半導体不足をものともせず、AppleはM1チップの巨大化バージョンを出してきました。
私の予想したような単なるクロックアップで性能1.5倍などでは、ぜんぜん飽き足らなかったのでしょう。
高性能コアを2倍、GPUを2倍と4倍、その上メモリバス帯域も倍倍で上げてきました。
(高効率コアは減っていますが、実際に広く使ってもらってみて4つも必要ないことが分かったのでしょう)
それにしても巨大なチップです。
製造歩留まりもかなり悪くなっているかもしれません。
それでもプロ用のMacBook Proは、どれだけ高価になっても良いのかもしれません。
さすがに台数も爆発的に出ることもないとの読みもあるのかもしれません。
(予想に反して品薄、チップ不足になったりした場合には、次のM2やM3はやはりマルチチップになると思います)
(今回M1にサブネームを付けてきたので、この後もM2とかM3ではなくて、アーキテクチャを変えない限りは、M1 2nd genとかM1 2022 modelと呼ばれる可能性も考えられますね)
Mac Proがどういう形になるのか、M1 PRO/MAXの後の高性能化の進化がどうなるのか、もう分からなくなりました。
今回のMacBook Proではディスプレイも頑張っていると思います。
iPhone 13 ProやApple Watch 7の可変ProMotionのような、高機能ディスプレイも含めたトータルシステムとして考えると、次はiMac Proになるのではないでしょうか。
MacBook AirとMac miniは軽負荷用と位置付けるなら、すでにM1チップで十二分ですね。
あとそれと、Intelコードエミュレーション用でRosetta 2で独占使用しているインストラクションセットも公開して欲しいですね。
VMwareやParallelsやKVM上でのIntelエミュレーションがより現実的な速度になれば、Wintelマシンを併用する必要も無くなります。
[2021-12-03] 高効率コアとパフォーマンスコアのバランスは、M1で4+4、M1 PRO/MAXで2+8ですが、同時期のA15では4+2と逆転させているのは興味深いですね(ITmedia EE Times Japanの「A15 Bionicはシリコンパズル 2021-11-29」の記事の情報より)。
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