2014-03-30

DP2 MerrillのケースはNG 1153、内寸9cmx6cmx12cmでピッタリ

初陣に出かけるにあたり、DP2 Merrillのケースが必要。
そう、おニューのDP2は雑には扱えませんよね。

フィルターとインナーフードを付けたDP2 Merrillは奥行きが少し伸びて7cmx6.5cmx12cm。
ピッタリというか、きっちりのポーチがありました。National GeograpihcブランドのNG 1153です(Amazonで見る)。
ストラップもついていますし、ベルトに通せば、両手が空く優れもののです。
バッテリ2本が前ポケットのちょうどいい2つのスリットに入ります。
それ以上のスペースの余裕はなくて、他にiPhoneなどは入れられませんが、いい相棒になりそうです。

DP2 Merrillで青梅の梅を撮ってきた

flickrアルバムはこちら
市の名前にまで梅が入っている青梅市。
その梅が伝染病にかかり、他の地域への感染を防ぐために、一旦すべて伐採されるという。
その見納めの2014年 吉野梅郷 梅まつり(よしのばいごう うめまつり)に、DP2 Merrillをつれて初出撃してきました。

今回の写真のflickrアルバムはこちら
flickrではピクセル等倍のオリジナル画像を見ることが出来ます。
PCブラウザではちょっと操作が煩雑ですが、右にメニューのある写真1枚表示で、[・・・] メニュー -> [Download / All sizes] => [View all sizes] の先から [Original (4704x3136)] のリンクです。
今回はRAW+JPEGの撮って出しです。

よい天気だったので、FOVEONセンサーの高感度での不安はいっさいなく、すべて手持ちでほぼ問題ありませんでした。
期待通りの解像感、質感、やっぱりいいですね。
個人的に満を持して手に入れたDP2 Merrill、大満足です。
今後のために、今回の気付きと課題:
  • バッテリは私の使い方では50枚ですね。8GBのSDカードで、100枚、バッテリ2本で丁度と言った感じ。この週末には間に合いませんでしたが、もう1本バッテリを追加したので、もう安心です。
  • ピントはAF/MFモードでしっかり確認した方が場合によっては良いことがありそう。無限遠固定テクニック(SHINZLOGさん、電源オン後すぐにフォーカスモードをマニュアルにしてロック)も忘れず活用が吉。
  • P プログラムモードで、ダイヤルをまわすと、絞り・シャッターの組み合わせを切り替えられて、被写界深度の調節が可能です(ただし1枚ごとにリセットされます、その方が良いのですが)。他ではあまりないのではないでしょうか。結構便利な機能と思いました。
  • 今回は評価測光+露出補正(十字ボタンの左右)ばかりで、明暗の激しい場面では頭で考えて露出を決めないといけませんでしたが、スポット測光・スポットフォーカスも今後ぜひとも試してみたいと思います。
夕方や、夜景も撮ってみたくなりました。
一脚のお手軽なのを検討しようと思います。

2014-03-28

Microsoft Office for iPadはOffice 365アカウント以外にMicrosoftアカウント でも利用できそう

USのiTunes Store上のMicrosoft Officeカテゴリ
新しいCEOの下、ついに発表&即日リリースされた、ほぼフル機能のMicrosoft Office for iPad(iTunes Storeでのリリース日はどうやって正確にコントロールしたんでしょうね?)。

裏ワザでUSのiTunes Storeに接続してインストールさえできれば、有償のOffice 365のアカウントじゃなく、無償のMicrosoftアカウント(SkyDrive/OneDriveアカウント)でも使用できそうです。

iPadはSurface RTと同じような処理能力があるはずなので、いよいよWindowsなしで仕事ができてしまう時代が来たのかもしれません。

また、気になるさんによると、サブセット機能のOffice Mobile for iPhoneも無償のアカウントで利用できるようになったようです。

[2014-03-29] やはり大きな話題になっていますね。
各国のiTunes Storeのトップを独占とか。
ただ、私たちが注意しないといけないことは、日本だけまだリリースされていないこと(記になるさんの記事、日本では検討中)。
現時点ではUSのiTunes Storeから手に入れる必要があります。

あたかも、日本で私たちもすぐに使えるかのような、ただただ翻訳しただけの記事が多くて、一般ユーザに大きな混乱を振りまいているのではないでしょうか。
かつてコンピュータが特別な技術だったころの記事といえば、ほとんどが翻訳ものだったので、読む側もそのつもりで良かったのですが、今のようにIT機器が一般化している状況では、きちんとした配慮(『この記事はxxxの翻訳であり、日本での状況は同じとは限りません』などの注記)が必須と思います。

[2014-03-29] この記事、最初iPadのBloggerアプリで作成したので、リンクが張れなかったり、イメージを右寄せにできていなかったり、画像がなぜか薄暗くなったので、PCで手を入れました(なかなか脱PCできません)。
また、(私にとって偉大な)「MACお宝鑑定団」さんと、「気になる、記になる...」さんを取り違えていたので、修正しました、申し訳ありませんでした。

2014-03-27

DP2 Merrillファーストインプレッション

いまは、こんな感じで鑑賞。
まるで親子ですね。

ストラップは、お隣のPowerShot S95から拝借。
冬は上着のポケットをもっこりさせて運べるけれど、7cm×7cm×12cmが入る大きめのカメラポーチを探さなきゃ。

早く週末になあれ。

2014-03-23

本格的な写真部活動をやってみよう、ついにDP2 Merrillをオーダー

とうとうついに、消費税対策にかこつけて、DP2 Merrillをネットでポチリとしました。
dp2 Quattroの発表など何のその、ちょうど良いサイズのカメラが私には良いんです。
オリジナルDP1の最初の発売から8年越しのあこがれのカメラになります。
今回のオーダーは、
で、これらすべてをAmazon経由ビックカメラにしたところ、午前中にポチって、もう発送連絡が来ました、これは驚き、Amazon標準より早い。
これからの良い季節、FOVEONセンサーをつれていろんなところに出かけたいと思います。

2014-03-22

携帯電話からiPhoneへの電話帳の移行のコツ:文字コード指定と、読み込んだものが保存されない場合は形式を変えて書き出した後再読み込むのが良い

知人に相談されて、auの富士通製の携帯電話から、iPhoneへ電話帳を移行するのに色々つまづいたのでコツを記録しておきたいと思います。
Mac OS X (10.9 Mavericks) の電話帳アプリを経由すれば簡単なはずなのですが、一筋縄には行きませんでした。
一見、読み込めたように見える電話帳が全く保存されない不可解な現象にも遭遇しました。
SDカードに電話帳をvCard形式 (.vcfファイル) にまずは保存しておきます。
  • ふりがな
    ふりがなを移行したい場合は、vcfファイル中のすべての SORT-STRING: を X-PHONETIC-LAST-NAME: に書き換えると良いです。vcfファイルを右クリックし、このアプリケーションで開くからテキストエディットを指定して編集できます。編集後、読み込めばふりがながちゃんと読み込まれます。
  • 携帯電話の電話帳を読み込む時は、
    vCard 2.1と日本語Windowsに設定する
    文字化け
    携帯電話から持ってきたvcfファイルをダブルクリックする、または連絡先アプリの中の [ファイル]メニューの [読み込む] で、電話帳を読み込むことができます。読み込んだ結果、日本語が全て文字化けする場合は、文字コードをシフトJISにすると良いです。方法は、連絡先アプリの [環境設定] を開き、[vCard] タブの中で、まず [vCardのフォーマット] を [2.1] を選びます。次に [vCard 2.1エンコーディング] に [日本語(Windows, DOS)] の選択肢があればそれを選び、なければ [エンコーディングリストをカスタマイズ] を選んだ後、一覧中の [日本語(Windows, DOS)] のチェックを入れた後、[日本語(Windows, DOS)] を選びます。この設定を行った後vcfファイルを読み込めば、文字化けは起こらないはずです。
  • 読み込んだはずの電話帳が保存されない
    ここで、携帯電話の電話帳の内容が一旦は電話帳アプリに読み込まれますが、電話帳アプリを終了して再度立ち上げると読み込まれていない状態に戻ってしまうことがあります。非常に不可解な現象です。この場合は、次の手順で、読み込んだ一覧を一旦電話帳アプリからvCard 3.0形式で書き出し、再度読み込めば良いようです。
    • 携帯電話のvcfファイルを、前の手順に従って、シフトJISで一旦読み込む。
    • 読み込んだ状態で、[最後の読み込み] のスマートグループを選択する。
    • vCardを書き出す時はvCard 3.0に設定する
      書き出すための形式を vCard 3.0に設定する。方法は、連絡先アプリの [環境設定] を開き、[vCard] タブの中で、[vCardのフォーマット] で [3.0] を選んで、環境設定ウィンドウを閉じます。
    • この設定の後、連絡先アプリで、[ファイル]メニュー => [書き出す] => [vCardを書き出す] でファイルに書き出します。
    • 一旦、連絡先アプリを終了し、再度起動します。携帯電話の電話帳の内容が読み込まれていないことを確認した上で、 保存した vCardファイルを読み込みます。
    • 今度は連絡先アプリを終了しても、内容が保持されていると思います。 
Macの連絡先アプリにちゃんと読み込めさえすれば、後はMacをiCloudと同期して、iPhoneとも同期するのは容易と思います。

2014-03-21

新しいボリューム名のシステムディスクでTime Machineのバックアップを無理矢理引き継ぐ裏技、その2

前々回の素直な方法と、前回の裏技の両方をお読みになった、少し頭の良い方はもうお気づきだと思います。
そうです、次の手順でも『OS Xのシステムディスクを入れ替えた後に、以前のTime Machineバックアップを引き継ぎ、なおかつシステムディスクに新しい名前を使用する』という命題に答えることが出来ます。
  • まずは素直な方法、つまり以前のシステムディスクに名前を揃えて、Time Machineを実行し、以前のバックアップを引き継ぎます。
  • つぎに、システムディスクの名前を新しい名前に変更します。
これでOKです。
ただしこの単純な手順には厳密に沿う必要があり、順序を間違うとうまく引き継がれません(たとえば、一度新しい名前でTime Machineを始めてしまった後、システムディスクを古い名前に変更したとしても、古い方に切り替えることは出来ません)。

この手順では、[Time Machineディスク]- [Backups.backupdb]- [コンピュータ名]- [日時] の配下のシステムディスク名は、システムディスクの名前を変更した後は新しいもので保存され、以前のものは古い名前のままですが、ちゃんと内容は引き継がれるようです。

新しいボリューム名のシステムディスクでTime Machineのバックアップを無理矢理引き継ぐ裏技

Time Machineは画面が斬新なだけでなく、仕組みも非常に汎用性があって、とても好感の持てる技術です。
前の投稿では、素直にシステムディスクのボリューム名を揃えて、Time Machineのバックアップを引き継ぐ方法をご紹介しましたが、今回は少しひねった裏技的な方法をご紹介したいと思います。

Time Machineのバックアップの実体は、[コンピュータ名]-[バックアップ日時]-[システムボリューム名]-[実際のフォルダ] という構成になっていて、Finderやshellコマンドから簡単にアクセスできます。
変更の無いファイルの重複保存を回避するためにhard linkを使用し、ファイル実体の保持は1回で済ませるようになっています。
バックアップの中身に簡単にアクセスできるとはいえ、無造作に構造を破壊されないように、ACL (access control list) を使って変更操作は行えないような保護もなされています。

新しいディスクに入れ替えたときに、システムディスクのボリューム名を以前と同じ名前にしていれば、Time Machineバックアップがそのまま引き継がれることは前の投稿に書いた通りです。
それでは、新しいディスクに新しい名前をどうしてもつけたい場合は、どうすれば良いのでしょうか。
そうです、Time Machineバックアップ側をなんとか新しい名前に変更すれば良いのです。
以下の裏技的手順で可能です。
  • システムディスクを入れ替えて、以前のシステムディスクの名前は [Macintosh HD]、新しいシステムディスクの名前は [HDD1TB] とします。Time Machine用の外付けディスクのボリューム名は [TM] で、まだ動かし始めていないものとします。コンピュータ名は [Macmini61] として説明します。
  • Time Machineバックアップ実体の中身
  • まずは、Time Machine用外付けディスクを接続し、バックアップの中身を表示します。[TM]- [Backups.backupdb]- [Macmini61]- [日時]- [Macintosh HD] の階層構造になっていると思います。
  • ゴミ箱に入れられたバックアップ
    [Backups.backupdb] 配下の [Macmini61] を [ゴミ箱] に放り込みます。管理者パスワードを聞かれます(これは危険な操作なので)。バックアップをゴミ箱に入れることで、ACLが一部無効化され、変更操作を行えるようになります(ただしFinderからは依然、更新操作は行えません)。
  • [ターミナル]を起動します。まずは次のコマンドで、ゴミ箱に入れたバックアップ中のシステムボリュームの一覧が表示されるかを確認します。
    $ sudo bash
    # cd /Volumes/TM/.Trashes/
    # cd 501/Macmini61/
    # find  .  -name  Macintosh¥ HD  -maxdepth 2
    ※ 3行目のフォルダ名 501 は別の英数字の可能性があるので実際に存在するものを指定してください。
    ※ さいごの find コマンドで [日時]-[Macintosh HD] の全件が表示されるはずです。画面ダンプでは [Latest] というフォルダがありますがこれはこのコマンドでは表示されません。
  • 次のコマンドですべての [Macintosh HD] フォルダの名前を [HDD1TB] に一気に変更します。
    この操作はFinderで手作業で行うことも出来ますが、いちいち管理者パスワードの入力を求められるのと、数が多い場合に日が暮れてしまうため、shellコマンドを使用するのが良いと思います。
    また、Automatorで同じ操作をなんとかできないかとも考えてみましたが、管理者操作になるためちょっと無理そうです。
    # find  .  -name  Macintosh¥ HD  -maxdepth 2  -execdir mv Macintosh¥ HD  HDD1TB  ¥;
  • Finderでゴミ箱を開いて変更がちゃんと出来ているかを念のため確認します。
  • 最後に、ゴミ箱に入れたバックアップを、本来の場所に戻します。
    この操作をFinder行おうとしても「バックアップ項目は変更できないため、操作を完了できません。」という見たことのないエラーで実行不可能です。
    ゴミ箱に入れる時はFinderでの操作ですが、ゴミ箱から戻すときはshellの操作が必要です。
    # cd /Volumes/TM/.Trashes/
    # cd 501/
    # mv  Macmini61  /Volumes/TM/Backups.backupdb/
  • Time MachineをONにして、ちゃんとバックアップが作成されるか確認してください。
いかがでしょうか。
なお、この方法をうまく応用(あくまでもうまく応用、であって単純にまねただけではダメな場合もあると思います)すると、マシンを新しくした場合に古いマシンのTime Machineバックアップを引き継ぐとか、あるユーザだけのバックアップを他のマシンにコピーするとか、も可能になりうると思います。

[2016-06-03] findコマンドの-execdirオプションは、古いLinuxにはなかったのですが、便利なオプションです。見つかったファイルを含むフォルダでコマンドを実行してくれます。

システムディスク交換後にTime Machineのバックアップを引き継ぐにはボリューム名を同じにするのがコツ

前の記事でMac miniの内蔵ディスクを500GB HDDから1TB SSHDハイブリッドディスクに交換したことはご報告しましたが、私の実際の作業はもう少し続いていました。
バックアップを外付けディスクにTime Machineで取っているのですが、これをそのまま引き継ぎたい(1週間前、1ヶ月前のバックアップを新環境でそのまま使いたい)のは人情というもの。
1TBの新しいディスクは、SSHD1TBなどという名前に、ついついしたくなりますが、ここは注意深く以下の手順に従います。
  • 最初にまず、Time Machine用の外付けディスクを外す、あるいはTime Machineを一旦OFFにします。
  • いままでのシステムディスクの名前を、例えば [Macintosh HD] から [Macintosh HD old] などにまず変更。手作業でファイルを移したりする際に間違いを少なくするためです。ディスクの名前の変更は、ファイルの名前の変更と同じで、ディスクのアイコンの名前を編集すれば良いのですが、システムディスクのアイコンがどこにも見当たらない場合は、Finderの [環境設定] の [一般] の [デスクトップに表示する項目] で、[ハードディスク] と [外付けディスク] にチェックを入れればデスクトップに表示されるようになります。
  • 新しいシステムディスクの名前を前のものと全く同じ名前にします。
  • 環境の移行や、インストールアプリなど出来るだけ元の状態に近い形にした後で(元の状態と差分が少なくした状態で)、Time Machineディスクを接続し、Time Machineを再開します。
  • OS Xはディスクの違いに気づいて、バックアップ全体のチェック処理が走るので初回は時間がかかりますが、内容はちゃんと引き継がれます。
ディスクのボリューム名を同じにしてTime Machineをだますところと、出来るだけ差分が少ない状態で再開するところがコツです。
差分を少なくしてからTime Machineを再開する理由は、例えば、以前はXcodeをインストールしていたけれども、Time Machineを再開するときにはXcodeをまだインストールしていない、その後Xcodeをインストールした、という状況では、バックアップ中にXcodeあり/なし/ありの3つの状態が保持されて無駄が生じてしまうからです。

2014-03-18

Mac miniの内蔵ディスクをハイブリッドディスクに交換すれども9.5mmと7mmの違いでまあ70点の出来

この週末にMac miniのディスクの増量を行いました。
Mac mini late 2012 (Macmini6,1) を500GBの内蔵ディスクで、Linuxは外付けディスクに追い出したりしながら今までがんばってきたのですが、とうとう使用容量が99%を超えてしまいました。
MacBook AirでSSDの良さは十分知っているのですが、500GB以上をSSDにするのは高くつき過ぎます。
安くなってきた内蔵ディスク2本化キットを使って、自家製Fusion Driveにするのも悪くはないのですが、全バラシがしんどいのと、自家製Fusion Driveのトラブルのリスクを考えると踏み切れませんでした。

私の場合ハイブリッドディスク(SSHD)を選択:
そこで今回私が選んだのはSSDとHDDのハイブリッドディスク。
ハイブリッドディスクは東芝とシーゲイトから出ていますが、SSDの利用ロジックによって効果が違うはずです。
シーゲイトはMac対応を一応うたっていて、東芝は週一しか使わない場合はキャッシュがクリアされるかもとの噂。
本当は自分の使い方での比較実験をしたいところですが、そうもいかず、今回はシーゲイトの1TB/8GBにしました(SATA3 6Gbpsはしっかり確認のこと)。

交換の顛末:
  • まずは、ハイブリッドディスクをUSB 3.0で接続して、ダウンロードしておいたMavericksのインストーラでインストールに約20分。外付けディスクで不自由なくブートできるのはOS Xの魅力ですね。ここではまだ環境を復元しません。
  • 何度か再起動して、確かに早くなっていることを堪能。今までの内蔵HDDでは1分、今回の外付けハイブリッドディスクのクリーンインストールで約20秒でした。
  • いよいよディスクの交換。基本的にはネットに掲載手順通りなのですが、各所キチキチにはめ込んであることと、コネクタやケーブルはどの方向に外れるのかを予想して注意しながら取り回さないと、すぐに痛めてしまいそうです。
  • ほとんどの手順と違い私の場合はパンチングプレートとHDDが一緒にくっついて外れました(もちろんねじは外したにも関わらず)。
  • 500GBの内蔵HDDは7mm厚で下段(底面フタに近い側)にピッタリ隙間無く収まっていました。ピッタリというところがくせ者で、1TBハイブリッドディスクは9.5mmなので、接続ケーブルを取り回す余裕がなくなってコネクタが浮いてしまうのです。これは想像ですが1TB 9.5mmモデルはHDDが下段ではなく最初から上段(フタから見て奥)に取り付けられているに違いありません。
  • 仕方ないので、左上のネジ1本は取り付けずに蓋をしました。ここで起動テスト、約15秒で起動しました。当然と言えば当然ですがUSB3.0外付けよりSATA3 6Gbps内蔵の方が目に見えて速いです。
  • この後、元のHDD 500GBを外付けにし、[移行アシスタント] でユーザデータを戻しました。約400GBもあるので3時間。復元したユーザが正となり、一時的な新しいユーザは [削除済みユーザ] に移動されました。
  • 必要なアプリをインストールして作業終了。起動時間は30秒、半分くらいになりました。
おすすめできるか:
今回の方法はケーブルとディスクが干渉してネジ1本取り付けない状態なので万人向けとは言えません。
Mac mini全部が、下段に9.5mmドライブが入らない構造なのかどうかは分かりませんが、少なくとも私のモデル(late 2012 500GB)ではそうでした。
9.5mmディスクでも上段であれば全く問題ないと思われます。

容量アップ最優先、かつ下段、なら7mmの1TB HDDが無難でしょう。
高速化もしたい場合は、上段キットを追加して上段にハイブリッドディスクにするのが良いでしょう(私も時間の余裕があれば、近い将来そうしたいと思います)。
あるいは、SSD+HDDでシステムとデータを分けるとか、Appleの技術を活用してFusion Driveになるでしょう(片方は7mm必須をお忘れなく)。
最初から上段にディスクがついているモデルの場合は、悩みが少ないと思いました。

結論:
ディスク1本の交換で、Fusion Driveと似た効果を得られるハイブリッドディスクは検討の価値ありです。
Mac miniというかMac全般は、ちょっと高度な交換を考えると、途端に難易度が上がってしまうことを再度楽しく思い出しました。

[2014-03-20] [移行アシスタント (Migration Assistant)] の名前を「誤:復元アシスタント」に間違えていたので修正しました。

2014-03-02

MobileMultiUser for iOS - 家族で共有するiPadやiPhoneのユーザ環境を切り替え V4.2.3

1月にMobileMultiUserをiOS 7に対応した後、SBSettingsがiOS 7非対応に取り下げられてしまいました。
インストーラパッケージの依存関係にこれを入れていたので、今日までの間MobileMultiUserをインストールできない状態になっていました。
この対応と、iOS 7.0.6と6.1.6(goto fail SSLバグ対応版)での動作確認と、以下の変更を加えてV4.2.3として公開しました。

なお、インストールの方法はこちら使い方はこちらをご覧ください。

MobileMultiUser for iOS V4.2.3の変更点
  •  インストーラパッケージの依存関係からSBSettingsを削除。もともとはSBSettingsの機能を使ってrespringすることを想定していました。
  • MobileMultiUserの中でrespring出来るよう、defaultUserのUser Adminメニューの中にrespring機能を入れました。実体はrespringコマンドではなく、killall SpringBoardです。ユーザを追加した後、アイコンが表示されない場合は、respringしてください。それでもアイコンが表示されない場合はリブートしてください(またはsshでログインしてsbreload)。
  • ユーザ作成画面のユーザ名フィールドの UITextField に Keyboard=ASCII Capable を指定しました。これでユーザ名には漢字を入力できなくする目論見でしたが、フルキーボード(日本語ローマ字)では目論見通りですが、スワイプテンキー(日本語かな)を設定している場合は日本語入力出来てしまう抜け道が残ってしまいました。おそらくこれはiOSの問題で、スワイプテンキーを誤って英語キーボードとして扱っているためと思われます。いずれにしてもユーザ名には日本語は使用しないでください(ユーザ名は内部的にそのままファイル名になるので半角英数字のみでおねがいします)。
  • ユーザ作成画面のアイコンカラーのUIPikerViewに色をつけてみました。
iOS 6までは、OSで管理する外部アカウントはTwitterとFacebookの2つでしたが、iOS 7からはFlickrとVimeoが追加されていますね。
これらも対応・検証を引き続き行います。
疑問、不具合、要望等あれば、コメントやメールでご遠慮なく連絡いただけますでしょうか。