2014-02-11

dp2 Quattroの発表、Merrillとのサイズ比較をしてみた

SIGMAさんにはいつもわくわく驚かされます。
今日の山木社長のTwitterが第一報でした。
ちょうど2年前、発売当初70万円のSD1 MerrillのFoveonセンサーをそのままDPに載せたMerrillが出た時も、常識がひっくり返るくらい驚きました。
今回は、FoveonセンサーがバージョンアップしたQuattroシリーズです。
あまりにびっくりしたので、いつものように比較画像を作ってみました。
DP Merrillシリーズの販売価格がガクッと下がっていたので、何かあるのかと思っていたのですが、こんなデザインの新機種を出してくるとは思いもしませんでした。

Quattroだけを見ていると、一見、本体が薄く、低くなって超小型化したのかと思いきや、実際は大型化しています。
もうどんなに頑張ってもポケットには入らないと思います。
レンズは全く同じ、センサーはサイズが同じで1:1:4の新たな工夫が入ったFOVEONの新型Quattro Generation。
残念ながらサイズと重さが増加(dp2で355g->395g、バッテリ含まず)しています。
レンズは同じですが鏡筒が太くなっています(フィルタサイズ49mm->58mm)。 
 
2つ目の画像は、dp2 QuattroとDP2 Merrillのサイズを合わせた俯瞰です。
Quattroは好みが分かれるかもしれません。
今までシンプルでカメラらしいデザインのdpでしたが、今回はカメラのカタチに新たな流れを作ろうとしているかのようです。

3つ目の画像は、どことなく似ているSony NEXとの比較です。
ちょうど同等のレンズ、SIGMA 30mm F2.8 DN (Art) を付けた形にしてみました。
とてもスリムだと思っていたNEXよりもQuattroの最薄部はもっとスリムです。
ところで、dp2 Quattroは、なぜかフランジバック(レンズのマウント面からフィルム面までの距離、カメラ上面に刻印されている○にーのマークがフィルム面(センサー面)を表しています)相当が極端に短い配置になっています。
この点でもNEXに非常に近いです。
ひょっとすると、SIGMAのArtライン(F1.4の明るいレンズやズームもすでにラインアップされている)を念頭に置いて、今度こそミラーレスのレンズ交換式Quattro dpXが考えられているのかもしれません。
このQuattroがもしSD1 Merrill並みに高速化されているのであれば、そうなる可能性は非常に高いと思います。
SIGMAの新しいサイト(www.sigma-global.com)ではすでにMerrill世代が併記されていません。
そういう期待も含めて、実機レビューが楽しみです。

[追記] このdp2 Quattroの細長い本体サイズは、映画のシネスコサイズ(HDワイドテレビの16:9より広い、21:9、より正確には64:27なのだそうです)にほぼ一致しているようです。
また、写真の出力サイズにも21:9のモードが追加されています。
映画のための動画撮影モードを期待させられます。
現時点ではサイトには、動画に関しては記載はありません。
 
(綴り難しいですね、お恥ずかしいQuatrroと間違えていたのをQuattroに修正しました)

[2023-01-15] いまさらですが、Quattroのグリップ部分をいわゆる普通の平凡な位置に移動してくれたら、十分Merrillのサイズに収まるのに、と妄想が湧きました。
コンパクトさを犠牲にしてまで、後ろと右に迫り出させる必然性があったのかどうかですね。
ひさびさにMerrillを引っ張り出して撮りながら、この時代はさすがにアスペクト比を16:9にできないんだなあ、と思いながら。

2014-02-04

Windows 8/8.1のスプリットスクリーンはWindows 1.0への先祖返りかも

Windows 8/8.1のスプリットスクリーン
Windows 1.0のタイルウィンドウによる
マルチウィンドウ
Windows 2.0のオーバーラップウィンドウによる
マルチウィンドウ
Macintosh System 1.0のマルチウィンドウ
Macintosh/Mac OSが1984-01-24に発表されてちょうど30年ですが、Windowsも1.0の発売が1985-11なので歴史的にはそれほど違わないことになります。

最新のWindows 8.1では、スプリットスクリーン機能を使って最大4つまで(8では2つまで)のMetroアプリを同時表示できるようになっています。
30周年と絡めて、この機能をよくよく眺めていると、Windows 1.0のマルチウィンドウにとても似ていることに気付きました。
1.0ではマルチウィンドウと言っても、ウィンドウはお互い重ならないようにタイル状に配置する制限がありました。
ウィンドウを自由に移動できるオーバーラップウィンドウが可能になったのはWindows 2.0 (1987-12) からです。

タブレットOSとしてWindows 8/8.1を考えると、現在はWindows 1.0のレベル、もうすぐするとタブレットOSもオーバーラップのマルチウィンドウになっていくのかもしれません。
現にWindows 9では、Metroアプリをデスクトップ上で複数表示することが出来るようになるとか。
先祖返りというか、過去の歴史をなぞらえているというか、面白いことになってきているとは思いませんか?
タブレットOSとしてのWindows 8/9が広まれば、AndroidもiOSもその機能を取り入れていくことになるでしょう。

ちなみに、Mac OSの方はSystem 1.0からFinderはオーバーラップ可能なマルチウィンドウでした。(ただしこの段階でマルチタスクとは言っていませんよ。)
Mac OSがマルチタスク(複数のアプリを同時に動かせられる)になるのはSystem 5.0 (1987-10) でMultiFinder機能が出てからです。
私の最初のMacであるSE/30 (30はCPUが68030だったので) が出てくるのはこの後、System 6.0 (1988-04) になってからとなります。
(昔話になるときりがないのでこの辺で自粛しておきたいと思います。)

USのiTunesストアおよびApp Storeにアカウントを作成するには

Facebook Paperが、現時点ではアメリカ限定でリリースされました。
いち早く使ってみたいのが人情、ここではその方法の一つを共有させていただきます。

iTunes Storeは国ごとのお店になっているので、アカウントを作るには、その国で有効な住所とクレジットカードが必要です。
これだと、利用できるのは成人だけになってしまうので、iTunes Cardを使ってアカウントが作れるようになっています。
つまり、アメリカのiTunes Cardがあれば、アメリカのiTunes Storeにアカウントを作れるんです。
インターネット上で検索すれば、いくつかのサイトで転売をしているところが見つかると思います。
ただし、他のネット販売と同様、信頼できるところを慎重に選んで、自己責任で購入してください(メールでバーコードを送ってくれて、即刻使えるようなるところもあります)。
iTunes Cardが手に入れば、日本のiTunes Storeと紐付いていない新しいメールアドレスを用意し(例えばgmailで)、USのiTunes Storeを開いて、アカウント作成すればOKです。

Facebookの新しいPaperアプリが今日リリース予定、リリース、そして第一印象

FacebookからFlipboard似のPaperと言うアプリが2月3日にリリースされると予告されています。
現時点(日本時間2月4日1:30)ではまだのようです。
アメリカ限定なのかどうかも出てみるまでは不明ですが、分かり次第レポートしたいと思います。
それにしてもFacebookはどうやってApp Storeへの公開日を事前に知ることができたのでしょうか?
アイコンもまだ不明ですね。

[2014-02-04 07:30] 朝になってUSのApp Storeからゲットできました。
以下実際に使ってみての第一印象です。
  • アイコンは予想外に没個性的ですね。
  • UIはヌルヌル動く、とてもよく作り込まれたものだと思います。上下と左右のスワイプの使い方も分かりやすいです。上スワイプが詳細化(下スワイプはその逆)に奇麗に統一されています(記事一覧=>記事詳細=>記事のリンク先の表示)。
  • 写真は加速度計で左右にスクロールさせる機能自体は面白いのですが、この機能を切ることができません。写真を表示したら反射的に手首を少し回す変な習慣がついてしまいそうです。設定にAutopan Photosというのがありますがゆっくり横にスクロールしてくれるだけで実用的ではないと感じました。通常のスクロールや拡大縮小は全くできない不思議な写真表示機能ですもう一度写真をタップしてできます。
  • 記事を次々とめくるには、左にスワイプし続けなければいけないのですが、Tap for Next Storyを設定するとiBookのように右端をタップして次に行けてとても楽になります(iBookと違い残念ながら左側のタップは今のところ前へに固定です、なので右手持ち専用です)。
  • 記事の表示自体は美しいのですが、コメントを見るにはさらにタップしてコメントビューを出さなければなりません。ここは非常に惜しいと思いました。コメントが軽視されてしまっています。 
[2014-02-05] 残念なことに、Facebook PaperはまだiPadには対応していませんでした、試してみてがっくりきました(Adnroidにも)。
それと、ランドスケープモード(横長回転、横長キーボード)もまだ。
そういう意味で、まだベータ的な段階なのかも知れませんね。
[2014-02-11] 日本語入力ができませんね(昔は日本語化していないアプリではそういうことよくありましたね、今時は珍しくなりましたが)
# タグや @ タグのインクリメンタルサーチと干渉して、一文字毎に変換確定してしまいます(ひらがなしか入力できないので、Post by Paperの書き込みでそういうのがあったら、暖かく見守ってくださいねって感じ)。
他のアプリで日本語テキストを入力してコピペするる必要があります。
[2014-04-13] 日本語入力は3月上旬に出たv1.0.2で直っています。
iTunes StoreのFacebook Paperアプリへのリンクはこちら
iPad対応はまだですね。