2013-06-15

iOS 用の Office Mobile for Office 365 subscribers がリリースされたけれども、フル機能とは言えない

MicrosoftからiOSデバイス(iPhone/iPod touch、iPadは拡大表示)用のOfficeアプリがと突然リリースされました。
早速試してみましたので、速報です。

残念ながら、フル機能のOfficeアプリでは全然なくて、しょせん、Office Mobileでしかありませんでした。
むかしiPaq(Windows Mobile 2003より以前のPocket PC)に付いていたOfficeと同レベルです(現在のWindows Phone 7でも同じレベルでしょうか?)。
Office for Web Appよりも機能レベルが全然低いです。

非常に期待していただけに、とても残念です。
詳細は追って。

[2013-06-17] 詳細記事をポストしました。

Mac OS X 10.9 Maverickのメモアプリ (Notes) はこんな感じ

OS X 10.9 Maverickのベータのスクリーンショットが共有され始めています。
スキューモーフィックを排除してフラットデザインにと言われています。
その中でメモアプリ (Notes) はこんな感じのようです(Cult of Macより)。
現時点の感覚では、メモなのかターミナルなのかテキストエディットなのか区別しにくい、と言うしかないですね。

digg reader間に合うのかなあ?

Google Readerのshutdownの報を受け、各デベロッパが代替ツールをリリースしていますが、どうもしっくりくるものが見つかりません。
その中でdiggもdigg readerを開発中との告知が出たまま、なかなかリリースされません。

頑張れdigg!

本当はGoogleさんもこういう状況を見て、shutodownしたくなくなっているんじゃないですか?前言撤回しても良いですよ、いやぜひとも撤回してくださいな。

2013-06-12

iCloud/iWork Betaのアイコンはまだ新しくなっていない(スキューモーフィック)

iWork for iCloudの開発者向けベータが始まりました。

フル機能のiWorkアプリ(Keynote/Pages/Numbers)がWebアプリとして使えるようになります。
MS Officeに比べて一からシンプルな操作性を実現しているので、Webアプリにはよく似合うのではないでしょうか。
また、iPhone/iPad/iPod touch/Macには、おそらく無料で提供される(iWork購入が条件になるかもしれませんが)ので、一気に膨大なユーザ数を得ることになりますね。
ちなみに、現状のiCloud WebアプリにiWorkがありますが、機能的にはKeynote/Pages/Numbersの書類のアップロード/ダウンロードのみ(Documents in the Cloudで保存した書類のやり取り)です。

ベータに関してですが、開発プログラムに参加していないともちろんまだ使えませんが、ログイン画面は見ることができます。

ここで気付くのが、アプリのアイコンがまだ古いままということです。
メール~リマインダー、それに隠れていますが、[iPhoneを探す] と最後のiWork、すべてのアイコンに変化がありません。
ベータ版でない方の通常のiCloud Webアプリの画面の見た目もまだ古いまま(スキューモーフィック)です。

どの段階で変わるのか、ウォッチしていきたいと思います。

2013-06-11

WWDC 2013自主ライブ中継

今回iOSデバイスでライブが見られるということで、こちらの方に自主ライブ中継を感想を織り交ぜながら投稿しました。

それにしても iOS 7 は予想以上に新しくなりますね。
今まで以上にリアルさを追求した部分もあります。
iOS 6のMusicアプリのボリュームつまみの光沢具合がジャイロで変化する細かい芸を、バックグラウンドイメージに持ち込んでしまいました。
全体的に白を基調にしたUIはiOSデバイスの白モデルによく映えると思います。
AirDrop for iOSはすごく便利だと思います。

iBook for OS Xもとてもうれしいです。

iWork for iCloudをWindowsでも使えるようにしちゃいました。
Office 365/SkyDriveやGoogle Driveと機能的に完全に対抗することになりますね。
iOSデバイスあるいはMacを買ってiCloudにサインアップした人への特典としてiWork for iCloudの機能は無償で提供していくのでしょうか。
もしかして一気にクラウドOfficeサービスの最大ユーザ数を獲得してしまうかもしれません。
Androidは対象OS/ブラウザとして言及されませんでしたが、最新OS・その前のバージョン・その前の前のバージョンが1/3ずつの比率という厄介なOSはあまり相手にしてないのかもしれません。

2013-06-08

Microsoft Surfaceに遭遇

先日店頭でSurfaceを触ってきました。
私自身が気になった点を挙げておきます。
  • 本体の質感はソリッドでいい感じです。モノリスのような感じと言えば良いでしょうか。
  • 最大の特徴であるキックスタンドはとても安定していて、確かに「カチッ」と小気味良い音がします。ただこの音が私にとっては曲者で、ゆっくり開け閉めすると3°くらいの中途半端なところで、バネで何かをはじいたような感じの不自然な音が出るのです。機能美として「カチッ」と鳴るのではなく、高級感を演出するためだけに音を作っている、ハイブリッド車がバッテリー運転時にあえて電子音を出している、ような感じなのです。うがった見方かもしれませんが、私にはかえって耳障りな音でした。
  • タッチカバーはペチャンコで凹凸のほとんどないシートでした。携帯性は最高に良いと思いますが、操作性は最低でした。画面上のソフトウェアキーボードの方が押した時のフィードバックがある分ずっと使いやすいです。ソフトウェアキーボードよりも慣れるのは難しいし、たとえ訓練しても使いこなすことはできないと思いました。もう少しキーボードの絵柄が印刷してあればまだましだったかもしれないのに、残念です。
  • 対して、タイプカバーはいい感じでした。感覚的に2mmくらいの十分なキーストロークがあり、ノートPCのキーボードとしても上質な部類と思います。ただ、残念ながら、展示品は折れ曲がるところが断線しているようで動作しませんでした(あるいはモックアップ?)。
  • Surfaceをもってしても、Windows 8のMetro/Desktopの操作は感覚にしっくりきませんでした。MetroモードとDesktopモードを割り切って考えれば良いのかもしれませんが、それくらいならWindows 7の方がWindowsタブレットとして確実に使いやすいです、XP Tablet Editionからの進化を確実に受け継いでいるので。もう少してこ入れしないと、タブレットはタブレット専用デザインのOSの方が現時点では使いやすいと言わざるを得ない状態です。

2013-06-07

Windows RT 8.1に付いてくるOutlook RTはデスクトップアプリ、Metroではなく?

Outlook "RT"のリーク画面
RT版のWindows 8.1には引き続きOfficeが付属し、新たにOutlookが追加されるとのこと。

OneNote が Metroアプリ OneNote MX としても提供されているので、Officeアプリも順次Meto化されているのをとても期待していました。
ところが残念なことにWord/Excel/PowerPointと同様以前の記事)、Outlook RT はデスクトップアプリになるようです(気になる、記になる... さんより)。

Microsoftさんが率先してMetroを推進しなきゃいけないんじゃなかったの?

Outlook 2013をただ単に再ビルドしただけならもっと早く出せたはず。
  • 何か違いがあるのか(変な制約は設けないでほしいですが)
  • もしかして再ビルドに非常に苦労したのか
  • Metroにしようか迷った末の決断か
  • 画面にあるような非常に細かいフォントや小さなボタンの表示はMetroアプリでは許されない(メールアプリはもっとゆるく大きな文字ですよね)のか
  • WindowsというかPC前提の画面設計を、Metroというかタブレットにそのまま持っていくのはやはり無理があり、完全に一から画面設計をやり直すべきという悟りに至ったのか(Macアプリの画面をそのままiPhone/iPadに移植したものは一つもないですね、逆はありますが)
    もしそうだとすると、PCライクなOffice 365ももう少しタブレットライクな画面設計に変化していくのでしょう
  • もとはWindows 8を戦略的に差別化をしたかったけれども、Windows RTにテコ入れしたくなったのか
 どこに理由があるんでしょうかね。

2013-06-05

最近Nexus 7のバッテリの持ちが悪い

最近Nexus 7のバッテリの持ちが悪いというか、使おうと思った時には常にバッテリ切れで電源が落ちています。
使い始めたころは、2週間に一度充電すればよかったのですが(2日に1回通勤途上で使う使い方で)。。。
その頃は、iPod touchよりもバッテリの持ちが良かったくらいです。
Wi-Fiルータとの運用にしたので、ずっとWi-FiをONにしているのが悪いのかもしれません。
考えられる原因は、
  • Wi-FiをずっとONにしていると、街中の電波を拾って、無駄に接続処理を実行してしまう。
  • 最近追加した何かのアプリがバッテリ食いである。
  • バッテリがもうへたってしまった(まだ1年たっていないのでこれは考えたくない)。
  • 鞄の中でボタンが押されて電源が入ってしまっている。
くらいですが、継続調査していきます。

2013-06-04

iOSアプリの新しいデザインテーマがWWDCアプリとしてお目見え

AppleのWWDC 2013の開催がいよいよ1週間後(火曜日の26時からキーノートスピーチ)に迫ってきました。
それで、WWDCのiOSアプリがリリースされました。
maclalalaさんが早速取り上げられているように、iOS 7のデザインテーマを先取りしていると考えられます。
ところが、実際に2011/2012/2013のWWDCアプリの比較画像(Juiceさんによる)を見てみると、どれが一番いいのか、私には考えれば考えるほど、決められません。

特にタブバーのタブボタンは、
  • どれもボタンには見えませんし、
  • どのバージョンもタブの爪見出しをスキューモーフィック(リアリスティック)には表してはいませんし、
  • ラジオボタン的な表現と考えればよいのか、
  • ボタンが大きくて機能的なのはずっと変わりませんが(iOS 7でどの部分が感知エリアなのかは興味深いですが)、
  • 初めての人がパッと見ただけでは、そこが押せる場所とは見えない、
と思います。
そういえば、タブボタンは不思議と最初から単色ですね。

それと、一番使うと思われる上部の [Now] ボタンが左上から、右上に移ったのは、なぜでしょうか。
私の感覚
的には好ましいと思います。
右手で操作する時に、iPhone 5の左上のボタンは簡単には届かないからです。

いずれにしても、 Iveがどんなデザインを出してくるかは、非常に楽しみですし、Apple信者を従えてしまうだけの力を持って出てくると期待しています。
それに、Iveの生のプレゼンも。

2013-05-30

Word 2010/2013では検索が検索ペインに代わってしまったけれど、2007の検索ダイアログに戻す方法

Word 2007までの検索ダイアログ(慣れていて使いやすい)
Word 2010/2013の検索ペイン(私にはどうも使いにくい)
Word 2007(Windows版)までは、文字列検索はCTRL+Fで、見慣れた検索ダイアログで操作します。
Word 2010/2013では同じショートカットのCTRL+Fは、ナビゲーションペインの検索ペインでの検索操作に代わってしまっています。
検索ペインは、検索結果を一覧表示できて、パッと見は高機能で便利そうですが、 置換操作にすぐに移れない、本文を少しでも編集すると検索状態がリセットされ最初から検索しなおしになる、などまだ機能的にこなれていなくて、古くからのユーザは非常に使いにくいです。

CTRL+Hは以前と同じ置換ダイアログなので、私の場合は検索する際にはCTRL+Hを押し、検索タブを押すという操作でずっと我慢していました。
今回、ショートカットの定義変更の方法を見つけましたので、共有させていただきたいと思います。
以下設定手順です。
Word 2010/2013のCTRL+Fを従来の検索ダイアログに設定しましょう。
  1. [Wordのオプション]ダイアログ
    [ファイル] メニューの [オプション] を押します。
  2. [Wordのオプション] ダイアログが表示されるので、左側の [リボンのユーザ設定] を選びます。
  3. 右側の真ん中の左側のリストボックスの下の [ショートカットキー : ユーザ設定] ボタンを押します。
  4. [キーボードのユーザー設定] ダイアログが表示されます。 
  5. ここで、まず検索ペインのショートカットをCTRL+FからCTRL+ALT+Fに変更しておきます。
  6. 検索ペインをCTRL+ALT+Fに設定した状態
    左上の [分類:] の中から [[ホーム]タブ] を選びます。
  7. 右上の [コマンド:] の中から [NavPaneSearch] を選びます(リストボックスの中をクリックして N A V とキーを押すと選択されます)。
  8. [現在のキー:] のところが [Ctrl+F] になっていると思います。
  9. 右側の [割り当てるキーを押してください:] のところをクリックして CTRL+ALT+F を押すと、その場所に [Ctrl+Alt+F] が挿入されます。この状態で、左下の [割り当て] ボタンを押します(その結果が右の画面です)。
  10. つぎに、検索ダイアログのショートカットをCTRL+Fに変更します。
  11. 検索ダイアログをCTRL+Fに設定した状態
    [コマンド:] の中から [EditFind] を選びます(E D I T Fとキーを押すと選択されます、あるいは E D とキーを押すと近くまで移動します)。
  12. [現在のキー:] のところには何も入っていないと思います。
  13. 右側の [割り当てるキーを押してください:] のところをクリックして CTRL+F を押すと、その場所に [Ctrl+F] が挿入されます。この状態で、左下の [割り当て] ボタンを押します。
  14. 以上で設定は、終わりです。[キーボードのユーザー設定] ダイアログの右下の [閉じる] ボタンを押します。[Wordのオプション] ダイアログの右下の [OK] ボタンを押します。

いかがでしょうか。
以前と同じCTFL+Fで検索ダイアログでの検索操作ができるようになったと思います。

MS Officeはバージョンが上がるごとに少しずつ機能が追加され、使いやすくなっていっています(PCもその世代に合ったものに入れ替える前提で)。
Office 2007では新たにリボンインターフェースが導入され、大きく操作性が変化しましたが、慣れればコマンドが機能ごとに整理されていてプルダウンメニューからコマンドを選ぶよりも一般ユーザにとってはとっつきやすくなっていると思います(良い面を挙げれば)。
上位へ移った場合の互換性を非常に大事にしているMicrosoftがWordのCTRL+Fに関しては、どうしても新機能の「検索ペイン」を使わせたかったのでしょうか。

 

[2024-04-04] Microsoft 365 (Office 365) では、手順7のところの NavPaneSearch が Ctrl+F になっているのではなくて、 SmartFind コマンドが Ctrl+F になっていました。
SmartFind は分類の [ホーム] ではなくて [すべてのコマンド] に入っています。

それと、このカスタマイズ設定は Normal.dotm に保存されますが、ファイルの場所は %AppData%\Microsoft\Templates です。
何度も設定したくない場合とか、デフォルトフォントも併せて設定保存している場合には、このファイルを保管しておくのがよいでしょう。

2013-05-28

今年一気に読んだ本その2 - 風の谷のナウシカ(原作)

今年、一気に読んだ本の2つめ(いっきに読むくらい面白かったという意味です)。
ジブリの教科書」という文庫を今年4月からスタジオジブリが出していて、podcastなどでしきりに宣伝していたので、「風の谷のナウシカ原作全7巻」を今更ながら手に取ってみました。
アニメ映画(DVD版blu-ray版出ていますね)を作るには、当時は原作がないと作らせてくれなかったので、それならばまず原作を書きましょう、ということでコミックの形で書き始めたとのことです。
映画の放映後も脈々と原作は書き続けられ、世界観もストーリーも映画より何倍も広く深いです。

ただ、話の展開は、設定した世界観の種明かしを淡々と進めていくスタイルで、確かに引き込まれますが、私自身の読後感としてはそれほどの感慨は残りませんでした。
その上、締めくくりが「その後、ナウシカは云々…」となっており、最後の最後まで見届けられないことも引っかかってしまいました。

苦言を並べてしまいましたが、宮崎駿の考えている本当のナウシカのお話は知っておいて損はないので、ジブリファンならずとも、この世代に生を受けている者は必読と思います。

2013-05-25

DP Merrillシリーズがキャズムを超えたか

シグマDP1/DP2/DP3 Merrillシリーズがカメラグランプリ2013のカメラ記者クラブ賞を受賞しました。
レンズ賞もシグマ35mm F1.4 DG HSMが受賞しています。

並行して、月刊 カメラマン2013年6月号の記事『「いつ買うの? 今でしょ!」〜国産人気カメラ27台 言いたい放題採点簿〜』で、測定不能の解像度をたたき出し、それを山木社長がTwitterで謝罪されました。

長い時間がかかりましたが、DPシリーズ/Foveonセンサーが、知る人ぞ知るカメラから、世の中に認知されたカメラになったのではないでしょうか。
これからももっと期待したいと思います。
マイクロフォーサイズ規格のミラーレス一眼とか、1/4くらいのセンサーサイズでケイタイみたいにコンパクトだけれども完璧な解像感のコンデジとか、あれば本当にいいなと思います。