2014-05-01

iPadにOfficeツールの3強が突然出そろう - Apple iWork、MS Office、Google Docs/Sheets

これには驚きました。
事前のリーク情報もなく、今朝突然GoogleからiOS用のワープロアプリとスプレッドシートアプリがリリースされました。
これで期せずしてiOS上で3強のOfficeツールが出そろったことになります。
(ただし、MS OfficeはiPadのみ、かつ日本のiTunes Storeではまだ。)

「Googleドキュメント (Google Docs)」と「Googleスプレッドシート (Google Sheets)」はiOSとAndroidにも同時にリリースされています。
(Docsは以前のAppsの名前でしたが、今回のワープロアプリに再度つけてきました。ふつうアプリ名は再利用しにくいものですが、ものすごく思い切りがいいですね。)
先ほど買収したQuick Officeを元にしているかどうかは中身を細かく見てみないとわかりませんね。

iPad上で少し触ってみた第一印象・気づいた点を記しておきたいと思います。
  • 動きはとても軽いです。3社の中で一番速いかもしれません。
  • 必ず編集モードで開いてしまいます。文書を何も変更せずに閉じても、更新日がアップしてしまいます。
  • スプレッドシート (Sheets) は数式の入力モードがなくて、通常の文字入力で何の補助機能もなく入力する方式です。関数のオートコンプリートもありません。そういう意味でまだ粗削りの部分が残っています。
  • 細かい問題ですが、Sheetsで、日本語キーボードで数字を入力しようとすると、確定操作をしても確定せず、次のセルに移動できません。入力バーの右のチェックボタンを押して、一旦入力モードを完了させる必要があります。おそらく日本語特有の不便さです。
  • ドキュメント (Docs) は表や目次にまだ対応していなくて、入力も表示もできません。既存の文書に表があると注意マークがその場所に代わりに表示され、タップすると「サポート外のアイテム:プレビューモードに切り替えてください」 のダイアログから、プレビューを起動することができます。
  • 他のユーザとの共有や共同編集は他社にはない強みです。
 Post-PCのための土台が着実に、かつ加速して整っていくのが感じられますね。

[2014-05-10] iOS上のアイコン名は、単に [文書] と [スプレッドシート] ですね。
ホーム画面のアイコンだと [スプレッド...] となってしまうので、Spotlight検索画面での表示をキャプチャしました。

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