私もWi-FiルータのUSBディスクにMacBook AirとMac miniの2台のMacのバックアップを取っていたので、この影響をもろに受けてしまっていました。
解決策として考えていたのは、
- Time Capsuleをあきらめて買う;ちょっと高価ですね。それと、どうやってシャットダウンするのかがとても怪しそうです(我が家では節電のために使わないときは電源オフ)。
- AirPort Extreme/AirMac ExtremeにセルフパワーのUSBディスク;Time Capsuleと同等のことができるらしく、より安価なのですが、正式サポートではありません。
- Microsoft Windows Home Server (WHS);Lion以前は意外と使える解決策でした。Atomマシンでもそこそこ動きます。Windowsファイル共有プロトコル (SMB) で済んでいたのが、AFP が必要になったので、バージョンアップも望み薄と思います。
- 本格的にやるのなら、専用NAS、NETGEAR(DLNAにも対応)など。
- Wi-FiルータやNASのバージョンアップを待つ;望み薄ですね。
- Linux系 (Ubuntu) などをサーバとして使う;追加の機器を入れるのはちょっと。
- それぞれのMacに外付けUSBディスクをつなぐ;これはスマートさに欠けますよ、iPhone/iPad/iPod touchでさえWi-Fiでバックアップできる時代だと言うのに。
- Mac miniにLion ServerをいれてTime Machine Serverにする;この機能だけのためにServerにするのはちょっと気が引けます。
で、今日、ダメ元で試してみたのが、タイトルに書いた、
- Lion Clietのファイル共有でTime Machine Serverを実現。
- ディスク共有を行う側 (Time Machine Server側)、Mac mini:
[共有] コントロールパネルで、[ファイル共有] を有効にし、[+] で新規共有フォルダを追加。[オプション...] でAFPを有効にしてください。
- ディスク共有を受ける側、MacBook Air:
Finderでファイル共有に接続し、Time Machineコントロールパネルを開くと、[ディスクを選択...] の所に、Mac miniの共有フォルダが何事もなかったように現れます。
バックアップの名前が、NAS上では <ホスト名>_
ここまで分かればしめたもの、Wi-Fiルータに接続していた以前のバックアプ用USBディスクから、sparsebundleを取り出し(8月が最新バックアップ)、名前からMACアドレスを抜き、新しいディスクのトップに置いた上で、Mac miniから共有しました。
(注:私のようにSnow Leopardのsparsebundleをコピーして使う場合は、Spotlightのインデックスの作り直しが必要なようで、/var/log/system.log に Waiting for index to be ready が出続けます。一旦、.Spotlight-V100 フォルダを削除してマウントし直せば良いのですが、ネットワーク経由でやらせると効率が悪いので、共有側のMac miniで sparsebundle をマウントして再構築させました。それでも80GBのボリュームに対して数時間かかりました。)
今、MacBook AirのTime Machineの差分実行と、Mac mini自身のTime Machine(こちらはローカル)を実行中です(一昼夜くらいかかりそうです、Wi-Fiルータがしょぼいので、1GB/1時間くらい?)。
手持ちのディスクの容量が足りない(仕方ないので、一部のフォルダをTime Machine対象から除外しています)ので、バルクとほとんど同じ値段で出ている1TBの2.5インチUSBディスクを注文しました。
Mac mini上での操作なので、バックアップの移動も容易と思います。
Macを2台以上お持ちで、NASでのTime MachineがLionでできなくなってお困りの方は、ぜひともお試しください(別の記事に基本手順と移行手順を書きました)。
[2012-02-26] 専用NASと、Spotlightのインデックスの再作成の注を追記しました。
私自身まだ1回目のバックアップが完了していないので、手順が確立したらまた報告します。
[2012-03-05] 1週間ほど動かして、問題なさそうです。
手順として基本編と、移行編を投稿しました。
さらに、NASからローカルへの移行編(NASにあったバックアップをローカルへ移行)を投稿予定です。
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