2009-12-28

「iPhoneやめました」を読んで

Business Media誠の吉岡さんの書いた「iPhoneをやめました」ですが、maclalala:linkさんでもまとめられています。
私が一番気になったのは、「女性の私には、片手でメールを打てない」という点です。
アメリカのごつい手のひとたちが開発したものなので、ある程度大きめなのは我慢しなければ、と許せるのは男性だけなのですね。
子供や東洋の女性のための、1〜2割小型のサイズの筐体が絶対に必要ですね。
あるいは、つるつるした滑らかな筐体がますます安定性を損ねているのかもしれません、またはケースがサイズを一回り大きくしてしまっているのかもしれません。

2009-12-25

OLPC XO-3のモックアップ登場

噂をしていたら、出ましたね、モックアップが (engadget)
Kindleの進化系と言った感じを受けましたが、こんなに薄いと機械的強度が保てないような。
それにしても、ユニバーサルデザインな色遣いはいつもさすがだと思います。

2009-12-20

XactiのMPEG4ビデオがQuickTimeで大幅に音ズレ

Xacti DH-1の720p MEPG4ビデオをSnow Leopard 10.6のQuick Time Playerで再生すると、どんどん音がずれて(映像がどんどん遅れて)いきます。
カメラが作成したデータの問題かと思い、iMovieに食わせたら問題なし。VLC Playerでも問題ありません。
MacBook AirとMac miniの両方で同じように問題が出ます。
動いたよ。さんの1年半前の情報に従い、代替コーデックでコーダを入れてみましたが結果は同じ。
相性問題とは言え、純正のQuickTime Playerの大きな問題なので、とても残念です。

2009-12-17

OLPC XOのSugarのHuman Interface Guidelines

久しぶりにOLPC (One Laptop Per Child) に関してブラウズ。

OLPCのXO LaptopのSugar OSのHuman Interface Guidelinesがいつの間にか公開されています
ちゃんと地に足の着いたOSとして着実に進んでいるということだと思います。
Human Interface Guidelinesコレクタの私としてはこれは見逃す訳にはいきません。

Sugar on a StickというLive CD/USB起動できるプロジェクトも興味深いです。
こちらはkorakuriderさんの日本語化の解説ページ。

それと、ちょっと残念な話ですが、あの画期的なXO-2プロジェクトがスキップされて、XO-3というもう少し普通のマシンになってしまうようです。
発表されて1年経っても音沙汰がずっとなかったのはそういうことだったんですね。

ターシャの第3の番組がDVDに

「ターシャからの伝言 花もいつか散るように」がDVD+愛蔵本になったようです。
それにしても、再放送されないのかな?

MacBook Airはほんとにいい

持ってよし、閉じてよし、飾ってよし、って感じです。
どこかに書いてありましたが、雑誌や新聞の山にまぎれて捨ててしまわないようには気をつけないといけません。

2009-12-13

La Fonera (1.0)は生産終了とのこと

ながらく最低価格無線LANアクセスポイント、かつソーシャルルータとして君臨してきた、オリジナルLa Fonera 1.0と、その後継機2ポートのLa Fonera+がすでに生産終了しているとのこと(FONサポートにメールで問い合わせた結果です)。
La Lonera 1.0 ¥1,980は既に在庫がなく、La Lonera+ ¥3,000も流通在庫のみとなっています。

現在の主流は追加ポートを持ち、なおかつUSB HDDをNAS化できたり、プラグインで高機能化したFonera 2.0(g) ¥6,980 とFonera 2.0n ¥7,480です。
低価格のチップの供給が終わってしまったのか、路線変更なのか事情は測りかねますが、ちょっと気になります。
FONの最大の魅力は低価格なので、何とか復活してほしいものです。

私はと言えば、Macbook Airの802.11nためにFonera 2.0nにアップグレードのつもりです。

2009-12-06

Macbook Airを手に入れた

遅ればせながら手に入れてしまいました。
私的なファーストインプレッションです。
  • 板一枚の造形はやはり触れていても異次元の気持ちよさがあります。
  • 感覚的に違ったのはディスプレイが13.3インチ+カメラの枠なので、底面積がかなり大きいことです(Macbook whiteでもMacbook Pro 13でも同じだけれど)。普段使っている別のPCが12.1インチで、1インチの差は大きいです。パームレストもまだ慣れていないので、大きすぎると感じます。
  • 1世代前、mini Display Portになった1.86GHz 128GB SDDを選びました(MB940J/A)。現行のHDD版程度の値段でありました。Snow Leopardのインストールディスクも同梱されていました。
  • Remote Discは、Macbook Air以外のMacにもすべてインストールされているんですね。[共有] 環境設定でCD/DVDをONにするだけです。ただし、10.6 Snow Leopard機ではFirewallにちゃんとCD/DVDのルールが定義されていますが、10.4 Tigerには既定のルールがなかったので、TigerからはとりあえずFirewallを切って接続しました。
  • 無線LANはFONを使っているのですが、無線LAN回線の遅さが目立ってきました。インターネット側はADSLで4Mbps程度なので、いままで足を引っ張ることはなかったのですが、ローカルの無線LAN通信が10Mbps程度しか速度が出ません。増強が必要です(AirMac Extremeか、はたまた出たばかりのFonera 2.0nか)。手持ちのUSB有線LANアダプタを接続しても認識するとは思えないので、無線LAN増強は必須かも。あと、出先のホテルで使用することも考えると、やはり有線LANも必要か?
  • Snow LeopardのインストールにRemote Discで2時間強かかりました。
  • 複数台のMacが並行して主力になるので、NASも必要。単に共有フォルダとするか、ホームディレクトリを移すのかなど、課題。電源をプチっと切っても良いようなNASがあれば良いけれど。

Magic Mouseとマルチタッチトラックパッドのジェスチャーが違うのはなぜ?

このたび発売されたMagic MouseとMacBookシリーズのマルチタッチトラックパッドのジェスチャーをまとめてみました。
Magic Mouseマルチタッチトラックパッド
クリック左クリック任意の位置のクリック
右クリック右クリック右角クリック
2本指クリック
スクロール1本指360°2本指360°
スクリーンズームCtrl+1本指上下Ctrl+2本指上下
回転(なし)2本指回転
ピンチオープン・クローズ(なし)2本指ピンチオープン・クローズ
前後へ移動2本指左右3本指左右
Expose(なし)4本指上下
アプリ切り替え(なし)4本指左右

片方になれてしまった、あるいは同時に使用する場合、とても混乱すると思います。
この辺り、どう考えられているのか、ちょっと不明です。

2009-12-05

iTablet/iPadへの道筋

iTabletまたはiPadは、やはりコンピュータらしからぬ形状が必要だと思います。
  • 紙のノート程度の薄さと軽さ、落としても壊れない柔軟性
  • 寝転んで雑誌を読んだり、電車で立って新聞を読んだり、あるいはカウチで読むチラシのように、気楽に扱える例えばビニール製のような感じはどうでしょう。Kindleのように固いと取り扱いに神経を使ってしまいそうです(初代Kindleの方が気楽だったかもしれません)
  • 柔らかい表示装置と、iPod nanoやiPod touchのような形状の本体は、遠隔接続されるのが良いと思います。必要ならドッキング
  • 何本も指を使った複雑な操作はごめんです
  • キーワードを駆使してユーザが一生懸命検索やブラウズをするのではなく、自然といろいろな関連情報を持ったページにたどり着き、なおかつ楽しい
  • 新着情報・更新情報も自動的に教えてくれる(多すぎず、少なすぎず)。過去見たページもすべて覚えておいてくれる
  • ページはスクロールが必要な巻物ではなく、単票のページの束(直感で現在位置が分かる)
どうでしょうか。

2009-12-03

やっぱり究極はMacBook Airでしょ

ミニマリズムとバランスを考えると、現時点では2GB Mem + 120/128GB HDD/SSDは妥当なような気がしてきました。

仮にメモリが4GBになってしまうと、いろいろなアプリやデータを詰め込んで120GBがとたんにパンクしてしまいます。
仮にCPUがCore i5/i7になったら、発熱処理が大変で、バランスが悪くなります。
ポートも、いろいろ接続すると、とたんに持ち運べなくなります。

改めて、Air、アルミユニボディPro、ポリカーボネードユニボディの3種類の触感を比べてみると、やはりAir以外は成熟されていないように感じてしまいました(ガラストラックパッドでさえ)。

2009-11-08

iPod touch 1st generationのバッテリの調子が悪い - 交換後

先週お話ししたiPod touchのバッテリの件ですが、なんとか復活できました。
でも、よっぽど手先の器用さに自信がある方にしか、やはりお勧めできません
交換用のバッテリはamazon.co.jpから、参考サイトはこのnagatoさんの記事と、iFixitの記事です。
私の場合は、カバーのこじ開けの際に多少傷が付いたことと、液晶画面の隙間のホコリが多くなってしまいましたが、だめ元でトライしたのでまあ満足です(60点程度かな)。
私の気付いたコツを挙げておきます。
  • ケースを開けるとき、バックカバーをはがす方向に力を入れるのではなく、ツメが外れるように、外側に開く方向に力を入れた方がよさそうです。
    プチッと音をさせながら、ツメを1つ1つ外していきます。カバーをはがす方向にあまりにも力を入れてしまうと、外れることは外れますが、ツメがのびてしまい、後で組み立てるときに隙間ができるようになってしまいます(その場合はツメをラジオペンチなどで少しずつ押さえて戻してやるのですが、元通りにはなりません)。
  • バッテリと基盤は、ネジ止め部分とコネクタ部分(2カ所)以外は、これでもかというくらい両面テープで止められています。
    特に無線LANアンテナのボディーに張り付いた基盤と、ドックコネクタ側のホームボタンの部分のボディーに張り付いた基盤をはがすのには神経を使いました。
  • ハンダ付けは手早く
    それほど微細なハンダ付け&外しではないのですが、効率よく半田ごてを押さえて、手早くやる心構えでやらないと、ハンダ面積が狭いので意外と長い時間半田ごてで熱を加えてしまうことになりかねません。バッテリそのもののケーブルなので、ショートさせてはいけないことにも気を配る必要があります。私の場合は裏から熱を加えながら、ケーブルを基盤のスルーホールに差し込んで付けました。助手さんに基盤とバッテリを支えてもらいながらやらないと一人では到底無理だと思います。
  • ホームボタンが効かなくなったので応急処置。
    (ポコポコした)タクトスイッチ部分を、両面テープをはがす際に変形させてしまったようです。仮組した状態でホームボタンを押しても、スイッチに届きません。スイッチ側の基盤には鉄の構造体が付いているので組み付け位置はズレようがありません。仕方ないので、ホームボタンとタクトスイッチの間に両面テープのノリを丸めたのを挟み込んで、応急処置としました。

2009-11-02

Windows 7の小技:最大化・最小化に関するショートカットキーとジェスチャーその2

前の投稿の続編です。
  • ウィンドウの下のボーダーをディスプレイの下の端にドラッグすると、縦方向に最大化、これのバリエーション
    • ウィンドウの上のボーダー(タイトルバーではなくタイトルバーの上の端)をディスプレイの上の端にドラッグ
    • ウィンドウの下のボーダーをダブルクリック(マウスポインタが上下矢印になった状態で)
    • ウィンドウの上のボーダーをダブルクリック(同じく、マウスポインタが上下矢印になった状態で)
こんなにたくさんのアクションを用意して、Microsoftは実際どうするつもりなのでしょうか。
本当に便利でしょうか(気に入ったものを各自が使えばよい)?
「xxxをするには、aaaまたはbbbまたはcccまたは…の操作をします」っていう説明はげんなりしそうです。
Mac OSのように、ウィンドウのリサイズは「右下のコーナーのみ」といういさぎよさ・極限まで絞り込まれたデザインとは、やはり対極をなすところが象徴的なような気がします。

iPod touch 1st generationのバッテリの調子が悪い

ここ数週間、愛用のiPod touch 1st generationのバッテリの調子がすこぶる悪い。
主に通勤中の音楽やPodcast、ビデオPodcastに使ってるのですが、朝70%あったのが、夕方見てみるとレッドゾーンに急激に落ちてしまっていることしばしば。
噂のバッテリBugかと思い、3.1.2から3.0に下げてみましたが同じ(3.1.2のバックアップを3.0に戻せないので多少焦りましたが)、よってバッテリの寿命がとうとう来たと判断(3年弱経っていますからね)。
一瞬、新型とか、3GSとか頭をよぎりましたが、次の機種が出た時悔しいと自分に言い聞かせ何とかセーブ、amazon.co.jpで交換バッテリの発注とあいなりました。
さて、難関作業のようですが、無事交換できるやら。

2009-10-25

Windows 7の小技:最大化・最小化に関するショートカットキーとジェスチャー

Windows 7の多分他に出ていない小技
  • タイトルバーをディスプレイの右または左の端にドラッグすると右半分・左半分の大きさになりますが、これをキーボードで実行する
    [Windowsキー]+[→] と[Windowsキー]+[←]
    戻すには逆方向の矢印キーを押す。
    同方向を押すと反対側半分になり、その後元の大きさにもどり、一巡する。
  • タイトルバーをディスプレイの上にドラッグすると最大化しますが、これをキーボードで実行する
    [Windowsキー]+[↑]
    戻すには [Windowsキー]+[↓]。
    やりすぎると下記。
  • ウィンドウの最小化(アイコン化)
    [Windowsキー]+[↓]
  • ウィンドウの下のボーダーをディスプレイの下にドラッグすると縦方向に最大化しますが、これをキーボードで実行する
    [Windowsキー]+[Shift]+[↑]
    下にドラッグするけれども下矢印ではなく[Shift]+上。
    戻すには [Windowsキー]+[↓]。やりすぎると上記、最小化なので注意。[Windows]+[Shift]+[↓] はShift無しと常に同じ。
  • ウィンドウのタイトルバーをマウスでつかんで [シェイク] すると、他のウィンドウが最小化。
[2009-11-02] ウィンドウを上下いっぱいにするショートカットに関して投稿しました
[2012-04-11] Windows 8での新しいショートカットを投稿しました。

2009-10-22

iMacのデザイン上の小さな改善が大きな差を生む

素人目にはほんの少ししか変わっていないiMac(early 2009比)ですが、この小さな改善が大きな差を生むのだと思います。
Iveのプレゼンビデオ(maclalara2さん)も力強いです。
私も「デザイン感覚」を磨きたいと思います。

2009-10-12

椅子を買いました

家でプログラミングする機会が多くなってきたけれど、作業環境が良くなく、すぐに肩や腰が痛くなっていました。
思いきって良い椅子(オフィスチェア、ワークチェア)を選ぼうと思い、探してみたら枚方家具団地のインテリアモリタ家具にいいのがありました
お手頃な値段で、背もたれが肩まであり、座面のクッションも分厚く、全体的に気持ちいいです。
お尻と背中が割れている椅子(ハラチェア)にも興味があったのですが、作りが大げさすぎることと、今回選んだ椅子の分厚いクッションで同じような効果があると感じたので、シンプルなものにしました。
これでお値段1万円ぽっきり。
お店を何軒か回って、値頃感と、何よりやっぱり実際に座った時のしっくり感を重視しました。

2009-10-11

SafariがCPU 100%に - 自動入力Webフォーム

最近Safari 4 for Windowsが下記の操作でCPU 100%でハングするようになってしまって、非常に不便でした。
  • Googleの検索結果画面の検索入力フィールドに文字を入力した瞬間
  • まっさらのGoogleを開いた場合の検索入力では問題なく、一度検索した結果の検索条件を編集するときに起こります
検索候補を出すAjaxのせいかと思いJavaScriptを無効にしてもダメ(そもそも再検索画面では候補は出ませんが)で、いろいろやってみて、やっと下記の操作で解決に至りました。
  • 設定画面を開き、[自動入力] タブを選ぶ
  • 自動入力Webフォームの [その他のフォーム] の [編集] を押す
  • 「.google.com」を一度 [取り除く]
  • Safariをいったん終了し、起動する
  • (.google.comの自動入力dbが再構築される)
フォームへの自動入力データを保持しているdbがおかしくなっていたのだと思います(それも一番よく使うgoogleのが)。

他にも同じ現象として、I Found This UsefulさんのSafari uses CPU 100% - corrupt SafeBrowsing.dbの情報がありましたが、私の場合はこれではありませんでした。

2009-10-08

Kindleが日本向けにも出荷可能に

日本でもKindleをAmazon.comから買えるようになりました!?
うまい使い方を考えて、ぜひとも手に取ってみたいガジェットです。
例えば、後で読みたいWebページをどんどんダウンロードしていく(漢字入りのイメージに変換して)とか。

[2009-10-10] 3Gネットワークが無料で使えて、NetFrontベースのブラウザも使えそうですね。
Wikipediaくらいは便利に使えそうですね。
昔々、Mozaicブラウザが日本語化されていなかったころに、DeleGate Proxyで漢字を画像化して表示していましたが、いまどきそこまでしてやりますか?

あと、tetheringネタもあるようですが、iPhoneやWindows Mobileの逆で、PC/MacのWi-FiをKindle 2に使わせるもののようです。

2009-09-23

iPhone OS上のPyObjCアプリのボトルネック

PyObjCはPythonで手軽にアプリを開発するのにはとても良いのですが、iPhone/iPod touch上では起動にとても時間がかかります。

ちょっと調べてみたところ、常に使われる、"import objc" と "obj.loadBundle ("UIKit",...)" のコードの処理に、それぞれ約3秒かかっていることが分かりました。
Python自体は遅くないのですが、PyObjCを使用するための初期化の処理に5秒以上かかってしまいます。

また、PjObjCはとても大きなライブラリなので、メモリ容量の面からも不利です。
例えば、ネイティブのMobileAddressbook.appは5.7MBなのに、HelloPythonは11MBにもなります。
このことから、メモリのオーバーヘッドが5MBほどもあることが分かります。

いずれのオーバーヘッドもPyObjCとUIKitを使用したとき固有のものです。

[English version]

2009-09-22

私の気付いたiPhone 3.1の変更点

自分のiPod touchをiPhone OS 3.1.1に上げました。
以下が私の気付いた変更点ですが、良い面と悪い面があります。
  • パスワード解析バグへの対処
    パスワード入力フィールドを、一文字消し、シェイクしてUndoすると、その文字がエコーバックして見えてしまう問題がありました(気になる、記になる...の記事Neowin.netの記事)。この問題は3.1ではきっちり対応され、Undoした文字はエコーバックされなくなりました。これはとても良い改善点です。
  • ミュージックアプリ (iPodアプリ) が起動していないと、ホームボタンのダブルクリックで [iPodコントロール] を呼び出せない
    以前紹介した、ビデオPodcastをバックグラウンドで聞く裏技が使えなくなってしまいました。同じ操作をゲームの音量調整のためも使っていたのですが、こちらもだめになりました (iPod touch first generation)。
    以前はホームボタンをダブルタップすると、いつでもポップアップの [iPodコントロール] を呼び出せて、音量調整や再生、停止、早送りを行えていたのですが、iPhone OS 3.1では、音楽の再生中しか、呼び出せません。音楽を再生していない状態では、ホームボタンのシングルクリックと同じで、実行中のアプリが終了してしまいます。
    これは、とても困ります。
    (ちなみにホームボタンの設定は、[一般] の [ホーム] にあります。)

あなたの大切なiPhone/iPod touchを即座にロック : Passcode Lock Now

iPhone/iPod touchのパスコードを長くして、パスコードロックを強化する対策を以前紹介しました。
多くの人は、パスコードの設定と一緒に [パスコードを要求] するまでのタイマーを設定して、短い時間の間に自動ロックされても、再度パスコードを入力しなくても良いようにしていると思います。
これが結構不安で、同期の最中など、iPhone/iPod touchを置いてその場を離れなければならないようなケースには、他の人にあなたのiPhone/iPod touchがパスコードなしでのぞき見られてしまう恐れがあります。
この不安を解消するために、パスコードロックを即座に行うアプリを作成しました。
PasscodeLckNw (Passcode Lock Now) (build #001 2009-09-22) [Download]

インストールの仕方
  • App Storeからはインストールできません。
  • 上記キットをiPhone/iPod touchに適当な方法でmobileユーザのホームディレクトリなどにコピーします。
  • iPhone/iPod touchにログインして、rootユーザになります(suコマンドなど)。
  • unzipコマンドで、/Applications/ フォルダの配下に展開します。
    cd /Applications/ ; unzip ~mobile/PasscodeLckNw-001.zip
  • respring コマンドを実行して、iPhone/iPod touch に新しいアプリを認識させます。
仕組み
  • 久しぶりのシェルスクリプトアプリです。
  • SpringBoard プロセスをkillallしています。リブートするよりはずっと早く、確実にパスコードロックすることができます。

2009-09-08

Snow Leopard/Leopardでメモをよりお手軽に作成

iPhone/iPod touchのメモアプリはすぐに呼び出せて、とっさにメモがとれて便利です。
それに比べてMac OS Xのメモはまだまだ冷遇されています。
Mailを立ち上げて、メモボタンあるいは、メニューから [新規メモ] を選ばなければなりません。
メモをとりたいのにメールを開くという、心理的な変換がバリアとなってしまいます。

そこで、ワンクリックでメモアイテムを作成して、入力状態にする方法を考えました。
こうすることで、Mac OS X 上のメモ機能の地位も少しは上がると思います。
iPhone/iPod touchのメモと(何らかの方法で)同期している場合は、連携して使えて便利さ倍増です。

とても初歩的なAppleScriptです。
Macの [アプリケーション] フォルダの [ユーティリティ] の [AppleScriptエディタ] を開いて、以下のスクリプトをコピペします。
そして適当な名前で [ファイルフォーマット] を [アプリケーション] として保存します。
そのアイコンをドックに置けば、ワンクリックでメモを作成できます。
tell application "Mail"
activate
end tell
tell application "System Events"
tell process "Mail"
-- click the menu item "New Note" of the menu "File" of menu bar 1
click the menu item "新規メモ" of the menu "ファイル" of menu bar 1
end tell
end tell
アイコンを設定したい場合の方法は次のようにします。
右上の画像(など)を適当な名前のファイルに保存し、プレビューアプリで表示して、全てを選択(cmd-A)したのち、画像をコピー(cmd-C)します。上で作ったアプリをファインダで選択し、 [情報を見る cmd-I] して、表示されたウィンドウの中のアイコン画像をクリックした状態で、ペースト(cmd-V)します。
(本当は、全て設定済みのAppleScriptアプリを作りたかったのですが、AppleScriptアプリパッケージの中のicnsリソースを入れ替える方法が見つからなかったので、このような手動手順の紹介となりました、すみません。)

[English version]

Snow Leopardのメールアプリのメモ機能の仕様変更

Snow Leopard (Mac OS X 10.6)のメモ機能(Note of Mail.app)の仕様が変わっているようです。
(正確にはLeopardを再インストールして確かめなければなりませんが。)
  • メモアイテムはNotesフォルダにないと認識されなくなりました。
    IMAPサーバでも、ローカルフォルダでも同じです。
    いずれもメールアプリからは隠されて見えませんが、右クリックメニューから呼び出せる [アカウント情報を見る] ではちゃんと「メモ」(Notes)フォルダが表示されます。
    (なお、To Doはカレンダに保存されるようです。)
  • 以前(Leopard)はどのフォルダにあってもメモ一覧に統合して表示されていたはずですが、遅いのでやめたのでしょう。
  • 逆に、Notesフォルダにあれば、通常のメールアイテムもメモ一覧に表示されます。

2009-08-30

Snow LeopardのExposéのGrid表示

Snow LeopardのExposé
グリッド配置される (約60アプリ)
LeopardのExposé
(有名な150アプリ表示)
前者の2.5倍あるが個々のウィンドウを区別しやすい
Snow Leopard (Mac OS X 10.6) のExposé (Expose) の表示がグリッド配置に変更されてしまいました。
私はTigerやLeopardの表示スタイルの方が好きです。
グリッド配置には次に挙げるような欠点があると思います。
  • 全てのウィンドウが同じサイズにそろえられてしまうので、目的のウィンドウを探しにくい。
    例えばSafariの大きなウィンドウとステッキーズの小さなウィンドウが同じ大きさになってしまうので一見して区別しにくい(右の図でもSafariの大きめのウィンドウがどれなのか見つけられない)。
  • ウィンドウの大きさという情報が欠落する。
  • グリッド配置事体にあまり意味がない。
    グリッド配置は一見整理されて表示されいるように見えますが、元々のウィンドウの並びがアナログ的なのを無理矢理直線的にしているのでかえって分かりにくい。
  • 画面上の無駄な隙間が多くなり、個々のウィンドウの表示がさらに小さめになってしまう。
  • 何より、面白みが少なくなってしまった。
ぜひとも、元のような表示モード(グリッド配置OFF)も復活してほしいものです。

[English version]

Snow Leopardのプロセス一覧;64bitだらけ

Snow Leopard (Mac OS X 10.6) のプロセス一覧を見てみると、ほとんど64 bitプロセスです。
個人向けパソコンもいよいよ本格的に64bitの時代になったことを実感しました。

2009-08-23

今日の気になるPodcast;Macを使いこなそうGarageBand編、iPod touchゲームギャラリー

2009-08-19

Blogspot/Bloggerで、よりお手軽に投稿 その2

以前、Bloggerの投稿ページをブックマークしておくと、Tumblrのブックマークレットと同じようにワンクリックでBloggerに投稿できて便利、という小ネタを書きました
でも、その方法では、ブラウザの今見ているウインドウが投稿ページに置き換わってしまって、Tumblrと同じように、とはいきませんでした。
単純にURLをブックマークするのではなく、Javascriptで一工夫することで、別ウィンドウでの投稿が出来る方法が分かりました。
  1. まず、Bloggerの投稿ページをブックマークします。
  2. ブラウザのブックマークの管理ツールを開きます。
  3. URLが http://www.blogger.com/post-create.g?blogID=xxxx になっていることを確認します。
  4. このURLの前に以下を挿入します(最後のシングルクォートを忘れずに)。
    javascript:void(window.open('
  5. URLの最後に以下を挿入します。
    ',null,'width=750,height=700,scrollbars=yes'))
  6. 結果として下記となっているかを確認します。
    javascript:void(window.open('http://www.blogger.com/post-create.g?blogID=xxxx',null,'width=750,height=700,scrollbars=yes'))
よろしければ、お試しください。

[2009-08-29] scrollbars=yes を追加

2009-08-18

メモ同期アプリ Notes Upload Build #004

iPhone OS 2.0以降で動作しなくなっていたメモ同期アプリ(旧バージョン)が、iPhone 3.0でやっと復活の日を迎えることができました。
前回はJiggyという独自のGUIツールを使用していましたが、今回はXcodeでGUIを作成しました。
DB操作やネットワークアクセスには前回と同様、Pythonスクリプトを使用しています。

メモ同期 Notes Upload (build #004 2009-08-18) [Download]

できること
  • メモアプリのエントリをIMAPプロトコルで、メールのフォルダに同期(現バージョンではアップロードのみ)します。同期先のメールフォルダはあらかじめメールソフト(メーラー)で作成しておいてください。
  • 無線LAN (Wi-Fi) 接続で同期を行えます。
  • GUIは今回は英語のみです。
  • Last Uploadの日時を指定して、部分的な同期(新しいエントリのみ)ができます。同期完了後、Last Uploadの日時は自動的に更新されます。
  • 今回はプログレスバーをつけてみました。
インストールの仕方
  • 事前にPythonをCydia等でインストールしておいてください。パッケージ名「iPhone/Python」を選ぶと必要な周辺パッケージも一度にインストールできて便利です。
    tar (Tape Archive) も必要なのでインストールしてください。
  • 上記キットをiPhone/iPod touchに適当な方法でコピーします(いったんPC/MacにコピーしてからscpでiPhone/iPod touchにコピーする、など)。ファイル名は NotesUpload004.tar.gz です。
  • iPhone/iPod touchにログインして、rootユーザになります(suコマンドやsudo shコマンド)。
  • iPhone/iPod touchの /Applications/ フォルダ配下に展開します(/var/mobile/Applications/ ではありません)。念のため、コマンドは下記です。
    cd /Applications/ ; tar xzvf ~mobile/NotesUpload004.tar.gz
  • コピーしたアプリをiPhone/iPod touchに認識させるためにrespringまたは再起動します。
お願い
初めて作ったXcodeアプリなので、まずは、動いたかどうか(正常に起動したらPreference画面が表示されます)をお知らせいただけると、とてもありがたいです。
自分の環境では動いていますが、それがそのまま他の環境で動くかどうかが全く分からないからです。
よろしくお願いします。

(noets.dbの内容を読み込んでIMAPにエントリを作るだけで、削除処理は全く行わないアプリなので、安全に実行していただけます。ただし、業務等重要な用途で使用することは今の段階では避けてください。)

開発後記
Pythonスクリプトを使用しているのは、とても容易に使えるIMAPライブラリを利用したいがためです。
Pythonにはあらかじめ何でもそろっています(Batteries included;バッテリも入っています(おもちゃなどがバッテリ付きで、他に何も買いそろえなくても、すぐに遊べるようになっている状態をたとえにしている))。
今回が初めてのXcodeプログラミングだったのですが、Objective-CおよびCocoa Touch独自のお作法に、最初確かに、めげそうになりました。
(なお、App Storeに登録していませんので、iTunesで探しても見つかりません、念のため。)

iPhone 3.0のnotes.dbの変更点

iPhone/iPod touch 3.0のメモアプリ (MobileNotes.app) のsqlite3テーブルスキーマが1.1の頃に比べて拡張されています(2.xからかもしれません)。
$ sqlite3 notes.db
sqlite> .tables
Note
_SqliteDatabaseProperties
NoteChanges
note_bodies
sqlite> .schema
CREATE TABLE Note (ROWID INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, creation_date INTEGER, title TEXT, summary TEXT, contains_cjk INTEGER, modification_date INTEGER, author TEXT, content_type INTEGER);
CREATE TABLE NoteChanges (record INTEGER, type INTEGER);
CREATE TABLE _SqliteDatabaseProperties (key TEXT, value TEXT, UNIQUE(key));
CREATE TABLE note_bodies (note_id INTEGER, data, UNIQUE(note_id));
CREATE TRIGGER delete_note_bodies AFTER DELETE ON Note
BEGIN
DELETE FROM note_bodies WHERE note_id = OLD.ROWID;
END;
sqlite>

変更点は、
  • Notesテーブルの追加カラム:
    contains_cjk:cjk文字が含まれているかどうか。1でYes。漢字の有無でフォントが切り替わる謎がこれで解けた。
    modification_date:最終修正日時。1.1ではcreation_dateでmodification_dateを代用していた。
    author:おそらく、Sync時にサーバ側のFrom:ユーザがストアされる。
    content_type:不明。メモアプリで作ったアイテムは、全て0のようだ。
  • 追加テーブル:NoteChanges
    アイテムを編集したり削除した履歴。編集の度にレコードが追加される。おそらく、type=1は編集、type=2は削除。Syncすると履歴が削除されると思われる(後で実験)。

2009-08-15

iPhoneシミュレータでのアプリの実行環境

  • $USER:Mac OS Xのログオンユーザ
  • $PWD:/
  • $HOME:/Users/$USER/Library/Application Support/iPhone Simulator/User/Applications/$UUID/
  • アプリのUUIDはXcodeでビルドして実行するたびに変化する
  • $HOME配下にあるもの:Documents/、Library/、tmp/、appl.app/
[2011-05-14] 2009年に記事を書いてからXcodeを更新していない (3.1.3) ので、いまは変わっているかもしれませんが...
  • シミュレータでのユーザのホームディレクトリは、
    ~/Library/Application\ Support/iPhone\ Simulator/User/
    この下に、Media や Library や Applications がある。
  • シミュレータでのファイルシステムのルートは、
    /Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/SDKs/iPhoneSimulatorX.Y.sdk/
    例えばこの下の Applications にi386用にビルドした? アプリをコピーして実行することもできる。
  • シミュレータ本体の起動は、
    open "/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/Applications/iPhone Simulator.app"

2009-08-12

今日の気になるiPhone OSアプ;Ustream、Read It Later、Color Chart、HTML Mail

  • Ustream 3G S Recorder
    ちまたで話題のUstreamへ3GSから直接動画をアップするためのアプリ。まだ評価が付いていません。
  • Read It Later Free
    FirefoxのAdd-on、スクリプトレット、およびクラウドからなるブックマークサービスおよびオフラインリーダー
  • Color Chart2
    色見本その2
  • HTML Mail Editor、HTML E-mail (www.westernits.comリンク切れ?)
    こういうのも欲しいと思っていました。
今日の気付き1;アプリアイコンはとても大事。何をするアプリかはっきり分かって、かつ使いやすそう、面白そう、頼りになりそうなどのイメージを表現できて、なおかつ目を引かないといけない。アプリの第一印象は確かにアイコンですから。
今日の気付き2;母艦のiTunesのiTunes Storeでは新しいアプリを探しにくい。iPhone/iPod touchのApp Storeアプリだと、おすすめ、トップ、有料、無料、新着、で分かりやすく一覧表示されるのに、母艦のは、変なスクロール表示で、なおかつ一覧上での情報量が少ない。

2009-08-10

/Applicationsのアプリと、/var/mobile/Applicationsのアプリの出来ることの違い

/Applicationsのアプリで出来て、/var/mobile/Applicationsのアプリ(Xcodeで開発する一般アプリ)で出来ないこと。
  • NSThreadは使えるが、popen()はPARENTAGE_FORK DENY 1のエラーで阻害される。やはりバックグラウンド処理はFrameworkの範疇のお行儀の良いものでないと許されない(ちなみにバックグラウンド実行のNSTaskはiPhone OSのFrameworkから元々外されている;参照noviさんのBlogエントリ)。
  • Shellのターゲットは作成できるけれど、デプロイ時に実行権が外される(chmod -x)。
逆に、/Applicationsアプリで出来ないこと。
  • Settings Bundleによるアプリ設定アプレットが効かない。一般アプリはplistを作成するだけで、設定アプリ(Preferences.app)に組み込まれた設定項目と画面を、非常に容易に生成することができますが、/Applicationsのアプリはこの機能を使えないようです。
  • SpringBoardによるアイコンの自動iPhone化(rounded border と glossy effect) が利かない。一般アプリではべた塗りのアイコンを作成すれば済むが、/Applicationsアプリでは自分でアイコンのiPhonne化をしないといけない。(逆に、一般アプリでアイコンの自動いPhone化を抑止するにはInfo.plistにUIPrerenderdIcon属性を設定する。)
[2011-05-14] アイコンの自動iPhone化を追記。これが分からず、1週間くらい悩みました。一般アプリと/Applicationsアプリのアイコンpngを入れ替えたりして確かめました。

Xcodeで実機デバッグの初級編

XcodeのiPhoneシミュレータでの開発は、すんなりいきましたが、今回、実機デバッグを初めて体験しました。
Xcodeで [Device 3.0 - Debug] をターゲットに選んで [ビルドして進行] を実行すると、iPhoneまたはiPod touchの実機でアプリの実行が始まります。
デバッグモードでは通常より起動が少し遅いので落ち着いて待ちます。

下記3つのウインドウは、実機デバッグ中にいつでも開いておくと便利。
  • [ウインドウ] メニューの [オーガナイザ] を開き、[DEVICES] から実機を選び、[Console] を選ぶと、何がおこっているのかのログが表示される。
  • [実行] メニューの [コンソール](またはメインウインドウのgdbのボタン)はgdbのコンソールで、アプリが落ちたときのステータスなどが表示される。
  • [実行] メニューの [デバッガ](またはメインウインドウの殺虫スプレーのボタン)はGUIデバッガで、コールスタックから調査したいプロシージャを選んで、ソースコードや変数を見たりできる。
シミュレータで一通りうまく動いても、実機では動かないケースがやはりあります。
私がいきなり経験したのは、
NSStringでstringByAppendingString: の引数がnilだと NSInvalidArgumentExceptionで落ちるケースと、
NSDateでdateFromString: でこちらも引数がnilだとEXC_BAD_ACCESSのシグナルで落ちるケース。

2009-08-05

今日の気になるiPhoneアプリ;SNS Contact、ColorBinder、Instaviz

  • SNS Contact~連絡先にフレンドアイコン
    どれだけの一般人がSNSに鮮明なプロフィール写真を開けっぴろげにしているか、多少疑問が残りますが、着想はすばらしいと思いました。
  • ColorBinder
    いろいろな色をRGBやHSVやCMYKで作成して表示するアプリは、Motifの時代から一度私も作ってみたいアプリです。
  • Instaviz
    Newton Message Padのように手書き入力の図が自動的に清書されるアプリ。iDiskへの書き出し機能あり。ただしエンジンが高級なためか高価。

2009-08-02

グレーなiPhoneアプリ;MemoryInfo

iPhoneアプリは、他のアプリに影響を及ぼしてはいけないはずなのに、MemoryInfoは(おそらく)他のアプリプロセスを強制終了させて、空きメモリを増やしてくれます。
初回起動時にネットへの接続が要求されるようですが、何をやっているのかも謎(ユーザ一覧を更新?、強制終了させてはいけないプロセスの一覧を取得?、など?)。

類似のアプリとして、同じ作者のFree Memory、Mac版で有名なiStatMemory Sweep Lite(App Storeのダウンロードがおかしい)、Memory Status(iPhone 3.0対応審査通らず)があります。
SysStats Liteのkimadaさんは、いろいろ試行錯誤されていますが、メモリ解放機能は正式審査には至っていないようです。

[2009-08-09] MemoryInfoとFree Memoryの両方が恐れていた通り「Apple has demanded that we remove the feature to Free Memory from all our apps.」となってしまいました。
代わりにMemory Sweep (Lite)のダウンロードが開始されました(まだアプリ名がScanとなって怪しいままですが、機能します)。Memory Sweepはプロセスの終了ではなく、自分のメモリを15MBまたは30MB確保した結果空きができるようにしているようです。

2009-08-01

今日の気になるiPhone OSアプリ;NetSketch、DocScanner、Blue Reversi、Free Memory、MemoryInfo

  • NetSketch - Collaborative Drawing for the iPhone and iPod Touch
    無限大のドローイングエリアを持つドロー系アプリ
  • DocScanner, iPhone as a Scanner
    iPhoneのカメラをスキャナとして使用し、PDFやJPEGとして保存。自動歪み補正(キーストーン)機能もある。
  • Blue Reversi
    レベル指定可能なオセロ
  • Free Memory 1.5, MemoryInfo 1.1
    他のアプリの強制終了、空きメモリの最大化(Game Mode Free Memory)機能を持つシステム使用状況表示ツール

2009-07-09

iPhone/iPodに同期した写真はVGA程度、もっと高解像度で写真を持ち歩きたい

今更ながらですが、iTunesでiPod touchに写真を同期させ始めました。
でも、とても低い解像度でしか同期してくれません。
たかだかVGA程度でしょうか(2倍程度に拡大するとアラが見える、右の絵のように)。

せっかく持ち歩くとっておきの写真なので、何とかもっと高解像度で同期させたいものです(大量の写真をとにかく放り込みたい使い方や、旧機種で処理能力や画面解像度が足りない場合はは今の方式で良かったのでしょうが)。
いい方法ないでしょうか?
iPhoneで撮影した写真はiTunesで同期した写真よりも高解像度のまま保持されますよね。

2009-07-08

iPhone OSのGoogle ReaderとMailはオフラインでも結構使える

ふとしたことから、Google ReaderとMailをオフライン状態で試したみたところ、結構使えることが分かりました(おそらくiPhone 3.0に限らない)。

Google Reader編:
私はGoogle Readerの記事を読むのに、もっぱらSafariを使ってWebから直接 http://www.google.com/reader/i/ で読んでいます。
「オフラインでも使えるRSSリーダアプリ」というのがApp Storeで結構出ているのは知っていましたが、Webアプリ版のGoogle Readerの使い勝手が良いので、アプリ版は一つも試したことがありませんでした。

SafariでGoogle Readerの必要なページ(15トピック×nページ)を読み込んで、Wi-Fiを切ってみたところ、下記のことがオフラインでできることが分かりました。
  • SafariのGoogle Readerのオフライン利用時の機能
    • スクロールして一覧として読み込んだ記事の本文はすべて読める。つまり、キャッシュされている、あるいは読み込み済みの状態になっている。
    • イメージは表示されない。
これって、「オフラインでも使えるRSSリーダ」の要件をかなり満たしていると思うのです。
iPhoneで3Gが圏外になっても読み続けることができます。
ただし、制約が2点;オフラインの間に読んだ記事の既読情報はGoogle Readerサーバに反映されません(画面上は既読の色になりますが)、それと、Safariプロセスが終了したり、リブートするとWebキャッシュがなくなるので一覧も、記事も表示されません。

Mail編:
標準のメールアプリもオフラインでの便利な利用が可能なようです。
IMAP接続のアカウントで試しました(GmailもMobileMeもIMAP接続)。
  • Mailのオフライン利用時の機能
    • 一覧に読み込まれ概要テキストまで取得したメールは、オフラインになっても本文の表示が可能。
    • ある程度の大きさであれば、添付も表示可能。
    • 既読・未読情報は、次回接続時に同期される。
    • メールをフォルダ移動すると、次回接続時に同期される。
PC/MacのThunderbirdやOutlookなどのメーラのオフラインモードでも上記のようなことができますが、iPhone OSのMailもそれらと同等の機能を持っているといえます、なかなかものです。
Safariと違って、Mailはキャッシュをファイルに保存するようなので、プロセス終了やリブートしても表示できる内容は失われません(反映前の既読情報だけはメモリに保持しているようです)。

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iPhone OS 1.1や2.0のころは、Google Mapをオフラインで使うツールや、Webページをオフラインで使う方法(data: URL にhtml本文をbase64エンコードした巨大な文字列をブックマークとして登録)などが話題になっていたことが懐かしく思い出されます。
なお、Web版のGmailは上記Google Readerよりもう少し賢くて、オフライン中の既読情報が接続後反映されるようになっているようです
(ただし、muumoo.jpさんが『GmailのiPhone版、オフラインに対応していた』に書かれているように、Gears的なローカルストレージではなく、メモリキャッシュ上の処理のようで、Safariアプリのプロセスが終了するとやはり表示内容がなくなります。
なお、Web版のGmailの日本語版はまだ旧バージョンのままですが、PCから表示言語を英語に設定すると、新バージョンの画面になります)。

2009-07-07

Blogspot/Bloggerで、よりお手軽に投稿

Tumblr が提供する、ブックマーク Scriptlet ブックマークレット "Share on Tumblr" を使うと、ポストをとても手軽に行え、もう他のブログツールに戻れなくなってしまいそうになります。
今見ているページや、選択した文字列を元に、投稿を作成できます。

Blogspot/Blogger でも、少しでもポストの敷居を下げられないか、考えてみたところ、ちょっとした方法を思い付きました。
Blogspot/Blogger の投稿画面の URL (http://www.blogger.com/post-create.g?blogid=xxxx) をブックマークしておけばよさそうです。

今までは、[1] 自分のBlogspotを開いて、[2] ログオンボタンを押して、[3] 投稿ボタン を押す、3ステップの手間が必要でしたが、今日からは一発でポストできます。
小ネタでした。

[2009-08-19] 改良版を紹介しました。

2009-06-27

Safari 4 MacがずっとFlashでハングしていたんだけれど

じつは、私のMac miniのMac OS Xで、Safari 4がBetaのころから、Flashを使ったページでずっとハングしていたんです。
Safari 4って本当に大丈夫なのか、って心配し始めていたのですが、結局、SafariStandを削除したら問題なく普通に動くようになりました。
そういえば、Safari 4を入れてからSafariStandをアップデートしていませんでした。
改めて標準環境の大切さを感じました。

SafariStandのインストール先は、/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/SafariStand.bundle です。
ちなみに、Safari 4とSafariStand 3.1T161を一緒に使っていました。
Safari 4用の現行バージョンはSafairStand 4.0T167です。

2009-06-18

あなたの大切なiPhone/iPod touchのパスワードを強化する方法

iPhone/iPod touchのパスコード(パスワード)は標準では4ケタの数字だけなので、ちょっと不安です。
このページにあるiPhone and iPod touch Enterprise Deployment Guideのパスコード・ポリシーのところをよく読んで、iPhone Configuration Utilityを使えばよいことは、以前から何となくわかっていたのですが、なかなかやってみるまでには至りませんでした。
Mac OS X Hintsのサイトの「Use a longer alphanumeric passcode on the iPhone」というポストにもっと簡単な解説と、方法が出ていました。
以下を行うと、iPhone/iPod touchのパスワードが英数字6文字以上に拡張されます。
  • Mac OS X HintsのサイトにあるXMLを適当な名前+.mobileconfigの拡張子で保存する。
  • iPhone/iPod touchで設定しているメールアカウントにそのファイルを添付して送信する。
  • iPhone/iPod touchで受信したメールの添付ファイルをタップし、[インストール] する。
  • プロファイルがインストールされる。その時、古いパスワード、新しいパスワード(英数字)の入力が求められます。
ロック解除のパスコード入力画面が右のように拡張されます。
見事にセキュリティが強化されました。

元に戻したい場合は、[設定]->[一般]->[プロファイル] から [削除] すればOKです。

[2009-06-19追記、注意]
iPhone Configuration Utility を安直に Mac にインストールしないでください。
インストールすると、iPhone/iPod touch が Mac に認識されなくなってしまいます。
MobileDevice.framework が古いものに上書きされてしまうためのようです。
修復するためには、iTunes を再インストールするだけではだめなようで、Time Machine で /System/Library/PricateFrameworks/MobileDevice.framework を復元するか、これを削除した後 iTunes をインストールするしかないようです。

[English version]

2009-06-14

ターシャの新刊「コーギコテージの四季」

Yahoo! TVでターシャを検索していたら、2009年7月3日発売の新刊「コーギコテージの四季」を見つけました(7&Yamazon)。
まだ表紙も完成していないようなのですが、さらに検索してみると、原作の「Seasons of Delight / A Year on an Old-Fashioned Farm / A Three-Dimensional Pop-Up Picture Book」が見つかりました(キュリオブックスさんありがとう)。
ターシャの作った飛び出す絵本を、手に取って見たいものです。

一番ほしいのはMacBook Air 4GB

iPhone 3G Sの発表と一緒に、MacBookシリーズも更新されました。
13 inchのMacBook Proの久々の復活(そのうえお安い)、最大8GBのメモリ。
でもスペック一覧を見ていて腑に落ちないのが、MacBook Air。
SDD版が20万円を切ったのは偉いのですが、メモリが2G固定というのは、いまどき物足りません。
5万円くらいアップしても良い?から、4GB版がほしいところです。

また、個人的には手が出ませんが,17inch版(場合によっては15inch版も)ではメモリスロットを倍増させて、16GBあるいは、安価な8GBが構成できるようになっていると面白いと思うのですが。
最近はいろいろな検証を何でもVMで動かして済ましてしまうことが多いので、32bit OSの3GBメモリではもう狭苦しいです。
Mac OS Xの魅力を最大メモリ容量でより高めてほしいものです。

iTunes 8.2に「並べ替え」属性が登場、iPhone 3.0の日本語による並び順用

iTunes 8.2の曲の属性に「曲名、アーティスト名、アルバム名」の「並べ替え」フィールドが追加されています。
先日紹介したiPhone 3.0の「日本語読みによる並び順」に使用されると思われます。
最近(といっても数年)iTunesで購入した曲には「読み」の属性が付加されているようですが、それ以外(自分でCDから取り込んだものも含めて)はついていません。

iPhone 3.0に向けて、読みを入力して準備しておきましょう。

ただ、iTunes上では、「a~zあ~ん」の並び順なのに、iPhone/iPod touch 3.0では「あ~んa~z」になるのはどうしようもないのでしょうか。

[2009-06-19追記]
並べ替え属性は iTunes 7.1 からの機能だったんですね(ASCII.jpの記事 2007年3月)。
明示的に使われないので、今日まで、全然気づきませんでした。

Safari 4 Windows版の困ったところと良いところ

Safari 4のWindows版を使い始めています。
どうしても手放せない最大の利点が、
  • スムーズフォントでの表示
    以前のバージョンではデフォルトでスムーズフォントでしたが、正式版からはオプションになりました。設定は、[設定...]メニューの[表示]タブの[フォントの滑らかさ]です。私は他のアプリとの差を考えて[弱]で使っています。
です。
なぜ、Windows日本語版は、21世紀にギザギザフォントを持ち込んでいるのでしょうか?(英語版WindowsはWindows 95のころからスムーズフォントなんですよ)

Safari 4はメニューバーも隠して、非常にスリムな状態で使っています。

反対に、困った点もさっそく見つかってしまいました。
  • テキスト入力フィールドで、強制改行をShift-Enterで入力できない。
    仕方ないので、ブログ入力の際はHTML編集で<br>を入れています。
  • 履歴の検索ボックスでIMEが勝手にOFFになってしまう。
    Notepad上に検索文字を入力してコピペしたりする必要があります。
[2009-08-02] WindowsのShift-EnterはMacではCtrl-Enterのようだけれど、Safari Winではそれも効かない、残念。

都会では忘れがちな人間本来のたくましさ

先日、ジブリの鈴木さんのPodcast 2009-06-02の放送で知ったのですが、「いなほ保育園」というところが、夢のような子育てを実践されているとこのことです。以下、ググって出てきた記事をいくつかあげてみます。

2009-06-13

有名ブログサイトの有益な機能

先ほどのFMラジオのAvantiでアメブロの方がお話しされていましたけれど、著名人に対するコメントは24時間体制でチェックして、炎上しないようにしているそうです。
なるほど、そうでもしないとなかなか著名人を集めるのは難しいんですね。
ちょっと調べてみると、当初は「コメントを24時間体制で監視管理していることはタレントブロガーに通達」が徹底されていなかったようで、利用者(読者)にも通達されてしかるべきでは、と思いました。

ちょっとアメブロに興味が出たので、いくつかRSS購読しようとしたのですが、本文の一部しかRSSに公開されません。
http://pipes.yahoo.com/closer_nabeshimaeido/amebloall などを使って、加工してやればよいわけですね。
← 最近やっと手をつけたPipesで作れると思って、まずググったら、先に作った人がすぐ見つかってしまいました。
Pipesも結構なソフトウェア資産・資源になってきたと思います。

2009-06-06

iPhone 3.0 Beta 6はもう出ない?

iPhone 3.0 Beta 5がリリースされてから4週間経ちました。
Beta 6が出ても良い時期なのに出てこないということは来週のWWDCで正式版が出るということ?
[in Engish]

2009-05-28

私の気付いたiPhone 3.0の変更点その2

先日、iPhone 3.0で気づいた点を書きましたが、もう少し詳しく見てみて、補足したいことが出てきました。
  • メールのサーバ検索
    Spotlight検索はとても便利で気持ちいいです。
    さらに、メールの検索では、まずローカルのメールボックスキャッシュを検索し、その後「続けてサーバも検索する...」選択肢が表示され、検索できます。
    サーバに対してIMAP検索を行うので、大量にヒットするような場合でも高速に検索結果が得られます
    またさらに、一度取り込んだサーバの検索結果はローカルにキャッシュされるので、キャッシュにある間はSpotlightで検索すると、ちゃんと一緒にヒットします。
  • 日本語の読みによる並び
    ミュージックの並び順ですが、現状2.2.1とそれ以前では「a~z日本語」で、タイトルやミュージシャンがアルファベットなもの以外は、並び順をあきらめるしかありませんでした。
    ところが3.0では、「あ~んa~zその他」になっています。先頭の「あ~ん」に関しては、漢字のタイトルも読みに基づいて並べることが出来るようです
    ただ、現状どうやってiTunesが「読み」を認識しているのかわからないため、たまたま読みがあるものとないものとが、一覧上、先頭と、おしりに分かれてしまう状況です。
    それと、日本人の感覚的には「あ~んa~z」ではなくて、「a~zあ~ん」のほうが並び順的に自然だと思うのは私だけでしょうか。本の索引(Index)も「a~zあ~ん」が多いと思うのですが。

2009-05-26

Kindle 1に遭遇

先日、ちょっと遅い通勤電車で、Amazon Kindle 1で本を読んでいる人を見かけました。
iPhoneと違ってプラスチッキーだけれど、文具としての確かさを感じるデザイン。
新書サイズの画面に白い枠がついた、省電力のデバイス。
片手で軽く扱える重量。
Kindleを見ると、iPhone/iPod touchも電話やiPodの体裁から離れた、より多くの情報量を見せるバリエーションがあっても良いような気がしました。

ターシャの第3の番組

見逃してしまっていました。
今、NHK BS2で四季の庭の再放送をやっているのだけれど、番組前の解説で、1.四季の庭、2.魔法の時間の作り方、そして第3の番組『ターシャからの伝言~花もいつか散るように』があることを知らされました。
ご命日の6月18日、あるいは12月の再再放送を期待して、見逃さないようにしたいと思います。

2009-05-24

Windows 7のWindows Touch操作法

Windows 7はより積極的にタッチパネルをサポートする予定です。
これをWindows Touchと呼んでいるのですが、その操作法のビデオが高橋忍さんのサイトにありました。
独自の(ちょっと独特な)操作法なので、ここに挙げておきます。
  • タスクバーボタンのドラッグアップで右ボタンメニュー
  • 縦ドラッグ(縦ドラッグ)で縦スクロール
  • 横ドラッグでセレクト
  • ドラッグで指をいったん横に動かしてから縦に動かすと、縦方向のセレクト
  • 二本指横ドラッグで、横スクロール
  • アイコンをホールドしながらもう一本の指でクリックすると右ボタンメニュー
  • 長いホールドでも右ボタンメニュー
  • ピンチイン、ピンチアウトでズーム
  • 二本指ドラッグの回転
  • 左右のフリックで次、前に進む

2009-05-09

私の気づいたiPhone 3.0の変更点&メモの同期(Notes Sync)機能

先日、iPhone 3.0 (iPhone OS 3.0) のBeta 3に触れる機会があったので、気づいた点を挙げておきます。
  • 全般
    • ダブルタップによるCut, Copy&Pasteは、起動に多少のぎこちなさがあるけれども、操作性はスムーズ。心配していたけれども、かなり使いやすい。
    • Spotlightの検索も、すばやく動いて、やはりとても便利。
    • いろいろなアプリの一覧表示の先頭に、検索窓が表示されます。
  • 日本語関連
    • FEPの変換中の文節の移動ができます。変換中の入力文字列の必要な箇所を指で触って文節を指定します。
  • ミュージック関連
    • 楽曲の並びが、今まで「a~z日本語」だったのが、「あ~んa~z」に変更。多少違和感あります。
    • ビデオのみのプレイリストは、今まで表示されなかったが、Musicアプリの中で表示および再生できるようになりました。
  • 互換性
    • MobileTerminalとBos Prefsはまだ動きません。
さて、個人的に思い入れの深い、メモの同期に関しては、Beta 3では下記のようなものでした。
  • iPhone 3.0を接続すると、iTunesの全般タブにに「メモ同期」の項目が現れる。今回Beta 3では、現行のiTunes8.1.1でもこの機能は有効でした。
  • 「メモ同期」をiTunesでONにし、次回同期すると、メモの同期が始まります。
  • メモの同期対象は、Mac OS XのMailアプリで見えている、すべてのメモです。つまり、ローカルフォルダのメモと、IMAPサーバ上のメモ形式のメッセージすべてです。
  • iPhone/iPod touchで作成したメモは、Mailアプリのローカルフォルダにコピーされます。
  • 更新分の差分同期が行われます。なお初回など、大量のメモの同期には何分もかかります。
  • Mailアプリが起動していなくても、メモの同期ができます。ローカルフォルダと直接、およびIMAPのキャッシュとの間で同期しているようです。
  • 同期はiTunes経由なので、ケーブルが必要です。
  • Windowsとのメモ同期はまだ試せていません。
音楽や写真、Podcastと同様に、iPodケーブルを使用してのメモ同期機能です。
Podcastで可能になったように、無線(Wi-Fiおよび3G)での同期ができるともっとよかったのにと思いました。

私の利用スタイルだと、現状では、最高でも週に一度しか同期しません(購読しているPodcastがDailyのものがなく、ほとんどWeekly)。
メモの同期は一日に何度も行いたい勢いなのに、iPodケーブルを使用した同期、かつ母艦が必要となると、私の使い方ではちょっと有用さにかけてしまうな、と思いました。
やはり、無線でIMAPフォルダと直接同期するような仕組みが欲しくなってしまいます。

2009-05-06

Kindle DXはiPhone OSのバリエーションのヒントになるか

2月にアメリカで発売開始されたKindle 2 (6inch、600×800、厚さ9.1mm、maclalalaさんの記事engadgetの記事)は、現状のiPhone/iPod touchに、後発ですが良く似た形状をしています。
いずれもいつでも持ち歩ける文庫本的な利用スタイルを目指している、好敵手だと思います。

New York Timesの記事は、9.7inch (約2倍の表示面積) のバリエーションであるKindle DXが近日発表されると予想しています。
週刊誌か、畳んだ新聞サイズといったところですが、iPhone/iPod touchの将来の大画面バリエーションの在り方を占う上で、とても良いベンチマークになると思います。
見やすい広い画面で、使いやすいCocoa touchが動くマシンが実現するのなら、早く見てみたいものです。
携帯性を絶対的に重視する用途と、広い画面での見やすさ・疲れにくさを重視する用途は絶対に両方あると思います。


[2009-05-07 00:30更新]
と、書き込みをした後にamazon.comを見てみたら、Kindle DXがもう発表されていました
なんというタイミングでしょうか。

表示エリアは1200×824、4GBストレージとのこと。

WindowsのブートローダーでLinuxとデュアルブートの方法

[2011-05-03] Ubuntu 11.04用の手順を作成しました。

Windows Vista SP2 RTM、Windows 7 RC、Ubuntu 9.04と新バージョンのリリースが忙しい4月でしたが、そんなにたくさん試せるマシンが手元にある訳がありません。
そこで、デュアルブート(Dual Boot)、トリプルブートをしたくなるのですが、Windows同士、Linux同士なら比較的楽でも、WindowsとLinuxの間では、ちょっと苦労します(しました)。
Windowsのほうが融通が利かないので、Windowsのブートローダーを使ったLinuxとのデュアルブートにしておいたほうが、後々安全そうです。
今回はかなり試行錯誤ののち、テスト用のマシンに下記のようにインストールしました。
  1. Windows 7を新規インストール(VistaやXPでもよい)。
    パーティションはNTFS(40GB)、空き(Ubuntu用20GB)、FAT32(データ用20GB)の3つを作成(FAT32のパーティションは必須ではなく、結局あまり使っていません)。
    なお、Windows 7は、フォーマットしていないパーティションもRAWディスクとしてドライブレターが付与されます。
  2. 次にUbuntuを真ん中の空きパーティションにインストール(ここでは9.04での動きを元に説明しています)。
    このとき、次の点に注意しました。
    1. パーティションの指定で、「独立したOSとしてインストール(Windowsは消さない)」をそのまま選ぶと、MBRがLinuxのブートローダ(Grub)で上書きされる(それでもデュアルブートにはしてくれるけれども、後々苦労しそうなので避ける)ので、「空き領域を最大限利用する」を選択。
    2. このときUbuntuのパーティションサイズがなぜか2.5GBの小さなものになり、先頭のWindowsのパーティションが35GB程度に拡張されるようになってしまうので、スライダーでWindowsのパーティションサイズを40GBに戻し、Ubuntuのパーティションを20GB確保する操作が必要でした。
    3. インストールウィザード最後の画面の「拡張」ボタンで、ブートローダのインストール先をsda5(今回Windows、Windowsのブート用の100MB、データの3つのパーティションがすでに存在するするので(それ+2))とします。
      これを忘れるとWindowsのブートローダが上書きされます。
      また、パーティション名は、パーティションエディタを横で起動して確認すると分かりやすいです。
    4. Ubuntuのインストールが終わったら、リブートしてWindowsで起動。
  3. WindowsのブートローダーからLinuxを起動するためのツールとして、grub4dosをダウンロードし、grldrとgrldr.mbrをC:\にコピー。
  4. Windows 7(Vistaでも同じ)のブートメニューに次のコマンドでUbuntuを追加(管理者モードのDOS窓で)。
    bcdedit /create /d "Ubuntu 9.04" /application bootsector
    bcdedit /set {xxxx} device partition=C:
    bcdedit /set {xxxx} path \grldr.mbr
    bcdedit /displayorder {xxxx} /addlast
      (XPの場合は、下記シノバーさんの記事の手順でブートメニューに追加します。)
  5. 引数なしのbcdeditで確認(「リアルモードブートセクター」のところに表示されること)。
  6. リブートして確認。
私も初めは、Ubuntuのインストーラでデュアルブート(GrubのメニューでWindowsを起動)を設定したほうが楽だと思って進めていたのですが、Ubuntuを再インストールしたくて、パーティションを間違った手順で削除してしまうと、WindowsのMBRを二度と復元できなくなった(Windowsの回復コンソールがどうやっても検出してくれない、bootsect f: /fixmbrがエラーする)ので、Windowsに優しい方法の方が良いと考えるようになりました。
また、Windowsでのデュアルブートの方法は、ケーズメモさんの「Windows VistaとUbuntu 7.10をデュアルブート」を参考に進めていたのですが、LinuxのMBRの抜き出しがうまくいかなかったことと、XPがない状態(ntldrがない状態)でやりたかったので、最終的には、grub4dosにたどり着きました(シノバーさんの「お家で使うLinux - WindowsからLinuxを起動する」が参考になりました)。
具体的なbcdeditの設定は、grub4dosのオンラインマニュアル「Load via bootmgr (Windows Vista/2008/7)」が決定打でした。

[2009-05-15] Windows 7専用の手順のような書き方だったので、VistaやXPに関するカッコ書きを追加しました。
[2010-01-11] Ubuntu 9.10の場合の手順を新しいエントリに書きました。Ubuntu 9.10はGrub 2になっているので、このままの手順ではブートできません。

2009-04-16

iPod touch/iPhoneでビデオPodcastをバックグラウンドで聞く方法

iPodでは、音楽や、音声のみのPodcastは、Safariなどを使用しながらでも、またスリープした状態でも聞き続けることができます。
映像付きのビデオPodcast(ビデオポッドキャスト)や、ビデオはこれができませんでした(他のアプリに切り替えたり、スリープすると、再生が停止する)。
映像をずっと見ていなくても音声だけでコンテンツが理解できるようなもの(ミュージッククリップなども)は、ながら聞きしたいですよね。

下記方法で、ビデオPodcast(Podcastではないビデオはだめそうです)を、ながら聞きできることを発見しました。
  1. ビデオPodcastを、通常通り、再生開始する。
  2. ホームボタンを押して、一度閉じる。
  3. ホームボタンをダブルクリックして、再生コントローラを出し、Playボタンを押す。そうすると、ビデオPodcastの音声の再生が再開される。
  4. 映像を見たい場合は、再度iPodアプリを開けばよい。
なかなか便利です(ビデオPodcastではないビデオで出来ないのが残念ですが)。
お試しください。

以前の関連記事:iPhone/iPod touch 2.0のミュージックアプリからビデオPodcastを再生できる 2008-08-26
[English version]

2009-04-12

HTC Touch Diamondに遭遇

ずっと前、年末のことですが、店頭でHTC Touch Diamondの実機があったので触ってみました。
Touch Diamond 2やTouch Pro 2もCPUは変わりないので、基本的な操作性は変わらないと想像します。
重量はiPhoneに比べると圧倒的に軽く、普段ポケットに入れて持ち歩くには良さそうなのですが、外装がいかにもプラスチックで、ぶつけるとすぐに割れてしまいそうな安っぽさがありました。
また、注目していたTouchFLOですが、目指しているところは間違っていなく、結構綺麗なのですが、いかんせんレスポンスが悪く、指で操作した後2~3秒しないと反応しない場面もありました。
Tweakツールを入れると良くなるのかもしれませんが、お店の方も、遅いと言っているようでは、ちょっといただけません。
WMWifiRouterとしての利用もありかと考えていたのですが、かなり引けてしまいました。

2009-04-09

Apple Keyboard (JIS)に遭遇

今更ながら店頭でApple Keyboard (JIS)(名前では区別できないですね、有線アルミキーボードのテンキーなしのMB869J/Aです。amazonでは間違えないか怖くて買えない)を見てきました。
もう、一言、良いですね(写真はDrift Diary 13さんから)。
キーも全体もしっかりしていて、コンパクトで、軽い。
想定スペックは、283mm×114mm×18mm 約250g(itmediaのWirelessテンキー付きの記事から)。今使っているサンワの以前の記事)より一回り小さくて軽い。

2009-04-01

iPhone OS 3.0の隠し玉、iPod 3D

iPhone OS 3.0の発表の際は、新しいハードウェアに関して何も触れられていませんでしたが、実はJobsの復帰のために準備したOne More Thingがあるとのことです。
2001年のオリジナルiPod、2004年のiPod photo、2005年のiPod video、2007年のiPod touch/iPhoneと時代を先導する形で進化を続けてきたiPodですが、ここにきてついに3D表示が可能となりました。

iPod touch 3DはiPod touchに比べて厚みが増すものの、裸眼3Dディスプレイと、3D UIを備えたフラグシップモデル。表示中の画像をZ軸方向につまみ上げる (Pickup) ことで、いつでも3Dモードを起動することができます。
iPod classic 3DおよびiPod nano 3Dは既存のclassic/nanoに3Dディスプレイを装備したもので、静的な3D画像および3Dビデオを楽しむことができます。
今回はiPhoneへの3Dディスプレイ採用 (iPhone 3D+3G) は見送られました(3G電波と3Dディスプレイ起動ドライバの間の電波干渉の問題らしいです)。

いずれのモデルも、iPhone OS 3.0を使用することで、OpenCLで作成した3Dデータをそのまま3Dディスプレイに表示可能です。
さらにQuickTime VR 3Dによって、3D表示された動画をダイナミックに操作可能です。

YouTubaやFrickarも3D画像、3Dビデオのサポートを開始し、Gooble Street View、Gooble Earthも直接QuickTime VR 3Dに対応することを発表。
また、Flip mino (Ciscoに買収)、Creative VadoもHD動画モデルに続き、3D動画モデルの計画を発表しました。

2009-03-20

iPhone OS 3.0の改善点

たくさんの改善点が発表されました。
現在のフォームファクタは今のところ維持されるようです。

Cut, Copy & Pasteもダブルタップで起動する操作がちょっと他の操作と混線しそう(意図せずやたらCopyバブルを出してしまいそう)だけれど、動きはスムーズなようです。
ホームページのページ・ドットと一緒に常駐するSpotlightも便利そうです。
でも、急がないでください、開発ライセンスなしで安直に3.0 Betaをインストールしてしまうと、ちょっと痛い目にあいそうです
ほとんどの機能は2.1.1でも代替ツールがあるそうなので、それでもう少し我慢しましょう。

また、外部機器との接続など、iPhoneよりむしろiPod touchで十二分な使い方が多く紹介されていました。
iPodの枠を超えて、小型機器のデファクトスタンダードを目指しているのかもしれません。
(いま、もう古典になりつつある「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!(Visual Basicの父Alan Cooper著)」を読んでいます。iPhone OSはユーザ・インタラクションに革命を起こせる可能性を持っていると思います。)

2009-03-13

iPhone/iPod touchのタイマーアプリもバックグランドで動く

ユーザーにとってはまったく期待した通りの動作なのですが、iPhoe/iPod touchの時計アプリのタイマー機能はバックグランドで動きます。(ちなみに今、私、カップ麺食べています。)
つまり一度タイマーをセットしたら、たとえ他のアプリを使っていても画面が消えていても、時間になれば、[1]画面割り込み(1.1.4では容易でしたが2.2ではそうはいかない)と、[2]ビープ音を(スピーカーなしでも)鳴らします。
今まで、iPhone OSでは、メール、ブラウザ(Safari)、音楽(iPodアプリ)の3つしかバックグランドで実行されないと思っていましたが、4つめのアプリとして時計(タイマー)が、(開発者から見て)この特別な権限を持つアプリに加えられることになります。

iPhone OS 3.0を静かに待つ

また賑やかな季節になってきました。
新しいデバイスが出るにせよ、OSの機能がどうなるにせよ、コピペがあろうがなかろうが... サプライズがあるのかないのか含めて、今回はあれこれ言わず火曜日を静かに待ちたいと思います。
[うわさ検索]

2009-03-12

親指より小さいiPodの操作は音声ナビ

(ごぶさたしてしまいました)
水曜日なのに新製品! それも驚きの小ささ。
iPhone/iPod touchで無くなったホイールが、このiPod shuffle 3rd generationでも無くなりました。
操作は専用ヘッドホンの3つのボタンwith音声ナビ。
単に機能縮小ではなく、複数プレイリストからの選択も可能になりました。

この新しいUIは、すぐに試してみたいですね! 使い勝手が高ければ、iPhone/iPod touchにも採用(だたiPod touch 1st generationや3Gなど旧機種ではコネクタが対応していない)して欲しいです。
さらに、次々世代くらいのiPodは、もっと小型化して、リモコンボタンのサイズにすべての機能が収まったりして…

[近況報告] 今更ながら、PowerBook G4 12inchにAirPort Extremeカードを追加しました。Vintage Computerに手ごろな価格の在庫があったからです。ドキドキしながらアメリカから荷物が運ばれてくるのを追跡システムで1週間毎日見ていました。
それと、Mac mini (Intel)の無線LANの感度が悪くて(木造自宅の1階から2階の距離)ずっと悩んでいたのですが、[1] アンテナが1本しかないこと、[2]設置場所を少し動かすことで大きく感度が改善すること、を見つけました。