この1週間くらいの間に、Mac OS XのSafariでYouTubeのビデオが真っ黒になって見れなくなる問題が起こっています。
現象の出てしまったMacでは、Flashをバージョンアップしたり、Safariの履歴やCookieをクリアしても改善しません。
とりあえずではありますが、以下の方法で回避できることを見つけました。
今のところこの方法がベストの対処と思います。
- Safariの開発メニューでユーザエージェントを [デフォルト] および [Safari xxx] 以外にする(例えば [Firefox xxx] を選ぶ)
開発メニューが表示されていない場合は、環境設定の詳細タブに設定があります。
他の方法として、
- Safariを32bitモードにする
Appleが64bitモードをデフォルトにしているからには、32bitモードにしたままで放っておくと将来何か新しい機能が使えないとか、パフォーマンスで不利とかが出そうに思います。
- YouTubeをHTML5モードにする
youtube.com/html5 のページでHTML5モードに設定することができます。HTML5版のビデオが用意されているものではきちんと表示されますが、Flash (FLV) しかないものはやはり表示されません。大雑把に半々程度でしょうか?
- embedモードでとりあえず見る
ビデオのURLが例えば http://www.youtube.com/watch?v=ABCXYZ&feature=aaa の時、これを書き換えて http://www.youtube.com/embed/ABCXYZ とすればSafariウィンドウいっぱいで見れます(新しい感覚)。戻るにはビデオコントローラのYouTubeボタン。
いずれも根本的な解決法ではありません。
YouTube側の仕様変更なのか(WebページのHTMLを見比べてみましたがよくわかりませんでした)、最近出たiWeb Updateによる影響なのか、はたまたFlash戦争の飛び火なのか、根本原因はまだ分かっていません。
私の手元のMac 2台のうち片方は問題なくて、もう一方は現象が出ています。
Safari以外のブラウザ(Camino)では全く問題ないです。
切り分けのためにiWeb Updateを無理に当てる勇気はありません(戻し方が分からないので)。
AppleまたはYouTube (Google) の方で根本的な解決策が打たれることを切に希望します。
[2011-02-20 08:30 pm] 第4の方法を追記しました。やはりユーザエージェントが一番おすすめ。
[2011-03-05] ユーザエージェントの変更先がSafari Windowsで大丈夫だったのが、今日はSafari以外にしないとだめになっていました(上の記述も変更しました)。影響範囲が広がっているのかもしれません。問題の出ていないMacでは引き続き問題ないようです。
[2011-05-07] YouTubeでは最近は現象が収まっていましたが、DailyMotionで同じような現象が出ているようです。
[2012-02-05] まだ起こることがあるようですね。
Blog!NOBONさんのブログ 2012-01-17付けなど。