2014-01-31

Mac誕生30年に、無性に比べたくなったiPadとMessagePad

AppleのサイトではMac生誕30年のページが豪華に掲載されています。歴史を振り返りながら、私のはじめてのMacはSE/30だったなあ、と思いだしたりしています。
Apple StoreでMac Proの現物を見て、予想通りのサイズと、余りにもピカピカに磨き上げられた外装に関心しきり(混雑していたので裏側のポート群は見れませんでした)。

そんな中、ふと、現在のPDA (Personal Digital Assistant)のスタンダードになったiPadと、歴史に残る最初のPDAのNewton MessagePadの比較を、なぜか無性にやりたくなってしまいました。

画像は、ちょうどサイズが同じくらいの、MessagePad 2100(オプションのNewton Keyboardを接続)とiPad miniです。
(誤解しないように敢えて書いておきますが、厚みは4倍、重さは2倍です。)
Jobsは嫌っていたと言われているこのNewton MessagePadですが、iPadの"Pad"の名前は、MessagePadから受け継いだものであることは嫌でも明らかではないでしょうか。
iPadもMessagePadも、スリープから即座に復帰し、ユーザの入力に即座に反応するよう、ユーザ中心指向が根本から組み込まれています。
Mac OS XとiOSは今後はいい塩梅に融合していき、より良いコンピューティングを私たちにきっと提供し続けてくれると思います。

2014-01-19

MobileMultiUser for iOS - 家族で共有するiPadやiPhoneのユーザ環境を切り替え - iOS 7 対応 V4.2.1

MobileMultiUserをiOS 7に対応しました。
バージョンはV4.2.1です。
iOS 6でも問題なく動作します。
開発・テスト環境は、Xcode 5.0.2、iOS 7.0.4のiPad Air、iOS 6.1.5のiPod touch 4th genです。
jbが必要です。

iOS 7対応のために今回やったことは、Xcode 5での再コンパイルと、iOS 7ではボタンの枠がなくなったのでボタンのバックグラウンドカラーを90%グレーに変更しました(そのためiOS 6ではボタンの角に少し影が表示されてしまいます)。
それ以外は以前のままです(アイコンが光沢付きですがそれほど違和感ないと思います、起動イメージが古いままでiOS 7では色が合っていません)。

インストールの方法はこちら使い方はこちらをご覧ください。

現在MobileMultiUserを使用していて、環境を引き継いでバージョンアップするには3つの方法があります。
  1. iOSのバージョンアップも同時に行う場合
    defaultUserに切り替え、バックアップを取ってから、iOSのバージョンアップを行ってください。
    その後jbし、バックアップからリストアした後、MobileMultiUserをインストールしてください(必ずリストアの後MobileMultiUserをインストールしてください)。
    MobileMultiUserのインストール後、以前作っていたユーザを再度作成すれば、以前保存した環境が引き継がれます。
  2. MobileMultiUserを単独でバージョンアップする場合(コマンド操作なし)
    sshでコマンド操作を行いたくない場合は、一旦OSをリストアする必要があります。
    1の方法に沿ってiOSのバージョンアップの代わりにリストアを行ってください。
  3. MobileMultiUserを単独でバージョンアップする場合(コマンド操作あり)
    sshでのコマンド操作をいとわない場合は、
    defaultUserに切り替えた後、CydiaからMobileMultiUserをバージョンアップし、次のコマンドで作成済みの各ユーザを手作業でバージョンアップしてください。
    % cd /Applications/defaultUser.app
    % cp -pr MobileMultiUser  ../ユーザ名.app/
    % cp -pr en.lproj  ../ユーザ名.app/
    バージョンアップ後に作成したユーザにはこの操作は不要です。

2014-01-17

Windows 8はMetro化が進むほどに不利になる

PCMAGより HP Slate 21 "Android PC"
各社からAndroid PCと言われるAndroidペースのデスクトップ機が出てきました。
MicrosoftはWindows 8/8.1/8.1u1/9でMetro化をますます進めて行くと思いますが、そうすればそうするほど、AndoridやiOSとの差、差別化要因がなくなってしまうのではと、ふと感じました。

Microsoftの最大の差別化要因であるMS Officeが現時点ではデスクトップアプリとしてとどまっていますが、Windows RTを盤石にするにはMetro化が必須のはず。
ただ、IEの場合でも、デスクトップ版とMetro版は、少なくとも現時点では、OfficeとOffice Mobileほどの違いがあり、Metro版はどうしても「サブセット」的なものと感じてしまいます。
サブセットでよいのであれば、Googleが取得したQuick Officeや、AppleのiWorkでよい訳で、 ユーザから見たときの差がなくなってしまいます。
ハードウェア的にもWindows PCよりAndroid PCの方が格段に小型化しやすいですし、価格も安く作れてしまいます。
  • Windowsは既存アプリ、既存の業務アプリ、MS Office(既存のOfficeファイル)を動かし続けるためのデスクトップモードがPCとしての最大の差別化要因のはず。
    デスクトップアプリもMetroアプリも使えます、というどっちつかずの分かりにくいパソコンは現時点では利点になっていないようです。その上、いろいろな業務アプリもAndroid/iOS化がどんどん進んでいるのも事実。
  • WindowsのMetro化が進むと、Androidタブレット、Android PC、iOSとの差がどんどんなくなってしまいます。
    どのOSでもアプリストアからアプリを簡単にインストールして指先で容易に利用するという流れの共通化がどんどん進んでいます(アプリのマニュアルというものは長らく存在しなくなりました)。WindowsのMetro化が進むほど、キラーアプリはWindows Metro/Android OS/iOSの3 OS対応になり、Microsoftにとっては都合の悪いことに、どのOSを選んでも大丈夫な状態が進むでしょう。
  • 使い勝手の面で、Android/iOSがデスクトップOSに比べて不便なのは、複数のウィンドウを開いてコピペしながらの編集作業と、複数の内容を見比べるような作業。
    前者は画面が大きければユーザも指先操作に慣れてきているのでストレスが少なくなってきていると思います。
    後者はWindows自身が2ウィンドウ表示を作ってしまっているので、そのメリットが評価されれば、Android/iOSが追従するのも時間の問題でしょう。
  • 対抗するAndroid PCにとっての不安は、Officeアプリ。
    現時点では英語版ではQuickOfficeでかなりのことが出来ると思います。QuickOfficeの人気が上がらない場合は、ChromeブラウザをChrome OSのように使わせてしまう(現時点ではアドオンが使えないですが)のも良いかもしれません。
  • 対抗するiOSにとっての不安も、iWorkの実績。
    この点に関しては、iPhone/iPadにiWorkとiLifeを添付してばらまき作戦に出ていますよね。知らず知らず使っているうちに、これいいじゃん、という感じで浸透できるかどうか、iWork自身の出来不出来に対する世間の評価にかかっています。Officeアプリの中でiWorkの利用シェアは、iOS端末台数とほぼ同じ数ということであれば、すでにトップシェアになっているかもしれません。
Office以外の差別化要因も残っていると思いますが、Windowsは確実に脅威にさらされていると思います。
開発者としても、従来のPCアプリを前提とした発想にとらわれないことが重要ですし、Android OS/iOS上で、Windows上以上の生産性を発揮するアプリやソリューションの実現を念頭に置くことは、時流として逆らえないように思います。

[2014-02-13] 早速、お宝さんにこんな記事が上がっていました。
難しい選択になるでしょうね。
Microsoft、WindowsやWindows PhoneでAndroidアプリを動作させる事を検討か?! 2014-02-13

2014-01-06

AVANTIの柳田さんのTwitterが予告通り年末にクローズ

去年8月の柳田さんの書き込み
12月に『事情によりAVAVTIからのお知らせを終了します』との告知があった柳田あや子さんのTwitterですが、今日見てみると、アカウントもすでに閉鎖されているようです。
リツイートしていたのですが、Twitterでアカウント閉鎖すると参照していたリツイートも消えてしまうようで、残念ながら、ここに最後の書き込みを掲載することが出来ませんでした。

番組終了後も長い間の継続、お疲れ様でした。
いつの日か、実際にAVAVTIに訪れてみたいものです。