーカーのxxxがyyyと言っている』という最近よくあるパターンの記事と、独断と偏見で自分の予想を発表しているこの記事は、どちらが興味深く読んでもらえるのでしょうね。
[2020-09-12] 大胆にも予想図を描いてみました
[2020-10-28] 期待しているキーボードはパンタグラフメカニズムではなくてバタフライメカニズムなので修正しました。

2020-07-28

Google Doodleもマスク着用とソーシャルディスタンス

Google検索ページのロゴ(Google Doodleと言います)も新しい生活様式しています。

macOSとiOS/iPadOSの統合で考える、どの入力デバイスが結局プライマリたるべきなのか:キーボード、タッチパッド、マウス、タッチスクリーン、スタイラスペン

iPadOSのアプリがmacOS上で動く(あるいはその逆も)可能になると、それぞれのOSの入力デバイスを、お互いに何らかの方法でエミュレーションしてアプリに伝えることになります。iPadOSはトラックパッドとマウス入力ができるように拡張されて、iPadOSアプリをmacOSで動かすのは既に難なくなっています。

パーソナルコンピュータの入力デバイスの歴史を振り返ると、
  • 一番最初に登場したのがキーボード。そのころはパーソナルコンピュータでは文字情報しか扱えませんでした。
    (さらにはパーソナルコンピュータの登場する前には紙テープやパンチカードで文字やマシンコードそのものを入力していましたね。)
  • 次に登場したのがマウス。グラフィックディスプレイを扱うために発明されました。
  • 業務コンピュータではスタイラスペン(CRT用)もありました。
  • ノートPCと一緒に発明されたのがタッチパッド(Appleではトラックパッドと呼びます)。
  • 小型の電子手帳はタッチスクリーンをスタイラスペンで操作する方式でした(Windows MobileやWindows Tabletも)。
  • iPhoneで出てきたのが指で操作するタッチスクリーン(タップやピンチ操作)とスクリーンキーボード(ソフトウェアキーボード)。
  • さらにiPadではスタイラスペンが再登場しました。
  • SiriやAlexaやGoogleの音声入力も、検索など定型用途では実用化されてきています。
文字入力は(物理)キーボードがプライマリデバイスであることは議論の余地はないと思います。
手書き入力も徐々に可能になってきていますが、ボタンの一押しで文字が正確に入力できる点は、ストローク入力が必要な手書き(Palm Pilotの一筆書きのGraffiti入力はかなり良かったらしい)よりも明らかに効率的です。

ポインティングデバイス(ポインティング入力) の方はどうでしょう。
自然さとダイレクトさを考えると、タッチスクリーンの指操作なのですが、細かなものを操作しようとすると指に隠れてとたんにやりにくくなります。
マウスやタッチパッドは、確かに直接操作している訳ではないですが、ポインタが指の動きに追従してスムーズに動くので、実際には操作感的に99%くらいは直接操作と遜色ないのではないでしょうか(スムーズに動かないマウスやタッチパッドでは途端にイライラしますね)。

人が機械を操作する際、直接操作がいつもベストかというと必ずしもそうではないです。
例えば自動車の運転のハンドル操作は回転操作が左右の方向展開に変換されますし、アクセル操作で速度を指示します(自動車への速度の指示が、自転車のようなペダルの速さだとするとやがて息が切れて、長時間運転できないですよね)。
人型ロボットの操縦(かなり飛躍)も、まれに、モーションキャプチャで身体動作を直接入力する方式もありますが、圧倒的にレバーやボタン操作の方が実用的なようです。

タッチスクリーンに表示されているものが2次元上に配置されているのなら確かに直接操作かもしれません。
2次元でもウィンドウが奥行きを持って配置されたり、ましてや3次元オブジェクトが表示されたりする場合は、結局はすぐに直接操作ではなくなってしまいます。
(3次元空間で直接ポイントできるのはVRの両手に持つ入力コントローラくらいでしょうか。)
直接操作と思っていたタッチスクリーンですら、コンピュータの世界では、知らず知らずのうちにすぐに間接操作になります。

これらを考え合わせると、マウスとタッチパッドの、間接操作だけれども感覚的には直接的、というのが実はパーソナルコンピュータにとてもよく合っていて、とても応用範囲が広いのではないでしょうか。
タッチパッドの、ピンチ操作やスワイプ操作や長押しは、おそらくタッチスクリーンから逆輸入です。
二本指スクロールはタッチパッド独自の斬新な発明です(AppleのMagic Mouseはこれらの操作も取り込んでしまっています)。

そういう意味で、スクリーン、キーボード、タッチパッドのすべてを一体化したノートPCは、現在および近い将来における、究極のパーソナルコンピュータの形なのでは、と思います。

2020-07-14

Apple Silicon MacBookが出たらiPad Pro+Magic Keyboardはもういらない

ITmediaの記事から
衝撃のiPad Pro用のMagic Keyboardですが、重量バランスのためにあえてウェイトが仕組まれているらしく、よくよく考えるとどうも合理性に欠けているように思えてきてしまいました。
その上、さらに衝撃的なApple SiliconのMacBookが出てきたら、iOSアプリも動くし、合理性に疑問のあるiPad Proはもういらないんじゃないでしょうか。
立って使うとか、寝転んで使う時以外、文字を気持ちよく入力したいとか、検索したいとか、タブレットよりノートPCというかMacBookの方が明らかに圧倒的にまだ使いやすいですよね。
Appleのトラックパッドの出来が良すぎるのも原因かもしれません。

MacBookに比べて、iPad Proが、半額以下とか(そういう意味でProなしのiPadはよい)、重量が半分以下とか、なにか大きなメリットがないと、ますます操作性が近づいてきているiPadOSとmacOSの傾向を考えると、なぜあえてiPadを選ぶのかが分からなくなってしまいます。
最初に書いた重量バランスについてもMacBookのようなノートPCの方が合理的です。
ずっと変化が少なくて、もう枯れてしまったかのようなMacBookでしたが(MacBook 12は良かったのですが)、新しい楽しみが出てきました。

iPhoneでもいい(もちろんiPhoneはポケットに入る特長がある)のですが、iPad Proにしか出来なくて、MacBookには出来ないこと、って(Apple Silicon Macを持ち出されてしまうと)ちょっと思いつかなくなってしまいました。

MacBook 12サイズの外付けキーボード+トラックパッドの合体したの(Lonovoで言うところのThinkPadトラックポイントキーボードみたいな)のはずっと前から欲しくて(つまりiPad ProのMagic Keyboardの下の部分だけを切り出したもの)、もしそういうのがあれば、無駄な重量ウェイト無しでiPad Proを気持ちよく持ち運べるのになと思います。
あえて繰り返します、ディスプレイとCPUナシのMacBook 12は、本当に欲しいです。

画面いっぱいに、さらに複数画面に、アプリアイコン、ショートカットアイコンがびっしり並んでいるiOS/iPadOSのホーム画面よりも、Dockに必要なアプリがコンパクトにまとめられ、デスクトップは作業の主体である文書アイコンだけのmacOSの方がいいですよね。

キーボードが不要になる実用的な入力方式が進歩しない限り、ノート型PC、MacBookが一番ベターである地位は変わらないですね。

2020-06-23

Tokyo FMのAVANTIのような聞き耳番組「TOKYO SPEAKEASY」が毎日放送中

先日ご紹介したいわゆる本家のうんちく番組「ソシエダ・ガストロノミカ」はじつは放送局をJ-WAVEに移していました。

Tokyo FMでも、どう見ても(と言うかどう聴いても)後継の聞き耳番組「TOKYO SPEAKEASY」が始まっています。
こちら、なんと月曜~木曜の毎晩という大盤振る舞いです。
悪くないです。
番組ホームページは https://www.tfm.co.jp/speakeasy/ です。
そしてもっと大盤振る舞いなことに、過去放送の音声が、radikoの1週間だけではなくて https://park.gsj.mobi/program/voice/49902 で公開されています。

良く知っている有名人の酒場での雑談(の聞き耳)がものすごい勢いで公開されています。
一点だけ爆裂残念なのが、各雑談の風景写真が律儀に載せてあるのですが、背景がどう見てもラジオスタジオなこと。
Zoom会議でも背景を日常的にクロマキーできる時代なのだから、もう少しこだわっていただけないでしょうか、切にお願いいたします(どなたに?)。

macOS Big Sur 11.0の新しいアイコンと現在のアイコンを比べてみる

macOS Catalina 10.15のアプリアイコン
macOS Big Sur 11.0のアプリアイコン
Pro Appsと一緒に
WWDC20のKeynoteから。
Macの次のTransitionに合わせたmacOSのアイコンの変化。

特長的だった丸いアイコンとはお別れで、iOS/iPadOSと共通のイメージですね。

アイコンだけではなくて、Appleはパーソナルコンピュータのハードウェアを、どんな超薄型、あるいは超パフォーマンスなレベルに押し上げてくれるのでしょうか。

iPad+キーボードとMacBookのすみわけはどう定義するのか、あるいは区別をなくしてしまうのか。
ビジネスPCまで切り込んでWindowsのお株を奪うことも夢ではないかも。。。(ちょうどARMベースのスパコン富岳もニュースになっています)
1台ですべてまかなう、つまり持ち運びはiPhoneのように、ちょっとした作業にはポータブルディスプレイとキーボードを付けて、デスクでは拡張ドックでメインメモリやストレージやグラフィックを拡張して快適に、 のようなマシンが欲しいですね。

まだまだ楽しみが続きますね。

2020-04-19

AVANTIの後番組のひみつのガレージのさらに後番組「ソシエダ・ガストロノミカ」

センスが抜群のうんちく聞き耳ラジオ番組の第3弾「ソシエダ・ガストロノミカ」が4月から始まっていますね。
「世界中の美食を、あなたと一緒に見て聞いて作る番組」だそうです。
番組名のソシエダ・ガストロノミカはSociedad Gastronomicaとちょっと凝ったネーミング。
ひみつのガレージ・ロスになりかけていたのですが、偶然見つけてラッキーでした。
今後もますます楽しみです。

番組ホームページは https://www.j-wave.co.jp/original/sociedad/
フェースブックは https://www.facebook.com/J-Wave-Sociedad-Gastronomica-103137931347235/
ツイッターハッシュタグは #sociedad813
です。
放送で紹介されたお店や場所はフェースブックに掲載されるようです、とてもありがたい。

2020-03-27

iPad Proの「フローティング」Magic Keyboardは90度でも使用できます、図を訂正し再掲

"Floating" Magic Keyboard、待ちきれないですよね。

先日描いた図では、90°の角度での使用はどう考えても無理と思っていました。
ところが、Engadgetの松村さんの記事で、カメラでまっすぐ被写体を撮影できるように90°での固定ができると書かれていました。

なるほど、そうなんだと思なおし、修正したのが右の図です。
どうでしょうか。

微妙に安定度に不安がありますが、 90°も何とか成り立ちます。

併せて、130°が安定の限界だろうということがわかります。
ここから重心の位置を考えて新しいMagic Keyboardの最低重量を計算で求めらるかもしれませんね。
というよりも、130°の時、本体の中心、つまり重心がヒンジのちょうどギリギリ真上に来てバランスを保つんではないでしょうか(ヒンジの方は重力に耐えて角度を保てるだけの硬さ、強さは必要そうです)。
そうすると、Magic Keyboardをあえて重くして本体を支える必要性はない、ということになりそうです(iMacも小さな足で安定して支えています)。
これは朗報ですね。

2020-03-24

MacBook Air 2020でMagic Keyboardになったけれども、日本語配列の中心ずれは相変わらず

英語キーボード
日本語キーボード
縮小キーがなくて、
一見欠点が見当たらないのですが
英語配列の上に
日本語配列を半透明で重ねてみました
MacBook 11インチで始まったパンタグラフの薄型キーボードが根絶されようとしています。
例えば電気接点ではなくて光センサーにするとか、物理キーはそのままにタッチパネルのセンサーで感知させるとか、もっと突き詰めて改善していけばノートPCの薄さを稼ぐ良い契機になったと思ったのですが、かなり残念に思えてなりません。

それでもずっと変わらないのがキー配列。
Appleのノートのトラックパッドは従来から一貫しては筐体の中心に置かれています。
英語キーボードでは、キーボードの中心とのずれは、わずか0.5キーに収まっています。
(トラックパッドの左端がホームポジションのFのキーの左0.5、右端Jの右1.5なので、差し引き0.5だけずらせばセンターが合う。)

ところが、日本語キーボードでは、縮小キーを作らずに多くのキーを収めようとしているために、さらに0.5キーずれて(全体的に1キー多く詰め込もうとしているため)、英語に比べて2倍のずれになってしまっています(逆方向にずれていたら素晴らしかったのに)。
スペースバーの列は、さらに追加キーの納め方のせいで、1.5キーずれている状態になっています。

英語配列の0.5キーのずれはかろうじて許容範囲と言えるかもしれませんが、日本語配列の1キー分のずれ(19mm)は大きな違和感になります。
右手の親指の腹がトラックパッドに触れないように常に意識して避ける必要が出てしまいます。
なかなか悩ましい問題ですが、何とかうまい具合に解決してほしいところです。
昔に決めた配列を一貫して守るよりも改善を目指してほしいです。
もしかしてAppleの中の人は英語キーボードを使っていて気づいていないのかも。

2020-03-23

iPad Proの「フローティング」Magic Keyboardの隠れたスペック:使用角度の最大仰角130度、ポップアップ高さ+20%、キーストローク1mm、キーピッチ19mm or 18mm

iPad Proの新しい ”Floating” Magic Keyboard with trackpad and backlightの発売は2020年5月。
もし、いま発売開始なら、現物を見ずにiPad Pro本体とともに即座にポチっていたと思います。
ひさびさのAppleらしい革新的なワクワクするプロダクトですね。

キーボードが浮かぶ、もとい、キーボードから画面が浮かぶ配置は、そういえばデスクトップでは自然でしたが、ノートブックやタブレットでのヒンジを中心に折りたたむ定番のクラムシェル構造の中からは今まで生まれてきませんでした。
(iPad用スタンドではありましたが、コンパクトではないものばかり。)

ヒンジ部分に本体を支えられるだけの強度を持たせ、もう一段の折り曲げ構造を加えることで画面をフロートさせる新しい構造です。
水平まで広げられれば一番良いのですが、バランスの問題から、ある程度の角度が限界になります。
Appleのサイトの説明によれば、最大130度となっているので、最近のMacBookシリーズの最大角度とほぼ同等です。

実際の写真を元にどんな感じなのかを描いてみました。
公開されている写真の角度は120度の状態でした。
逆方向の最小角度は100度になります(100度で本体がキーボードにぶつかる)。

次の図は、より概念的にわかるように、模式図にしたものです(キーとトラックパッドの位置も記入してあります)。
通常のノートPCの構造に比べて、テーブルの上で、かなり小さな奥行スペースで操作できそうです。

これは、描いてみてはじめて気づいた疑問ですが、ヒンジ部分を自由な角度で停止できるように強度を持たせるまでは良いのですが、iPad本体側の折り曲げ部分の方も、一定角度で止まるように作られていないといけません。
Microsoft Surfaceのキックスタンドの折り曲げ部分は金具が入っているのですが、iPad Pro Magic Keyboardはソフトカバー構造なので、どのような仕組みになっているのか、現物を見てみないとちょっとわかりません。
重力に頼っているにせよ、一定角度で止まる仕組みが組み込まれているはずです。

フロートすることによる最大のメリットは、見た目よりもおそらく、iPad本体というか画面が視線により近くなることです。
特に小画面のノートPCを使う際には背中を丸めた姿勢になってしまいがちですが、それが大幅に防げそうです。
フロートで得られる量は、真ん中の図を使って測ってみると、高さ方向で約32mm、画面に沿った方向で約43.5mmです(12.9インチモデルでの想定)。
画面の高さ(214.9mm)サイズ比から2割もポップアップすることになります。
12.9インチなのに、画面の上端が16インチMacBook Proよりもすこし高い位置まで引き上げられます。

デメリットもおそらくあります。
この構造ではおそらくヒンジを360度まで回転させることができなくて、キーボードを裏側に折り畳むいわゆるタブレットモードにはできないと思われます(いわゆる2in1 PCみたいにヒンジがぐるっと回る構造をさらに付け加えるのはおそらく無理)。
せめてSmart Keyboardを畳んだ状態で、外側にもiPadをくっつけられればよいのですが。

さらに欲を言えば、画面をポートレートモードでも使えたらもっと最高でしたが、Smart Connectorの接続位置を考えると、(縦ではフロートしなくてもよいのですが)現状では無理そうです(私はずっと前からお願いしているつもりですが)。

キーボードのメカニズム自体はMacBook Pro 16やMacBook Air 2020と同じキーストローク1mmの新しいシザーキーボードになったとのことで、やっときちんとしたキーボードがiPad向けに提供されることになります。
キーピッチも今回写真から計測してみました(3つ目の図は、11インチ、12.9インチ、日本語版、英語版です、今回日本語版でも英語版でも主要キーの大きさは変わらないことも分かりました)。
12.9インチ用が19mm、11インチ用が18mmと、フルサイズが確保されています。

さて、フロート構造で稼げる高さもできるだけ大きく取りたい考えると、12.9インチが一押しになりそうです(Magic Keyboardを選んでから本体を選ぶことに、本体は第3世代の整備再生品か中古でよい)。
販売開始までの時間が待ち遠しい限りです。

2020-03-07

Windows 10 2004 Fluent Designアイコンはマットなしでやっと活きる

Windows 10の新しいアイコンデザインに関連して、少し古めのこんな記事がありました。
現状のWindows 10では、特にタブレットモードの時にライブタイルを表示するためのマット(座布団)を、ライブタイルではない通常のアプリアイコンの周りに必ず表示しています。
ライブタイルがあまり人気がないようなので、マットも廃止する方向の可能性があるとのことです。
特にSurface Neo用のWindows 10Xでは確実にそうなりそうです。
アイコンにはそれ自体の形があるので、本来はマットは不要なはずで、現状のWindows 10の表示方式が実は不思議な方式だったのかもしれません。
クリックエリアを確実に広げる意味はあったのかもしれませんが。