2020-12-17

低消費電力ミニPC KODLIX GD41を購入

Kodlix GD41の製品ページから
Apple Silicon MacBook Airに続いて、低消費電力ミニPCを購入しました。

古いMac mini 2012は最新OSの対象から外れましたし、何よりとても暑くなります。
上にWi-Fiアクセスポイントを置いていたらMac miniの熱で動作がおかしくなります。

複数のMac、PC、iPhone、iPadの大事なファイルや写真やメールやノートやバックアップを何とか安全に保管する場所がずっと欲しかったのです。
クラウドではすぐに利用枠を超えてしまいます。

そこで、ミニPCでNAS OSを動かして、簡単便利に運用できれば、と考えました。
今どきのNAS OSはコンテナ機能まであって、より幅広いアプリ(スマホ連携できるnextCloudなど)を動かせるようになっています。
NAS専用機(QNAPやSynologyやAsustor)はスペックが低めの割に価格が高いと感じました(スマホ連携アプリや出先アクセスサービスなどはメリットですが)。

Celeron N4000/J4000のミニPCは似たようなのがいくつも出ています。
GD41の購入後に分かった気になる点をまずは挙げておきます。

  • 利点:Celeron N4100、TDP 6Wの超低消費電力。ファンレスで静かでもそれほど熱くなりません。SODIMM 2スロット。内蔵ストレージはM.2×2+SATA 2.5インチ。Gbit NIC×2、USB 3.0×4(うち1つはUSB-C)。
    消費電力が低くて、拡張性がソコソコあります。
    最新ハイスペックのミニPCもありますが、補助的な使い方である以上、ファンノイズと発熱と消費電力が少ないモノが良いと考えました。
  • 付属のACアダプタでは電源が入らず、とても焦りました。USB-Cポートに給電すればきちんと立ち上がりました。このまま使うつもりです。
  • M.2スロットは2つあるのですが、上のスロットは2280サイズ専用かつSATA専用です。下のスロットは2242専用かつPCIe専用です。
    増設用に事前に2242のSATAを準備していたのですが、今は空中接続です(サイズ延長アダプタを付けるつもり)。その上、上の2280のスロットの固定ネジはケースの開口部からは隠れているのでロジックボードを取り出してネジ止めする必要があります(サイズ延長アダプタを固定しておいて短い2242を付け外しする運用の方が使い勝手がむしろ良いかも)。
  • ケースの上蓋は爪ではめ込み式なので、精密ドライバーを差し込めば空けることができます。ロジックボードを完全に取り出すのに必要です。
  • Wi-FiアダプタはCentOS7では認識せず(追加ドライバはまだ試せていません、OpenSUSE 15.2では問題なく認識)。Legacy BIOS起動専用のLinuxインストーラは正常起動せず、EFI対応のインストーラが必要(BIOS設定でLegacy BIOS起動に設定する方法が分からない、おそらく設定できない)。
  • 電源をONしていなくてもUSB3.0 Type-Aポートに電源が供給される。これは都合が良い場合も悪い場合もありますね。設定できれば良いのですがまだ見つからず。

手間をかけずに稼働という訳にはいかず、まだ試行錯誤中ですが、うまい使い方が定まればここで紹介させていただきますね。

[2021-12-01] 自分のためのメモ、メモリ32GBでも認識するとの情報アリ、CPU負荷は小さいけれどメモリを大量に消費するアプリ(コンテナじゃなくてVM、LinuxゲストじゃなくてWindows)の家庭内ホスティングに良さそうですね、max 2.4GHzとのバランスが多少悪いですが。

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