事前リークの時点ではただのソフトウェアキーボードかと思っていたのですが、Touch Barはマルチタッチ可能なRetina表示の操作パネルなんですね(ディスプレイと呼んではいけない)。
Appleのマルチタッチ技術といえば、最初にiPhone、次にマルチタッチトラックパッド、さらにそれがTaptic Engineで強化され(USB Type-CのMacBook、Apple Watch、iPhone 6の3D Touch、Magic TrackPadも)、そして今回のTouch Barに続きます。
今回最初にMacBook Proに搭載されましたが、Touch Barはプロ用というよりむしろ一般に広く使われると良い技術ですね。
早速Apple Developerサイトで紹介されています。
https://developer.apple.com/macos/touch-bar/
さらに、Human Interface Guidelinesでも一つの章を割いて説明しています。
https://developer.apple.com/library/content/documentation/UserExperience/Conceptual/OSXHIGuidelines/AbouttheTouchBar.html
Appleと好対照に、MicrosoftはWindowsで2-in-1と称して、タッチパネル化をどんどん推し進めています。
最終的にどちらがより使いやすくなっていくのかとても興味深いところです。
2016-10-27
Windows 10 Creators Updateの発表
engadget japanから |
今後の主流になっていくであろう3Dを多面的にユーザに提供できるようにしてくれています。
Windows 10が3D機能のフレームワークを提供するので、廉価版の3D VRヘッドセットが現実のものになります。
HoloLensのようにMRでないところが少し残念ですが、Playstation VRも登場早々に危機ですね、XBOX ONEのゲームも実行できるでしょうし。
Cortanaもさりげなく普段使いして、PC的なややこしい操作は極力無しにしていたのが実はポイントだったかもしれません。
また、今後続くWindows 10のアップデートは、Oracle DB (8i internet、10g grid、12c cloud) のように毎回テーマを決めて、興味を絶やさないようにするアイデアですね。
さて、今夜のAppleはこれを見てどんなものを出してくれるでしょうか。
"hello again" ですから、いやおうにも期待せずにはおれません。
無理をしてでも新しいものを出すしかないのではないでしょうか、デモで多少のトラブルが出るようなものでも。
2016-10-15
Playstation VRでそろそろVRが普及するでしょうか
— ハヤカワ五味 (@hayakawagomi) October 13, 2016 |
コンシューマ向けの製品としては第一号になると思います。
ただ、旧来のPS4ではパワーが足りないようで、PS4 Proとセットにしたほうが良いとのこと。
また致し方ないながら、ヘッドセットはちょっと大きめのようです(小顔の人が使うと右の写真のようになりますね)。
さあ、第一弾が出ました、後はどこが続いてくれるのでしょうか。
Google(もうすぐ)、任天堂、Apple、Microsoft(HoloLens)、Amazon、Faccebook(プロ用・プロシューマ用Oculusはすでにあり)、はたまたPanasonic?
もっと発想の違う小型のもの? などまだまだ楽しみですね。
ゲームセンターなどでも広がってほしいものです。
そう言えば、4月にオープンしたサンシャイン60展望台SKY CIRCUSにはまだ行けていません。
2016-10-08
Google #MadeByGoogle で発表された良かったもの、悪かったもの
先日のGoogleのSpecial Event #MadeByGoogle を見ました。
前にも書いたように、GoogleやApple達がますます激しくしのぎを削っているさまを見るのは、スマフォ技術が最近飽和してきたと言われる中で、利用者としてはワクワクが止まらないのでうれしい限りです。
発表の中で私が感じた良かったものと悪かったものをひとつずつ上げたいと思います。
良かったもの:つねにHDRが得られるPixelフォンのカメラ
これは正に私がずっと欲しかったものです。
デジカメって、フィルムカメラや肉眼に比べて、ラティチュード(ダイナミックレンジ)が狭くて、すぐに白飛びや黒つぶれが起こり、目には見えているものも見たままには写らないことが多いですよね。
特殊効果としてのHDR (High Dynamic Range) の処理はありましたが、自然な絵作りとは全く違う方向に利用されてきました。
出来るだけ肉眼で見えたものすべてを、明るいものも暗いものも一枚の写真の中に移し込んでくれるであろう、Googleの新しい「いつでもHDR」は、今後どんどん広がってほしい技術です。
悪かったもの:どこでもAI
Google Nowの改良版としてのGoogle AssistantをPixelフォンとGoogle Homeに搭載してきました。
PersonalizeされたAIが各ユーザに提供される、と言っています。
Google AssistantはGoogleクラウドにデータを吸い上げて、Googleの唯一の高度なAIで処理した結果を返すものです。
つまり、常にGoogleに情報をアップロードしているわけです。
現状でもGoogle SearchやChoromeブラウザを使用すると、Googleに情報を渡していた気持ち悪さがあったのですが、今後はGoogle Assistantでもっとその範囲が広がっていきます。
どんなことでもGoogle Assistantに聞けば答えが得られるわけですから、お天気やタクシーやレストランやメールなどの独立アプリを使い分ける必要がなくなって便利になる半面、日常行動のより広い範囲がGoogleのAIに手渡されてしまいます。
ちょうど先日『her - 世界で1つの彼女』という映画を見たのですが、まさにこの気持ち悪さを主題に置いた映画でした。
Googleとしては、ユーザの利便性を最も上げる最善の方式としてこの方式を進めているのだと思います。
対して、ユーザのプライバシーを重視するAppleはどんな解を出してくるのでしょうか(次世代Macは個人に関する学習情報をしっかり自宅で守ってくれるとか)。
前にも書いたように、GoogleやApple達がますます激しくしのぎを削っているさまを見るのは、スマフォ技術が最近飽和してきたと言われる中で、利用者としてはワクワクが止まらないのでうれしい限りです。
発表の中で私が感じた良かったものと悪かったものをひとつずつ上げたいと思います。
良かったもの:つねにHDRが得られるPixelフォンのカメラ
これは正に私がずっと欲しかったものです。
デジカメって、フィルムカメラや肉眼に比べて、ラティチュード(ダイナミックレンジ)が狭くて、すぐに白飛びや黒つぶれが起こり、目には見えているものも見たままには写らないことが多いですよね。
特殊効果としてのHDR (High Dynamic Range) の処理はありましたが、自然な絵作りとは全く違う方向に利用されてきました。
出来るだけ肉眼で見えたものすべてを、明るいものも暗いものも一枚の写真の中に移し込んでくれるであろう、Googleの新しい「いつでもHDR」は、今後どんどん広がってほしい技術です。
悪かったもの:どこでもAI
Google Nowの改良版としてのGoogle AssistantをPixelフォンとGoogle Homeに搭載してきました。
PersonalizeされたAIが各ユーザに提供される、と言っています。
Google AssistantはGoogleクラウドにデータを吸い上げて、Googleの唯一の高度なAIで処理した結果を返すものです。
つまり、常にGoogleに情報をアップロードしているわけです。
現状でもGoogle SearchやChoromeブラウザを使用すると、Googleに情報を渡していた気持ち悪さがあったのですが、今後はGoogle Assistantでもっとその範囲が広がっていきます。
どんなことでもGoogle Assistantに聞けば答えが得られるわけですから、お天気やタクシーやレストランやメールなどの独立アプリを使い分ける必要がなくなって便利になる半面、日常行動のより広い範囲がGoogleのAIに手渡されてしまいます。
ちょうど先日『her - 世界で1つの彼女』という映画を見たのですが、まさにこの気持ち悪さを主題に置いた映画でした。
Googleとしては、ユーザの利便性を最も上げる最善の方式としてこの方式を進めているのだと思います。
対して、ユーザのプライバシーを重視するAppleはどんな解を出してくるのでしょうか(次世代Macは個人に関する学習情報をしっかり自宅で守ってくれるとか)。