2009-08-18

メモ同期アプリ Notes Upload Build #004

iPhone OS 2.0以降で動作しなくなっていたメモ同期アプリ(旧バージョン)が、iPhone 3.0でやっと復活の日を迎えることができました。
前回はJiggyという独自のGUIツールを使用していましたが、今回はXcodeでGUIを作成しました。
DB操作やネットワークアクセスには前回と同様、Pythonスクリプトを使用しています。

メモ同期 Notes Upload (build #004 2009-08-18) [Download]

できること
  • メモアプリのエントリをIMAPプロトコルで、メールのフォルダに同期(現バージョンではアップロードのみ)します。同期先のメールフォルダはあらかじめメールソフト(メーラー)で作成しておいてください。
  • 無線LAN (Wi-Fi) 接続で同期を行えます。
  • GUIは今回は英語のみです。
  • Last Uploadの日時を指定して、部分的な同期(新しいエントリのみ)ができます。同期完了後、Last Uploadの日時は自動的に更新されます。
  • 今回はプログレスバーをつけてみました。
インストールの仕方
  • 事前にPythonをCydia等でインストールしておいてください。パッケージ名「iPhone/Python」を選ぶと必要な周辺パッケージも一度にインストールできて便利です。
    tar (Tape Archive) も必要なのでインストールしてください。
  • 上記キットをiPhone/iPod touchに適当な方法でコピーします(いったんPC/MacにコピーしてからscpでiPhone/iPod touchにコピーする、など)。ファイル名は NotesUpload004.tar.gz です。
  • iPhone/iPod touchにログインして、rootユーザになります(suコマンドやsudo shコマンド)。
  • iPhone/iPod touchの /Applications/ フォルダ配下に展開します(/var/mobile/Applications/ ではありません)。念のため、コマンドは下記です。
    cd /Applications/ ; tar xzvf ~mobile/NotesUpload004.tar.gz
  • コピーしたアプリをiPhone/iPod touchに認識させるためにrespringまたは再起動します。
お願い
初めて作ったXcodeアプリなので、まずは、動いたかどうか(正常に起動したらPreference画面が表示されます)をお知らせいただけると、とてもありがたいです。
自分の環境では動いていますが、それがそのまま他の環境で動くかどうかが全く分からないからです。
よろしくお願いします。

(noets.dbの内容を読み込んでIMAPにエントリを作るだけで、削除処理は全く行わないアプリなので、安全に実行していただけます。ただし、業務等重要な用途で使用することは今の段階では避けてください。)

開発後記
Pythonスクリプトを使用しているのは、とても容易に使えるIMAPライブラリを利用したいがためです。
Pythonにはあらかじめ何でもそろっています(Batteries included;バッテリも入っています(おもちゃなどがバッテリ付きで、他に何も買いそろえなくても、すぐに遊べるようになっている状態をたとえにしている))。
今回が初めてのXcodeプログラミングだったのですが、Objective-CおよびCocoa Touch独自のお作法に、最初確かに、めげそうになりました。
(なお、App Storeに登録していませんので、iTunesで探しても見つかりません、念のため。)

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