2009-07-08

iPhone OSのGoogle ReaderとMailはオフラインでも結構使える

ふとしたことから、Google ReaderとMailをオフライン状態で試したみたところ、結構使えることが分かりました(おそらくiPhone 3.0に限らない)。

Google Reader編:
私はGoogle Readerの記事を読むのに、もっぱらSafariを使ってWebから直接 http://www.google.com/reader/i/ で読んでいます。
「オフラインでも使えるRSSリーダアプリ」というのがApp Storeで結構出ているのは知っていましたが、Webアプリ版のGoogle Readerの使い勝手が良いので、アプリ版は一つも試したことがありませんでした。

SafariでGoogle Readerの必要なページ(15トピック×nページ)を読み込んで、Wi-Fiを切ってみたところ、下記のことがオフラインでできることが分かりました。
  • SafariのGoogle Readerのオフライン利用時の機能
    • スクロールして一覧として読み込んだ記事の本文はすべて読める。つまり、キャッシュされている、あるいは読み込み済みの状態になっている。
    • イメージは表示されない。
これって、「オフラインでも使えるRSSリーダ」の要件をかなり満たしていると思うのです。
iPhoneで3Gが圏外になっても読み続けることができます。
ただし、制約が2点;オフラインの間に読んだ記事の既読情報はGoogle Readerサーバに反映されません(画面上は既読の色になりますが)、それと、Safariプロセスが終了したり、リブートするとWebキャッシュがなくなるので一覧も、記事も表示されません。

Mail編:
標準のメールアプリもオフラインでの便利な利用が可能なようです。
IMAP接続のアカウントで試しました(GmailもMobileMeもIMAP接続)。
  • Mailのオフライン利用時の機能
    • 一覧に読み込まれ概要テキストまで取得したメールは、オフラインになっても本文の表示が可能。
    • ある程度の大きさであれば、添付も表示可能。
    • 既読・未読情報は、次回接続時に同期される。
    • メールをフォルダ移動すると、次回接続時に同期される。
PC/MacのThunderbirdやOutlookなどのメーラのオフラインモードでも上記のようなことができますが、iPhone OSのMailもそれらと同等の機能を持っているといえます、なかなかものです。
Safariと違って、Mailはキャッシュをファイルに保存するようなので、プロセス終了やリブートしても表示できる内容は失われません(反映前の既読情報だけはメモリに保持しているようです)。

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iPhone OS 1.1や2.0のころは、Google Mapをオフラインで使うツールや、Webページをオフラインで使う方法(data: URL にhtml本文をbase64エンコードした巨大な文字列をブックマークとして登録)などが話題になっていたことが懐かしく思い出されます。
なお、Web版のGmailは上記Google Readerよりもう少し賢くて、オフライン中の既読情報が接続後反映されるようになっているようです
(ただし、muumoo.jpさんが『GmailのiPhone版、オフラインに対応していた』に書かれているように、Gears的なローカルストレージではなく、メモリキャッシュ上の処理のようで、Safariアプリのプロセスが終了するとやはり表示内容がなくなります。
なお、Web版のGmailの日本語版はまだ旧バージョンのままですが、PCから表示言語を英語に設定すると、新バージョンの画面になります)。

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