2012-07-29

MobileMultiUser for iOS - 家族で共有するiPadやiPhoneのユーザ環境を切り替え − V4

個別にアカウントを切り替えられるマルチユーザ対応のブラウザやメーラーは他にもありますが、iCloudの環境も含めて切り替えられるのはMobileMultiUserだけだと思います(JB必要ですが)。
今回Version 4.0.0としました。
変更点は、
  •  iOS 5.1.1に対応しました。
    一部の内部コマンドのコード署名が抜けていました。
    そのため、iOS 4 では問題なかったものが、iOS 5.1.1ではユーザ追加機能が動きませんでした。
    この点を修正しました。
  • ユーザ切り替えの高速化。
    V3では1〜2分かかっていたユーザ切り替えが、15秒程度(そのうち10秒がSpringboardの再起動)になります。
    内部的にtarで退避・リストアしていたのを、mvに変えました。
    これに伴って、ユーザのプロファイルの保存のための内部構造が変更になっています。
    2回目以降の切り替えで高速化されます。
インストール方法(Cydia経由)と、使い方は以前の記事をご覧ください。
すでにV3をインストールされている方は、CydiaにChangesとして自動的に挙ってきます。
ここへのコメントメール、またはGoogle+で @MobileMultiUser 宛の投稿にて、ご感想をお待ちしております。

[2012-08-05] 必須パッケージの依存関係を修正して、 4.0.1で再度アップしました。
[2013-04-29] iOS 6でテストしたところ、Twitterの切り替え以外は問題なさそうなので、現バージョン4.0.1で使えます

2012-07-17

Office 2013はデスクトップモードで動くようです、Metroではなく

いま、バルマーの発表会がやっています。
Office 2013 (Office 15) は、Windows 8上ではてっきりMetro上で動くんだと思っていましたが、旧来のデスクトップ上で動くようになるようです。
Metroアプリの推進はしないのでしょうか? (サンドボックス化など有用な機能があるはずなのに)
プロダクティビティツールはタスクバーのあるデスクトップで他のアプリと頻繁に連携しながら使用する、という判断でしょうか?

この点はちょっと残念でした。

Office 365/SkyDriveとのシームレスな連携は、現在のOffice 2010/SkyDrive/SharePoint 2010でも同様にできているところですね。
Google Docsに引き離されないためには必須の機能ではありますが。

ところでプレビューサイトのURLが office.com/preview となっています。
そのうちWindowsなしでもOfficeだけでなんとかやっていくような意思表示かもしれません。
日本では office.com/previewhttp://www.microsoft.com/ja-jp/office/Preview/ にリダイレクトされて、まだ Coming Soon の状態ですが、
英語では http://www.microsoft.com/office/preview/en が用意されていて、ちゃんとSign-upできるようです。

[追記] 9:00時点で日本語のプレビューサイトがオープンしていました、もう大丈夫ですね。

また、Office 2013の各アプリは従来のようにインストーラからセットアップして使用する他に、App-Vと言ってオンデマンド(ローミング、またはClick to Run (C2R))で実行モジュールをダウンロードする形でも使用できるようです。
その方法は、SkyDriveから文書をアクセスして、Office Web Appで一度開いた後、FileメニューのEdit=>Edit in Wordなどを選びます(ZDNetのFAQ)。

[2012-07-18] Office 2013はARMのWindows RT用のものも出てくるはずなので、Metroになっていないとまずいはずですよね。
正式版で思い切ってMetroのみになるのか、IEのようにMetroとデスクトップの両方で使えるようになるのか、使い勝手に影響しそうですね。
OneNoteは、OneNote MXという名前で(なぜ名前を変える必要があるのか、意図がわかりませんが)出てきましたね。
Microsoftも模索中なのでしょうか。

2012-07-09

MobileMultiUser開発ノート その3

MobileMultiUserをCydia (MyRepospace)で公開してから半年弱でユーザ数が90を超えました。
ご愛顧本当にありがとうございます。

PCのOS (Mac OS XやWindows) に比べてiOSが一番良い点はクイック起動です。
現在のMobileMultiUserはユーザ切り替えにどうしても1〜2分かかってしまいます(もしかしたらiPad 3rd gen 2012だと何倍か早いのかもしれませんが)。
これだとちょっと切り替えて何かするというのには抵抗があると思います。

そこで現在MobileMultiUser V4を検討中です。
目標は30秒(iPod 1st genでやっていたことはrespringだけでも1分くらいかかっていたので隔世の感です)ですが、開発初期バージョンではインストールアプリ一覧ファイルが失われて何度もiOSのリストアが必要になる有様。
まあ、期待せずゆっくりお待ちいただけるとありがたいです(iOS 6リリースとどちらが早いかは謎?)。

なお、プロファイルストアはV3形式とV4形式のハイブリッドで行きます。

備考:開発ノートその1その2 
[2012-07-29] MobileMultiUser V4 出来ました

2012-07-01

IDEOSの後釜としてOptimus brightを選択

IDEOSを持ってから1年半経ちました。
お小遣いで買えるスマフォということで、最小限のスペックを最小限の維持費で納得して使ってきたつもりなのですが、最近、最小限のスペックに我慢できなくなってきました。
ROMを入れ替えたり、クロックアップしたりしましたが、どうもテザリングまでが遅いように感じるようになってきていました。

買い替える・買い足す機種は、標準的なスペック(480x800、1GHz)で、最小限の購入費でという条件で、Optimus bright (L-07C) を選びました(中古で¥13,800-、ありがとうソフマップさん)。
そこで、私がIDEOSやiPod touchと比較した感想です。
  • 非常に軽く、薄い
    iPhone 4S 140g、iPod touch 101gに対してOptimus 112g。
  • 画面の横幅がぴったりiPone/iPod touchと同じ
    なので、噂されている次世代iPhoneがワイドスクリーンだとするとこれとと似たような感じのサイズになるのかもしれません。液晶の縦横のサイズ比較画像を上げておきます。
  • 液晶が非常にきれい
    高品質なIPS液晶。解像度もRetinaのiPhone/iPod touch 330ppi、Retinaの iPad 264ppi、RetinaのMacBook Pro 15 220ppiに対して、Optimus 233ppi となっており、Retinaと呼んでもおかしくないです (4.0inch 480x800)。輝度を上げるとiPod touchやiPhoneでは黒色の表示がうすグレーになってしまうのですが、Optimusでは黒色が黒いままで、非常に見やすい良い液晶です。関係ないかもしれませんがRetina MacBook Proの液晶はLG製なんだそうです。
  • IDEOSに比べてすべての処理が速い
    IDEOSではb-mobile U300とFairでほとんどWeb閲覧速度が変わらなかったくらいなのですが、Optimusではサクサクしている。
  • IDEOSで可能だったUSBテザリングがOptimusではできない
    これは技術的な理由ではないと思います。PdaNetやKlinkを入れればできるとのことですが。
  • 結構な数のアプリがなぜかGoogle Playからインストールできない
    FacebookやFirefoxやTwonkyなどですが、DoCoMoのSIMを刺していないためなのかもしれませんが、とても厳しい制約と思います。
  • 独自機能
    on-Screen Phoneはまだ試していません。
IDEOSも何かの時にと思いずっと持ち歩いているのですが、全く電源を入れていない状態です。
Androidアプリの画面表示の評価用としてIDEOSもずっと手元に置いておきたいと思います。