2020-11-23

Apple M1 MacBook AirとiPad ProのUSB-Cポートは(おそらく)規格が違うので要注意

[2021-04-04] その後、USB-Cケーブルを交換し、Apple M1 MacbookとiPad Proの両方で画面出力を正常に行うことができるようになりました。
こちらの記事
を参照願います。

 

待望のApple M1MacBook Airがわたしにも届きました。
少しずつ試しているので、分かったこと、気になったことを記事にしていきたいと思います。

まずは2つあるUSB-Cポートについて。

Apple M1 MacBook Air/Proの仕様表には、Thunderbolt 3/USB 4と書いてあり、対応する接続は、充電、DisplayPort、Thuderbolt 3 (40Gbps)、USB 3.1 Gen2 (10Gbps) となっています。
ビデオ出力としては、Thuderbolt 3、USB-C経由のDisplayPort、アダプタを介してVGA、HDMI、DVI、Thuderbolt 2となっています。

他方、最初にUSB-Cを採用したiPad Proには、単にUSB-Cとしか書かれていません。

一見、同じかと思ったのですが、少し試した中でも違いがありました。

  • iPad ProをUSB-CでLGの4Kディスプレイに接続すると正常出力、M1 MacBook Airでは充電はされるがディスプレイ出力はされません。
    ディスプレイはLG 32UL750-Wです。
    信号方式・接続方式はThunderbolt 3ではなくてUSB-C DisplayPort Alt Modeです。
    このことから、iPad ProはAlt Modeに対応しているが、M1 MacBook Airはおそらく対応していないのか、互換性の問題、ということになりそうです。
    これ、とてもまずいです。
  • iPad ProはUSB-Cしかなくて有線ヘッドホンが接続できなくて不便です。
    そのために、USB-CドックとしてサンワのKC036CMH(USB-C入力、PD用USB-C、HDMI 4K 60Hz出力、ヘッドホン出力、USB 2.0)を使っています(イーサプライ版も同じもの)。
    試しにこのUSB-CドックをM1 MacBook Airに接続し、HDMIケーブルで4Kディスプレイに接続すると、4K 60HzかつHDRできちんと表示されました。
    同時にUSB-Cからの充電もできました。
    なぜ、ドックを噛ませるとうまくいくのかは、ちょっと説明に苦しみます。
    が、わたしの環境では、USB-Cドックが流用できて、なんとかギリギリセーフです。
  • M1 MacBook Airの対応一覧に載っている外部ディスプレイは、Apple Pro Display XDR (6K)、LG UltraFine 5K、LG UltraFine 4Kですが、いずれもデイジーチェーンに対応しているものなのでThunderbolt 3接続で間違いありません。
    このことから、少なくとも現状は、外部ディスプレイはThunderbolt 3接続のみで、USB-C DisplayPort Alt Modeでの接続はできない可能性がもしかすると高いのかもしれません。
    将来的にドライバが改善されて出来るようになるのかもしれません。
    複数ディスプレイに対応していないこと以前に、互換性にも注意が必要なのかもしれません。

 

[2020-11-24] これ、何も起こらなかったら気付けなかった愛おしさの一種ですね。

ちなみに、キーボードは、不幸なパンタグラフキーボードの数年を経てのMagicKeyboardなので、注意深く触ると少し独特だけれども、とても安定したキーボードです。
唯一奇異なのは、TouchIDカメラの邪魔をしないように何のシンボルも刻印されていない、のっぺらぼうの電源ボタン。
トラックパッドも、思い通りに反応してくれる安定・絶品のMagicTrackpadです。

2 comments:

  1. アップルのUSB-CやThunderboltは規格通りじゃなくて色々独自仕様があって、さらに機種ごとに少しずつ違うそうです。ケーブルにも相性があって使えるのと使えないのがあったりします。メーカーも全部検証してるわけではないそうで・・・

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    1. そうですね、最近はケーブルの中にもチップが入っていますしね
      人柱がますます重要になりますね

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