ロープロファイル&左右分割Alice配列の自作キーボード、わたしのLilith v2.5を1月に作ってからもう半年が経ちました。
自分としてはなかなかのお気に入りで、ざっくり80%以上の満足度と言ったところ。
もう日常的に手放せないキーボードになっています。
強いて挙げれば次のような難点が残っていて、改善版を作りたい気持ちはなえていません。
- ポインティングデバイスのチューニング:
ある程度は操作できるのですが、加速度の調整がまだまだだと思っています。
アナログジョイスティックでアナログ値そのままではなくて、ゆるやかに段階的にギアチェンジするような感じが良さそうです。
いわゆるマウスボタンの左右ボタンの配置もまだしっくりきていません。 - Numキーの位置:
親指ブロックの長いEnterキーの右側に置いているので、親指を少し捻って押すことになって、少し辛いです。
左手親指のBackspaceとCmd(Win)の押し間違えも、手探りで区別しにくいためか多いです。 - バックライト:
目立ちたがり屋の電飾ではなくて、暗がりでもキーキャップの刻印が見えるようにする実用的なバックライトがやはり欲しいです。
やれやれ、キーキャップの選択肢がさらに狭まってしまいますね。 - USB-C左右接続:
抜き差しでどうしてもショートしてしまうTRRSを排除したいです。 - Gateron low profileスイッチが抜けやすい:
GLPは足が細めで短いのと、プレートに引っかかる爪が弱いようで、キーキャップを抜こうとすると一緒にスイッチまで抜けてしまいます。
基板をもう少し薄くしてソケットに深く挿さるようにする、プレートの穴をもう少し狭くするなどの対策を打ちたいです。
また、現状のLilithが7.5x4と多めの70キー(左右4行のうち8列と7列が半々なので7.5x)なのに対して、5x3または6x3の縮小キーボードも、実際使ってみてどんな感じなのか大いに興味があるのは、最近投稿しているとおりです。
前置きが長くなってしまいましたが、あれこれ試行錯誤中のキー配置をいったん図にまとめてみました。標準サイズLilithとLilith miniです。
miniの方は、最初5x3あるいは5.3x3と攻めたやつ、と思っていたのですが、やはり6x3くらいの方が使いやすそうと思っています。
タイマーによるキー長押しレイヤ移動はわたしの指癖には合わないようで、やはり嫌なので、親指ブロックも多めです。
6x3と小指ブロックが2列に増えたので、Alice配列に寄せています。
憧れのCorne(crkbd)のレプリカとまではいきませんが、Corneの形状をインスパイアしています。
上記に加えて、今回の制作上のチャレンジポイントは以下です。
- 標準サイズLilithの親指ブロックの配置がまだしっくりきていません。
- Lilith miniは、この際なので、さらに攻めて、よりロープロファイルのmini chocを試してみようかと思っています。
キーキャップはchoc v1と共通で、高さがさらに2〜3割減できます。
ソケットがないので、Mil-Max(や、その類似品)でどうかと思っています。 - いずれもリバーシブル基板は継続したいです。
現状のLilithは左右で行のズレを変えていて、左右のスイッチの上下(南北)を変えないと収まらないくらいリバーシブルが限界ギリギリなのですが、Jones配列を参考に左右対称にしてやれば配置の余地が増えて、バックライトLEDも入れられそうです。 - QMK Firmwareのバージョンアップをしておきたいです。
現状はSU120用の古いものそのままです。
最近のQMK Firmwareでは、アナログジョイスティックも標準サポートされて、ポインティング速度のパラメータ調整の自由度と、ポインティングレイヤでキーを共有できそうなのですが、これもまだ試せていません。
現状のJoyconアナログスティックは0.5mmピッチのFPCコネクタがネックなので、AZ1UBALL(こちらは固定と配線が悩ましい)も試してみたいです。
こちらもI2C接続のポインティングデバイスとしてQMK Firmwareで標準サポートされています。
2台並列制作をやっちゃうのが良いのかどうか、悩ましく、うれしい悲鳴をあげています。
この投稿はLilithキーボード(LilithKbd)を使って書きました。
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